パンフレット短時間① 短時間労働加入者の 標準報酬月額の算定にかかる支払基礎日数 『標準報酬基礎届書』 『標準報酬月額改定届書』 『標準報酬月額改定届書(即時改定用)』 『標準報酬月額改定届書(産休・育休終了者用)』 学校法人等代表者の皆様へ 通常の加入者も含め 様式用紙が変わります 私学共済制度においては、これまで、短時間労働者と学校法人等との間に加 入者資格の要件である「常用的使用関係」が存在するかどうかについて、「通 常の労働者の所定労働時間等のおおむね4分の3以上」という基準により取り 扱ってきました。 平成28年10月施行の年金機能強化法により、4分の3の基準を下回る場 合であっても、一定の要件を満たす場合は、私学共済制度の加入者となります。 この短時間労働者にかかる適用拡大について、制度の概要をご説明します。 ◯ 短時間労働加入者の定時決定、標準報酬月額改定(即時改定、産休・育休終了者を含 む)においては、報酬の支払いの基礎となった日数(支払基礎日数)が 日以上ある月 を算定の対象とします(通常の加入者は支払基礎日数 日以上の月が対象)。 ◯ このため、『標準報酬基礎届書』『標準報酬月額改定届書』等に、短時間労働加入者で あるか通常の加入者であるかを区分する欄及び支払基礎日数が基準日数以上あるか どうかを確認する欄を追加する予定です。 ◯ 『標準報酬月額改定届書』、『標準報酬月額改定届書(即時改定用)』、『標準報酬月額 改定届書(産休・育休終了者用)』については、当面の間旧用紙を使用することはできま すが、旧用紙で短時間労働加入者について届け出る際は、短時間労働加入者であるこ と、また、報告月の支払基礎日数が 日以上あることが分かるように余白または別紙に 記入してください。 ◯ 『標準報酬基礎届書』の変更は来年度( 年度)の定時決定からとなります。変更の準 備ができ次第、追ってご案内します。 勤務時間等に関する加入者判断基準の変更ポイント これまで(加入者資格の要件である「常用的使用関係」の判断) 「4分の3要件」 1日又は1週間の所定労働時間及び1か月の所定労働日数が 同種の業務を行う通常の教職員のおおむね4分の3以上であること。 加入者の取扱いに関する留意事項 通常の加入者の資格取得基準である4分の3基準が明確になります。 旧基準(平成 年 月末まで) 新基準(平成 年 月から) (A)1日又は1週の所定労働時間及び1か月の所 定労働日数がおおむね4分の3以上 1週の所定労働時間及び1か月の所定労働 日数が4分の3以上 (B)加入者として取扱うことが適当な場合は、総合 的に勘案し、加入者の適用を判断すること 廃止 28年10月~ 1週間の所定労働時間及び1か月の所定労働日数が同種 の業務を行う通常の教職員の4分の3以上であること これまでは、所定労働時間及び所定労働日数のほかにも職務形態や職務内容を総合 的に勘案して加入者資格の可否の判断を行ってきましたが、施行日以後は、判断基 準を明確化、客観化するため、就業規則や雇用契約等で定められた所定労働時間及 び所定労働日数に即した判断を行うことになります。 経過措置として、改正後の4分の3基準や、1ページ記載の短時間労働加入者の① ~④の要件を満たしていない場合でも、法施行日前から加入者である人については、 法施行日以降も引き続き同じ学校法人等に雇用されている間は、加入者となります。 ① ② ③ ④ ⑤ 被扶養者の取消手続漏れにご注意ください 日本私立学校振興・共済事業団 業務部 資格課 ( 通常の加入者 として手続き 手続きは従来通り 4分の3未満であっても、次の要件をすべて満たす場合 これまで私学共済の被扶養者であった人が、今回の短時間労働者の社会保険適用拡 大に伴い、私学共済やその他の被用者健康保険の被保険者となる場合には、収入が限度額 未満であったとしても、被扶養者の要件から外れることになります。その場合には、必ず被扶 養者取消申請書をご提出ください。 なお、被扶養者の認定における収入要件そのものには変更はありません。 