「宮前楽市」参加団体募集 平 瀬 川 ・ 飛 森 谷 戸

まちづくり協議会の「広報ラック」新登場!
町内会の回覧でおなじみの『まち
づくり広場』ですが、手にとってみ
なさまにゆっくり見て頂く機会を
増やすため、医院、薬局、飲食店な
どの店舗や施設などでお持ち帰り
いただけるよう「広報ラック」を設
置することにしました。
広報ラックは軽量でおしゃれな
木目調。シンプルなデザインながら
収容力も抜群です。『まちづくり広
場』をはじめ、まちづくり協議会の
情報を毎月お届けします。
問合せ:区役所地域振興課
電話:856-3125
ご近所国際交流 3
戦争の遺跡を訪ねる ⑦
~声かけあえる
ご近所づきあいの方法~
移された庚申塔(こうしんとう)
国道 246 旧道の宮崎団地前信号から宮崎第2公
園へ下る坂道は、昔の大山街道の一部で庚申坂と
呼ばれています。300 年以上前に建てられた庚申
塔があったのがその名の由来です。
昭和 15 年(1940 年)5月、当時の馬絹、梶ヶ
谷、大塚、土橋、上作延、下作延の農家が軍に呼
び出されて「この付近一帯を軍用地(注)として
接収する。大体1年の間にすべて撤去し移転する
こと」と言われました。庚申坂周辺の三又と呼ば
れていた地域の農家 32 軒(33 軒とも言われてい
ます)は、集団移転先を探し求め、今の寺台や矢
尻のバス停付近に落ち着きました。先祖代々の墓
はすべて掘り起こし、移転先に埋めたそうです。
その際庚申坂にあった庚申塔も一緒に移されま
した。現在は宮前休日急患診療所の前に記念碑と
ともに大切に祀られています。
ご近所の外国人と、あるいは外国人で日本人と
仲良くなりたい。でも言葉が通じるかな?なんて
思っていませんか?「やさしい日本語」と「異文
化理解」を学び実際に交流をしましょう。
日 時:9月 12 日(月)〜12 月5日(月)全7回
午前 10 時〜12 時ほか
会 場:宮前市民館、民家園、宮前消防署ほか
対 象:関心のある方
(区内在住・在勤・在学優先)
定 員:先着 20 名(ほかに公開講座 各 20 名)
参加費:無料(ただし交流体験に係る実費は自己
負担)
、保育あり(条件あり)
申込み・問合せ:
宮前市民館(ご近所国際交流担当)へ
電話 888-3911
注:後の
東部 62 部
隊本部と
溝の口演
習場
第9回まちづくり広場ラブみやまえ
「宮前楽市」参加団体募集
恒例となったまちづくり協議会の年間最大イベ
ント「第9回まちづくり広場ラブみやまえ」が来
年2月 11 日(土)に市民館で開催されます。
メインプログラムは宮前区内で活動している市
民団体が集う「宮前楽市」です。ブースでの展示、
具体的な活動内容の紹介、体験などを通して団体
間や来場者との交流を深めてみませんか。
実行委員会では「宮前楽市」に参加する団体を
まちづくりウォーキング ⑩
6月6日「次世代に自然を残す取り組みを知
る」と題し、平瀬川流域・飛森谷戸の川沿い約 4.5
㎞を約 30 人で歩きました。今回訪れた地域で活
動している「平瀬川流域まちづくり協議会」は総
務大臣賞、神奈川県知事賞を、また「飛森谷戸の
自然を守る会」も神奈川県知事賞を受賞していま
す。それぞれの活動の様子を知るため2か所を中
心に歩くことにしました。案内するのは両団体で
活動している松井隆一氏です。
最初に訪れたのが平瀬川親水公園前。平瀬川で
の活動について、「20 年前に治水のため平瀬川の
両岸をコンクリートに改修するとの説明会があ
り、そこに参加した多くの市民が自然の川にした
いと勉強会を始めました。時代が自然回帰を後押
しする流れもあり、行政と共にさまざまな事例も
調査しました。その結果、現在の平瀬川が造り出
されたのです」。そんな親水公園はイベントの時
に使用され、湧き水をくみ上げるポンプは親子連
