2016 年 8 月 12 日号 週刊株式アウトルック 来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株式..................................................................................... 1 2. 注目テーマ① 動意付いた半導体関連銘柄 .................................... 2 3. 注目テーマ② 「山の日」で登山関連市場は拡大するか ................... 3 4. 注目テーマ③ 米大統領選の日本株への影響 ................................ 4 5. ドル円相場 .................................................................................. 5 6. 米国株式..................................................................................... 5 7. 投資部門別売買動向 ................................................................... 6 8. 個人投資家の買付動向 ................................................................ 7 9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) .............................................. 7 10. テクニカル分析 ............................................................................. 8 11. 来週・再来週の主なスケジュール ................................................... 9 投資情報部 2016 年 8 月 12 日(金) 週刊株式アウトルック 1.日本株式 横山 敦史 【日経平均の推移と来週の見通し】 20,000 (円) (兆円) <来週の予想レンジ:16,200~17,200円> 12 11 19,000 10 75日移動平均(左軸) 18,000 9 日経平均(左軸) 17,200円 8 17,000 7 16,000 16,200円 6 25日移動平均(左軸) 5 15,000 4 14,000 3 2 13,000 1 東証一部売買代金(右軸) 12,000 2/23 2016年 3/14 4/4 4/22 5/18 6/7 6/27 7/15 8/5 8/26 0 (月/日) 注:予想はSMBC日興証券 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 4-6月期実質GDPは2四半期連続のプラス成長となるか 来週は15日朝方に発表される日本の4-6月期実質GDP成長率に市場の注目が集まる。市場では、前期比 年率+0.7%(8/10時点Bloomberg調査)と2四半期連続のプラス成長が予想されている。 事前予想を上回った場合はもちろんだが、2四半期連続のプラス成長になれば、海外投資家による日本株 の見直し買いも期待され、相場の押し上げ要因となろう。 お盆シーズン入りで商いはやや低調か 今週末から国内ではお盆シーズン真っ只中となるほか、海外でも手掛かり材料に乏しく、商いは低調となる 可能性がある。ただ、薄商いの中では、小さな株価材料でも相場が大きく変動するリスクがあるため、短期ス タンスの投資家にとっては注意が必要となろう。 そろそろ円安の追い風が欲しいところ 足元では、日銀によるETF買入れ増額の政策効果もあり、多少円高が進行しても日経平均は底堅い推移と なるパターンが見られる。ただ、ファンダメンタルズから大きく乖離した株高は、どこかでそのギャップが修正 される可能性があり、そうなる前の円高修正が望まれるところである。 為替が動意づくきっかけとして、引き続き日米の金融政策がカギを握ることになろうが、日銀に関しては9月 の“総括的な検証”やそれに関する報道が出るまでは材料が出にくい。しばらくは米国の利上げ判断に繋が る米国経済指標への注目度が高まることとなろう。 1 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 12 日(金) 週刊株式アウトルック 2.注目テーマ① 動意付いた半導体関連銘柄 図表1. SEMI半導体製造装置市場予想 ソフトバンクG(9984)が英半導体設計大手ARM 社を買収すると発表したことで、再び半導体市場 への関心が高まっている。今後、IoT(モノのイン ターネット)や自動運転などが広がっていくことが 予想される中、その普及において半導体が持つ 役割は大きい。 半導体はテレビやスマートフォン、パソコン、車と いった身近にあるものに使用されている他、イン ターネット・通信などの社会インフラの構築などに も必要で、我々の生活にとって欠かせない存在 だ。 