夢6 - 川西町・三宅町式下中学校組合立式下中学校

「夢と希望の式下中学校」
川西町・三宅町式下中学校組合立式下中学校
夢たより
第6号
平成28年7月20日(水)文責
木寅
雅史
○人は、なりたい自分になれる!なりたいと思わなければ、かわれない!
「徹子の部屋」などの対談番組で、今をときめくお笑いタレントさんが、「実は無口
でネクラな少年でした」と言ったり、筋肉隆々のプロ格闘家が、「小さいころはいじめ
られっ子でした」などと、今のイメージと全く違う幼少時代を告白して、驚かされる
ことがあります。
ちょっと考えてみましょう。「本当の自分」とは何でしょう?中学生の自分、スポー
ツ選手としての自分、気がおけない友達と一緒の自分、インターネット上の自分、家
族としての自分・・・・。つまり、ただ一つの自分なんてないのです。だからこそ、
私たちはいろんな自分になれる可能性があるのです。
ここは一つ、今までのキャラを変えて、心機一転「自分」のバリエーションを増や
して、もう一つ上のステージに「ステップアップした自分」になってみませんか。夏
季休業をきっかけに、その時を迎えてほしいと思います。
○7月31日「人権を確かめあう町民の集い~やさしさとぬくもりをもとめて~」
夏季休業中の7月31日に、三宅町文化ホールで、お
笑いコンビ麒麟田村裕さんの講演会が開催されます。テ
ーマは「麒麟田村氏と考える、思いやりで笑顔になる」
です。田村氏は、中学生時代の自叙伝「ホームレス中学
生」で中学生時代の壮絶なホームレス体験や周囲の温か
な人たちの出会いを通じて感じた人と人とのつながりを
講演いただけます。参加無料ですし、よかったら参加し
てはどうでしょうか。また、この集いには、本校の東晃
太郎くんが、自分の気持ちを綴った「大切な友達」の紹
介をする予定です。緊張せずに頑張ってください。
○ところで、なぜこの7月に「人権」に関わる集会が多いのかといえば!?
7月は、差別をなくす強調月間だからです。(人教部 藤井康夫)
奈良県は、昭和44年(1969)年7月10日に同和対策事業特別措置法が制
定されたことを記念して、昭和49(1974)年に「差別をなくす週間」を定
めました。その後、昭和57(1982)年7月からは「差別をなくす強調月間」
と改め、現在に至っています。この月間中、各機関・団体が連携し、講演
会や街頭啓発など、様々な機会や場を通じた教育・啓発活動を推進し、県
民の人権尊重意識の一層の普及・高揚に努めています。
僕は直観で淡々と物事を進めていくタイプで友達はじっくりと考えなが
ら物事を進めていくタイプです。それなのにどうして仲良くなることがで
きたのでしょう。僕は考えてみました。そしてこの夏の出来事で発見する
ことができたのです。
お祭りにいっしょに行ったときのことです。たくさんの人、人、人の中、
「あの人知っている。」
「あの人見たことある。」
と思っても、ものすごい人ごみの中をかきわけてまで僕は声をかけに行き
ませんでした。でも友達は人並みに押し流されそうになりながらも声をか
けに行くことができます。橋渡しのような役割をしてくれた友達のおかげ
でお祭りをより楽しむことができました。
僕が出来ないことが出来る友達は素敵だと思いました。
その時に分かったのです。おたがいに自分にないものをもっていておぎ
ないあうことで楽しさやうれしさが生まれ、心地よいのだと。互いに違う
から刺激となり、高め合えるので一緒にいたくなるのだと。
『友達は自分の映し鏡』だと聞いたことがあります。自分の周りにいる
友達は自分と似ているということです。だからいい友達と出会えるように、
もっとすてきな人になりたいです。そうなるためには、部活や習い事の友
達と交流を深めることが大切だと思います。幼い時から続けている空手は
精神を鍛えるのでこれからも続けていこうと思います。そして中学校の部
活の卓球も二人で組むダブルスはお互いがお互いのことを分かっていない
とできません。なので今、パートナーといっしょに力を合わせて練習していま
す。だれかに助けてもらわないと人は生きていけません。助け合ってがんばっ
ていこうと思います。そうやっていろんな人と関わりを持ち、たくさんの経験を
していく中で、人の良さややさしさをもっともっと発見できるよう『人間力』を
みがいていきたいと思います。
*東くんの『人間力』の磨きに期待します。
○あわせて、標語と人権ポスター
の紹介です。
標語:「言葉はね、いためるための
武器じゃない
手段」
(3年生)
左の作品:1年生の大喜多美久さん
が小学校の時に描いた作品です。
「悲
しい顔をしている人に笑顔になって
○次に、東晃太郎くんの「大切な友達」も掲載します。
「大切な友達」
東 晃太郎
僕には幼稚からのつき合いの友達がいます。僕と友達は性格がまったく
違います。
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人とつながる大事な
ほしくて、また、笑顔になるってどれ
だけ大切なのかを伝えたくて、この
ポスターを描きました」とコメントが
あります。素敵な標語・作品です。
-2-