新旧対照表

旧
新
管路工事施工管理要領
平成27年
7月
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
備 考
管路工事施工管理要領
平成28年
8月
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
旧
5
施工準備
新
5
施工準備
管路工の施工にあたり,設計図書等により設計数量,工事材料,工事期間等の内容を十分検討し,材料を現場
管路工の施工にあたり,設計図書等により設計数量,工事材料,工事期間等の内容を十分検討し,材料を現場
に搬入して,監督員の搬入検査を受けるものとする。なお,現場と工事図面とを照合し,設計図書どおりの施工
に搬入して,監督員の搬入検査を受けるものとする。なお,現場と工事図面とを照合し,設計図書どおりの施工
が不可能と考えられるものは,事前に監督員と打合せしその指示を受けるものとする。施工準備にあたり注意す
が不可能と考えられるものは,事前に監督員と打合せしその指示を受けるものとする。施工準備にあたり注意す
べき事項は次のとおりである。
べき事項は次のとおりである。
(1) 材料,工具の手配及び処置
材料は置場を定めて,受領場所,期日等を決め,受領の際はその都度数量を確かめて受取るものとする。工具
は手落ちのないように現場に配置して工事を遅らすことのないよう注意するものとする。
また、保護砂及び川砂はなるべく使用場所付近に置く。
(2) 材料の検査
現場での材料の検査は承諾図書との照合,数量,破損の有無及び品質について行う。検査は材料搬入後速やか
に受けるものとし,不良品が出れば直ちに補充するよう手配するものとする。
(3) 現場の事前調査
工事に着手する前に設計図書等により次のような現場調査を行い,工事に支障のないことを確認する。
(ⅰ) 設計図との照合
ハンドホールの設置位置,道路横断箇所,非常電話基礎の位置及び他の諸施設の配置状況を確認し,測量等
をして現場に目印を明記しておく。
(1) 材料,工具の手配及び処置
材料は置場を定めて,受領場所,期日等を決め,受領の際はその都度数量を確かめて受取るものとする。工具
は手落ちのないように現場に配置して工事を遅らすことのないよう注意するものとする。
また、保護砂及び川砂はなるべく使用場所付近に置く。
(2) 材料の検査
現場での材料の検査は確認図書との照合,数量,破損の有無及び品質について行う。検査は材料搬入後速やか
に受けるものとし,不良品が出れば直ちに補充するよう手配するものとする。
(3) 現場の事前調査
工事に着手する前に設計図書等により次のような現場調査を行い,工事に支障のないことを確認する。
(ⅰ) 設計図との照合
ハンドホールの設置位置,道路横断箇所,非常電話基礎の位置及び他の諸施設の配置状況を確認し,測量等
をして現場に目印を明記しておく。
(ⅱ) 検 測
施工上必要なときは検測して数量の照合を行う。
(ⅱ) 検 測
施工上必要なときは検測して数量の照合を行う。
(ⅲ) 既設埋設物位置の点検
他の地下管路用排水構造物,カルバートボックス等の有無を点検し,位置,深度を確認しておく。
(ⅲ) 既設埋設物位置の点検
他の地下管路用排水構造物,カルバートボックス等の有無を点検し,位置,深度を確認しておく。
建物等の付近は他の埋設物との輻輳が考えられるので他の施工業者とも打合せを行う。
(4) 掘削前の準備
管路及びハンドホール等の掘削にあたり,事前に測量を行い埋設位置の誤りがないよう注意するものとする。
備 考
建物等の付近は他の埋設物との輻輳が考えられるので他の施工業者とも打合せを行う。
(4) 掘削前の準備
管路及びハンドホール等の掘削にあたり,事前に測量を行い埋設位置の誤りがないよう注意するものとする。
管路は100m程度毎に位置測量を行い,その区間を白線等で明記しておくものとしその白線等に添って掘削を行
管路は100m程度毎に位置測量を行い,その区間を白線等で明記しておくものとしその白線等に添って掘削を行
うものとする。なお,ハンドホール等は1箇所毎に測量を行い,位置及び施工高さがわかる仮枠を行うものと
うものとする。なお,ハンドホール等は1箇所毎に測量を行い,位置及び施工高さがわかる仮枠を行うものと
