平成28年熊本地震に関する対応状況について(平成28年7

平成28年熊本地震に関する対応状況について(平成28年7月31日現在)
熊本県を震源とする地震に関する本学の対応等は以下のとおりです。
1.学内対応等について
4月14日(木)
21時26分頃
・地震発生(震源地:熊本県熊本地方、地震の規模 推定 M6.4)
4月15日(金)
8時30分
・企画総務部総務課より各部局総務担当係長及び教務担当係長に、人的被害及び
物的被害の有無を確認。⇒ 全部局、無しとの回答
13時34分
・各事業場産業医より、教職員向けに「地震対策の強化」について注意喚起のメ
ールを配信 ※以下①から⑤について確認すること
①避難場所の確認、②建物内の避難経路の確認、③室内の避難路の確保、
④書棚、収納庫、設備機器類、机、PC、AV 機器、実験装置等の固定、保全
⑤化学物質、病原体、遺伝子組換え生物の取扱いと保管
4月16日(土)
1時25分頃
・地震発生(震源地:熊本県熊本地方、地震の規模 推定 M7.1)
宮崎県北部山沿い、震度5強
1時33分頃
・安否確認システムより全教職員及び全学生向けに安否確認のメール配信
7時30分~10時
◇教職員及び学生の安否状況について確認
・企画総務部総務課及び学生支援部教育支援課において、安否確認システムにて
安否状況を確認
4月18日(月)
20時42分頃
・地震発生(震源地:熊本県阿蘇地方、地震の規模 推定 M5.8)
4月19日(火)
8時30分
・企画総務部総務課より各部局総務担当係長及び教務担当係長に、人的被害及び
物的被害の有無を確認。→ 人的被害無し、物的被害1件※有り
※農学部附属フィールド科学教育研究センター(延岡フィールド)の飼育設備
棟の外壁及び支柱等に破損有り。
18時頃
「被災者に対する学長からのメッセージ」を本学ホームページのお知らせ欄に掲載
2.被災地への支援状況について
(1)九州・山口地区国立大学支援連絡会(仮称)の設置(4月18日)
九州・山口の各大学等が連携協力することにより、より効率的・効果的な支援を
行うことを目的とした「熊本大学支援連絡会(仮称)」を設置した。
(2)災害支援物資の提供
4月19日(火)熊本大学より要請のあった支援物資を配送
(ご飯(100g)2,200 個、カンパン(110g) 1,840 個、紙コップ 2,200 個)
(3)医学部附属病院の対応状況
4月14日
21時26分
・地震発生
21時44分
・厚生労働省 DMAT 事務局から待機要請メール受信
・附属病院 DMAT 隊員招集
(救命救急センター医師・看護師、総務課職員等招集)
23時55分
・宮崎県からの派遣要請により DMAT 隊員出動
派遣期間:4月14日~16日
派遣場所:熊本赤十字病院・熊本県益城町役場
派遣人員:医師2名・看護師2名・業務調整員1名
4月15日
4時30分
・熊本県の意向により新たな出動はせず待機との連絡あり。
(総務課職員等は一旦解散)
午後から
・本院 DMAT チームにより宮崎県庁 DMAT 調整本部立ち上げ
派遣期間:4月15日~17日
派遣場所:宮崎県庁危機管理対策室(宮崎県庁 DMAT 調整本部)
派遣人員:医師2名・看護師5名・業務調整員7名
(交代を含む延べ人員)
4月16日
1時25分
・地震発生
3時14分
・厚生労働省 DMAT 事務局から待機要請。関係職員緊急招集。
7時30分
・宮崎大学 SCU 本部立ち上げ(本院 DMAT 隊員対応)
※SCU=広域搬送拠点臨時医療施設
活動期間:4月16日~17日
活動場所:宮崎大学医学部附属病院
活動人員:医師3名・看護師3名・業務調整員2名
(交代を含む延べ人員)
8時00分
