pH メータ Φシリーズ Φ410 ハンドヘルド pH メータ Φ510 ベンチトップ pH メータ 取扱説明 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 1 目次 ・クイックスタートガイド Page 3 ・一般機能 ・pH キャリブレーション ・測定データの保存 ・ログデータの保存 ・データ、ログデータの呼び出し ・保存されたデータ、データログの削除 ・全ての保存データの削除 ・キャリブレーションデータの保存 ・保存されたキャリブレーションデータの呼び出し Page 5 Page 9 Page11 Page12 Page13 Page14 Page14 Page16 Page17 ・セットアップ機能 パスワードの入力 パスワードの設定 Stabilization ロック ON/OFF 温度単位の変更 サウンド ON/OFF 自動電源シャットオフ 時間の設定。 日付表示フォーマットの設定 月日の設定 年の設定 データログ間隔の設定 pH キャリブレーションポイントの消去 pH キャリブレーションのアラーム設定 pH 分解能の設定 pH キャリブレーションポイント数の設定 pH キャリブレーションメソッドの設定 マニュアルでの温度補正 ( Page18-34 ) Page19 Page20 Page22Page23 Page24 Page25 Page26 Page26 Page27 Page28 Page28 Page29 Page30 Page31 Page32 Page32 Page34 ・Error Code Page35-38 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 2 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 3 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 4 一般機能 音 ・ 3 連続の短い音はキャリブレーション中に測定値が安定した事を知らせま す。”Stabilization Lock setting”にかかわらず鳴ります。 ・ 短い 1 回の音は”Stabilization Lock ON”の場合測定値が安定すれば鳴ります。 ”Stabilization Lock OFF”の場合は鳴りません。 ・ 2連続の長い音はエラー表示して、エラーを知らせます。 オートパワーオフ 初期設定では最後のキーを押した後,20 分経過すると電源が切れます。 オートパワーオフは 1 分から連続(パワーオフされない)まで設定できます。 “Bluetooth”によってデータ転送中並びに USB を接続している場合はオートパワ ーオフは機能しません。 LED Display Backlight Display Backlight は Light Key をおして動作させます。 最後のキーを押した後、2 分間後に消灯します。 Bluetooth Wireless Communication. Bluetooth Wireless の接続は PC へデータを送付するだけでなく、リアルタイムの データを見る事も出来ます。 USB Communication. USB の接続は PC へデータを送付するだけでなく、リアルタイムのデータを見る 事も出来ます。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 5 Low Battery Indicator. Low Battery のアイコンは残量が 25 時間以内になると現れます。 この表示が現れた後、電池交換をしなければ、最終的には使用できなくなりま す。信頼性のある測定ができなくなるまで消耗すれば、bAt の表示が現れ、電池 を交換しないと使用できなくなります。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 6 pH 温度保障 温度保障電極を本体へ差し込むだけで自動的に温度保障されます。 温度保障電極が無い場合は温度は 25 度に設定されます。設定温度は ユーザがマニュアルで選択できます。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 7 USB コネクター pH510 ベンチトップ pH メータは USB が接続できます。pH410 ハンドヘルド pH メータはできません。 全ての保存したデータを PC へ転送できます。 PC 上で操作でリアルタイムの測定値を見る事が出来ます。 ・ ・ ・ ・ ・ 本体の電源を切って下記の USB 2.0 A/B Cable を用いて接続します。 USB driver は CD に含まれています。PC software ガイドに従って接続します。 本体の電源を入れ、SmartLoggerⅡのソフトを開きます。 本体に接続する為に”Find Meter”をクリックすします。 使用方法については CD に含まれているマニュアルを参照してください。 Bluetooth Wireless 接続 pH 410 は Bluetooth Wireless を用いて PC に接続できます。pH510 は出来ません。 PC からの操作でリアルタイムの測定値を見る事ができます。 SmartLoggerⅡの操作マニアルを参照してください。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 8 pH キャリブレーション ・ キャリブレーションポイントは 1~5 ポイントまで変更できます。 ・ 変更はシステムアドミニストレータによって行なわれます。 ・ 初期値は 2 ポイントに設定されています。変更方法は「セットアップ機能 pH キャリブレーションポイント数の設定」に別途記載しています。 ・ 1)”PH”を押します。 2) 最初のバッファ液に電極を入れます。 注)前のキャリブレーションデータを削除する場合は”Cal”続いて“Delete”を 押します。 3)”Cal”を押すと“CAL アイコンがフラッシュします。 4) バッファ値が正しければ”Enter”を押します。バッファ値はキャリブレーショ ンが完了するまでフラッシュします。 もし値が正しくなければ▲か▼を押して他のバッファを下記より選択します。 (1.68,4.01,6.86,7.00,9.18,10.01,12.45) pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 9 注)フラッシング中に”pH”又は“Cancel”を押すとキャリブレーション は中止されます。 5) キャブレーションが終了するとビープ音が 3 度鳴り、デスプレイに Cal2 が表示されます。(初期設定は 4.01 です。システムアドミニストレー タにより別途変更できます) 6) 電極を蒸留水で洗浄し、次のバッファ液につけます。 7) バッファ値が正しければ”Enter”を押します。バッファ値はキャリブレーシ ョンが完了するまでフラッシュします。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 10 9) 2 点校正の場合はビープ音が 3 回鳴り”Slope””MV” 及び pH7 での”Offset”が表示されます。 データを確認後、”pH”か””Store”を押します。 3 点以上の校正の場合は、同様の操作を繰り返し、キャリブレーションを完了 させます。 注)%スロープは測定値と理論値(25℃で 59.16MV per pH)の比で定義されま す。 もしスロープが 85 から 102%の間に無ければ Error code”E04”が表示されま す。 2 点以上の校正の場合は、スロープは全てのポイントの平均スロープで表示さ れます。又 pH7.00 で±30MV より大きいと Error code “E03”が表示されま す。 測定データの保存 ・ データは 999 個まで保存する事ができ、保存したデータは確認、ダウンロー ドやプリントができます。それぞれの測定値に対して以下の情報を保存でき ます。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 11 1) 測定モードで”Store”を押します。メータは次のサンプルナンバーを表示 して“?”アイコンがフラッシュします。 2) データを保存するには”Store”を再度押します。 3) 異なったサンプルナンバーにデータを保存するには、ナンバーキーにて変更 します。“Enter”を押すとデータが保存され、測定モードになります。 注)サンプルナンバーが重複している、もしくはメモリーが満杯の場合はビー プ音が 2 度鳴ります。”Delete sample”が表示されるので”Enter”を押す とデータはオーバライドされます。“Cancel”を押すと保存されず、測定モ ードになります。 ログデータの保存(Datalogging) 1~999 秒間隔で 999 個までのデータログ(連続データ)を記録する事ができま す。 注)滴定など早い応答を要求される場合は、「セットアップ機能」で “Stabilization”を Off にしてください。 1)測定モードで”Log”を押すと、設定された間隔でデータログを開始します。 “Logging”アイコンがフラッシュして、右下に集めたデータポイントの数を 表示します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 12 2)停止するには”Log”キーを押します。再開するには再度”Log”キーを押し ます。 データの損失を防ぐ為、メモリーがフルになった場合には、偶数個目の全て のデータを削除してデータログを続けます。 注)再キャリブレションアラームはデータログ中は無効です。 データ、ログデータの呼出(Recalling Stored or Logging Data) 1) 保存したデータログを呼び出す“機能です。 2) 測定モードの間に”Recall”キーを押します。 3) 保存されたデータを呼び出すには”Store”を、ログデータを呼び出すに は”Log”キーを押します。 4)”Recall”を押すと最後に保存されたデータのサンプル番号が表示されます。 他のデータを呼び出すには数字キーで指定して “Enter”を押します。 注)データの無い番号を指定した場合は “NO”と表示されます。 “この場合は、 ▲か▼でスクロールしてデータを探してください。 5)データが保存された時間を表示するには”Time”キーを押します。 6)データが保存された日付を表示するには”Time”キーを再度押します。 元の測定モードにもどるには”Time”か”pH”か”Cancel”キーを押します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 13 保存されたデータ、データログの削除 1) 最初に削除するデータを呼び出すために”Recall”を押します。 “ Store””Cal””Log”を押してデータ、校正データ、ログデータを指定 します。 データを確認するために”Recall”を押します。他のサンプル番号を選ぶ場 合は数字キーで指定して”enter”を押します。 