半導体の中でもいま注目を集めているのは半導 体メモリと呼ばれる記憶装置だ。例えばスマート フォンやパソコンにはNAND型フラッシュメモリが 多数搭載されている。最近では、スマートフォン で写真や動画を保存することが増えてきているた め、容量を大きくするニーズが高まっている。今 秋に発売される予定のAppleの新型iPhoneはスト レージ容量が倍増するため、搭載するNANDの 容量も倍になるといわれている。また、他のスマ ホメーカーもこれに追随することが考えられ、需 要は旺盛だ。 業界団体SEMIの年央市場予測によると半導体 製造装置の市場規模(新品販売額)は、2016年 は369億ドルと前年比1.1%増で横ばい圏だが、 2017年には411億ドルで同11%増と2桁増を見込 んでいる(図表1)。 弊社では半導体投資サイクル的にも2016年をボ トムとし、2019年まではNAND関連がけん引役と なり拡大基調が続くと予想している。特に大容量 化に対応できる3次元(3D)NANDに株式市場の 関心は向かっている。NANDを立体構造にする ことにより面積あたりの容量を増やすことが可能 となる。歩留まりは低いと思われるものの、従来の NAND(2D)の不足感から今後はこちらにシフト していくと思われる。3D NAND等への設備投資 の前倒しにより、半導体製造装置関連銘柄など が恩恵を受けると考えられる。また、ウェハーなど の半導体材料にもその恩恵が及ぶ可能性がある だろう。 (十億ドル) 60 200% 半導体製造装置売上高(左軸) YoY% (右軸) 50 150% 40 100% 30 50% 20 0% 10 -50% 0 -100% 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 (年) 予 予 出所: SEMIよりSMBC日興証券作成 図表2. 半導体製造装置関連3社受注額の推移 14年 15年 4-6月 1-3月 10-12月 7-9月 4-6月 1-3月 10-12月 7-9月 4-6月 (億円) 1-3月 3,000 2,800 2,600 2,400 2,200 2,000 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 16年 注:図表3のうち決算短信に17/3期4-6月の受注額が掲載されているデ ィスコ、アドバンテ、東エレクの受注額の合計(8/5時点) 出所: 会社資料よりSMBC日興証券作成 図表3. 主な半導体関連銘柄 銘柄 コード 銘柄略称 6146 ディスコ 11,280.0 6274 新 川 594.0 6502 東 芝 263.9 6857 アドバンテ 1,411.0 7729 東京精 2,435.0 7731 ニコン 1,552.0 7735 スクリン 1,154.0 8035 東エレク 8,665.0 8/10 終値(円) 石田 卓也 半導体関連の事業内容 半導体ウエハの切断装置、研削装置、研 磨装置で世界トップシェア。 独立系の半導体製造装置専業。後工程の ワイヤボンダ(結線装置)で世界上位。 SSD用の需要増などを見込み、フラッシュ メモリ工場へ約3,600億円を投資。 半導体試験装置の国内最大手メーカー。メ モリ半導体用で約50%のシェアで世界首 位。 ウエハ検査装置でトップシェア。八王子工 場に新棟建設で大型の半導体製造装置 の能力増強。 半導体製造用露光装置に強く、オランダの ASMLに次ぐ世界シェア2位。 半導体製造装置などの大手メーカー。3次 元NAND向けが好調。 半導体製造装置で業界3位。3次元NAND 向け好調。有機EL装置も手掛ける。 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 2 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 12 日(金) 週刊株式アウトルック 3.注目テーマ② 「山の日」で登山関連市場は拡大するか 図表1. アウトドア用品の国内市場規模の推移 母良田 剛 8月11日は「山の日」である。これは2014年に国 民の祝日と制定され、今年から施行されることに なった。 報道によれば、2003年から2008年まで600万人 前後と沈んでいた登山人口は、「山ガール」ブー ムによって2009年には1,230万人へ倍増した。そ の後、ブームは沈静化したものの、中高年の登 山初心者も増加し、現在も高水準にて推移して いる。またピクニックやハイキングの参加人口は 2014年で2,440万人にものぼる。最近では、山を 走るトレイルランの人気も高まってきている(日本 生産性本部「レジャー白書」)。 登山人口の拡大には、2013年6月の富士山の世 界遺産登録も後押しとなり、訪日外国人旅行者 の増加もポジティブに影響していよう。東京都心 から電車で約1時間で行くことができる高尾山は、 海外のガイドブックで三ツ星に認定されたことも あり、今や年間で約250万人以上が登り、「世界 一登山客の多い山」と言われている。 矢野経済研究所によれば、アウトドア用品の国 内市場は2011年の1,560億円から毎年成長し、 2016年には約1,900億円に達する見通しである (図表1)。登山は他のスポーツに比べて、用具 やウエアなどのアイテム数が多いが、登山人口 の4割以上は50歳以上の中高齢者であるため、 購買力が期待できよう。