平成28年6月30日

平成28年度
第1回
八幡浜市子ども・子育て会議
要録
1
日
時 平成28年6月30日(木) 15時~16時25分
2
場
所 八幡浜市役所
3
出席委員 13名(2名欠席)
4
議
八幡浜庁舎
5階 全員協議会室
事
⑴
会長・副会長の選任について
⑵
子ども・子育て新制度施行後の八幡浜市の子育て支援状況について
⑶
白浜保育所民間委託後の夜間・休日保育の利用状況について
⑷
八幡浜市地域型放課後児童見守り事業補助金制度について
⑸
八幡浜市子育て応援ポスト設置事業について
⑹
保内地区での保育所整備について
⑺
松蔭保育所の廃止について
5
そ の 他
議事
⑴ 会長・副会長の選任について
事務局説明
事務局より、会長・副会長の選任について説明。
事務局提案により、会長に大城委員、副会長に佐々木委員を選任。
⑵ 子ども・子育て新制度施行後の八幡浜市の子育て支援状況について
⑶ 白浜保育所民間委託後の夜間・休日保育の利用状況について
事務局説明
事務局より、子ども・子育て新制度施行後の八幡浜市の子育て支援状況について、
白浜保育所民間委託後の夜間・休日保育の利用状況について説明。
質疑・意見内容
(委員)
子育てサポートでしなければならないことの中に、子育てに関する親の
意識への啓発があるが、具体的にどのような取り組みがなされているか。
(事務局) 児童センターの行事内容等をHPに掲載し、パンフレットも各保育所・
幼稚園・公民館等に配布。子育てハンドブックを26年度から赤ちゃん訪
問を対象に配布。転入者にも配布し、親の意識への啓発を行っている。
(委員)
親にとって便利なシステムは子どもからすれば少し愛情が足りない状況
でもある。子ども・子育て新制度で要になってくるのが親に対する啓発で
ある。そのことを同時に進めなければ、子どもが置き去りになる。親の意
識への啓発充実は考えていく必要がある。
(会長)
制度が充実することで親と子どもが共に過ごす時間が少なくなってお
り、そこで親が子どもをどう育てていくか、親としての在り方をどう確
立していくかをフォローできたらという意見だが、フォローできるとこ
ろはあるか。児童センターを利用するときに親子で利用してもらい、そ
の際に子育ての方法や親子の関わり方を教えていくみたいなところはあ
るか。
(事務局) 児童センターで年齢別の0歳児、1歳児、2歳児の各コースがあり、
これを利用して親子の関わりを学ぶ事業がある。エンゼル広場でも誕生
会等を行っており、保育士が子育ての相談等を受けながら啓発している。
その他には、保健センターの健診で保健師がひとりの子どもに対して6
回、4か月から健診相談をしており、情報共有しながら啓発している。
(会長)
制度は充実させたうえで親子関係のつながりも綿密にしていく必要が
ある。制度と実態を十分に把握しながら進めていきたい。
(委員)
保育所の利用について、スポットで利用することは可能か。また、八
幡浜市民以外の方で勤務先が八幡浜市にある方の利用は可能か。
(事務局) スポットでの利用については一時保育事業を愛宕と喜須来で行ってお
り、月に 15 日以内で利用が可能。
(委員)
事前に登録は必要か。市外からの受け入れは可能か。
(事務局) 事前予約が必要だが、緊急の場合は受け入れる。基本的には事前登録
で面接し、前月に予約の日数を受けている。市外に関しては、産前産後
等市外からお産で帰る方で、祖父母が八幡浜市にいる場合は利用可能。
(会長)
産前産後等の特殊な事情に限ってのみ利用可能で、市外の方が普段の
仕事が忙しい時に預けるというのは無理か。
(事務局) 市外の方に関しては、勤務先が八幡浜市内でも一時保育事業は対象外
としているが、通常の入所は広域入所として受け入れている。
(委員)
検討の余地はないか。制度があれば実施してほしい。
(会長)
やむを得ず、里帰り出産の時は受け入れしており、枠は広げていると
いうことでご理解いただきたい。
(事務局) 近隣市町でも一時保育は当該市町在住者を対象としており、原則とし
て住所地の施設を利用してほしい。
(委員よりその他意見なし。)
⑷ 八幡浜市地域型放課後児童見守り事業補助金制度について
事務局説明
事務局より、八幡浜市地域型放課後児童見守り事業補助金制度について説明。
本事業は、市内の小学校区内で放課後児童健全育成事業を実施していない地域(日
土、双岩、川上、真穴の4つの小学校区)で、地域の住民や児童の保護者等で組織
する団体が、放課後や週末等に児童が安全に生活できる居場所を確保するために行
う事業に対し、必要な費用を補助し、保護者が安心して就労可能な環境を整備する。
質疑・意見交換
(委員より意見なし。)
⑸ 八幡浜市子育て応援ポスト設置事業について
事務局説明
事務局より、八幡浜市子育て応援ポスト設置事業について説明。
市では今年度、国の地域少子化対策重点推進交付金を受け、地域の子育て世帯、特
に小学校就学前の子育て世帯の幅広い意見を常時吸い上げる環境を整備し、意見やニ
ーズを分析し、課題を地域団体と協働で実施するワークショップ等を通じて、地域の
問題は地域で解決する仕組みを構築する。本事業により、育児の負担感・不安感を減
らしてもらうことで、第 2 子・第 3 子を産みたいと思える地域、子育てに温かいまち
を目指して取り組みを進めたい。
質疑・意見交換
(委員)
ポストの設置はいいが、ポストに投稿された意見の回答はどのように考
えているか。また市長まで上がった内容の回答についてもどうか。