4 *4分の3要件が明確になりました(4ページ下段参照) *4分の3要件を下回る場合でも、下記の通り、一定の 要件を満たす場合は、加入者となります ) 週の所定労働時間が20時間以上あること 賃金の月額が8万8千円以上あること 雇用期間が1年以上見込まれること 学生でないこと 学校法人等全体で501人以上の規模がある 「特定学校法人等」であること 短時間労働 加入者 として手続き 短時間労働加入者として通常の加入者とは異なる手続きとなりますが、加入者と しての位置付けは通常の加入者と同じです。つまり、短期給付・年金等給付の適 用、掛金等の額の算定や徴収、福祉事業の利用等については、通常の加入者と 短時間労働加入者で変わりはありません。 1 「特定学校法人等」について 特定学校法人等とは、通常の加入者数が常時500人を超える学校法人等です。 同一学校法人等で使用される加入者総数が、1年間のうち6か月以上500人を 超えることが見込まれる場合を指します(同一の学校法人等が設置する各学校に 所属する加入者をすべて合算します)。 特定学校法人等に該当する場合、短時間労働加入者に該当する人について、短時 間労働加入者の資格取得報告等の手続きが必要です(特定学校法人等が設置す る学校であれば、各学校の規模は問いません)。 特定学校法人等に該当しない場合は、短時間労働加入者の手続きは不要です。 法施行以降に、特定学校法人等となる見込みが新たに発生した場合には、『特定 学校法人等該当届書』の提出が必要です。特定学校法人等に該当したにもかかわ らず、届出がなかった場合には、私学事業団において特定学校法人等に該当した ことが確認できた翌月の初日から職権で特定学校法人等となることになります(該 当する見込みがある場合には本事業団から通知します)。 同封の通知文をご確認ください 通知文が下記①~③の3種類ありますので、同封の通知文がどれに該当するかを ご確認いただき、その解説をお読みください。 ① 『短時間労働の教職員等の私学共済制度適用に係る「特定学校法人等」 のご案内(該当)』が同封された学校法人等 私学事業団での調定人数の集計により、法施行時(28年10月)に、1ページ⑤に掲げる 「特定学校法人等」に該当します。同封のパンフレット『短時間労働加入者に関する手続きの ごあんない』をお読みいただき、短時間労働加入者に該当する人がいる場合は、10月以降、 速やかに短時間労働加入者の資格取得手続きをお願いいたします。 ② 『短時間労働の教職員等の私学共済制度適用に係る「特定学校法人等」 のご案内(該当見込み)』が同封された学校法人等 この通知文が送付された学校法人等においては、1年間のうち6か月以上が501人以上に 該当する(又は見込みがある)場合は『特定学校法人等該当届書』(新規様式)を提出してく ださい。そのうえで、10月以降、『資格取得報告書(短時間労働加入者用)』 (新規様式)の 提出をお願いします。 『特定学校法人等該当届書』の提出がなかった場合には、6か月に該当したと本事業団で 確認した月の翌月初日に職権で特定学校法人等となります。 ※ 原則として、届け出た場合は届け出があったときから特定学校法人等となります。 ※ 本届書は、1枚のご提出で、同一の学校法人等が設置する全設置校が同時に適用 と なり、すべての学校に対し適用となった旨の通知をお送りします。 ③ 『短時間労働の教職員等の私学共済制度適用に係る「特定学校法人等」 のご案内(施行時不該当見込み)』が同封された学校法人等 私学事業団での調定人数の集計により、法施行時(28年10月)には1ページ⑤に掲げる 「特定学校法人等」に該当しないことが見込まれますので、現時点では短時間労働加入者 に関する手続きは不要です。 ただし、今後、特定学校法人等となる(1年の間に6か月以上501人以上)と見込まれる場 合は、上記②をご参照いただき、②と同様の手続きをお願いいたします。 2 週の所定労働時間が20時間以上であること 原則、雇用保険における取扱いと同様の予定とされています。 ◯ 適用基準を満たすか否かは「所定労働時間」により判断します。ここでいう1週間の所 定労働時間とは、就業規則、雇用契約書等により、その人が通常の週に勤務すべきこと とされている時間をいいます。 ◯ 週の所定労働時間によりがたい場合 • 所定労働時間が1か月単位で定められている場合は、1か月の所定労働時間を 分の で除して算定します( か月の所定労働時間× か月÷ 週で算定)。 • 特定の月の所定労働時間に例外的な長短がある場合は、特定の月を除いた通常の月で判 断します。 • 所定労働時間が1年単位で定められている場合は、1年間の所定労働時間を で除して 算定します。 • 週間の所定労働時間が短期的かつ周期的に変動する場合は、平均を用いて算定します。 賃金の月額が8万8千円以上であること 週給、日給、時間給を月額に換算した額に各諸手当を含めた額が、 万8千円以上であ る場合です。 ただし、次に掲げるものは除きます。 (ア) 臨時に支払われる賃金(結婚手当等)及び1か月を超える期間ごとに支払われる賃金 (賞与等) (イ) 所定時間外労働、所定休日労働及び深夜労働に対して支払われる賃金 (割増賃金等) (ウ) 最低賃金法において算入しない賃金(精皆勤手当、通勤手当及び家族手当) 雇用期間が1年以上見込まれること 雇用見込み期間が1年以上とは、次の場合とされる予定です。 ◯ 期間の定めがなく雇用される場合 ◯ 雇用期間が1年以上である場合 ◯ 雇用期間が1年未満であるが、次の場合 • 雇用契約書等の書面において契約が「更新される」又は「更新される場合がある」とい う趣旨の内容が明示されている • 「更新される」又は「更新される場合がある」という趣旨の内容が明示されていなくて も、同様の雇用契約で1年以上更新された実績がある 学生でないこと 大学(大学院を含む)、短期大学、高等学校、中等教育学校、高等専門学校、特別支援 学校、専修学校のほか、各種学校(修業年限が1年以上の課程に限る)、各資格職の養成 学校などの教育施設に在学する学生(生徒)が相当します(雇用保険の取扱いと同様)。 ただし、次の場合は短時間労働加入者の対象となります。 ① 卒業見込証明書を有する人であって、卒業前に就職し、卒業後も引き続き当該学 校法人等に勤務する予定の人 ② 休学中の人 ③ 大学の夜間学部や高等学校の夜間等の定時制課程、通信制課程の人 ④ その他これらに準ずる人(社会人大学生等) 3 「特定学校法人等」について 特定学校法人等とは、通常の加入者数が常時500人を超える学校法人等です。 同一学校法人等で使用される加入者総数が、1年間のうち6か月以上500人を 超えることが見込まれる場合を指します(同一の学校法人等が設置する各学校に 所属する加入者をすべて合算します)。 特定学校法人等に該当する場合、短時間労働加入者に該当する人について、短時 間労働加入者の資格取得報告等の手続きが必要です(特定学校法人等が設置す る学校であれば、各学校の規模は問いません)。 特定学校法人等に該当しない場合は、短時間労働加入者の手続きは不要です。 法施行以降に、特定学校法人等となる見込みが新たに発生した場合には、『特定 学校法人等該当届書』の提出が必要です。特定学校法人等に該当したにもかかわ らず、届出がなかった場合には、私学事業団において特定学校法人等に該当した ことが確認できた翌月の初日から職権で特定学校法人等となることになります(該 当する見込みがある場合には本事業団から通知します)。 同封の通知文をご確認ください 通知文が下記①~③の3種類ありますので、同封の通知文がどれに該当するかを ご確認いただき、その解説をお読みください。 ① 『短時間労働の教職員等の私学共済制度適用に係る「特定学校法人等」 のご案内(該当)』が同封された学校法人等 私学事業団での調定人数の集計により、法施行時(28年10月)に、1ページ⑤に掲げる 「特定学校法人等」に該当します。同封のパンフレット『短時間労働加入者に関する手続きの ごあんない』をお読みいただき、短時間労働加入者に該当する人がいる場合は、10月以降、 速やかに短時間労働加入者の資格取得手続きをお願いいたします。 ② 『短時間労働の教職員等の私学共済制度適用に係る「特定学校法人等」 のご案内(該当見込み)』が同封された学校法人等 この通知文が送付された学校法人等においては、1年間のうち6か月以上が501人以上に 該当する(又は見込みがある)場合は『特定学校法人等該当届書』(新規様式)を提出してく ださい。そのうえで、10月以降、『資格取得報告書(短時間労働加入者用)』 (新規様式)の 提出をお願いします。 