キャンプ用品も含めて海 外ブランドが多い中、日本ブランドではスノーピ ークなどが健闘している。 登山口への交通手段は電車やバスを利用するこ とが多い。富士山へは富士急が便利なほか、関 東では小田急や京王電鉄が人気の登山コース へのアクセスとなっている。関西では南海電鉄が 金剛山へ、阪急が六甲山への手軽な交通手段 である。 主な登山関連銘柄を図表3に掲載する。 (億円) 2,000 1,800 1,600 1,400 1,200 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 (見込み) 2016年 (予測) 注: メーカー出荷金額ベース 出所: 矢野経済研究所「スポーツ用品市場に関する調査を実施(2016 年)」よりSMBC日興証券作成 図表2. 登山者の年齢構成 ~日本アルプスの場合~ 3.2% 5.2% 13.5% 23.2% ~20歳 20代 30代 40代 20.0% 50代 15.5% 60代 19.5% 70歳~ 出所: 長野県HPよりSMBC日興証券作成 図表3. 主な関連銘柄 8/10 株価(円) コード 銘柄略称 登山・ハイキング関連の主な内容 3028 アルペン 1,831.0 スポーツ用品小売りの大手。 3880 大王紙 1,105.0 頻尿を理由に登山やハイキングを敬遠する中高年層向けに、大人用 紙おむつ「アテントスポーツパンツ」を販売。 6952 カシオ 1,388.0 方位、気圧、高度、温度などの計測が可能なアウトドア向け腕時計「プ ロトレック」が人気。アウトドア向けカメラも販売。 7514 ヒマラヤ 7816 スノーピーク 4,100.0 7936 アシックス 2,012.0 「ゲルフジアタックシリーズ」というトレイルランニングシューズを販売。 8111 Gウイン 5,420.0 スポーツウエア専業メーカー。「ザ・ノース・フェイス」の日本における商 標権を保有。 9007 小田急 1,117.0 沿線には日本百名山の一つである丹沢山があるほか、箱根方面にも アクセス。 9008 京 王 895.0 高尾山口駅は、世界一の登山者数(年間約250万人)を誇る高尾山へ のアクセス駅。 9010 富士急 1,248.0 925.0 スポーツ用品店チェーン。登山用品の販売に強み。 キャンプや登山などのアウトドア用品の製造・販売が主力。アウトドア 製品はテントや寝袋、テーブル、コンロなど取り扱い領域が広い。 山梨、静岡など富士山麓が地盤。日本各地から河口湖・富士山麓ま で高速バス運行。 出所:東洋経済四季報、各社HPなどよりSMBC日興証券作成 3 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 12 日(金) 週刊株式アウトルック 4.注目テーマ③ 米大統領選の日本株への影響 図表1. クリントン氏とトランプ氏の支持率 11月の米国大統領選挙を巡る世論調査では、 足元でクリントン氏の支持率がトランプ氏をリード も、7月下旬にはトランプ氏が一時的にリードする 場面もあり、情勢は依然流動的。 日本株への影響については、どちらの候補が勝 利した場合でもマイナスに働く可能性があるが、 相対的には総じてトランプ氏の方が下押しリスク が強まりやすいとみられる。 トランプ氏の政策には共和党主流派とは異なる ものが散見される。駐留米軍の経費負担を巡っ て同盟国との関係が悪化する可能性もあり、政 治的不透明感が強まろう。 業種別では、外需セクターが最も大きな影響を 受けるとみられる。 為替政策では、両候補とも円安に批判的であり、 一時的に円高が進行する可能性。 金融政策については、トランプ氏の場合、低金 利の継続を主張しており、利上げ観測の後退を 背景に円高リスクは一段と高まろう。 TPP(環太平洋パートナーシップ)協定について は、共に批判的だが、再交渉を模索するクリント ン氏に対してトランプ氏は離脱を主張。トランプ 氏の場合、外需株への下押し圧力が強まろう。 一方、医薬品・ヘルスケア業界は異なる反応も 予想される。 両候補とも薬価引き下げを主張しており、逆風と なるが、クリントン氏は製薬会社の広告宣伝費に 対する税額控除の廃止など、より強硬な主張を 展開。オバマケア(医療保険制度改革)について もトランプ氏が廃止を示唆する一方、クリントン氏 は強化する方針であり、医療費の抑制を目的に 関連業界に一段の値下げを迫る可能性。 (%) 50 48 武田 泰典 クリントン氏 46 44 42 40 トランプ氏 38 3/1 3/16 3/31 4/15 4/30 5/15 5/30 6/14 6/29 7/14 7/29(月/日) 注:各調査機関による世論調査結果の平均。