する。
する。
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旧
7
備 考
新
橋梁,高架部管路工
7
橋梁,高架部管路工
橋梁,高架部管路工とは橋梁,高架のコンクリート内に埋設又はコンクリート面に添架及び吊下げる管路工事
橋梁,高架部管路工とは橋梁,高架のコンクリート内に埋設又はコンクリート面に添架及び吊下げる管路工事
をいい,次の事項を厳守して施工するものとする。配管断面については機械電気通信設備標準設計図集 W-15
をいい,次の事項を厳守して施工するものとする。配管断面については機械電気通信設備標準設計図集 W-15
~21による。
~21による。
(1) 埋設管路
(1) 埋設管路
埋設管路はコンクリート打設時のバイブレーター等による管の破損及び浮き上りの防止並びに移動に注意し
て施工しなければならない。
埋設管路はコンクリート打設時のバイブレーター等による管の破損及び浮き上りの防止並びに移動に注意し
て施工しなければならない。
管路はコンクリートの打設温度によって移動がないよう鉄筋で完全に結束するものとし,場合によっては伸縮
継手を途中に挿入するものとする。
管路はコンクリートの打設温度によって移動がないよう鉄筋で完全に結束するものとし,場合によっては伸縮
継手を途中に挿入するものとする。
(2) 添架管路
(2) 添架管路
添架管路は管の外面を損傷しないようにサドルにより堅固に取付けるものとし,施工時落下物のないよう十分
注意するものとする。
添架管路は管の外面を損傷しないようにサドルにより堅固に取付けるものとし,施工時落下物のないよう十分
注意するものとする。
添架管路の支持金物類は4材料(12)プルボックス及び支持金物類によるものとし,その支持金具の配置決定は
次の手順によるものとする。
添架管路の支持金物類は4材料(12)プルボックス及び支持金物類によるものとし,その支持金具の配置決定は
次の手順によるものとする。
ねじ切り部は防錆のため,カルシウムスルホネート系塗料(但し,ASTM D7087に規定される試験で,試験片に
付けた切り込みにおいて塗膜のふくれ幅が6,840時間経過後に3mm以下であるものとする)を刷毛で十分に塗布す
るものとする。但し,本塗料は粘性が高い状態が長時間継続する場合があり(完全硬化まで30日程度),塗布面
が高速道路利用者等の第三者に触れられる可能性がある等それが不都合な場合は,セラミック含有エポキシ樹脂
塗料(但し,ASTM B177に規定される試験で,3,000時間以上発錆が確認できないものであるものとする)を刷毛
で十分に塗布するものとする(完全硬化まで24時間程度,本塗料は粘性の高い主剤と硬化剤を混合する作業を要
する)。
なお,ねじ切り部の目視点検を阻害する処置方法は行わないものとする。
(ⅰ) 鋼管添架の場合
(ⅰ) 鋼管添架の場合
(イ) プルボックスがあるときはプルボックスより1m隔った箇所に固定支持点をおく。
(イ) プルボックスがあるときはプルボックスより1m隔った箇所に固定支持点をおく。
(ロ) 添架管路の支持金具類及び配置の決定方法は機械電気通信設備標準設計図集W-18による。
(ロ) 添架管路の支持金具類及び配置の決定方法は機械電気通信設備標準設計図集W-18による。
(ハ) 一般支持点は2m以内の等間隔で設置する。
(ハ) 一般支持点は2m以内の等間隔で設置する。
表 7-1 支持点標準配置
表 7-1 支持点標準配置
区分
鋼管添架
区分
鋼管添架
一般支持点
2m
一般支持点
2m
固定支持点
標準図W-18による
固定支持点
標準図W-18による
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旧
新
図7-1 支持点の配置イメージ図
(3) 吊下げ管路
吊下げ管路は吊り金具等により堅固に取付けるものとし,施工時は落下物のないよう十分注意するものとす
る。吊下げ管路の支持金物類及び配置の決定方法は機械電気通信設備標準設計図集W-19による。
備 考
図7-1 支持点の配置イメージ図
(3) 吊下げ管路
吊下げ管路は吊り金具等により堅固に取付けるものとし,施工時は落下物のないよう十分注意するものとす
