プロトロンビン時間における INR 報告値についての重要なお知らせ

平成 22 年 11 月
お客様各位
株式会社エイアンドティ-
プロトロンビン時間における INR 報告値についての重要なお知らせ
拝啓
時下ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。
平素は、弊社装置・試薬をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
この度、血液凝固分析装置の PT-INR 値が、補正係数を入力しているにもかかわらず他
の分析装置の値と乖離するという現象がありましたので、その内容に関してご案内申し
上げます。
今後とも、弊社並びに弊社製品をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
敬具
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記
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1.現象
院内の血液凝固分析装置の PT-INR 値を院外(外注先)の分析装置の PT-INR 値に合
わせるため、分析装置導入時に補正係数(ソウカンケイスウ、ISI、コントロールな
ど)を入力し使用していた。最近、院外(外注先)の PT-INR 値と比較して、差異が
生じている。
2.要因
現象についての PT-INR 値の差異は、院外(外注先)の血液凝固分析装置の試薬が変
更になったことが原因である可能性が高いと思われます。
院外(外注先)の血液凝固分析装置において、測定に用いる PT 試薬が新しい試薬*
に変更された時、新しい試薬で測定された PT-INR 値は、従来の試薬で測定された
PT-INR 値と互換性がない場合があります。
*新しい試薬:従来とは異なる製品(試薬)
3.対応について
本現象は異なる機種・試薬間の PT-INR 値を補正係数などで管理するときに起こりえ
る現象です。特に院外(外注先)の血液凝固分析装置において、PT 試薬が変更され
ていないか 定期的なご確認をお願いします。
院外(外注先)の PT 試薬に変更があり、院内と院外(外注先)の血液凝固分析装置
の PT-INR 値を合わせる場合には、新しい補正係数を入力する必要があります。
新しい補正係数の入力をご希望の場合は、弊社カスタマコールセンターまでご連絡
をお願いします。
以 上