平成28年度 青森県総合防災訓練 訓 練 想 定 × 【訓練テーマ】 孤立した地域の受援と応援 北海道浦河沖 M7.6 下北半島孤立 × × R279、R338 通行止め 3m以上の津波到達 3m未満の津波到達 日時:平成28年8月25日(木) 0900~1200 場所:むつ市ウェルネスパーク及び同周辺 主催:青森県 むつ市 下北地域広域行政事務組合消防本部 参加機関:72機関 参加人員:約4000名 【災害想定】 平成28年8月25日(木)午前9時00分、北海道浦河沖を震源とするマ グニチュード7.6の地震が発生した。 むつ市では震度6強を観測し、市内各地で多くの建物の倒壊や火災が発 生したほか、電力、水道、通信、ガス施設等のライフラインに甚大な被害 が生じている。 また、この地震により気象庁は青森県太平洋沿岸に大津波警報を発表し たため、国道338号線が通行止めとなったほか、国道279号線は多重 事故の発生などによって通行止めとなり、下北地域が孤立した。 【訓練コンセプト】 ● 下北地域が「孤立した時にどう対応するのか」 ● 訓練フェーズ ・フェーズⅠ:下北地域機関等のみによる初動対応 ・フェーズⅡ:海空からの応援及び孤立解消のための啓開活動 ・フェーズⅢ:県総力及び受援による総合防災力の発揮 ※訓練時程は、本様相とは異なります。 発 災 か ら の 様 相 経過 1日目 情報収集活動 人命救助・医療救護活動 発災 避難所活動・ライフライン復旧活動 全般 〇大津波警報 〇緊急地震速報 〇防災ヘリ偵察 〇災害対策本部設置 〇避難指示、広報・避難誘導 〇避難所開設(沿岸部) むつ市 (住民) Ⅰ 〇初動行動 〇救援物資輸送 〇R338一部開通 〇警報解除 〇R279一部開通 〇救援物資活動調整 〇情報共有会議、総合調整会議、災害対策本部会議 〇応援要請に係る調整 〇現地災害対策本部設置(県民局) 〇第1波津波到達 〇R279、338通行止め 〇災害対策本部 (合同指揮本部)設置 県 消防 2日目以降 〇避難行動 〇受援活動 〇他県等応援要請 〇自衛隊災害派遣要請、緊急消防援助隊要請、DMAT派遣要請 〇緊急消防援助隊、自衛隊災害派遣要請 Ⅱ 〇避難所開設(内陸部) 〇応援要請 〇避難所ボランティア受付 〇自主防災活動(避難援助、消火、避難所運営) 〇出動(救助、救急、消火活動) 〇災害対策合同調整所等開設(内陸) 〇応援消防空輸 〇救援物資受入 〇広域搬送調整 〇救援物資受入 〇受援活動 〇救援物資受入 〇避難所活動 Ⅲ 〇避難所等炊き出し 〇災害対策合同調整所等開設(沿岸部) 〇沿岸部における捜索、救助活動 〇緊急消防援助隊との調整 警察 海上保安部 〇出動、県警ヘリ情報収集(映像伝送)避難誘導、救助、交通規制、防犯・治安 〇検視活動 〇出動、海上広報、船舶誘導 〇沿岸部における捜索、救助活動 〇海難救助 〇広域緊急援助隊との調整 自衛隊 〇自主派遣、航空偵察 〇沿岸部における捜索、救助活動 〇要請に基づく派遣への移行 〇LOむつ市到着(ヘリ) 〇給水、給食、浴場支援活動 〇津波情報(海自、空自) 〇陸自派遣部隊主力むつ市到着 〇空輸支援 〇海自大湊自主派遣活動開始 〇他師団等派遣部隊との調整 他機関等 〇ライフライン等被害状況把握 〇被害映像提供 〇ライフライン等復旧作業 【震災発生時初期対応訓練】 ・緊急地震速報訓練 ・シェイクアウト訓練 ・気象観測訓練 ・被災情報収集訓練 【災害対策合同調整所設置・運営訓練】 ・活動調整会議設置・運営訓練 ・現地合同調整所設置・運営訓練 ・情報収集、伝達訓練、映像伝送訓練 〇洋上救護所支援 〇広域搬送支援 〇道路啓開活動 〇応急給水 〇救援物資活動協力 〇救援物資活動調整 【市街地災害対応訓練】 ・交通規制訓練 ・災害広報訓練 ・部隊運用訓練 ・被災地災害拠点病院傷病者受入訓練 ・現場救護所設置運営訓練 ・多数遺体取扱訓練 ・傷病者共同搬送訓練 ・洋上救護所設置運営訓練 ・傷病者洋上救護所搬送訓練 ・人員資機材緊急搬送訓練 ・浮橋架設訓練 ・道路啓開訓練 ・多重衝突事故救助救出訓練 ・土砂災害救助救出訓練 ・倒壊家屋救助救出訓練 ・瓦礫下救助救出訓練 ・海難救助訓練 ・火災防御訓練 【地域自主防災訓練】 ・初期消火訓練 ・避難所設置運営訓練 ・防災教室体験訓練 【災害応急復旧訓練】 ・応急給水訓練 ・炊き出し訓練 【避難者対応・受援訓練】 ・救援物資等緊急輸送訓練 ・帰宅困難者海上輸送 ・災害ボランティア受付訓練 【展示・体験訓練】 〇陸上自衛隊 〇海上自衛隊 〇航空自衛隊 〇自衛隊青森地方協力本部 〇総務省東北総合通信局 〇国土交通省東北整備局青森河川国道事務所 〇国土交通省東北整備局青森港湾事務所 〇第一管区海上保安本部函館航空基地 〇青森海上保安部 〇青森地方気象台 〇青森県警察 〇東北管区警察局青森県情報通信部 〇青森県教育委員会 〇日本赤十字社青森県支部 〇社会福祉法人青森県社会福祉協議会 〇公益社団法人青森県医師会 〇公益社団法人青森県看護協会 〇公益社団法人隊友会青森県隊友会 〇公益社団法人青森県トラック協会 〇一般社団法人青森県歯科医師会 〇一般社団法人青森県建設業協会 〇一般社団法人青森県警備業協会 〇一般社団法人青森県解体工事業協会 〇一般社団法人日本自動車連盟青森支部 〇一般社団法人青森県エルピーガス協会 〇一般社団法人日本建設機械レンタル協会青森支部 〇一般社団法人青森県測量設計業協会 〇青森県管工事業協同組合連合会 〇下北郡電気工事工業協同組合 〇NPO法人青森県防災士会 〇NPO法人災害救助犬ネットワーク 〇NPO法人北東北捜索犬チーム 〇青森県立中央病院 〇青森市民病院 〇八戸市立市民病院 〇八戸赤十字病院 訓 練 会 場 ・ 参 加 機 関 訓 練 会 場 ( 全 般 ) 学校会場 ・むつ工業高校 ・むつ養護学校 ・大平中学校 ・大平小学校 ・第一田名部小学校 ・苫生小学校 ・大湊小学校 メイン会場 (むつウェルネスパーク) 大型ヘリ離発着場 ヘリ離発着場 (海自大湊基地) 参 加 機 関 〇国立大学法人弘前大学医学部附属病院 〇弘前市立病院 〇一部事務組合下北医療センターむつ総合病院 〇つがる西北五広域連合つがる総合病院 〇十和田市立中央病院 〇東北電力株式会社青森支店 〇東日本電信電話株式会社青森支店 〇株式会社NTTドコモ東北支社青森支店 〇KDDIコンシューマ(株)青森支店 〇ソフトバンク(株) 〇青森県生活協同組合連合会 〇青森県動物愛護センター 〇青森県立むつ工業高等学校 〇青森県立むつ養護学校 〇むつ市立大平中学校 〇むつ市立大平小学校 〇むつ市立第一田名部小学校 〇むつ市立苫生小学校 〇むつ市立大湊小学校 〇青森地域広域事務組合消防本部 〇弘前地区消防事務組合消防本部 〇八戸地域広域市町村圏事務組合消防本部 〇五所川原地区消防事務組合消防本部 〇十和田地域広域事務組合消防本部 〇三沢市消防本部 〇つがる市消防本部 〇北部上北広域事務組合消防本部 〇中部上北広域事務組合消防本部 〇鰺ヶ沢地区消防事務組合消防本部 〇青森県消防学校 〇むつ市消防団 〇むつ地区連合婦人会 〇むつ市公営企業局 〇下北地域広域行政事務組合消防本部 〇むつ市 〇青森県 洋上訓練会場 メ イ ン 会 場 【総合防災訓練の目的等】 訓練参加車両 駐車場 この訓練は、災害対策基本法第48条並びに青森県 地域防災計画及びむつ市地域防災計画に基づき、防災 関係機関・団体と地域住民の参加・連携のもとに、地 震災害発生時の応急対策を迅速、的確かつ総合的に実 施できるよう各種訓練を行うことにより、防災体制の 強化と地域住民の防災意識の高揚を図ることを目的と しています。 統監・参与駐車場 統監部員駐車場 道 路 啓 開 屋内訓練場 展示・体験 H 救援 物資 【海路】 救助・救出等訓練 一般駐車場 救援物資等【海路】・浮橋 海難救助・捜索 今年度の訓練の特徴は、訓練テーマを「孤立した地 域の受援と応援」とし、発災に伴い孤立した下北地域 において地域所在機関等及び地域住民等の自主防災活 動による初動対応、海空からの応援、孤立状態の復旧、 県内外からの応援による応急対応という実際的な訓練 と地域住民・各学校・企業等の参加するシェイクアウ ト訓練を実施します。 なお、本訓練は、県内10市持ち回りで実施してお り、本年度のむつ市は、10年ぶりの開催となります。
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