平成29 年 度 入学へのガイド 首都大学東京 都市環境学部 分子応用化学コース 都市環境との調和 ─化学の新しい時代が始まる─ 21世紀化学への挑戦:分子応用化学 在校生の声 首都大学東京は、世界有数の大都市である東京都が設置する公立大学です。大都市には様々な問題 がありますが、例えば、環境やエネルギーに関わる問題は喫緊の課題です。環境やエネルギーを考える ときに、応用化学という学問分野は極めて重要な役割を果たします。本コースでは、学術領域としての 応用化学に軸足を置き、実学としては特に環境化学を中心とする教育と研究を行っています。具体的な 研究例としては、エネルギーの高効率利用を目指した蓄電池や燃料電池の研究、太陽光の有効利用を 目指した新エネルギーに関わる研究、大気化学や微量な環境汚染物質を検知するための環境診断に関 わる研究、環境浄化や省資源化技術のような環境調和プロセスに関わる研究などを展開しています。 いずれの研究においても、基礎的な学理の追求はもちろんのこと、実デバイスを用いてそれを具現化 し、都市環境の向上に貢献することを強く意識した研究を行っています。このような、基礎から応用まで を網羅した、分子応用化学の重要性は益々高まっています。 コース主任 本コースでは、このような研究を通じて、大都市に関わる問題解決に貢献できる研究者・技術者を育 高木慎介 成するべく教育を行っています。大都市に関わる問題は多岐にわたっており、単に課題解決を目指すだ けではなく、自分自身で課題を見いだす課題発見能力も重要です。そのような能力を伸ばすために、例 えば、大学入学時から学生が主体的に授業に参加するPBL(Project Based Learning)型講義を各講義に取り入れています。一方で、グロー バル化する社会に対応するため英語教育にも力をいれており、特に大学院では、多くの英語講義が提供され、また、クォーター制を採用する ことで海外留学などにも対応しやすい環境を整えています。本コースで学ぶことにより、多くの工夫された講義や演習、実験を通じて、人類 が直面している環境、エネルギー、材料、ライフサイエンス等に関する問題を理解し、解決に向けて自らの考えを論理的に組み立てることが できる知識や能力が身につきます。特に、4年次で行う卒業研究では、身近にいる教員と一緒になって、これまでに人類が理解できなかっ た、または、実現できなかった化学の課題について自ら主体的に研究に取り組みます。最先端の研究は大変楽しく、熱中して研究に取り組む ことが出来るでしょう。都市問題の解決に化学の視点から挑戦しようとする多くの皆さんの挑戦を期待しています。 4年 門馬実乃里 私は、化学に興味があり分子応用化学コースに入学しました。 一概に化学と言っても様々な分野がありますが、1年生の時から様々な分野の化学に 触れることで知識を深め、自分の力で考えていくことができるカリキュラムが構成され ています。 また、少人数ゆえに先生方との距離が近く質問に行きやすいことは自分の理解不十分 な部分を確認するためにとても魅力的です。 受験生の皆さんも分子応用化学コースに入学して優秀な先生方の指導のもとで学び、 充実した実験設備で研究をしてみませんか。 分子応用化学コースの4つの特徴 ① 充実した基礎・専門教育 ② 世界を目指したグローバル教育 学部・大学院を通して、系統的に専門分野を英語で学 び議論することができるカリキュラムを整備し、その教 育を通じてグローバルに活躍できる人材を育成してい きます。 英語講義 環境、エネルギー、材料、ライフサイエンスなどの分野 で地球環境に調和した物質や材料を創造し、環境と共 生しながら豊かな人間社会を発展させるための知識 や能力が身に付くように教育を行っています。 1年次 2年次 3年次 4年次 1年次 学部 4月 学部 修士 ③ 学生の主体性を育成する問題発見・ 解決型教育 勉強時間 大学入学時から学生が主体的に授業に参加するPBL (Project Based Learning)型の講義を取り入れ ており、問題発見・解決型の講義を学部の入学当初 から大学院修了時まで行っています。 1年次 2年次 3年次 学部 4年次 1年次 2年次 修士 分子応用化学では各学年ごとにアクティブラーニング (AL) を分類し、それに則し た教育を行っています。 AL1: ジェネリックスキルの定着を目的とした AL AL2: 知識定着を目的とした 『専門分野の AL』 AL3: 知識を活用し、 課題解決を目的とした 『専門分野のAL』 AL4: 知識を活用し、 問題発見・課題解決を目的とした 『専門分野の AL』 AL5: 知識を活用し、 問題発見・課題解決を目的とした 『高次な専門分野の AL』 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 前期 クオーター1 2年次 修士(クオーター制度) 1月 2月 3月 後期 クオーター2 クオーター3 クオーター4 ④ 未来を先導する世界トップレベルの 研究 本学は論文の被引用数で国内トップレベルですが、 分子 応用化学が大きく貢献しています。 