(事務局) 市のHP内の特設サイトで回答することにしている。
(委員)
事業の内容や、投稿方法等の周知は徹底してやっていると思うが、意見
への回答方法は少し考えるべきではないか。意見が多く集まり、市長まで
問題点が届くとしても、回答が遅ければ次から投稿する人はいなくなる。
(事務局) ご意見を参考に検討したい。具体的に何か案はあるか。
(委員)
例えば、ポストの横にボードを置いて、そこで投函された方への回答を
掲示し、回答の問合せ先を具体的に書いておくのがよいのではないか。
(委員)
ポスト設置はいいが、本当に困っていることはポストがなくても、例え
ば病児保育の問題とか把握しているものがあると思う。子育てしやすい街
ナンバーワンとなるとそのあたりのことを取り組んでほしい。市立病院も
新しくなる中で、何か詰めた取り組みをしていただきたい。
(事務局) 寄せられた意見で、すぐに回答できるものと、検討していくものとに分
かれるが、すべて一回お聞きして、各方面に実現の可能性について検討し
ていきたい。病児保育については現在のところ具体的には進んでいない。
ポスト事業について補足すると、本事業はソフト面の各個人の些細なこ
と、普段表に出て来にくいような悩み、心配ごと等の細かなことを拾い上
げて対応していきたい側面も大きな狙いとしてある。
(会長)
そこが大きなポイントで、今回新しく、かわいい子育て支援のシンボル
キャラクターができており、これを見ることで、子育ての相談がしやすい
街であることをPRしてやっていきたい。皆さんもアピールしてほしい。
(委員)
子育ての不安を持っている方は、ほとんどの方が話を聞いていただいた
ら、ほっとして、それだけで不安が解消する。昔もこうだった、あなたた
ちも育った時こうだったと話すことで、不安をなくす方がたくさんいる。
話の中で病的だなと感じる場合等は、専門の方に対応してもらえるような、
相談の場という形態もいいのではないか。
(会長)
先ほどの意見でもあったが、相談内容に対してレスポンスよく対応で
きるような方法をとることが、委員さんの回答にもつながるのではと思
う。運用面でポストに入れる紙をどうするのか、意見に対する回答をど
うするのか、そういったところを十分に考えて実施してほしい。
(委員よりその他意見なし。)
⑹
保内地区での保育所整備について
事務局説明
事務局より保内地区での保育所整備について説明。
旧保内地区にある喜須来、川之石、宮内の各保育所は建築から35年以上が経過、
老朽化が目立っており、今後発生が予測される南海トラフ大地震の際の安全確保が急
務となっている。また、少子化や女性の社会進出等、保育業務を取り巻く環境の変化
により、旧来の保育施設では十分なサービスを提供することが難しくなっており、施
設の改修等が必要になっていることから、より良い保育を提供するため、老朽化した
旧保内地区の3園を廃止し、旧保内地区の中心部で交通の便が良いゆめみかん横地に
新たに保内保育所(仮称)を建設する。旧保内地区には子育てを支援する大規模な施
設がないため、並行事業として大型の児童センターも建設し、安全安心な子育て環境
を提供したい。
質疑・意見交換
(委員)
保内の3保育所と児童センターとを一緒に整備するのは理解できるが、
子ども・子育て新制度との関係で話をさせていただくと、新制度の主な
取り組みの中に、「幼児教育と保育を一体的に提供する認定こども園の
充実」と謳われている。保内には公立の幼稚園があるが、認定こども園
としての整備は考えなかったのか。
(事務局) 幼稚園については所管が学校教育課になるが、幼稚園も保育所も定員
が足りている中で、いきなり認定こども園の設置を進めた場合には混乱
が大きいと判断しており、今のところ認定こども園を設置する考えはな
い。
(委員よりその他意見なし。)
⑺ 松蔭保育所の廃止について
事務局説明
事務局より松蔭保育所の廃止について説明。
今年度末で建物建築から44年を経過し、平成30年度中に建物の耐用年数(4
7年)を迎えることから、平成29年度から新規入所児の受入れを原則停止し、平
成29年度末に廃所する。廃所後の児童は愛宕、白浜両保育所でそれぞれ受入れす
る予定。
質疑・意見交換
(委員より意見なし。)
5 その他
質疑・意見交換
(委員)
議事5「子育て応援ポスト設置事業」の資料4で、突然ナンバー1プ
ロジェクトとあるが、本来は子育てしやすい街ということで第一弾、第
二弾、第三弾といろいろあって、ナンバー1が達成できるものと思うが、
なぜ資料4の見出しにだけナンバー1プロジェクトになっているのか
という感じをもった。ポスト設置事業をしたら子育てナンバー1になる
のかといえばそうではなく、これは一手段だと思うがいかがか。
(事務局) 今回の事業はナンバー1プロジェクトの「企画その1」という感じで
打ち出した方がいいという意見で、子育てナンバー1になるためには、
この他にもまだやるべきことがたくさんあり、それだけでは達成できな
いという意見をいただいたものと思う。実際はナンバー1プロジェクト
の第1弾ということで、今後もいろいろな企画をしていきたいと思う。
具体的な構想はまだ持っていないが、これだけで足りるとは思っていな
い。
(会長)
まず今回の事業は第一歩。ナンバー1プロジェクトの第一弾と捉えて
いただければと思う。将来的には病児保育等も実践できるようになれば
と思っている。
(委員よりその他意見なし。)
(会長)
閉会とする。