水素社会実現に向けた東芝の取組み - 関東経済産業局

資料5(WEB掲載版)
「広域関東圏水素・燃料電池連携体」キックオフシンポジウム
水素社会実現に向けた東芝の取組み
燃料電池、CO2フリー水素
平成28年7月19日
株式会社 東芝
執行役専務
前川 治
© 2016 Toshiba Corporation
目次
水素・燃料電池戦略ロードマップ
燃料電池
CO2フリー水素とH2One
水素社会の実現に向けて
目次
水素・燃料電池戦略ロードマップ
燃料電池
CO2フリー水素とH2One
水素社会の実現に向けて
経済産業省 水素・燃料電池戦略ロードマップと東芝の取り組み
2015年頃
2020年頃
2030年頃
フェーズ1
「輸送・貯蔵」
「製造」
水素サプライチェーン
水素利用の飛躍的拡大(燃料電池の社会への本格的実装)
水素の
「利用」
2040年頃
フェーズ2
開発・実証の加速化
水素供給国との戦略的協力関係の構築
需要拡大を見据えた安価な水素価格の実現
水素発電の本格導入/
大規模な水素供給システムの確立
フェーズ3
トータルでのCO2フリー
水素供給体制の構築見通しを踏まえた計画的な開発・実証
水素供給システムの確立
東芝の取り組み
フェーズ1
定置用燃料電池の普及に向けエネファーム(家庭用燃料電池)を製品化
フェーズ2
産業用の大出力燃料電池を開発中
フェーズ3
CO2フリー水素の活用として自立型水素エネルギー供給システムを開発
※ 「水素・燃料電池戦略ロードマップ」(平成26年6月23日 水素・燃料電池戦略協議会)
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(http://www.meti.go.jp/press/2014/06/20140624004/20140624004-1.pdf)を基に作成
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東芝の水素関連技術
つくる
ためる
水素EMS
・PEM
・アルカリ水電解
・SOEC
Hydrogen Energy Management System
水素電力貯蔵
高効率な水電解
太陽光発電
風力発電
つかう
・家庭用エネファーム
(都市ガス・LPガス)
・純水素燃料電池
水素供給施設
大出力燃料電池
水電解装置
水素電力貯蔵装置
家庭用 燃料電池
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目次
水素・燃料電池戦略ロードマップ
燃料電池
CO2フリー水素とH2One
水素社会の実現に向けて
東芝の燃料電池開発の経緯
燃料電池開発
1980
‘60年代初頭より研究開発に着手 ’78年にはムーンライト計画に参画
りん酸形50kW試験プラント
1990
2000
東電殿納入 りん酸形11MWプラント /五井火力発電所
NEDO りん酸形1MW加圧プラント
NEDO りん酸形1MWコジェネプラント
PC25C
りん酸形200kW商用機 PC25C
(全世界280台出荷)
りん酸形50kW試験プラント
2000
規制緩和PJ
第1モデル
00年度モデル
りん酸形11MWプラント
2005
固体高分子形
家庭用1kW コジェネ
2010
実証事業
大規模実証
モデル
05年度モデル
導入支援補助
商品機
普及機
09年度モデル
16年度モデル
エネファーム
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東芝の燃料電池 エネファーム、純水素燃料電池
エネファーム(PEFC*)
■世界最高レベルの総合効率95%
■業界最長の電池寿命8万時間
■各種燃料(都市ガス・LPG・国産天然ガス)
に国内メーカで唯一対応可能
700W
2016年度新型機
純水素燃料電池
■エネファーム技術をベースとしたPEFC
■発電効率55%、総合効率95%
■各種実証にて稼働実績
100kW
(2017/3上市)
3.5kW
(2016/3上市)
700W
(上市済み)
*PEFC:固体高分子形燃料電池(polymer Electrolyte Fuel Cell)
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目次
水素・燃料電池戦略ロードマップ
燃料電池
CO2フリー水素とH2One
水素社会の実現に向けて
CO2フリー水素(再エネ水素)の特徴
・ 水と再エネだけでCO2フリーのエネルギー供給が可能
・ 不安定な再エネを安定電源化し、導入拡大が可能
・ 大容量・長期間の電力貯蔵が可能
・ エネルギーセキュリティ(自給率)向上
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CO2フリー水素による再エネの有効活用と導入促進
つくる・ためる・つかう のワンストップソリューション
安定分:直接負荷への供給
急激な変動分:電池で吸収
電気
蓄電池ユニット
H2
熱
水素貯蔵タンク
H2
燃料電池ユニット
水電解水素製造装置ユニット
不安定分・余剰分:水素の形で貯蔵
H2O
安定電力に変換
給水タンク
H2O