直近は8/9時点 出所: RealClearPoliticsよりSMBC日興証券作成 図表2. クリントン氏とトランプ氏の政策 クリントン氏(民主党) トランプ氏(共和党) <経済・財政> 為替・通商 政策 ・日本や中国は「為替操作国」 ・メキシコの米国企業による逆輸入品 に関税 ・TPPを離脱 ・富裕層の課税を強化 ・課税逃れ対策として海外移転企業 には「出国税」も提案 ・5年で2,750億ドルのインフラ投資 税・財政 政策 ・連邦法人税率を35%から15%に 引き下げ ・中所得者層を中心に減税、最高税率 も39.6%から33.0%へ引き下げ ・総額1兆ドルのインフラ投資 イエレンFRB議長の再任支持 金融政策 低金利の継続(イエレンFRB議長は 再任せず) ・日本や中国は「為替操作国」 ・TPPの再交渉を示唆 <外交・安全保障> 「イスラム国」の空爆を強化 最大6万5,000人を受け入れ アジア重視路線は継続 ・中国の人権状況を批判しながらも、 米中関係の重要性を強調 ・プーチン政権の強権的な内政や 外交を批判 米国を「クリーンエネルギー大国に」 テロ対策 イスラム教徒の一時的な入国禁止措置 シリア難民 受け入れ拒否 対日政策 日本が駐留米軍の経費を全面負担し ない場合の撤退を主張 対中・ロシア ロシアとの関係改善に言及 政策 環境対策 温暖化対策「パリ協定」から離脱 <内政> 不法移民の市民権取得を容易にする 法改正支持 強化を推進 不法移民 銃規制 強制送還。メキシコ国境に壁を建設 強化に反対 巨大銀行の課税強化 金融規制 厳しい金融規制の見直し オバマケアを強化 医療保険 オバマケアの廃止を示唆 出所: 各種報道よりSMBC日興証券作成 4 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 12 日(金) 週刊株式アウトルック 5.ドル円相場 龍 翔太 【ドル円相場の推移と来週の見通し】 (円/ドル) この1週間は週初に前週末の米雇用統計 の良好な結果を背景にドル買いが進行し たものの、一巡後は押し戻された。 足元でドル円は軟調な動きが続いている が、日銀が次回会合(9月20~21日)で行う 「総括的な検証」に対する不透明感が一因 とみられる。短期的には、引き続き円の下 値は限定的となる可能性があろう。 一方、来週は米国で比較的注目度の高い 経済指標の発表が相次ぐため、米景気見 通しに注目が集まろう。市場の年内利上げ の織込みは5割弱程度に留まっており、一 段の上昇余地がある。 これらの米経済指標結果が米景気の堅調 を示せば、年内利上げ期待の高まりがドル 円を下支えしよう。 <来週の予想レンジ:100.50~103.50円> 116 115 114 113 112 111 110 109 108 107 106 105 104 103.50円 103 102 101 100 100.50円 99 98 3/1 3/17 2016年 4/4 4/20 5/6 5/24 6/9 6/27 7/13 7/29 8/16 (月/日) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 6.米国株式 河田 剛 【S&P500 四半期EPS(前年同期比)の推移】 米国株は7月の雇用統計の結果が好調だ ったことなどを受け、S&P500指数は8月5 日に史上最高値を更新した。 S&P500採用企業の4-6月期決算発表は8 月9日の450社発表済み時点で、1株当たり 利益(EPS)は前年同期比で▲3.0%と直前 予想の▲5.7%(7月8日時点のBloomberg 集計)を上回るペースとなっているが、5四 半期連続で減益となる可能性が高まって いる。また、アナリストの業績下方修正が増 加しており、7-9月期の予想EPSは7月30日 時点の同+0.3%から、8月5日時点では同 ▲0.6%と、6四半期連続での減益予想とな っている。 S&P500の12ヵ月先予想PER(IBES集計) が8月9日時点で17.1倍と割安感がないこ と、市場参加者が少ないことなどもあり、目 先の株価は上値が重い動きとなろう。 (%) 80 60 実績 40 20 直前予想 0 ‐20 予想 ‐40 ‐60 ‐80 07/3 08/3 09/3 10/3 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 (年/月) 注:予想は8月5日時点のBloomberg集計 出所:BloombergよりSMBC日興証券作成 5 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 12 日(金) 週刊株式アウトルック 7.投資部門別売買動向 石田 卓也 月次投資部門別売買動向(ETF・REIT) 2016年7月のETFは海外投資家が1,088億円と2ヵ月ぶりの買い越し。一方、個人は▲1,067億円と2ヵ月ぶりの 売り越しとなった。 J-REITは海外投資家が▲169億円と3ヵ月連続の売り越し。一方、金融機関が158億円、投資信託が266億円 と3ヵ月連続の買い越し。 【日経平均株価とETFの主な投資部門別売買動向の推移】 5,000 (億円) 4,000 3,000 (円) 金融機関(左軸) 海外投資家(左軸) 個人( 左軸) 22,000 20,000 2,000 18,000 1,000 0 16,000 ▲ 1,000 14,000 ▲ 2,000 日経平均株価(右軸) ▲ 3,000 12,000 ▲ 4,000 ▲ 5,000 14/5 14/8 14/11 15/2 15/5 15/8 15/11 16/2 10,000 16/5 (年/月) 注: 売買動向は2014年5月から2016年7月まで、株価は2016年7月29日までのデータ 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 