マーケットの見方(No.107)を掲載しました。

2016年8月1日
あおぞら投信株式会社
『五大陸 南米一の 実力を
ここから見せる カリオカの芽』
いよいよ8月5日から第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)が始まります。南米では初の
開催となりますが、そのブラジルではルセフ大統領の罷免問題など国内政治は一時混乱状態でした。今
回の開会宣言はテメル大統領代行が行なう予定です。今年の経済成長率はマイナス3%を下回るという予
想ですが、オリンピックが景気浮揚の力となるか、注目されています。
ブラジルは南米では一番の経済力を持つと言われ、世界でも名目GDP*1は9位、人口は5位(約2億人)*2、
国土面積*2も5位という位置づけです。これまで国の課題として、『コスト・ブラジル』と呼ばれる税制・雇用・
物流の複雑さからの高コスト体質があります。また、賄賂の横行や政府・企業の不明朗会計といったイン
フラ面の弱さを克服することが出来るかが、今後の国の発展を決めることになるでしょう。この国の最大の
資源のひとつとしてアマゾン熱帯林地域があります。水生植物、淡水魚、昆虫など数百万とも言われる固
有種が存在するこの地域は生命体研究の宝庫といえます。将来的には人類に必要な栄養素を見出す可
能性もあります。まずは来月、リオの祭典が首尾よく執り行われることで、国としての運営能力を世界に認
めさせることから、ブラジルの新たなスタートが始まるのだと考えます。
*1 IMF(国際通貨基金)World Economic Outlook Databases April 2016
*2 総務省「世界の統計」2015年値
ブラジル実質GDP成長率*とレアル対円の推移(月次、2000年1月~2016年6月末)
(円)
(%)
80
8
70
6
60
4
50
2
40
0
30
-2
ブラジル実質GDP成長率(右軸)
20
2000年
ブラジルレアル円(左軸)
-4
2002年
2004年
2006年
2008年
2010年
2012年
2014年
2016年
*実質GDP成長率:2015年以降は予想値
出所:IMF(国際通貨基金)World Economic Outlook Databases April 2016、ブラジル中央銀行
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