株主からの提訴請求に対する当行監査役からの不提訴理由

平成 28 年 8 月 10 日
株式会社肥後銀行
代表取締役 甲斐 隆博
株主からの提訴請求に対する当行監査役からの不提訴理由通知について
当行監査役は、平成 28 年 6 月 15 日、株式移転前の当行株主であり株式会社九州フィナンシャルグル
ープの株主※から当行監査役宛に送付された「提訴通知」(以下「本提訴通知」という。)を受領してい
ましたが、当行監査役(会)としては、特別利害関係のない社外監査役 3 名において本提訴通知の内容
を調査し、外部弁護士にも調査を委嘱してその意見を徴した上で、全員一致の意見として提訴はしない
ことを決定し、会社法第 847 条の2第 7 項に基づき当該株主に対し通知書を送付致しました。
その旨、当行監査役から取締役会に通知がありましたので、お知らせいたします。
本提訴通知は、当行が、平成 24 年 6 月当時取締役であったとする 13 名に対し、適切な労働時間管理
がなされるよう労務管理体制を構築すべき善管注意義務を懈怠し当行に損害を与えたとして、合計 2 億
6419 万 6097 円及び遅延損害金の賠償を請求するよう求めるものでした。
※本提訴通知を行った株主は、平成 25 年 6 月 12 日に、当行の元行員が死亡したのは、当行の注意義
務ならびに安全配慮義務違反があったためだとして、当行に対し、損害賠償金等の請求訴訟を提起
した当該元行員の配偶者で原告の一人です。
以
上