募集しています。詳細は区役所などに置かれてい
るチラシ(裏面が応募用紙)をご覧ください。締
切りは9月 30 日(金)で、選考となる場合があり
ます。参加団体は 10 月7日(金)午後2時と 12
日(水)午後6時から区役所第4会議室で行われ
る出展相談会のどちらかにご参加ください。両日
とも同一内容です。
問合せ:区役所地域振興課 電話:856-3125
平 瀬 川 ・ 飛 森 谷 戸
れで来る人たちが楽しんでいるそうです。
中原区からの参加者は「宮前区の活動はとても
活発でうらやましい、中原区にはこんな活動はみ
られない」。飛森谷戸では、川沿いの草地と川に
ホタルが飛んでくることを聞き感激した人も。最
近宮前区に転入された参加者は「以前住んでいた
青葉区とは近いのに、こんな身近に自然が残され
ているのはとてもうれしい」。両団体の活動の素
晴らしさを実感できたウォーキングでした。
今月号の主な内容
【
編集後記 】
英国がEU離脱を選択した。グローバル化に逆行した動きで世界に政治的・経
済的混乱を引き起こしている。残留派の多いスコットランドやロンドン、あるい
は若者の投票率が低かったためというから、必ずしも国民全体の意思を表してい
るとは思えない。また国民投票はどうしてもポピュリズムが幅をきかし理性的な
判断がしにくくなる。
「国民投票を行うには慎重に」と学んだ。(K.S.)
4
1面
2面
3面
4面
・ラブみやまえ「宮前楽市」参加団体募集
・まちづくりウォーキング⑩平瀬川・飛森谷戸
・交通専門部会活動終了
・コミュニティ・カフェ「Cafetime マギヌ」
・資金団体交流会
・資金支援団体をたずねて「鷺沼仲よしサロン」
・まち協広報ラック登場! ・戦争の遺跡を訪ねる⑦
・ご近所国際交流3
回
覧
1
交通専門部会が活動終了
まちづくり協議会の交
通専門部会が平成 27 年度
をもって活動を終了し、
部会は解散されました。
交通専門部会は「交通
の利便性の良いまちづく
り」をめざし、平成9年
度から 18 年間活動してき
ました。
宮崎台駅前の虹バス(左、当時)
宮前区には区内の東急電鉄3駅を始発とする
バス路線がありますが、バス路線から外れた不
便な地域も少なくありません。また、バス路線
からあまり離れていなくても、高齢者が増え坂
道の歩行が厳しくなり最寄のバスの停留所まで
行くことが困難な地域もあります。このように
地域住民から新路線を待望する声が多く聞か
れ、部会では地域の調査を行うとともに、行政、
事業者、地域住民と折衝を重ねてきました。
(虎ノ門病院
その結果、平成 14 年に「虹バス」
分院線)が開設されました。また、鷺沼駅からセ
ンター南駅への路線延長や聖マリアンナ病院へ
の本数増加も実現されました。
Cafetime マギヌ
白幡台でルート調査する部会会員
その一方で、有馬・東有馬地区と白幡台地区の
コミュニティバス導入の取組みを支援しました
が、残念ながら実現には至っていません。
部会としての活動は終了となりますが、部会の
メンバーは引き続き白幡台地区など、各地区で活
動を継続する計画です。
また、部会の活動の間接的効果として、川崎市
の施策の変化も見られます。市の「地域交通の手
引き」が策定され、コミュニティ交通導入のガイ
ドラインが示されています。地域での協議会設立
や運行実験など、市民発議での道が整いつつあり
ます。
地域のほっとやすらぎスポット
Cafetime マギヌは昨年6月に馬絹交差点近く
に開店したランチと喫茶のお店です。前期の区民
会議で提案された「ほっとやすらぎステーショ
ン」(健康・介護など生活で困ったことの相談に
のり、希望があれば公的機関につなげるショッ
プ)のモデル店に選ばれています。
オーナーの砂川徹夫さんは馬絹に移り住んで
25 年。