2) 削除するサンプルが表示されたら“Delete”キーを押します。”Delete Sample?”と表示されるので”Enter”を押します。削除しなしない場合 は”cancel”又は”PH”を押して測定モードに戻ります。 全ての保存データの削除 1)最初に”Recall”を押します。 “ Store”や””Log”を押してデータまたはログデータを指定します。最 後に保存されたデータのサンプル番号が表示されます。 データを見るには”Recall”キーを押します。 2) サンプル番号が表示されたら”Delete”キーを押します。 “Delete sample?”と表示されます。 3) ”0”キーを押して”Enter”を押します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 14 4) デスプレイに”ALL”と表示されます。 5)Enter を 押 せ ば 全 て の デ ー タ は 削 除 さ れ ま す 。 削 除 し な い 場 合 は”Cancel”を押して元に戻ります。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 15 キャリブレーションデータの保存 メータは、最新の 10 個のキャリブレーションについて、以下のデータを保存で きます。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 16 保存されたキャリブレーションデータの呼び出し 1) 測定モードで”Recall”を押します。”cal”キーを押すと、最新のキャリ ブレーションデータの番号が表示されます。 2) “Recall”を押すとデータが表示されます。他のデータを表示するには数字 キーで選択して”Enter”を押します。▲または▼でスクロールして他の校 正ポイントのデータを見られます。 3) 保存されたキャリブレーションのmV 値を見るには”Enter”を押します。ス ロープを見るには再度”Enter”を押します。”Recall”や”Cancel”で元 に戻ります。 4) 保存された時間を見るには、”Time”キーを押します。日付を見るには再 度”Time”キーを押します。 5) “Cancel”や”pH”で 測定モードに戻ります。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 17 セットアップ機能 1)セットアップ機能を変更するには”Setup”キーを押します。 パスワードが設定されている場合は、パスワードを入力してください。。 2)▲か▼でスクロールして変更する項目を探します。 3)“Enter”を押して変更する項目を表示させます。 4)▲か▼でスクロールして選択します。 5)“Enter”で新しい設定をメモリーに記録させます。 6)“Setup”で測定モードに戻ります。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 18 セットアップ機能にアクセスする為のパスワードの入力 (パスワードが説定されている場合) 1) “Setup”キーを押すと次の画面が現れてパスワードを要求します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 19 2) 数字キーを使用して 4 文字のパスワードを入力します。 3) もしパスワードが間違っていれば下記の画面が現れます。 Cancel を押して再入力します。測定モードに戻るには“PH”キーを押します。 パスワードの説定 1) “Setup”キーを押します. 2) セットアップ画面がでるまで、▲か▼を押します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 20 3)”Enter”を押すと下記の画面が出て、デフォルトの”NO”が表示されま す。 4) “YES”の画面がでるまで、▲か▼を押します。”Enter”を押します。 5)数字キーでパスワードを入れて”Enter”を押します。 注)パスワードを要求しないようにするには”0000”を入れます。 注)セットアップを出た後、5 分間又は電源を切るまではパスワードは有効にな りません。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 21 Stabilization ロック ON/OFF 測定値が安定した時に、数値を固定し、わずかな変化を無視する機能です。大 きな変化が確認されれば自動的に OFF になります。 滴定やわずかな変化を確認する場合は、OFF にすることをお薦めします。 デフォルトは OFF になっています。 1)”Setup”を押します。 2)Stabilization Lock 画面が現れるまで、▲か▼を押します。 3)”Enter”を押すと現在の設定が示されます。 4) ▲か▼を使用して選択し”Enter”を押します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 22 温度単位の変更 ℃又はF。デフォルトは℃ 1)”Setup”を押します。 2)温度単位の画面が現れるまで、▲か▼を押します 3)”Enter”を押すと現在の設定が表示されます。 4) ▲か▼を使用して選択し”Enter”を押します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 23 サウンド ON/OFF 1)”Setup”を押します。 2)サウンドの画面が現れるまで、▲か▼を押します 3)”Enter”を押すと現在の設定が表示されます。 