【東証REIT指数とJ-REITの主な投資部門別売買動向の推移】 1,500 (億円) (pt) 東証REIT指数(右軸) 2,000 1,900 1,000 1,800 1,700 500 1,600 1,500 0 1,400 1,300 ▲ 500 ▲ 1,000 14/5 1,200 金融機関(左軸) 海外投資家(左軸) 投資信託(左軸) 14/8 14/11 15/2 1,100 15/5 15/8 注: 売買動向は2014年5月から2016年7月まで、指数は2016年7月29日までのデータ 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 6 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 15/11 16/2 1,000 16/5 (年/月) 2016 年 8 月 12 日(金) 週刊株式アウトルック 8.個人投資家の買付動向 菊池 祐一 【買付代金上位10銘柄(8/5~8/10、銘柄コード順)】 コード 銘柄名 市場 業種 8/4終値 (円) 8/10終値 (円) 騰落率 (%) 1357 日経ダブ 東証 ETF 2,961.0 2,798.0 -5.5 1570 日経レバ 東証 ETF 10,480.0 11,060.0 5.5 4528 小野薬 東証1部 医薬品 3,600.0 3,010.0 -16.4 4565 そーせい マザーズ 医薬品 16,050.0 16,670.0 3.9 東証1部 輸送用機器 5,691.0 5,944.0 4.4 21,225.0 22,780.0 7.3 7203 トヨタ 7974 任天堂 東証1部 その他製品 8306 三菱UFJ 東証1部 銀行業 507.1 536.1 5.7 8411 みずほ 東証1部 銀行業 162.8 166.3 2.1 9983 ファーストリテイ 東証1部 小売業 35,500.0 37,000.0 4.2 9984 ソフトバンクG 東証1部 情報・通信業 5,842.0 6,364.0 8.9 ブル型だけでなくベア型の日経平均連動 ETFも買われている。 抗がん剤の臨床試験が失敗したことで株価 が急落した小野薬(4528)は、値頃感から買 われた模様。 そーせい(4565)、任天堂(7974)は、個人 投資家の物色が継続している。 日銀のETF買い期待で、TOPIXの寄与度 が高いトヨタ(7203)、メガバンク株、日経平 均の寄与度が高い、ファーストリテイ (9983)、ソフトバンクG(9984)が物色され た模様。 注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外 取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部) 髙山 裕介 【値上がり率上位10銘柄(8/4~8/10)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 業種 4201 6448 6335 6773 6376 5105 5714 8331 6768 6305 日合成 ブラザー 東京機 パイオニア 日機装 洋ゴム DOWA 千葉銀 タムラ製 日立建 化学 電気機器 機械 電気機器 精密機器 ゴム製品 非鉄金属 銀行 電気機器 機械 8/3 終値 (円) 596.0 1,142.0 37.0 179.0 674.0 970.0 523.0 472.0 300.0 1,557.0 8/10 終値 値上がり率 (% ) (円) 906.0 52.0 1,520.0 33.1 47.0 27.0 223.0 24.6 828.0 22.8 1,164.0 20.0 626.0 19.7 562.0 19.1 355.0 18.3 1,842.0 18.3 【値下がり率上位10銘柄(8/4~8/10)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 2193 3660 4246 3319 4553 2428 1890 5721 4528 6383 COOK アイスタイル DNC GDO 東和薬品 ウェルネット 東洋建 S・サイエンス 小野薬 ダイフク 業種 サービス 情報・通信 化学 小売 医薬品 サービス 建設 非鉄金属 医薬品 機械 8/3 終値 (円) 1,517.0 931.0 1,348.0 805.0 5,130.0 1,819.0 513.0 43.0 3,633.0 2,056.0 8/10 終値 値下がり率 (% ) (円) 1,055.0 -30.5 688.0 -26.1 1,038.0 -23.0 633.0 -21.4 4,080.0 -20.5 1,465.0 -19.5 417.0 -18.7 35.0 -18.6 3,010.0 -17.1 1,721.0 -16.3 注: 対象は東証1部銘柄 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 7 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 日経平均は8/4~8/10の間、4.1%上昇。 日合成(4201): 三菱化学によるTOB価格にさや寄せ。 