「地域に根をはり地元の人たちと関係を深
めてまちづくりに貢献したい」という思いでカフ
ェを始められました。
家族の問題などをしゃべりたい人や町内会、商
店会の打ち合わせなど、お客さんはさまざま。
「こ
んな店がほしかった」と言われると、店をやって
よかったと思う、とのこと。
地域の人たちに
喜んでもらおうと
しばらく休んでい
たミニコンサート
を秋以降に再開す
る計画もあると
か。
「家内と2人だ
けの小さな店なの
で、あまりたくさんのお客さんが来られても対応
できないので宣伝はしていない」とのことです
が、口コミ効果で着実に常連客はついているよう
です。
営業日時:日曜をのぞく毎日、11 時半~3時
電話:855-2122
2
市民活動団体の発展をめざす
資金支援団体の交流会
まちづくり協議会の資金支援運営委員会は6
月 13 日、平成 28 年度の市民活動団体に対する活
動支援金交付を行いました。今年度は 18 団体が
資金支援を得ました。
続いて、この 18 団体 20 人に、まちづくり協議
会委員が加わって交流会が開催されました。団体
の今後の活動のヒントをシェアするとともに、団
体同士の横のつながりを深め連携を模索するの
が目的です。4グループに分かれて、それぞれの
テーマについて話し合われ、次のような意見が出
ました。
「情報発信」:イベントの告知や会員募集など
の情報をどのような方法でターゲットに伝えた
らよいか。チラシ、市政だより、ホームページ、
フェイスブックなどの SNS などさまざまな方法が
あるが、どれか一つだけというよりも複数の方法
を合わせて行うことで効果が上がりそうとのこ
と。
「学びの場」:①団体の活動が学校の授業に取
り入れられる場合、地域との繋がりを強化して理
解者を得ることが必須、②講座運営の継続のため
には講座参加者をスタッフに引き込むことが大
事、③講師探しには日ごろから他団体と連絡をと
ってアンテナを張っておくことが必要。
「子どもの未来」
:世代間の交流は簡単ではな
いが、まずは挨拶を交わし顔見知りになることが
スタートであり、そこから少しずつ繋がりが深ま
っていけばよいのではないか。
「団体の自立」:①メンバーを増やすには口コ
ミが有効であり、入会後は会に楽しんでもらう工
夫が必要、②資金調達に関しては、イベントなど
で参加費や謝礼金などを参加者からいただいて
もよい。
資金支援運営委員会では、交流会の話し合いテ
ーマ、対象団体、運営などについて検討し、今後
も市民団体の交流を深めていく計画です。
鷺沼仲よしサロン
~気軽に集まって楽しもう~
訪問した日はあいにくと雨と風、それにもかか
わらず 20 名以上の人たちが、スタッフのボラン
ティアさんたちがサービスするお菓子とコーヒ
ー・紅茶などを楽しみながらおしゃべりに花を咲
かせていました。また、有馬在住の高橋さんが演
奏するギターに合わせて「湯島の白梅」や「あざ
みの歌」「瀬戸の花嫁」など懐かしのメロディー
を歌っていました。
「誰でもが気軽に集まれる場所が欲しいとい
う要望に、鷺沼町会が『鷺沼会館』を無料で提供
しましょうと応えてくれましたので、1年前に鷺
沼仲よしサロンを始めました。毎月第1木曜日
(体操)
、第2月曜日(歌やお話し)
、第4月曜日
(手芸品つくり)が活動日です。月3回で 100 名
位の方たちが集まって楽しんでいます」と副会長
の河野明敏さん。
会費は 100 円、事前申し込みも必要なく、どな
たでも自由に参加できるとのこと。ちなみに8月
第2月曜日は、ハーモニカと雅楽の演奏が予定さ
れています。会場の「鷺沼会館」は、「とうふ屋
うかい鷺沼店」の隣のマンション地下一階です。
一度顔を出してみませんか。
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