4)▲か▼を使用して選択し”Enter”を押します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 24 自動電源シャットオフ 設定時間経過後、バッテリーの節減のため、本体の電源を自動的に切る事ができます。 切れる前に1分間断続的にビープ音が鳴ります。 本体の電源を切るまでは、この設定は有効になりません。 デフォルトは20分です。 1)”Setup”を押します。 2)Meter Automatic Shutoffが現れるまで、▲か▼を押します 3)”Enter”を押すと電源を切るまでの時間が表示されます。 4)数字キー又は▲か▼を使用して設定します。 “000”を入れると自動では切れません。 “Enter”で保存します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 25 時間の設定 1)”Setup”を押します。 2)時間の画面が現れるまで、▲か▼を押します。 3)”Enter”を押すと現在の設定が24時間単位で表示されます。 4)数字キーで設定して”Enter”で保存します。 日付表示フォーマットの設定 月/日/年又は日/月/年のどちらかのフォーマット入れる事ができます。 1)”Setup”を押します。 2)日付フォーマットの画面が現れるまで、▲か▼を押します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 26 3) ”Enter”を押します。 4) ▲か▼を使用してフォーマットを選択し”Enter”を押します。 月日の設定 1)”Setup”を押します。 2)日時の画面が現れるまで、▲か▼を押します。 3)”Enter”を押すと現在の設定が表示されます。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 27 4)数字キーで設定して”Enter”で保存します。 年の設定 1)”Setup”を押します。 2)日時の画面が現れるまで、▲か▼を押します。 3)”Enter”を押すと現在の設定が表示されます。 4)数字キーで設定して”Enter”で保存します。 データログ間隔の設定 1秒から999秒まで設定する事ができます。 デフォルトは10秒です。 1)”Setup”を押します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 28 2)データログ間隔の画面が現れるまで、▲か▼を押します。 3)”Enter”を押すと現在の設定が表示されます。 4)数字キーで設定して”Enter”で保存します。 pHキャリブレーションポイントの消去 キャリブレーションポイントの消去が可能です。 キャリブレーションポイントを消去した場合、再使用する前に再キャリブレー ションする事は重要です。 1)”Setup”を押します。 2) キャリブレーションポイントの消去の画面が現れるまで、▲か▼を押します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 29 3)”Enter”を押します。 4)キャリブレーションポイントを消去するかの確認画面が表示されます。 デフォルトはNOです。 5)▲か▼を使用してYES選択し”Enter”を押します。 pH キャリブレーションのアラームの設定 再キャリブレーションの警告を1時間から1999時間まで設定する事ができます。 デフォルトは”000”で警告無しです。 1)”Setup”を押して、pH モードを入力する為に“pH”を押します。 2)pH キャリブレーションアラームの画面が現れるまで、▲か▼を押します。 3)”Enter”を押すと現在の設定が表示されます。 “000”はアラームはオフを意味します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 30 4)数字キー又は▲か▼を使用して設定します。 5)”Enter”で保存します。 pH分解能の設定 分解能は0.1pH又は0.01pHを設定できます。 Stabilization Lockは0.1pHの場合より、速くロックされます。 1) ”Setup”を押して、pH モードを入力する為に“pH”を押します。 2)pH分解能設定の画面が現れるまで、▲か▼を押します。 3)”Enter”を押すと現在の設定が表示されます。▲か▼を使用して設定します。 4)”Enter”で保存します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 31 pH キャリブレーションポイント数の設定 デフォルトは2ポイントです。2,3,4,又は5ポイントが設定できます。 1) ”Setup”を押して、pH モードを入力する為に“pH”を押します。 2)pH キャリブレーションポイント設定の画面が現れるまで、▲か▼を押します。 3)”Enter”を押すと現在の設定が表示されます。▲か▼を使用して設定します。 4)”Enter”で保存すします。 pH キャリブレーションメソッドの設定 キャリブレーション時に使用するバッファの種類を設定する事ができます。 デフォルトは2ポイントで最初がpH7.00で2番目が4.00です。 1) ”Setup”を押して、pH モードを入力する為に“pH”を押します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 32 2)pH キャリブレーションメソッド設定の画面が現れるまで、▲か▼を押します。 3)”Enter”を押すと最初のキャリブレーションポイントのバッファpHが表示 されます。 