・宮崎大学医学部附属病院対策本部立ち上げ
(病院長・看護部長・副看護部長・事務部長・総務課長・総務課職員等)
4月17日
18時00分
・対策本部解散。
18時40分
・宮崎大学 SCU 解散
4月20日
・DMAT 隊員派遣
派遣期間:4月20日~23日
派遣地 :阿蘇熊本医療センター
派遣人員:医師2名・看護師2名・業務調整員1名
・
「災害時における国立大学病院相互支援に関する協定」に基づき緊急物資支援
発送
4月23日
・日本赤十字社からの依頼により救護班派遣
派遣期間:4月23日~26日
派遣場所:熊本県益城町(益城総合体育館)
派遣人員:医師2名・看護師2名
4月27日
・エコノミークラス症候群対策チームに派遣
派遣期間:4月27日
派遣場所:益城町総合体育館
派遣人員:医師1名・臨床検査技師1名
5月6日
・日本赤十字社からの依頼により救護班派遣
派遣期間:5月6日~9日
派遣場所:熊本県益城町(益城総合体育館)
派遣人員:医師2名・看護師2名
6月19日
・エコノミークラス症候群フォローアップ一斉検診のため
派遣期間:6月19日
派遣場所:益城町総合体育館
派遣人員:医師1名・臨床検査技師1名
(医学部附属病院受入患者数)
・4月15日~20日
4名
(4)災害派遣精神医療チーム(DPAT)への派遣
①派遣期間:4月29日~5月2日
派遣場所:熊本県(DPAT 調整本部指揮下で活動)
派遣人員:医師1名・看護師1名・心理士1名
②派遣期間:5月3日~6日
派遣場所:熊本県(DPAT 調整本部指揮下で活動)
派遣人員:医師1名・看護師1名
③派遣期間:6月6日~10日
派遣場所:熊本県(DPAT 調整本部指揮下で活動)
派遣人員:医師1名・看護師1名・心理士1名
④派遣期間:6月26日~6月30日
派遣場所:熊本県(DPAT 調整本部指揮下で活動)
派遣人員:医師1名、心理士1名
(5)動物医療支援の状況
①熊本県獣医師会から派遣要請があり、農学部附属動物病院兼任の獣医師(臨床系教
員延べ 15 名及び動物看護師 1 名)を派遣(4 月 22 日~5 月 15 日)
そのうち、5 月 15 日については、岩手大学より貸与の移動診療車による支援活動
(臨床系教員 3 名及び動物看護師 1 名)
②緊急支援物資として、動物用医薬品・獣医療器材(滅菌ガーゼ、ピンセット、メッ
ツェン、包帯、テープ、消毒薬、抗菌剤、抗生物質、生理食塩水、乳酸リンゲル、
50%ブドウ糖液、シリンジ、針、留置針、犬用ゲージ 5 個、縫合系、抗炎症剤、ペ
ットシーツ、ケージなど)を熊本県獣医師会に提供(4 月 23 日~24 日)
(6)調査団等の派遣状況
①農学部森林緑地環境科学科教授1名が砂防学会の調査団の一員として、阿蘇市・南
阿蘇村・西原村で地震による土砂災害の調査を行った。
(4 月 23 日~24 日)
②熊本大学運営基盤管理部から応援要請があり、被災施設確認、対応のため本
学の施設環境部の技術職員2名を派遣(4 月 25 日~28 日)
③文部科学省および九州大学から、被災文教施設の応急危険度判定士の登録及び派
遣準備の依頼があり、2名を登録
④熊本大学運営基盤管理部から応援要請があり、災害復旧調査補助のため職員6名
を派遣
(5 月 16 日~20 日、23 日~27 日、30 日~6 月 3 日 各期間2名ずつの派遣)
⑤熊本大学運営基盤管理部から応援要請があり、災害復旧費要求対応(現地調査、資
料作成等)のため技術職員3名を派遣(7 月 4 日~8 日)
(7)学生ボランティア活動
所属学部等
ボランティア先
期
間
業務内容
地域資源創成学部
益城町西原村
5月2日
瓦礫等のゴミ処理
地域資源創成学部
益城町西原村
5月2日
瓦礫等のゴミ処理
