福島養護学校整備事業基本設計者選定 プロポーザル技術提案書作成要領

福島養護学校整備事業基本設計者選定
プロポーザル技術提案書作成要領
1.プロポーザルの名称
福島養護学校整備事業基本設計者選定プロポーザル
2.計画の概要
(1)場 所
福島市山居146-1
(2)建物用途
特別支援学校(校舎、屋内運動場、給食調理場)
(3)敷地面積
15,604.95㎡(実測)
(4)整備スケジュール
平成28年度~平成29年度
基本計画、基本設計
平成29年度~平成30年度
地質調査、実施設計
平成30年度
建設工事着手予定(仮設校舎、支障物移設、解体工事等含む
本体工事は平成31年度~)
平成35年度
事業完了予定
(5)施設概要
校舎 延床面積概ね6,000㎡~6,500㎡
屋内運動場 概ね900㎡
給食調理室 概ね180㎡
プールは工事対象外(将来の改修又は改築を見込むこと)
(必要諸室については別紙資料による)
(6)概算事業費
約30億円の予定(税込み)
(解体、地業、建築、設備(電気、機械、空調)付属施設、屋外整備工事を含む。仮設校舎を含む。
)
(7)概算基本設計価格
約5,000万円(税込み)
3.主催及び事務局
(1)主
催
福島市
(2)担当部局
〒960-8601 福島市五老内町3番1号
① 福島市教育委員会事務局教育総務課施設係(発注課)
TEL
024-535-1111 内線 5316
② 福島市財務部契約検査課契約係(質疑・提案書等提出先)
TEL
024-525-3705 内線 2158
FAX
024-536-1876
4.技術提案書の提出期間並びに提出場所及び方法
(1)提出書類
1
① 技術提案書(様式8)
② 技術提案説明書(様式9)
(15部)
③ 技術者主要業務実績表(様式10)
④ 技術者の保有資格免許証の写し
⑤ 実績として様式10に記載した業務の契約書の写し
(2)提出期間
平成28年度9月14日(水)の1日のみ
受付は、午前9時から正午及び午後1時から4時までとする。
(3)提出場所
福島市財務部契約検査課契約係
(4)提出方法
提出期間内に、財務部契約検査課契約係に持参するものとし郵送等による提出は認めない。また、提
出後の差し替え及び再提出は認めない。
(5)提出部数
各1部(ただし、技術提案説明書(様式9)については15部)
5.技術提案書作成に伴う質問の提出期間並びに提出場所及び方法
(1)提出期間
平成28年8月22日(月)から平成28年9月1日(木)まで
(期間中の土曜日、日曜日及び祝日を除く)
受付は、午前9時から正午及び午後1時から4時までとする。
(2)提出場所
福島市財務部契約検査課契約係
(3)提出方法
技術提案書作成要領に関して質問がある場合は、質問書(様式11)を作成しFAXにより送信する
こと。なお、電話または口頭による質問は受け付けない。
(4)回答方法
平成28年9月6日(火)までに技術提案書提出要請者全員に対し全質問の回答をFAXにより送信
する。
6.技術提案書の審査方法及び結果の通知
(1)一次審査
平成28年9月28日(水)基本設計者選定審査委員会で技術提案書を書類審査し、第二次審査要請
者として4者程度を選定し、その結果を郵送する。
(2)二次審査(ヒアリングを含む。
)
第二次審査要請者に対して平成28年10月21日(金)技術提案書等に基づいた基本設計者選定審
査委員会のヒアリングを公開で実施し、提案内容について特定基準に基づいた審査を行い、最優秀者及
び次点者を選定し、その結果を郵送する。
ヒアリング実施者には、参加報酬(報償費)として1者につき、それぞれ5万円を支払う。
ヒアリングでの説明用資料は技術提案説明書(様式9)のみとし、プロジェクター・ホワイトボード
といった機器を適宜使用しながら3名以内(設計技術者を必ず含む。
)で説明すること。
なお、ヒアリングの具体的な実施方法や開催場所は、第二次審査要請者に対して別途通知する。
(3)特定基準
(1)及び(2)における提出書類及びヒアリングの提案内容は別紙の特定基準に基づき審査する。
2
7.非選定理由に関する事項
(1)提出された技術提案書が選定されなかった者に対しては、選定されなかった旨を書面をもって通知す
る。
(2)
(1)の通知を受けた者は、福島市長に対して非選定理由について説明を求めることができる。
(3)提出期間については、非選定通知書の送付時に別途通知する。
(4)提出場所
福島市財務部契約検査課契約係
(5)提出方法
非選定の説明を請求する場合は、書面(書式自由。ただし、A4判とする。
)を作成し持参すること。
なお、電話または口頭によるものは受け付けない。
(6)回答方法
