下関と門司港シップウォッチング 事務局長 池田良穂 下関で、工業高校用の造船テキストの編集委員会があった機会に、3 日間にわたって下関、 門司、新門司でシップウォッチングを楽しんだ。会議の前日の 8 月 7 日に下関に入り、ま ずは巌流島への観光船に乗って、三菱重工下関造船所の様子を海上から見学した。驚いたこ とに、新日本海フェリーの大型フェリーの姿があり、そろそろ進水かという出来上がり具合 だった。先日、メールニュースで同船の建造ニュースを配信したばかりで、建造はまだ先か と思っていただけに、意外な工事の進捗状況だった。 新門司のフェリーターミナルにも出かけた。オーシャン東九フェリーの新シリーズの 2 隻 が相次いで新門司港に入港することが分かったので、2 日連続で足を延ばした。 阪九フェリーとオーシャン東九フェリーのターミナルのちょうど対岸の自動車埠頭の一 画に、かつての津村島が自然のまま残されていて、その周辺が公園としての整備が進んでい る。ここから、フェリー埠頭に並ぶフェリーの姿が美しかった。 津村島の周りに整備された公園の一画からフェリーターミナルを望む。左から、オーシャン東九フェリー の「フェリーしまんと」 、阪九フェリーの「ひびき」と「つくし」 。 1 日前の新門司港。左から「フェリーどうご」 、 「いずみ」 、 「やまと」 三菱重工下関造船所で建造が進む新日本海フェリーの新造船。9 月 3 日の進水予定とか。 8 月 8 日朝に下関港に寄港した、中国のダイヤモンド・クルーズが運航するクルーズ客船「Glory Seas」。 元、ギリシアの高速クルーズ船 Olympic Explorer で、25494 総トン、1300 人定員。中国のクルーズ会社と しては 3 社目とのこと。姉妹船 Olympic Voyager も、中国船 Chinese Taishan となって、中国のクルーズ マーケットで活躍している。 釜山とを結ぶ国際フェリー「はまゆう」 関門海峡に入る「ソンヒ」 。 「はまゆう」と 2 隻でデ イリーサービスを行う。 関門海峡の渡し舟・観光船は、下関と門司、そして 巌流島を結んでいる。 「しいがる」と 「かんもん」 関門海峡を通過する貨物船「グローリアス・ジャピ ター」 「アサカゼ」 「フロンティア・エース」 新門司港に入港する名門大洋フェリーの「フェリ ーきたきゅうしゅうⅡ」 。
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