救急救命士科

2016 年 7 月 17 日(日)第 7 回プレミアムカレッジ
【口頭指導】
119 コール~救急車がくるまで
*今回は①消防機関が行う口頭指導②一般市民が救急要請する場合の重要事項について講
義③口頭指導シミュレーション(参加者・学生スタッフ・教員を交えて消防機関・一般市
民両方を実施)
1.口頭指導とは
口頭指導とは救急要請受信時に、消防機関が救急現場付近にある者に、電話等により応急
手当の協力を要請し、口頭で応急手当の指導を行うこと。
平成 25 年 5 月 9 日消防救第 42 号引用
口頭指導の指導項目(消防機関が口頭指導を行う際の指導項目)
① 心肺蘇生穂王
② 気道異物除去法
③ 止血法
④ 熱傷手当
⑤ 指趾切断手当
上記に関しては説明のみ。各消防機関で定めたプロトコルに基づき実施
また、現在の口頭指導員は①救急救命士②救急隊員有資格③応急手当指導員に該当する者
とされている。
2.救急車を要請(呼ぶ)する時に必要な情報は?
*救急要請した場合の流れを説明
要請者:119 番通報
消 防:○○消防です。火事ですか?救急ですか?
要請者:救急です
消 防:住所は?場所はどこですか?
要請者:住所がわかれば正確に。わからない場合は目印(建物・交差点・電柱等)
*正確に伝えないと救急車が到着するまでに時間がかかってしまいます・・・
また、要請者以外に人が居る場合は救急車のサイレンの音が聞こえてきたら場所まで誘導
するといいです。
消 防:傷病者の情報。年齢・性別・人数等
要請者:○代、○性。○人です。
消 防:傷病者の状態は?意識はありますか?呼吸は?どのような体位(格好)か?
*状況、状態に応じて聞く内容は異なります。 病気や怪我(けが)の状態
要請者:
消 防:要請者の情報は
要請者:氏名、連絡先等質問に対して返答
*自宅で救急要請した場合に必要となるもの→あくまでも準備する余裕があれば
・保険証
・かかりつけ病院→診察券等
・お薬手帳→なければ普段飲んでいる薬
・現金
最後に、上記内容を踏まえ実習。
当然、参加者は始めての経験であったため見えない状況で傷病者の状態を聞きだすことに
四苦八苦(指導員)
また、指導員から聞かれたことに関しても傷病者の状態を説明することが十分に出来なか
った(要請者)
最後に・・・
*一般市民として救急要請するが、実際現場に遭遇してみないとわかりません。
あくまでも初歩的な内容を今回は紹介しました。
今後、救急要請することになった場合は、今回の経験を活かしてください。
*傷病者の意識がなく、普段の呼吸をしていない場合→心肺蘇生法
*食事中に食べものを詰めて苦しい→異物除去法
*出血している場合→止血法
口頭指導は HP でも内容の閲覧は可能です。