ブラザー(6448): 17/3期通期計画の上方修正を好感。 日機装(6376)、千葉銀(8331): 自社株買い発表を好感。 COOK(2193): 17/3期1Q最終利益が市場予想を下回った ことを嫌気。 小野薬(4528): 抗がん剤オプジーボの臨床試験で従来よ り幅広い肺がん患者への効果が認められ なかったことを嫌気。 ダイフク(6383): 17/3期1Qで受注が失速したことを嫌気。 2016 年 8 月 12 日(金) 週刊株式アウトルック 10.テクニカル分析 石田 卓也 【WTI原油先物】 【NT倍率】 WTI原油先物指数は約1ヵ月ぶりに25日移動平 均線を回復。 9月下旬の産油国会議で協調生産調整の期待も あり、上昇基調に弾みがつく可能性もあろう。 (ドル) 55 日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は、2000年4 月に日経平均が構成銘柄の大幅入替を発表して 以降で最高を記録。 日銀のETF購入枠は5割強が日経平均型、4割弱 がTOPIX型とみられ、日経平均はTOPIXよりも買 われ易くなっている様子。 (円) 20,000 25日移動平均線 (倍) 12.8 50 NT倍率 (右軸) 19,000 12.6 45 18,000 40 17,000 75日移動平均線 12.4 16,000 35 12.2 15,000 日経平均 (左軸) 30 4/1 4/21 5/11 6/1 6/21 7/12 14,000 8/1 (月/日) 16/1 出所:BloombergよりSMBC日興証券作成 16/2 16/3 16/4 16/5 16/6 12.0 16/8 (年/月) 16/7 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 【日本株市場関連データ(8/10)時点)】 指数 日経平均株価 25日移動平均 75日移動平均 200日移動平均 売買高(東証1部、万株、①) 25日移動平均 8/10 前週末比 前週末比 (%) (円) 終値(円) 16,735.12 480.67 2.96 指数 TOPIX 2.54 JPX日経400 11,833.82 322.25 2.80 2.21 東証2部指数 4,207.30 44.35 1.07 -2.83 東証マザーズ指数 912.67 -4.62 -0.50 170,031 日経JASDAQ平均 2,458.23 10.32 0.42 210,759 東証REIT指数 1,840.12 6.24 0.34 16,320.36 移動平均 16,373.02 乖離率 17,223.46 売買代金(東証1部、億円、②) 20,906 東証1部予想配当利回り(%) 25日移動平均 24,440 東証1部予想PER(倍) 売買単価(円、②/①) 8/10 前週末比 前週末比 (%) 終値(円,pt) (円,pt) 1,314.83 34.93 2.73 1229.59 値がさ株が買われており、前週末からの上昇は日経 平均が相対的に高い。 2.19 14.75 東証1部PBR(倍) 1.16 東証REIT指数予想分配金利回り(%) 3.48 【テクニカル指標】 騰落レシオ(東証1部、25日) ストキャスティクスなど一部のテクニカル指標では買 サイコロジカル(TOPIX) われ過ぎを示唆。 ストキャスティクス(TOPIX) RSI(TOPIX) [単位:%] 98.33 判定 ― 41.67 ― 77.27 買われ過ぎ ― 43.28 注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。 テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売 られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎと判断される 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 8 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 12 日(金) 週刊株式アウトルック 11.来週・再来週の主なスケジュール 柴山 真里枝 来週、国内では4-6月期の実質GDP、7月の貿易収支が発表される。実質GDPについては、民間消費のほ か、マイナス金利により住宅投資が、16年度当初予算の執行前倒しにより公共投資が増加する見込み。輸出 も穏やかな回復を見せていることから、プラス成長が期待される。 海外では、米国で、足元の景況感に関する速報性の高いニューヨーク連銀・フィラデルフィア連銀の製造業 景況指数が発表予定。また、再来週にかけて住宅関連の指標が相次いで発表される。米国の住宅市場は安 定的に拡大しており、個人消費とともに米国経済を牽引しているだけに注目される。 