『特定学校法人等該当届書』の提出がなかった場合には、6か月に該当したと本事業団で 確認した月の翌月初日に職権で特定学校法人等となります。 ※ 原則として、届け出た場合は届け出があったときから特定学校法人等となります。 ※ 本届書は、1枚のご提出で、同一の学校法人等が設置する全設置校が同時に適用 と なり、すべての学校に対し適用となった旨の通知をお送りします。 ③ 『短時間労働の教職員等の私学共済制度適用に係る「特定学校法人等」 のご案内(施行時不該当見込み)』が同封された学校法人等 私学事業団での調定人数の集計により、法施行時(28年10月)には1ページ⑤に掲げる 「特定学校法人等」に該当しないことが見込まれますので、現時点では短時間労働加入者 に関する手続きは不要です。 ただし、今後、特定学校法人等となる(1年の間に6か月以上501人以上)と見込まれる場 合は、上記②をご参照いただき、②と同様の手続きをお願いいたします。 2 週の所定労働時間が20時間以上であること 原則、雇用保険における取扱いと同様の予定とされています。 ◯ 適用基準を満たすか否かは「所定労働時間」により判断します。ここでいう1週間の所 定労働時間とは、就業規則、雇用契約書等により、その人が通常の週に勤務すべきこと とされている時間をいいます。 ◯ 週の所定労働時間によりがたい場合 • 所定労働時間が1か月単位で定められている場合は、1か月の所定労働時間を 分の で除して算定します( か月の所定労働時間× か月÷ 週で算定)。 • 特定の月の所定労働時間に例外的な長短がある場合は、特定の月を除いた通常の月で判 断します。 • 所定労働時間が1年単位で定められている場合は、1年間の所定労働時間を で除して 算定します。 • 週間の所定労働時間が短期的かつ周期的に変動する場合は、平均を用いて算定します。 賃金の月額が8万8千円以上であること 週給、日給、時間給を月額に換算した額に各諸手当を含めた額が、 万8千円以上であ る場合です。 ただし、次に掲げるものは除きます。 (ア) 臨時に支払われる賃金(結婚手当等)及び1か月を超える期間ごとに支払われる賃金 (賞与等) (イ) 所定時間外労働、所定休日労働及び深夜労働に対して支払われる賃金 (割増賃金等) (ウ) 最低賃金法において算入しない賃金(精皆勤手当、通勤手当及び家族手当) 雇用期間が1年以上見込まれること 雇用見込み期間が1年以上とは、次の場合とされる予定です。 ◯ 期間の定めがなく雇用される場合 ◯ 雇用期間が1年以上である場合 ◯ 雇用期間が1年未満であるが、次の場合 • 雇用契約書等の書面において契約が「更新される」又は「更新される場合がある」とい う趣旨の内容が明示されている • 「更新される」又は「更新される場合がある」という趣旨の内容が明示されていなくて も、同様の雇用契約で1年以上更新された実績がある 学生でないこと 大学(大学院を含む)、短期大学、高等学校、中等教育学校、高等専門学校、特別支援 学校、専修学校のほか、各種学校(修業年限が1年以上の課程に限る)、各資格職の養成 学校などの教育施設に在学する学生(生徒)が相当します(雇用保険の取扱いと同様)。 ただし、次の場合は短時間労働加入者の対象となります。 ① 卒業見込証明書を有する人であって、卒業前に就職し、卒業後も引き続き当該学 校法人等に勤務する予定の人 ② 休学中の人 ③ 大学の夜間学部や高等学校の夜間等の定時制課程、通信制課程の人 ④ その他これらに準ずる人(社会人大学生等) 3 パンフレット短時間① 短時間労働加入者の 標準報酬月額の算定にかかる支払基礎日数 『標準報酬基礎届書』 『標準報酬月額改定届書』 『標準報酬月額改定届書(即時改定用)』 『標準報酬月額改定届書(産休・育休終了者用)』 学校法人等代表者の皆様へ 通常の加入者も含め 様式用紙が変わります 私学共済制度においては、これまで、短時間労働者と学校法人等との間に加 入者資格の要件である「常用的使用関係」が存在するかどうかについて、「通 常の労働者の所定労働時間等のおおむね4分の3以上」という基準により取り 扱ってきました。 