る。吊下げ管路の支持金物類及び配置の決定方法は機械電気通信設備標準設計図集W-19による。
ねじ切り部は防錆のため,カルシウムスルホネート系塗料(但し,ASTM D7087に規定される試験で,試験片に
付けた切り込みにおいて塗膜のふくれ幅が6,840時間経過後に3mm以下であるものとする)を刷毛で十分に塗布す
るものとする。但し,本塗料は粘性が高い状態が長時間継続する場合があり(完全硬化まで30日程度),塗布面
が高速道路利用者等の第三者に触れられる可能性がある等それが不都合な場合は,セラミック含有エポキシ樹脂
塗料(但し,ASTM B177に規定される試験で,3,000時間以上発錆が確認できないものであるものとする)を刷毛
で十分に塗布するものとする(完全硬化まで24時間程度,本塗料は粘性の高い主剤と硬化剤を混合する作業を要
する)。
なお,ねじ切り部の目視点検を阻害する処置方法は行わないものとする。
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旧
(2) マンホール
新
(2) マンホール
(ⅰ) マンホールの構造は原則としてプレキャスト製とし監督員の承諾を得た上で,現場打ち鉄筋コンクリート
(ⅰ) マンホールの構造は原則としてプレキャスト製とし監督員の確認を得た上で,現場打ち鉄筋コンクリート
製も使用することができる。その設置位置及び方向は監督員と十分打合せをするものとする。
(ⅱ) マンホールの駆体コンクリートは土木工事共通仕様書「第8章コンクリート構造物工」のコンクリートと
製も使用することができる。その設置位置及び方向は監督員と十分打合せをするものとする。
(ⅱ) マンホールの駆体コンクリートは土木工事共通仕様書「第8章コンクリート構造物工」のコンクリートと
する。
(ⅲ) マンホールの基礎は砂利又は砕石を敷き十分転圧を行った上で,基礎コンクリートの打設を行うものとす
る。
する。
(ⅲ) マンホールの基礎は砂利又は砕石を敷き十分転圧を行った上で,基礎コンクリートの打設を行うものとす
る。
(ⅳ) マンホール蓋の仕上げは周囲の勾配と同一に仕上げるものとし,仕上げ高さは前項ハンドホールに準ずる
(ⅳ) マンホール蓋の仕上げは周囲の勾配と同一に仕上げるものとし,仕上げ高さは前項ハンドホールに準ずる
ものとする。仕上げの調整はJIS R 1250「普通れんが」2種以上のれんが,コンクリート又はモル
ものとする。仕上げの調整はJIS R 1250「普通れんが」2種以上のれんが,コンクリート又はモル
タルによって行うものとする。
タルによって行うものとする。
(ⅴ) マンホールに使用する金具類の材質はJIS G 3101(一般構造用圧延鋼材)SS400規格品又は
(ⅴ) マンホールに使用する金具類の材質はJIS G 3101(一般構造用圧延鋼材)SS400規格品又は
同等以上のもので加工後,露出部分の前面にJIS H 8641(溶融亜鉛めっき)に規定するHDZ55
同等以上のもので加工後,露出部分の前面にJIS H 8641(溶融亜鉛めっき)に規定するHDZ55
以上のめっきを施工したものを使用するものとする。
(ⅵ) マンホールの管路取付部は4 材料(5)合成樹脂管(ⅱ)硬質ビニル管付属品に規定するベルマウスを使用
して仕上げその周囲は前項ハンドホールに準ずるものとする。
以上のめっきを施工したものを使用するものとする。
(ⅵ) マンホールの管路取付部は4
材料(5)合成樹脂管(ⅱ)硬質ビニル管付属品に規定するベルマウスを使用
して仕上げその周囲は前項ハンドホールに準ずるものとする。
(ⅶ) ダクト口の管の中心間隔は150mm(呼径50㎜未満は110mm)とする。
(ⅶ) ダクト口の管の中心間隔は150mm(呼径50㎜未満は110mm)とする。
(ⅷ) ダクト口の防護コンクリート被りは設計図面に指定のない場合は最も外側の管の中心より100mm以上とす
(ⅷ) ダクト口の防護コンクリート被りは設計図面に指定のない場合は最も外側の管の中心より100mm以上とす
る。
る。
(ⅸ) マンホール掘削は土質に応じた傾斜堀り又は土止めを用いた掘削を行うものとし,マンホール築造中の土