【来週の主なスケジュール】 発表日 国・ 地域 日本 8月 15日 (月 ) 米国 インドネシア タイ ロシア 米国 8月 16日 (火 ) ユーロ圏 独 英国 インド 日本 米国 8月 17日 (水 ) 英国 NZ ロシア 日本 8月 18日 (木 ) 米国 ユーロ圏 豪州 8月 19日 (金 ) 8月 20日 (土 ) 8月 21日 (日 ) フィリピン 日本 インドネシア 日本 4-6月期 - 8月 7月 4-6月期 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 5-7月期 6月 8月 7月 7月 7月 - 4-6月 7月 4-6月期 4-6月期 7月 7月 7月 7月 7月 8月 7月 7月 7月 4-6月期 7月 実質 GDP( 前期比年率、1次速報) 終戦記念日 ニュ ーヨーク連銀製造業景況指数 貿易収支 実質GDP(前期比) 鉱工業生産(前年比、発表日未定、~16日) 消費者物価指数(除食品&エネルギー、前年比) 鉱工業生産指数( 前月比) 住宅着工件数( 前月比) 住宅着工件数(年率換算) 住宅着工許可件数( 前月比) 住宅着工許可件数(年率換算) TJXカンパニーズ、ホームデポ決算 貿易収支(季調済) ZEW景気期待指数 消費者物価指数(前年比) 卸売物価指数(前年比) JNTO(日本政府観光局)訪日外客数 FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨(7月26~27日開催分) ILO失業率 - 失業保険申請件数 就業者数(前期比) 失業率 実質小売売上高(前年比) 貿易収支( 季調済) 貿易収支 輸出( 前年比) 輸入( 前年比) フィラデルフィア連銀製造業景況指数 消費者物価指数(前年比、確報、前回値は速報値) 新規雇用者数(前月比) 失業率 実質GDP(前期比) 全国百貨店売上高(前年比) 政策金利 - 安倍首相、リオ五輪閉会式出席 市場予想 0.7% 前月・ 前期・ 前年 1.9% - 2.00 9.41億ドル 0.4% 0.7% 2.3% 0.2% ▲1.1% 117.6万戸 0.6% 116.0万戸 - 0.55 9.00億ドル 0.9% 1.7% 2.3% 0.6% 4.8% 118.9万戸 1.5% 115.3万戸 - - - 0.5% 2.86% - 245億ユーロ ▲6.8 0.5% 1.62% 1,986千人 - - 4.9% 5,000人 0.6% 5.3% ▲5.7% - - 5.00% - 4.9% 400人 1.2% 5.2% ▲5.9% 3,350億 円 6,931億 円 ▲7.4% ▲18.8% ▲2.9 0.9% 7,900人 5.8% 1.1% ▲3.5% 5.25% - - - - - - 1.3 - 6,000人 5.8% 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年8月12日7時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 9 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 12 日(金) 週刊株式アウトルック 再来週、国内では7月の全国消費者物価指数、全国スーパー売上高、全国コンビニエンスストア売上高など 個人消費の動向を示す指標が発表予定。 海外では、米国で世界各国の中銀関係者などが集まるジャクソンホール会議が開催される。イエレンFRB議 長の講演が予定されており、利上げ時期を占う上で注目が集まろう。 【再来週の主なスケジュール】 発表日 8月 22日 (月 ) 国・ 地域 日本 メキシコ 日本 米国 8月 23日 (火 ) ユーロ圏 トルコ 米国 8月 24日 (水 ) NZ マレーシア 南ア 米国 8月 25日 (木 ) 日本 8月 27日 (土 ) 8月 28日 (日 ) - 7月 8月 8月 - - - 6月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 - 独 豪州 8月 26日 (金 ) 7月 7月 4-6月期 米国 ユーロ圏 英国 日・韓 - 英国 8月 4-6月期 7月 8月 4-6月期 7月 4-6月期 - - 8月 全国スーパー売上高(前年比) 全国コンビニエンスストア売上高(前年比) 実質GDP(前期比) 日銀の黒田総裁が講演 新築住宅販売件数( 前月比) 製造業PMI(速報) サービス業PMI(速報) 政策金利 (1週間物レポ金利) (翌日物貸出金利) (翌日物借入金利) FHFA住宅価格指数(前月比) 中古住宅販売件数( 前月比) 貿易収支 消費者物価指数(前年比) 消費者物価指数(前年比) 耐久財受注( 前月比) 耐久財受注( 除輸送用機器、前月比) ジャクソンホール会議( ~ 27日、 26日にイエレン FRB( 連邦準備制度理事会) 議長が講演予定) IFO景況指数 民間設備投資(前期比) 全国消費者物価指数( 生鮮食品除く、前年比) 都区部消費者物価指数(生鮮食品除く、前年比) 実質 GDP( 前期比年率、改定値、前回値は速報値) マネーサプライM3(前年比) 実質GDP(前期比、改定値、前回値は速報値) 日韓財務対話(ソウル) 第6回アフリカ開発会議(~28日、ケニア、安倍首相出席予定) 全国住宅価格(前年比、発表日未定、~9月3日) 市場予想 前月・ 前期・ 前年 - - - - ▲2.9% ▲0.5% 0.8% ▲0.3% - - - - - - 0.2% - - - 4.2% - - 3.5% 52.0 52.9 7.50% 8.75% 7.25% 0.2% 1.1% 1.27億NZドル 1.6% 6.3% ▲3.9% ▲0.4% - - - - - - 