工学部
熊本市
5月3日
~
5月5日
瓦礫等のゴミ処理
工学部
益城町西原村
5 月 28 日
~
5 月 29 日
瓦礫等のゴミ処理
工学研究科
益城町西原村
5 月 28 日
~
5 月 29 日
瓦礫等のゴミ処理
農学研究科
益城町西原村
5 月 28 日
~
5 月 29 日
瓦礫等のゴミ処理
益城町西原村
5 月 28 日
~
5 月 29 日
瓦礫等のゴミ処理
地域資源創成学部
特別聴講学生
教育文化学部
益城町ボランティ
アセンター
6月5日
瓦礫等のゴミ処理
農学部
益城町西原村
6 月 25 日
大雨のため中止
農学部
益城町
6 月 26 日
瓦礫等のゴミ処理
農学部
益城町
6 月 26 日
瓦礫等のゴミ処理
合
計
11名
3.本学学生への対応について
(1)日本学生支援機構奨学金の緊急採用・応急採用についての案内を本学ホームページ
のお知らせ欄に掲載(4月18日)
(2)平成 28 年熊本地震被災に伴う授業料免除申請受付を行う旨を決定し、本学ホーム
ページのお知らせ欄に掲載(4月19日)
※受付:4月28日(木)17時まで
(3)地震によりメンタルヘルスの不調をきたしている学生向けに、安全衛生保健センタ
ーの医師等が対応する旨の案内を、本学の学生向けウェブサイトのお知らせ欄に掲
載(4月21日)
(4)熊本地震の災害ボランティア活動について
①現地での捜索活動及び被災者支援のための緊急車両の道路確保優先や二次災害
が心配される状況から、慎重な対応をするよう本学の学生向けウェブサイトの
お知らせ欄に掲載(4月21日)
②ボランティア活動等に関する以下の留意事項を本学の学生向けウェブサイトの
お知らせ欄に掲載(4月27日)
・災害状況やボランティア活動の最新情報を入手し、入念な準備をすること。
・活動計画等を家族などに伝えるとともに、教務・学生支援係等に「災害ボラン
ティア活動届」を必ず提出し、戻った際も報告すること。
・ボランティア活動保険に必ず加入すること。
(5)留学生への防災情報の通知
研究国際部国際連携課から本学に在学する留学生に、メールにて防災情報を提供
し、注意喚起を行った。
(4月22日)
4.被災地域の大学(学生及び教職員)への対応について
(1)被災地域大学所属の学生及び教職員向けに、本学附属図書館の施設と資料が利用で
きる旨の案内を、本学の附属図書館ウェブサイトのお知らせ欄に掲載(4月20日)
(2)熊本大学への留学予定学生の本学での受入れについて、研究国際部国際連携課に照
会があり、承諾した。また、学生支援部学生生活支援課において、国際交流宿舎2部屋
を当該学生のために確保した。
(4月21日)
※結果的には、九州大学が受入れることとなった。
(3)東海大学農学部のミニブタ5頭の一時避難受入れを行った。(5月18日~)
(4)東海大学農学部に本学農学部獣医学科の解剖学実習用の標本貸し出しを行った。
(7月9日~8月1日)
5.募金による寄付について
(1)日本赤十字社への寄付
4月28日(木)義援金の募金協力依頼を全教職員に依頼
6月 7日(火)総額 2,340,000円を寄付
(2)東海大学農学部への寄付
4月28日(木)農学部にて、東海大学農学部向けの義援金を学部内教職員に依頼
6月10日(金)農学部教職員による総額300,000円の義援金を寄付
(3)留学生からの寄付
4月23日(土)宮崎大学ムスリムコミュニティーが 294,000 円の寄付金を集め、
都城市役所を通して必要な物資を提供。
6.その他
〇サマープログラム 2016 参加学生を対象とした防災に関する講義
サマープログラムで開講される日本文化の授業において、防災に関する講義を実施
した。
(7月12日)