平成28年熊本地震による被災者に係る被保険者証等の

日 薬 業 発 第 168 号
平 成 28 年 7 月 26 日
都道府県薬剤師会担当役員殿
日 本 薬 剤 師 会
副会長
森
昌平
平成 28 年熊本地震による被災者に係る被保険者証等の提示について
標記につきまして、厚生労働省保険局医療課より別添のとおり連絡がありまし
たのでお知らせいたします。
平成 28 年熊本地震による被災に伴う受診時の被保険者証等の取扱いについて
は、平成 28 年 4 月 15 日付け日薬業発第 18 号にてお知らせしたところです。
同被災により、被保険者証等を紛失あるいは家庭に残したまま避難している場
合であっても、氏名、生年月日、連絡先(電話番号等)のほか、被用者保険の場
合は事業所名、国民健康保険及び後期高齢者医療制度の場合は住所(国保組合の
場合には、これに加えて組合名)を申し立てることで受診できますが、①平成
28 年 10 月 1 日以降は、原則として通常通り被保険者証等を提示することにより
資格確認を行う取扱いとする、②各保険医療機関等においては、被保険者証等を
紛失した者が 10 月 1 日以降も被保険者証等を提示せずに受診しようとした場合
には事業所名等の申告を受けた上で受診できることとするが、被保険者は被保険
者証の再交付を受けるとともに再交付後は保険者番号等を必ず当該医療機関等に
連絡する―等とされています。
取り急ぎお知らせいたしますので、該当都道府県薬剤師会におかれましては、
貴会会員へご周知くださいますようお願い申し上げます。
<参考>
平成 28 年熊本地震による被災者に係る一部負担金等の取扱いにおける周知につ
いて(厚生労働省保険局医療課)
<抄>
事
務
連
絡
平 成 28 年7月 22 日
関 係 団 体
御中
厚生労働省保険局医療課
平成 28 年熊本地震による被災者に係る被保険者証等の提示について
標記につきまして、別紙のとおり、地方厚生(支)局医療課、都道府県民生主
管部(局)国民健康保険主管課(部)及び都道府県後期高齢者医療主管部(局)後期
高齢者医療主管課(部)あて連絡しましたので、別添団体各位におかれましても、
関係者に対し周知を図られますよう協力方お願いいたします。
事
務
連
絡
平成28年7月22日
地方厚生(支)局医療課
都道府県民生主管部(局)
国民健康保険主管課(部)
御中
都道府県後期高齢者医療主管部(局)
後期高齢者医療主管課(部)
厚生労働省保険局医療課
平成28年熊本地震による被災者に係る被保険者証等の提示について
平成28年熊本地震による被災に伴い、被保険者証等を紛失している場合等、被保険者証を
保険医療機関等に提示できない場合には、氏名、生年月日等を申し立てることにより、受診
できる取扱いとしてきたところ。(別添「平成28年熊本県熊本市地方の地震による被災者に
係る被保険者証等の提示等について」(平成28年4月15日厚生労働省保険局医療課事務連
絡))今般、各保険者において、被保険者証等の再交付が随時行われることを踏まえ、下記
のとおり取り扱うこととしたので、その実施及び関係者に対する周知について遺漏なきを期
されたい。
記
1 平成28年10月1日以降は、保険医療機関等において、原則として通常どおり被保険者証
等を提示することにより資格確認を行う取扱いとすること。
2 このため、被保険者証等を紛失等した者に対し、速やかに加入している医療保険の保険
者に連絡し、被保険者証等の再交付を受けるよう周知を図られたい。
3 各保険医療機関等においては、被災により被保険者証等を紛失した者が、10月1日以降
も被保険者証等を提示せずに受診しようとした場合には、その氏名、生年月日、連絡先
(電話番号等)、被用者保険の被保険者にあっては事業所名、国民健康保険又は後期高齢
者医療制度の被保険者にあっては住所(国民健康保険組合の被保険者については、これら
に加えて、組合名)の申告を受けた上で受診できることとするが、被保険者は、速やかに
被保険者証等の再交付を受けるとともに、再交付後、保険者番号及び被保険者証等の記号
・番号を必ず当該保険医療機関等に連絡するよう周知を図られたい。
別添略
ひと、くらし、みらいのために
医療機関・薬局の方々へ
厚生労働省
Ministry of Health Labour and Welfare
熊本地震で被災された方について、平成28年10月1
日から医療機関等の窓口での取扱いが変わります。
1.保険証の確認が必要となります
現在、被災により、患者さんが保険証を紛失又は自宅等に残したまま避難し、提
示できない場合でも、氏名、生年月日、連絡先(電話番号等)、加入している医療保
険者が分かる情報を確認することにより、保険診療として取り扱うこととなっていま
すが、平成28年10月1日からは、保険診療として取り扱う際には、被保険者証等の
確認が必要となります。
2.窓口での一部負担金等の支払いを猶予・免除する
際には、保険者が発行する猶予・免除証明書の確認が
必要となります(9月末までは証明書がなくても窓口
での一部負担金等を受け取る必要はありません)
現在、以下の(1)(2)の両方に該当する患者さんからは、窓口で一部負担金
等を受け取る必要はありませんが、平成28年10月1日からは保険者が発行する
一部負担金等の猶予・免除証明書を確認する必要があります。(熊本県以外の
医療機関・薬局においても同様です。)※入院時食事療養費・入院時生活療養費は、9月末までであっ
ても、従来と同様支払いを受けてください。
(1)熊本地震に係る災害救助法の適用地域の住民の方で、次の保険者に加入
されている方
①熊本県全域の市町村国保及び熊本県後期高齢者医療
②協会けんぽ、熊本県内に所在する健保組合等の一部の健康保険組合等
(詳細は、厚生労働省HP「平成28年熊本地震関連情報」における「熊本地震で被災された皆様の医療
機関等での受診の際のご負担が猶予されます」で確認できます。)
(2)以下のいずれかに該当する旨を申し出た方
① 住家の全半壊、全半焼又はこれに準ずる被災をした旨
② 主たる生計維持者が死亡し又は重篤な傷病を負った旨
③ 主たる生計維持者の行方が不明である旨
④ 主たる生計維持者が事業を廃止し、又は休止した旨
⑤ 主たる生計維持者が失職し、現在収入がない旨
証明書発行に関しては、各保険者へ問い合わせいただくよう周知ください。