研究環境が充実して いるのは、 研究内容が外部から高く評価され、 その結果 多くの研究費を獲得していることが理由となっています。 分子応用化学コースの特色のある授業科目 基礎ゼミナール(写真左) 主体的に授業へ参加するPBL型(対話型・課題発見解決型)授業として、学部1年次では、1年間かけてコース独自の基礎ゼミナー ルを行っています。キャリア教育、ライティング指導、化学英語教育、PBL形式の化学実験と論文課題など多彩な内容と自己評価に より、自ら問題を発見し解決する能力を養います。 学生実験(写真中央) 化学の研究者として必須となる実験技術を身につけるため、2年次と3年次では、講義に加えて様々な分野の実験を行います。 特別研究(写真右) 4年次から研究室に所属し、専門的な研究を開始します。当コースは、電子顕微鏡や核磁気共鳴装置をはじめとする大型装置を揃え ており、学生自身が操作して研究を進めています。 1年間の研究成果は、特別研究発表会で発表し、論文にまとめます。 分子応用化学コースの主な研究概要 「環境と豊かに調和した応用化学」に関する研究を行っております。 詳しくは別冊子「分子応用化学への招待」(電子版は、http://www.ues.tmu.ac.jp/apchem/graduate/index.htmlに掲載)を ご覧ください。 入学試験案内 ■一般入試 ※以下は予定となります。詳細は、7月上旬公表の平成29年度入学者選抜要項を参照してください。 ◎一次試験(センター試験) ◎一次選抜結果発表 ◎二次選抜試験 ◎最終合格者の発表 2017年1月14(土)、15(日) 2017年2月中旬の予定 2017年2月下旬の予定 2017年3月上旬の予定 後期日程 前期日程 ●募集要項配布/ 2016年10月下旬 ●入学願書受付期間/ 2017年1月下旬~ 2月上旬必着(郵送)の予定 ◎一次試験 (センター試験) ◎一次選抜結果発表 ◎二次選抜試験 ◎最終合格者の発表 2017年1月14日 (土) 、 15日 (日) 2017年2月中旬の予定 2017年3月中旬の予定 2017年3月下旬の予定 前期日程の試験科目 (新教育課程履修者用) 一次(センター) 数学[数I・数A]、[数Ⅱ・数B]、理科[物・化・生・地学から1]、外国語[英・独・仏・中から1] [3教科4科目] 二次 数学[数I・数A・数Ⅱ・数B・数Ⅲ]、理科[物基・物, 化基・化から1]、 外国語[英・独・仏・中から1] [3教科3科目] 後期日程の試験科目(新教育課程履修者用) 一次 (センター) 数学[数I・数A]、[数Ⅱ・数B]、理科[物・化・生・地学から1]、 外国語[英・独・仏・中から1] [3教科4科目] 二次 理科[化基・化] [1教科1科目] ■推薦入試 ※以下は予定となります。詳細は、7月中旬公表の平成29年度学生募集要項を参照してください。 ●募集要項配布/ 2016年7月下旬 ●出願期間/ 2016年11月上旬必着(郵送)の予定 ●(最終)合格者の発表/ 2016年12月上旬の予定 「一般推薦入試」分子応用化学コースの対象校が全国に拡大されました。 ◎第一次選考方法 調査書、推薦書、志望理由書、及び活動報告書 ◎第二次選考方法 小論文、面接(口頭試問を含む) ◎第一次選考の合格発表 ◎第二次選考日 2016年11月中旬の予定 2016年11月中旬の予定 「一般推薦入試」 の出願要件 (1)日本国内に所在する高等学校等(※)を平成29年3月に卒業見込みまたは平成28年4月以降に卒業した者で当該学校長が推薦するもの (2)以下のいずれかの要件を満たすこと (A)出願時までの総科目全体の評定平均値が4.0以上の者(教科の平均値ではない) (B) 外国語、数学、理科の評定平均値がいずれも4.3以上の者 (3)合格した場合、本学への入学を確約できる者 ※高等学校又は中等教育学校以外の学校が推薦を希望する場合は、事前協議を行いますので、平成28年8月31日(水)までに首都大学東京管理部入試課まで申し出てください。 なお、入学後の学業の参考のため、平成29年度大学入試センター試験(受験科目は、前期日程試験と同一)の受験を課します。 ■AO入試 ※以下は予定となります。詳細は、7月中旬公表の平成29年度学生募集要項を参照してください。 ●募集要項配布/ 2016年7月下旬 ●出願期間/ 2016年11月上旬必着(郵送) ●(最終) 合格者の発表/ 2016年12月上旬の予定 「科学オリンピック入試(化学グランプリ)」 「グローバル人材育成入試」 「科学オリンピック入試(化学グランプリ)」の 出願要件 「グローバル人材育成入試」の出願要件 ◎選抜方法 「化学グランプリ」一次選考の成績、 調査書、志望理由書、小論文、 面接(口頭試問を含む) ◎選抜日 2016年11月中旬の予定 ◎第一次選抜方法 ◎第一次選考の合格発表 ◎第二次選考方法 ◎第二次選考日 次の要件をすべて満たす者 (1)高等学校等又は中等教育学校を平成29年3月に卒業 見込みまたは平成28年4月以降に卒業した者 (2)在学中に「化学グランプリ」一次試験(筆記)で上位 10%以内の成績を修めた者 (3)成績優秀で、明確な志望動機及び旺盛な向学心を有 し、合格した場合は,本学への入学を確約できる者 なお、入学後の学業の参考のため、平成29年度大学入試センター試 験(受験科目は、前期日程試験と同一)の受験を課します。 調査書、 志望理由書 2016年11月中旬 小論文、 面接(口頭試問を含む) 2016年11月中旬 次の要件をすべて満たす者 (1)高等学校又は中等教育学校を平成29年3月に卒業見込みまたは平成28年4月 以降に卒業した者 (2)英語の能力に優れた者で、次のいずれかのスコアを有する者 ●TOEFL iBT 64以上 ●TOEFL PBT 510以上 ●IELTS 5.5以上 ●実用英語技能検定(英検)準1級以上 ●GTEC for STUDENTS 700以上 ●GTEC CBT 1040以上 (3)合格した場合、本学への入学を確約できる者、さらに次のいずれかに該当す る成績優秀な者 ①出願時までの総科目全体の評定平均値が4.0以上の者(教科の平均値ではない。) ②外国語の評定平均値、数学の評定平均値及び理科の評定平均値がいずれも4.3以上の者 上記の一般入試・推薦入試以外にも特別選抜試験・編入学試験などが行われます。 具体的な日程など、詳しくは下記のホームページをご覧になるか、「首都大学東京 管理部 入試課」へお問い合わせください。 http://www.tmu.ac.jp/entrance.html TEL:042-677-1111(代表)内線2212~2214(入試課) 卒業後の進路 大学院への進学者が約8割を占めます。 また、 その後も博士課程に進学し、 高度な研究を続ける学生もいます。 公務員 就 職 その他 ●大学院卒も含めた平成27年度卒業生の主な就職先 その他 情報 進 学 学部卒業 化 学 電機 自動車 ・機械 修士修了 NOK、オリンパス、キャタラー、共同印刷、コスモ石油、コーセー、コ ニシ、三菱アルミニウム、シーアイ化成、スズキ、スタンレー電気、 GSユアサ、積水化学、大王製紙、大日本印刷、大日本塗料、千代田化 工建設、東芝メモリシステムズ、東洋インキ、トヨタ自動車、日産化 学、日本ペイント、日立化成、日立パワーソリューションズ、富士通 エレクトロニクス、ライオン、LIXIL、公務員など 大学説明会(南大沢キャンパス) ・第1回説明会 2016年 7月17日(日) 10時~ ・第2回説明会 2016年 8月21日(日) 10時~ 大学説明会では、コースの紹介や個別相談会を実施しております。詳細は下記(首都大HP キャンパス見学・ 説明会)をご覧ください。 http://www.tmu.ac.jp/entrance/faculty/open_campus.html アクセスマップ 本コースは南大沢キャンパスにあります。本学ホームページも併せてご覧ください。 http://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/ 京王八王子 八王子 橋本 立川 吉祥寺 JR線 京王線 首都大学東京 南大沢キャンパス 調布 新宿 明大前 南大沢 町田 多摩 センター 新百合ヶ丘 下北沢 渋谷 御茶ノ水 秋葉原 東京 小田急線 多摩都市モノーレル 登戸 南大沢キャンパスマップ 本コースの研究室は9号館内です。 南大沢駅下車後、徒歩およそ15分です。 9号館 至南大沢駅 手前11号館の後ろの建物が9号館 お問い合わせ先 首都大学東京 管理部 入試課 TEL:042-677-1111(代表) 入試関連の詳細なご案内は下記ホームページに記載されています. http://www.tmu.ac.jp/entrance/ ● 分子応用化学コースの詳細な紹介は下記ホームページをご覧ください. http://www.ues.tmu.ac.jp/apchem/ ● 首都大学東京 都市環境学部 分子応用化学コース 〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1 E-mail : [email protected] 042-677-1111(代表) 内線4021(都市環境学部教務係) 入試情報 分子応用化学 コース
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