ICT油圧ショベル「PC128USi10」*1

2015年1月に発表しましたSMARTCONSTRUCTION(スマートコンストラクション)は、ICT(情報通信技術)を使って、地形データの計測、
建機の位置情報と3次元設計データとの照合などから、ブルドーザーのブレードの自動制御や、油圧ショベルのセミオート制御を行い、工事の
飛躍的な効率向上をもたらし、工事での燃料消費の削減(CO2 の削減)を実現します。ICT油圧ショベル「PC200i­10」では約30%、ICTブルド
ーザー「D61PXi­23」では約25%の燃費削減が社内テスト結果として得られています(詳細は、環境報告書2015「Special Story」をご参照く
ださい)。
2015年度にリリースされたスマートコンストラクションに使われるICT建機の代表例を紹介します。
ICT油圧ショベル「PC128USi­10」*1
当機は2014年10月に導入開始した中型ICT油圧ショベル「PC200i­
10」に続く、ICT油圧ショベルの系列拡大機です。後方超小旋回油圧シ
ョベル「USシリーズ」に、「PC200i­10」と同等のICTコンポーネントを搭
載しており、小規模開発の道路工事、管工事、小規模造成等の幅広い
現場への情報化施工導入を担う主力機となります。
*1 日本向け(コマツレンタル、およびコマツのグループレンタル会社から導入開始)
PC128USi­10
【主な仕様】
項目
単位
PC128USi­10
機械質量
kg
13,300
エンジン定格出力 ネット
kW/min­1
69.7/2050
ブルドーザー 「D65PXi­18」
コマツディーゼルパティキュレートフィルタ(KDPF)と選択触媒還元
(SCR)採用により、 NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を
大幅に低減し、北米EPA排出ガス4次規制(Tier4 Final)・欧州排出ガス
規制StageIV・特定特殊自動車排出ガス2014年基準に適合しました。
先進のICTと車両制御技術の融合により、重掘削から整地作業まで
の自動ブレード制御と、施行の進捗が確認できるマッピング表示機能を
搭載しています。
D65PXi­18
【主な仕様】
項目
単位
D65PXi­18 (北米仕様)
機械質量
kg
22,600
エンジン定格出力 ネット
kW/min­1
162/1950
作業状況を示すモニタ
■自動ブレード制御