4)他のバッファpHに変更するには▲か▼を押して選択します。 5)“Enter”を押すと最初のバッファ値がセットされ、次のバッファpHが表示さ れます。 6) 4),5)を繰り返してバッファpHをセットします。以前にセットしたバッファ pHは表示されません。 7)最後のキャリブレーションバッファpHを入力した後”Enter”を押すと保存 されます。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 33 マニュアルでの温度補正 温度補正電極使用すると、自動的に温度補正を実施します。 温度補正電極を使用しない場合は、25℃の初期設定値で温度補正されます。 1) ”Setup”を押して、pH モードを入力する為に“pH”を押します。 2)マニュアル温度補正の設定画面が現れるまで、▲か▼を押します。 3)”Enter”を押すと現在の設定が表示されます。 4) ▲か▼を使用して温度補正値を設定します。 5)“Enter”で保存します。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 34 Error Code 電極コンデションの不具合等のエラーコードは、無効にして、電極交換時まで 使用し続ける事ができます。 1) エラーが表示された時は、まず最初にエラーの原因を特定します。キャリブ レーションや他のエラーを無効にするには”Cancel”を押して”PH”キー を押します。 2) エラーを無効にする事は推奨できませんが、必要な場合は”Enter”を押し て、▲を”Yes”がでるまで押します。”Yes”を押せばエラーは無効になります。 最後に”Enter”を押します。 注)すべてのエラーを無効にする事はできません。 エラーコード 原因 処置 E03 電極のOff Set エラー pH7のMVの読みが0.0mV± 30mV以上になっている。 電極のクリーニングを実 施する。もし改善できな ければ、電極の交換が必 要。 一時的に使用するにはエ ラーを無効にして下さ い。”Enter”を押して “Yes”を押す。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 35 エラーコード 原因 処置 E04 電極のスロープエラー。 pH単位の起電力が 59.16mVに対して102%以 上であるか。85%以下であ る。 電極のクリーニングを実 施する。もし改善できな ければ、電極の交換が必 要。 一時的に使用するにはエ ラーを無効にして下さ い。”Enter”を押して “Yes”を押す。 E08 キャリブレーション中に 値が安定するまでの時間 が長い。 電極のクリーニングを実 施する。 スターラやAC電源を変え て見る。バッファの温度 が一定でない、 改善しなければ電極の交 換が必要。 E14 過度のバッテリーの低 下。 バッテリーの交換。 E15 Bluetoothのイニシャラ イズエラー Bluetoothのマニュアル を確認してください。 E40 ホストコマンドを認識し ない。 PCから受けたコマンドを 認識しない。有効なコマ ンドしか使用できませ ん。 E42 無効な入力。 Setup時に無効な数値を 入れた。 E44 電極がセットされてな い。 本体の電源を切って正し い電極をセットする。 本体の電源を入れる。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 36 トラブルシューテングガイド 症状 原因 処置 デスプレイ表示せず。 自動電源オフが作動して いる。 電源が無い。 キーを押して復帰させ る。 バッテリーの交換。 不安定な読み。 電極の汚れ。 電極と本体の接触不良。 電極のクリーニング 電極のコネクター及び本 体のコネクター部分をメ タノールで洗浄して乾燥 させる。再度接続する。 暖めたバッファ液でクリ ーニングする。 ウォータバス、スターラ 等の電源を抜いて見る。 安定した読みは不可能な 場合がある。 温度が安定するまで、待 つ。 リファレンスが流れてな い。 他の装置から障害を受け ている。 試料が極度の低イオン液 である。 バッファ温度が変化して いる。 メータの読みが-2.0や 19.99を表示する。 キャリブレーション不良 電極が液に浸っていな い。 電極がセットされてな い。 電極の汚れ。 電極の破損。 キャリブレーションを再 度注意して行なう、 液に電極をいれ、電極の センサー部分にエアーバ ブルが無いように軽く振 動させる。 本体電源を切り、電極を 差し込み再度電源を入れ る。 クリーニングする。 電極の交換。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 37 症状 原因 処置 キャリブレーション中に 表示のフラッシングが止 まらない。 電極表面の汚れ又は電極 のコンデション不良。 リファレンスが流れてな い。 バッファ液の汚れ及び期 限切れ。 クリーニング及びリコン デショニングの実施。 暖めたバッファ液でクリ ーニングする。 新しいバッファで再度キ ャリブレーションをす る。 ウォータバス、スターラ 等の電源を抜いて見る。 電極の近くに電気装置が ないか確かめる。 バッテリーアイコンが低 バッテリーを示していれ ば、電池の交換。 電極を交換して見る。 他の装置から障害を受け ている。 過度のバッテリーの低 下。 もしトラブルが改善しな い様であれば、電極自体 の寿命の可能性がありま す。 pH メータΦ410,Φ510 使用説明 0906 38
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