提出期限日の翌日から起算して14日以内(休日を含まない。
)に請求者へ郵送により回答する。
8.失格要件
(1)プロポーザル関係者と不正な接触を行ったとき。
(2)各書類の提出方法及び提出期間を遵守しないとき。
(3)第三者の著作権を侵害する提案をしたとき。
(4)提出書類に虚偽の内容を記載したとき。
9.技術提案書の作成及び記載上の留意事項
(1)技術提案書作成上の基本事項
プロポーザルは設計業務における具体的な取組方法について提案を求めるものであり、当該業務の具
体的な内容や成果品の一部(図面、模型写真、透視図等)の作成や提出を求めるものではない。具体的
な設計作業は、契約後に技術提案書に記載された取り組み方法を反映しつつ、発注者が提示する資料に
基づいて発注者と協議のうえ開始することとする。本要請書において記載した事項以外の内容を含む技
術提案書については、提案を無効とする場合があるので注意すること。
(2)技術提案を求める事項
テーマ1:これからの特別支援学校のあり方について
特別支援教育に対する認識が進むとともに、障がいの重度・重複化、多様化への対応や就学指導、
就労支援、教職員の専門性の確保・向上のための研修など福島養護学校の果たす役割が高まっている。
このような状況を踏まえ、児童生徒一人ひとりのニーズに応じた、多様な学習形態やさまざまな集
団による活動を可能とする空間や自立活動、適切な進路相談、職業教育などに対応できる学習環境を
確保するとともに、研修・相談業務等の本市特別支援教育のセンター的機能の充実、さらに、今後の
変化にも対応しうる弾力的な施設環境整備が必要である。
福島養護学校整備事業は、本市におけるこれからの特別支援教育の指針に位置づけられるため、こ
れらの課題を踏まえた上で、特別支援学校のあり方を検討し、どのように設計に反映するのかの技術
提案を行うこと。
テーマ2:整備事業の進め方について
計画をまとめるにあたり、住民、保護者、教職員等、関係者の要望や意見を集める機会をどのよう
に持ち、合意形成していくのか提案を行うこと。
また、整備を進めるにあたっては、既存校舎をできるだけ活用することとし、これに伴い不足する
教室等については仮設校舎により確保することとするが、既存校舎を活用するためには、解体工事も
含め、全体工区を分割するなどの工事計画を考慮する必要がある。
プールは既存施設を利用することになるため、将来の改修や改築を見越した計画が求められる。
3
以上のような考えに基づき、工事期間中の学校活動や児童、生徒の安全を確保した合理的な整備事
業の進め方について技術提案を行うこと。
テーマ3:安全で安心できる学習・生活環境づくりについて
学校施設は児童生徒の学習や生活の場としてのほか、さまざまな利用者への配慮や災害時における
地域住民の指定避難所としての機能が求められている。
本校は敷地の一部が土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域(土石流)に指定されていることや
河川に近接する敷地であることから、土砂災害や水害対策のほか必要な耐震性の確保、ユニバーサル
デザイン、さらには防犯対策等、安全で安心できる学習・生活環境づくりについて技術提案を行うこ
と。
テーマ4:コスト縮減について
質の高い学校施設を実現しながらも、限られた事業予算で建設コスト縮減のみならず、太陽光発電
設備等再生可能エネルギーの活用、省エネルギーや建物の耐久性等にも配慮した、ランニングコスト
も含めた総合的なライフサイクルコスト低減を考慮した技術提案を行うこと。
テーマ5:環境にやさしい施設づくりについて
敷地の南側には信夫山があり北側には松川が流れ、堤防沿いには桜の木があり、自然環境に恵ま
れた環境を有している。これらの保全に努めることが必要である。
また、周辺は住宅地であることから、日照や通風、学校騒音等について配慮をする必要があると
ともに、木材を多用した優しい空間づくり等についての技術提案を行うこと。
(3)技術提案書(様式8)
参加表明関係書類の受領書に記載された受付番号を記入すること。
(4)技術提案説明書(様式9)
①(2)の技術提案を求める事項についての考え方を示すこと。
②基本的な考え方を簡潔な文章と、文章を補完するための最小限のイメージ図・イラスト・写真によ
り記載すること。
③用紙は横書きとし両面ではなく、片面使用とすること。
④A3判3枚以内とすること。
⑤書式(強調、行数等)は提案者の任意とする。ただし、視認性の高いフォント(明朝体、ゴシック
体等)を用いることとし、極力、網掛け及びアンダーライン等は用いないこと。また、フォントの
