運転データ集録システム搭載「教育訓練車」を導入

富士急行株式会社
バス事業の安全性向上への新たな取り組み
運転データ集録システム搭載「教育訓練車」を導入
富士急行株式会社(本社:山梨県富士吉田市、取締役社長:堀内光一郎)は、バス事業
の安全性向上のため、
「運転データ集録システム」を搭載したバス運転士の訓練専用車両「教
育訓練車」を平成 28 年 7 月 19 日(火)より導入いたしました。
山梨県内では初めての導入となる「教育訓練車」には、下記のような機能があります。
*「速度・ブレーキ測定」…アクセルの踏みこみやブレーキの際の衝撃などを計測する
*「視点測定」…人がどこを見ているかを可視化する装置を使い視点の動きを計測する
*「車間距離測定」…前を走る車との車間距離を赤外線センサーにより測定する
*「燃費測定」…エコドライブがどれだけ実施できているか計測する
これら最新の機器により走行中のデータを集録することで、バス運転士の運転特性を把
握するとともに、バス運転士ひとりひとりに対して科学的根拠に基づき、より細やかで
的確な安全運転指導ができる車両です。当車両は山梨県だけでなく、富士急グループバ
ス会社6社においても運転士教育のために活用しています。
また、ベテラン運転士には、本人が無意識のうちに行っている運転の癖があると言われ
ますが、そのようなベテラン運転士たちも、この教育訓練車を用いることで「数値」とい
う目に見える形で自らの運転を自覚できるため、従来の感覚的なものよりも効果のある指
導を行うことが可能になりました。
なお、本車両には当社の鉄道車両「フジサン特急」でおなじみの様々な富士山のキャラ
クターたちが交通安全にちなんだ言葉とともに描かれており、路上訓練の際にも目立ちや
すく、親しみやすい外観となっております。
当社は「安全は全てに優先する(120%の安全確保)」を基本方針に掲げ、バス運転士に
対する安全教育の充実や、車両に対する衝突軽減ブレーキ、ドライブレコーダー等の安全
装備の導入を進めて参りました。この度の「教育訓練車」の導入と従来の取り組みを併せ
て実施することにより相乗効果を生み出し、バス事業の更なる安全性向上を図ります。
(車内設備の一部)
本件に関するお問い合わせは
富士急行株式会社 交通事業部
TEL:0555-22-7100
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