(ⅸ) マンホール掘削は土質に応じた傾斜堀り又は土止めを用いた掘削を行うものとし,マンホール築造中の土
砂崩壊のないよう十分注意しなければならない。また,造築中の用水あるいは湧水はポンプ等で排水するも
砂崩壊のないよう十分注意しなければならない。また,造築中の用水あるいは湧水はポンプ等で排水するも
のとする。
のとする。
(3) プルボックス
(3) プルボックス
(ⅰ) プルボックスは電気通信工事共通仕様書「第2章共通工事」2.10.1(b)
(2)によるほか、JIS
G 3101(一般構造用圧延鋼材)SS400規格品または同等以上のものでJIS H 8641(溶融
亜鉛めっき)に規定するHDZ55以上、又はHDZ45による溶融亜鉛めっきを施したものとする。
(ⅰ) プルボックスは電気通信工事共通仕様書「第2章共通工事」2.10.1(b)
(2)によるほか、JIS
G 3101(一般構造用圧延鋼材)SS400規格品または同等以上のものでJIS H 8641(溶融
亜鉛めっき)に規定するHDZ55以上、又はHDZ45による溶融亜鉛めっきを施したものとする。
(ⅱ) プルボックスの取付はアンカーボルトにより堅固に取付けるものとする。
(ⅱ) プルボックスの取付はアンカーボルトにより堅固に取付けるものとする。
(ⅲ) プルボックスの管路取付部は堅固に取付けるものとし,管の端口にケーブル引入れ時の外被の損傷を防止
(ⅲ) プルボックスの管路取付部は堅固に取付けるものとし,管の端口にケーブル引入れ時の外被の損傷を防止
するため,ベルマウス又はブッシング等を使用して仕上げるものとする。
備 考
するため,ベルマウス又はブッシング等を使用して仕上げるものとする。
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旧
新
備 考
(vi) ねじ切り部が発錆した場合は発錆をそれ以上進行させないように,カルシウムスルホネート系塗料(但し,
ASTM D7087に規定される試験で,試験片に付けた切り込みにおいて塗膜のふくれ幅が6,840時間経過後に3mm
以下であるものとする)を刷毛で十分に塗布するものとする。但し,本塗料は粘性が高い状態が長時間継続す
る場合があり(完全硬化まで30日程度),塗布面が高速道路利用者等の第三者に触れられる可能性がある等そ
れが不都合な場合は,セラミック含有エポキシ樹脂塗料(但し,ASTM B177に規定される試験で,3,000時間以
上発錆が確認できないものであるものとする)を刷毛で十分に塗布するものとする(完全硬化まで24時間程度,
本塗料は粘性の高い主剤と硬化剤を混合する作業を要する)。
なお,塗料を塗布する前に,ねじ切り部に付着した塩分の除去やケレン作業を行うものとする。また,ねじ
切り部の目視点検を阻害する処置方法は行わないものとする。
(3) 多孔陶管の補修
(ⅰ) ケーブル入線時
ケーブル入線時の多孔陶管の補修はスライス管により行うものとする。
(イ) 破損箇所の両サイドを 1 本分程度の作業スペースを確保しボルト接続方向を確認する。
(3) 多孔陶管の補修
(ⅰ) ケーブル入線時
ケーブル入線時の多孔陶管の補修はスライス管により行うものとする。
(イ) 破損箇所の両サイドを 1 本分程度の作業スペースを確保しボルト接続方向を確認する。
(ロ) 特殊ワッシャーが溶接できるところまでハンマー等で管体を割る。なお,特殊ワッシャーで溶接する前に
(ロ) 特殊ワッシャーが溶接できるところまでハンマー等で管体を割る。なお,特殊ワッシャーで溶接する前に
管体をすべて取り除くと破損管より先の管の接続が緩んでしまうので注意する。また,溶接時はケーブルの
管体をすべて取り除くと破損管より先の管の接続が緩んでしまうので注意する。また,溶接時はケーブルの
養生をする。
養生をする。
(ハ) 進行方向側の長ナットに特殊ワッシャーを溶接し,残りの管を撤去しボルトを切断する。
(ハ) 進行方向側の長ナットに特殊ワッシャーを溶接し,残りの管を撤去しボルトを切断する。
(ニ) スライス管を下段から順に設置する。
(ニ) スライス管を下段から順に設置する。
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