eMAXIS徹底活用講座第6回投資にもメンテナンスが必要です！プロダクトマーケティング部投資信託・保険課 10年以上、投資信託のプロモーションに携わり、商品セミナーやインターネットセミナーにも数多く登壇。石田廣わかりやすい商品説明に定評がある。海外赴任経験もある国際派。みなさん、こんにちは。プロダクトマーケティング部投資信託・保険課の石田です。今回は＜８資産分散投資と各資産の年間パフォーマンスの推移（円ベース）＞ eMAXIS徹底活用口座（全7回）の第6回目、いよいよ佳境に入ってきました。前回、8資産の投資を例にとりながら、いかに投資の選択対象が大事かという話をしました。そして、その中で分散投資がやはり有効な手立ての一つであることも示しました。その分散投資について、今回はもう少し踏み込んで説明したいと思います。もう一度2006年～2015年、10年間の運用成績の右端、全期間のところをご確認ください。8 資産の平均は60％足らずです。ですから、当初、 8資産に等金額で分散投資した結果もその程度だったということになります。しかし、8資産の分散投資は77％とあります。この差はどこから来るのでしょうか？まずこの数字の根拠から説明しましょう。この 77％は過去10年間のそれぞれの8資産分散投資の年間成績を掛け合わせたものです。なぜ、掛け算か？たとえば、40％儲かって、翌年30％損をした場合を考えてみましょう。世の中でよく使われる平均をとれば、年率5％のプラスです。しかし、実際には100の投資が４割儲かって140 になって、そこから30％損をして、7掛けになれば、140×0.7＝98となり、マイナスです。継続して投資する場合、掛け算でないと投資成果は表せません。出所：Bloomberg、Datastream、Citi、J.P. Morgan、S&Pのデータをもとにそこで毎年の8資産分散投資（8資産の平均）三菱ＵＦＪ国際投信作成をかけてあるわけです。では、60％が77％になる理由はなんでしょうか？答えはリバランス（調整）です。今月のポイント 1. 投資は掛け算！ 2. リバランスが大事！ 3. 定期的にリバランス毎年の8資産の平均ということは、毎年、相対的に値上がりした資産を減らし（売却し）、値下がりした資産を増やし（買い増し）、全体を調整して等金額に投資したことを意味します。このような調整を「リバランス」と言います。 8資産を平均して買って10年間持ち続けると60％、しかし年一回リバランスをすると77％、大きな差が出ますね。このリバランスは長期の資産運用にとって、とても大切な作業になります。しかし、このリバランス「言うは易し行うは難し」で実際に行おうとすると、なかなか大変です。なぜなら、動かすごとに税金もかかれば、通常、手数料など諸費用もかかるからです。また、株式など資産によっては、売買単位の関係で調整しづらいものもあります。ここで口数や金額で調整が効く、無手数料の投信・ eMAXISの登場です。このような資産運用の考え方にとって、使い勝手がいいですね。リバランスもまとめてやってくれるバランスファンドだけでなく、現在様々な投資を行っている方にとっても、全体の資産の調整（リバランス）にご利用いただけます。たとえば、ある資産を50万円ほどを増やしたい・減らしたいと考えられた場合、それら各資産をある程度eMAXIS で保有しておけば簡単に調整（リバランス）できます。次回は最終回、今までの資産運用に合わせて、下図にある時間軸の考え方を取り入れた、ＦＰ（フィナンシャル・プラン）についてご紹介したいと思います。＜主な年齢の平均余命＞男女年齢平成26年平成25年前年との差平成26年平成25年前年との差（単位：年） 0歳 80.50 80.21 0.29 86.83 86.61 0.22 50歳 32.18 31.92 0.26 37.96 37.74 0.22 60歳 23.36 23.14 0.22 28.68 28.47 0.21 70歳 15.49 15.28 0.21 19.81 19.59 0.22 80歳 8.79 8.61 0.18 11.71 11.52 0.19 出所：厚生労働省ホームページをもとに当社作成 ■分散投資にご活用いただきたいeMAXISのファンドをご紹介します。ファンド名商品分類ベンチマーク e M AXIS バランス（ 8 資産均等型）内外／資産複合／インデックス型各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマーク e M AXIS バランス（波乗り型）内外／資産複合ありません。市場動向および資金動向等により、上記のような運用が行えない場合があります。 ● eMAXIS シリーズの運用は、組入有価証券の価格の変動や発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化、為替の変動等のリスクを伴い、損失を生じるおそれがあります。● eMAXIS シリーズの運用にあたっては、最大年率0.882%程度（税込、実質負担額）の運用管理費用や、最大0.3%の信託財産留保額等の他、有価証券の売買や保管にかかる手数料や監査費用等がかかる場合があります。その他の費用ならびに費用の合計額は保有期間等により異なりますので、表示することができません。詳しくは目論見書をご確認ください。● ご投資にあたっては目論見書をご確認の上、ご自身の判断でご投資ください。目論見書のご請求は電子交付サービスをご利用ください。● 本資料は、当社が信頼できると考える情報をもとに作成したものですが、その正確性・完全性を保証するものではありません。● 本資料に掲載されたデータ・見通し等は作成時点の投資環境等に基づくものであり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。● 本資料の掲載情報は作成時点のものであり、予告なく変更することがあります。● 本資料の全部または一部を無断で使用することを禁じます。 2016年8月5日作成 160805-041502