第4文型の語順と前置詞の謎

第4文型の語順と前置詞の謎
∼ MISATO さ ん の 質 問 に 答 え て ∼
by
KAZU 先 生
主語+動詞+「∼に」+「∼を」の英文を、「∼を」+「∼に」
の 形 に す る と き 、「 ∼ に 」の 前 に 前 置 詞 to が 必 要 だ と 載 っ て い た の
で す が 、 問 題 集 の 中 に た ま に for の 場 合 が あ る ん で す 。
to と for の 使 い 分 け に つ い て 教 え て く だ さ い 。
「 主 語 + 動 詞 + 目 的 語 (∼ に ) + 目 的 語 (∼ を )」 の よ う な 文 の 組 み 立 て
を ,第 4 文 型 と い う (文 型 に つ い て は ,ウ ロ コ 先 生 の「 な ぜ ? か ら わ か る 英 語 入 門 中 級
編 」 に く わ し く 載 っ て い ま す )。
動詞
∼に
My
father
主語
gave
me
a
私の
父は
与えた
私に
(1 つ の )
動詞
∼に
My
father
bought
me
私の
父は
買った
(買 っ て く れ た )
私に
主語
∼を
camera.
カメラを。
∼を
a
(1 つ の )
camera.
カメラを。
この形をどうしても「主語 + 動詞 + ∼を + ∼に」の順番にしたいとき
は 前 置 詞 が 必 要 に な る (次 の ペ ー ジ の 例 文 参 照 。 な お , こ の よ う に 書 き か え る と , 英 文
は , 第 4 文 型 か ら 第 3 文 型 に 変 わ り ま す 。 意 味 は 同 じ な の に ね … )。
そ の 際 ,MISATO の 言 う と お り ,前 置 詞 は to の 場 合 と for の 場 合 が あ る 。ど
のように使い分けるのかと言うと,
○
to を 用 い る ・・・・・・
give 「 与 え る 」 , show 「 見 せ る 」 の よ う に ,「 ∼ に 」 と
「∼を」の両方がそろわないと文が成り立たない動
詞の場合。
to「 ∼ へ 」 は 移 動 を 表 す 。 物 (「∼ を 」に あ た る 物 ) が 人
(「∼ に 」に あ た る 人 ) に 移 動 す る だ け 。
My
father
gave
a
私の
父は
与えた
(1 つ の )
We
showed
私たちは
○
見せた
camera
カメラを
some
pictures
to
いくつかの
写真たちを
∼へ
to
me.
∼へ
私。
Ken.
健。
for を 用 い る ・・・・・・ buy 「 買 う 」 の よ う に , 本 来 な ら 目 的 語 は 「 ∼ を 」 だ
け で す む 動 詞 の 場 合 。こ れ に「 ∼ に 」が 付 く と ,
「∼
してあげる」的な意味になる。
for の 意 味 は 「 ∼ の た め に 」。「 ∼ の た め に 」 ∼ し て
あげるという感じになる。
My
father
bought
a
私の
父は
買った
(1 つ の )
camera
カメラを
for
∼のために
me.
私。
な お ,ス ラ ス ラ 流 で は ,前 置 詞 (to や for)の 後 の 目 的 格 (me や him)に「 ∼ に ,
を 」 を 付 け な い 。 だ か ら me の 意 味 は 「 私 」 と だ け し て あ る 。
おしまい