1.1% 108.3 ▲5.2% ▲0.5% ▲0.4% 1.2% 5.0% 0.6% - - - - - - - 5.2% 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年8月12日7時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 10 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 12 日(金) 週刊株式アウトルック 本資料について 【免責事項】 本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく、SMBC日興証券株式会社(以下「弊社」といいます)が投資情報の提供を目 的に作成したものです。本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが、これらの情報 が完全、正確であるとの保証はいたしかねます。情報が不完全または要約されている場合もあります。本資料に記載する価格、数値等 は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。かかる価格、数値等は予告なしに変更する ことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし、本資料に ある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料にある情報の 使用による結果について、弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません。本資料は、本資料を受領される特定のお客様 の財務状況、ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません。本資料はお客様に対して税金・法律・投資上のアド バイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目 論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 本資料は、弊社又は弊社の関連会社から配布しています。本資料に含まれる情報は、提供されましたお客様限りでご使用ください。本 資料は弊社の著作物です。本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製 または転送等を行わないようにお願いいたします。本資料に関するお問い合わせは、弊社の営業担当者までお願いいたします。 本資料に記載された会社名、商品名またはサービス名等は、弊社または各社の商標または登録商標です。 【金融商品取引法第 37 条(広告等の規制)にかかる留意事項】 手数料等について 弊社がご案内する商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。例えば、店舗における国内 の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大 1.242%(ただし、最低手数料 5,400 円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の 申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及 びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお 支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、 円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。 リスク等について 各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財 務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元 本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。 なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共 に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過 損リスク)があります。 また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。 上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。 商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号 加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商 品取引業協会 (2015/04/09 版)
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