不安定な再エネを最大限に活用し電気を安定的に供給
それにより再エネの導入拡大を目指します
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世界初*自立型水素エネルギー供給システム
・ 水電解による水素製造
・ 蓄電池とのHybridによる電力貯蔵
・ 純水素燃料電池による発電
・ 可搬性のあるエネルギー供給
水素貯蔵タンク
PV
貯水タンク
蓄電池ユニット
水電解水素製造装置ユニット
燃料電池ユニット
*2015年4月当社調べ
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川崎マリエン
300人程度の避難者が想定される川崎マリエンで
2015年4月より実証運転中
1週間分の電力を供給可能
※スライド中写真
撮影協力:川崎マリエン
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ハウステンボス様 「変なホテル」
再エネと水でホテル1棟12室の年間電力をカバー
2016年3月より稼働中
*METI 再生可能エネルギー導入拡大に向けた
地産地消型エネルギーシステムのモデル構築事業(補助事業者:ハウステンボス株式会社)
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ハウステンボス様 「変なホテル」
システム構成
*METI 再生可能エネルギー導入拡大に向けた
地産地消型エネルギーシステムのモデル構築事業(補助事業者:ハウステンボス株式会社)
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横浜市港湾局*1様
防災センターへの3日間の電力供給を実現(BCP時)
2016年4月より稼働中
港のスマート化
1. エネルギー利用の効率化
2. 低炭素化
3. 災害時における
事業継続性の確保
H2O
横浜港流通センター(Y-CC)
横浜駅
大黒ふ頭
横浜港
H2
*2
防災センター
横浜市での水素エネルギーの導入実証
横浜港流通センターの電力ピークカット
BCP時の防災センターへの電力供給(3日間)
*1) 平成27年度横浜市 港湾局事業 港のスマート化の推進
*2) 太陽光発電設備は平成28年度末に設置予定
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車載型モデル
輸送車両と一体化することで移動先で
容易にクリーンで静音なエネルギー供給を実現
2016年4月リリース
静音性を活かし
夜間や住宅街等で
電源車として活用
W=2,155mm×L=7,440mm×H=3,260mm 重量約8t
G7農業大臣会合での実機展示
(新潟県、2016年4月23日・24日)
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での安全対策
水素漏洩検知
大気開放
異常監視制御
強制換気
大気開放
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目次
水素・燃料電池戦略ロードマップ
燃料電池
CO2フリー水素とH2One
水素社会の実現に向けて
東芝が目指す水素ソリューション
再エネ水素でつくる、持続的で安心安全快適な社会
つ く る
た め る
水素EMS
再生可能エネルギーによる水電解
つ か う
Hydrogen Energy Management System
水素電力貯蔵
燃料電池
水素地産地消
BCPモデル
再エネ
離島・遠隔地向け
水素エネルギー供給システム
水素サプライチェーン
業務用FCV向け
水素ST
業務用 燃料電池
熱電供給
水素電力貯蔵システム
ビル・工場向け 水素
によるエネルギーマネジメント
水素製造
水素地産地消 から 水素サプライチェーン まで
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水素エネルギー研究開発センター
日本最大規模の水素技術研究開発施設
2015年4月6日オープン
再エネ水素製造/電力貯蔵システムの基礎開発・実証試験
水素社会コンセプト・東芝が提案するソリューションを展示
【構成機器】
高効率水電解セル(SOEC), 純水素PEFC, DC接続の水素EMS,他
*PEFC: Polymer Electrolyte Fuel Cell ** SOEC: Solid Oxide Electrolyte Cell
*** EMS: Energy Management System
当社の水素ソリューションの紹介
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東芝が目指す水素社会とは
CO2フリー水素がつくる、
持続的で安心安全快適な社会
東芝は水素を活用したソリューションにより、
お客様の事業発展に貢献いたします。
ホームページご紹介 「水素は東芝」で検索; https://www.toshiba-newenergy.com/
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