資料2 県内初、焼却灰からリン回収、再資源化 ~焼却灰処分経費の縮減を目指す~ 【概要】 搬入先:日本燐酸株式会社(千葉県袖ケ浦市) 事業費:平成 28 年 4 月~6 月(3 か月実績) 16.4t/月平均 従前経費=運搬費+処分費 531 万円(平成 26 年度実績) 推定経費=運搬費-原料費 361 万円(第1四半期実績*4) 経済効果=約 170 万円/年削減 【事業経緯】 これまで、磐南浄化センターで発生する下水汚泥焼却灰は、土木建築資材(セメ ント原料)としての活用をしてきた。 この焼却灰中の成分には植物の成長において肥料の三大要素のひとつであるリ ンが含まれおり、焼却灰の燐鉱石の代替使用について、日本燐酸㈱では平成 21 年 度から関東近郊の焼却灰について試験研究を始め、その後本格使用を開始した。し かし、平成 23 年の東日本大震災時の原発事故の影響で焼却灰中に放射性物質が含 有したためにその使用を中止していた。 その後、平成 24 年度からは放射性物質不検出の東海地方以西の浄化センターの 焼却灰利用の検討が始まり、愛知県内 2 処理場の焼却灰が利用されてきた。 磐南浄化センターでは平成 27 年の県からの移管以降、焼却灰の試験を行いリン 回収が可能であると実証されたことから、この 4 月より搬入を開始し、第1四半期 の成果が出たので報告します。 【焼却灰中のリン含有量】 受入品質基準 20%≦3 か月実績平均 29.3%≒要望基準 30%以上(燐鉱石と同等) 【問い合わせ】 磐田市環境水道部下水道課 TEL0538-58-3282
© Copyright 2024 ExpyDoc