大きさは10.5pt以上とし、イメージ図等の中の解釈は9.0pt以上とする。
⑥カラーは可とする。
(5)技術者主要業務実績表(様式10)
①本業務に配置予定の技術者について記載すること。
②技術者は一級建築士の資格を有していること。
③記載した技術者は、病休・死亡・退職等の特別な理由があると事務局が認めた場合を除き、変更す
ることは出来ない。
④業務経歴については、事務所の実績ではなく担当者の実績を記載すること。ただし、公告4.7)
に該当するもののみ記載すること。
⑤取得資格の合格証・登録証の写し、業務経歴の契約書の写しを添付すること。
4
⑥現在の手持ち業務の状況については、公告日現在における手持ち業務について記載すること。なお、
5件以上ある場合は欄外に件数を記載すること。
(6)技術提案に関する質問書(様式11)
①参加表明関係書類の受領書に記載された受付番号を記入すること。
②質問は、一問ずつ番号を付して記入すること。
(7)その他
①提出書類は、クリップ止めすること。
②各書類は、綴じしろとして左側に25mm程度の余白をとること。
③各様式の記載欄が不足する場合は、コピーにより補うこと。
④様式に定められた場所を除き、社名や商標、マーク等提案者を認識できるものを表示しないこと。
また、特に技術提案書において施工実績や社内の組織名称等、提案者の企業情報を用いる場合には、
アルファベット文字等を活用するなどして、提案者が容易に認識できないようにすること。
10.技術提案書の提出の辞退
技術提案書の提出を要請された者で、提出を辞退する場合は、その旨を平成28年9月8日(木)ま
でに財務部契約検査課契約係へ持参すること。(書式は自由とする。)
5
資料
必要諸室と参考面積
小学部
室名
参考面積(㎡)
室数
普通教室
56
10
重複障がい教室
56
2
男女便所
多目的トイレ併設
洗濯・汚物流し室
適宜
1
教材室
適宜
2
112
1
28
1
多目的室
女子更衣室
中学部
室名
参考面積(㎡)
室数
普通教室
56
6
重複障がい教室
56
3
観察室
28
1
作業学習室
56
3
男女便所
多目的トイレ併設
洗濯・汚物流し室
適宜
1
教材室
適宜
2
112
1
多目的室
更衣室
28 男女各1
6
高等部
室名
参考面積(㎡)
室数
普通教室
56
6
重複障がい教室
56
3
観察室
28
1
図書室
84
1
音楽室
84
1
音楽準備室
28
1
調理室
84
1
調理準備室
28
1
コンピューター室
56
1
木工室
84
1
木工準備室
28
1
縫工室
84
1
窯業室
84
1
加工室
112
1
紙工室
84
1
さをり室(さをり織を行う)
84
1
フェルト作業室
84
1
生活訓練室
112 自立訓練を行う
個人指導室
28
1
倉庫
適宜
1
男女便所
多目的トイレ併設
洗濯・汚物流し室
適宜
1
教材室
適宜
2
112
1
多目的室
更衣室
適宜 男女各1
7
管理棟
室名
参考面積(㎡)
室数
事務室
28
1
校長室
56
3
職員室
168
1
印刷室
28
1
保健室
56
1
保健資料室
14
1
静養室
28
1
放送室
28
1
会議室
56
1
更衣室
個別ロッカー設置
男女各1
職員便所
男女各1(多目的トイレ)
倉庫
28
1
湯沸室
適宜
1
研修・相談部門
室名
参考面積(㎡)
室数
教育相談室
28
2
保護者控室
28
1
112
1
56
1
研修室
学習・行動観察室
共用部
室名
参考面積(㎡)
室数
玄関
1
昇降口
1
相談者出入口
1
配膳室
各階1
エレベーター
1 ヶ所(椅子対応)
給食調理室
室名
参考面積(㎡)
給食調理室他
180
備考
炊飯施設、アレルギー対策室、休憩室
二次調理室、検収室、食品倉庫、便所等
屋内運動場
室名
参考面積(㎡)
体育室他
900
8
備考
バスケットボールコート 1 面、ステージ
バレーボールコート 2 面、便所、倉庫等
その他付帯設備
駐車台数
外来用10台程度 教職員用90台程度
グラウンド
現在と同等程度を確保
プール
既存プール使用(将来の改修又は改築)
屋外施設
倉庫4k×5k程度(66㎡)
遊具、砂場、駐輪場(10台程度)
花壇(栽培スペース含む)
9
別 紙
特
№
1
2
3
4
評
価 項
定
基
準
目
評 価 事 項
事務所の能力
同種業務
(書類審査)
設計力
担当技術者の能力
経験
(書類審査)
同種業務
各テーマに対する技術提案
各テーマの理解と技術提案の
(書類審査・ヒアリング)
内容
事業の理解度
理解度・取組意欲
(ヒアリング)
合計
配分点
10
10
70
30
120
10