平成28年10月施行の年金機能強化法により、4分の3の基準を下回る場 合であっても、一定の要件を満たす場合は、私学共済制度の加入者となります。 この短時間労働者にかかる適用拡大について、制度の概要をご説明します。 ◯ 短時間労働加入者の定時決定、標準報酬月額改定(即時改定、産休・育休終了者を含 む)においては、報酬の支払いの基礎となった日数(支払基礎日数)が 日以上ある月 を算定の対象とします(通常の加入者は支払基礎日数 日以上の月が対象)。 ◯ このため、『標準報酬基礎届書』『標準報酬月額改定届書』等に、短時間労働加入者で あるか通常の加入者であるかを区分する欄及び支払基礎日数が基準日数以上あるか どうかを確認する欄を追加する予定です。 ◯ 『標準報酬月額改定届書』、『標準報酬月額改定届書(即時改定用)』、『標準報酬月額 改定届書(産休・育休終了者用)』については、当面の間旧用紙を使用することはできま すが、旧用紙で短時間労働加入者について届け出る際は、短時間労働加入者であるこ と、また、報告月の支払基礎日数が 日以上あることが分かるように余白または別紙に 記入してください。 ◯ 『標準報酬基礎届書』の変更は来年度( 年度)の定時決定からとなります。変更の準 備ができ次第、追ってご案内します。 勤務時間等に関する加入者判断基準の変更ポイント これまで(加入者資格の要件である「常用的使用関係」の判断) 「4分の3要件」 1日又は1週間の所定労働時間及び1か月の所定労働日数が 同種の業務を行う通常の教職員のおおむね4分の3以上であること。 加入者の取扱いに関する留意事項 通常の加入者の資格取得基準である4分の3基準が明確になります。 旧基準(平成 年 月末まで) 新基準(平成 年 月から) (A)1日又は1週の所定労働時間及び1か月の所 定労働日数がおおむね4分の3以上 1週の所定労働時間及び1か月の所定労働 日数が4分の3以上 (B)加入者として取扱うことが適当な場合は、総合 的に勘案し、加入者の適用を判断すること 廃止 28年10月~ 1週間の所定労働時間及び1か月の所定労働日数が同種 の業務を行う通常の教職員の4分の3以上であること これまでは、所定労働時間及び所定労働日数のほかにも職務形態や職務内容を総合 的に勘案して加入者資格の可否の判断を行ってきましたが、施行日以後は、判断基 準を明確化、客観化するため、就業規則や雇用契約等で定められた所定労働時間及 び所定労働日数に即した判断を行うことになります。 経過措置として、改正後の4分の3基準や、1ページ記載の短時間労働加入者の① ~④の要件を満たしていない場合でも、法施行日前から加入者である人については、 法施行日以降も引き続き同じ学校法人等に雇用されている間は、加入者となります。 ① ② ③ ④ ⑤ 被扶養者の取消手続漏れにご注意ください 日本私立学校振興・共済事業団 業務部 資格課 ( 通常の加入者 として手続き 手続きは従来通り 4分の3未満であっても、次の要件をすべて満たす場合 これまで私学共済の被扶養者であった人が、今回の短時間労働者の社会保険適用拡 大に伴い、私学共済やその他の被用者健康保険の被保険者となる場合には、収入が限度額 未満であったとしても、被扶養者の要件から外れることになります。その場合には、必ず被扶 養者取消申請書をご提出ください。 なお、被扶養者の認定における収入要件そのものには変更はありません。 4 *4分の3要件が明確になりました(4ページ下段参照) *4分の3要件を下回る場合でも、下記の通り、一定の 要件を満たす場合は、加入者となります ) 週の所定労働時間が20時間以上あること 賃金の月額が8万8千円以上あること 雇用期間が1年以上見込まれること 学生でないこと 学校法人等全体で501人以上の規模がある 「特定学校法人等」であること 短時間労働 加入者 として手続き 短時間労働加入者として通常の加入者とは異なる手続きとなりますが、加入者と しての位置付けは通常の加入者と同じです。つまり、短期給付・年金等給付の適 用、掛金等の額の算定や徴収、福祉事業の利用等については、通常の加入者と 短時間労働加入者で変わりはありません。 1
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