伊豆の国市校務支援システム構築業務 1 仕様書 業務名 平成28年度 小中学校運営事業 校務支援システム構築業務 2 契約期間 (1)校務支援システムクラウド構築期間 契約日の翌日から平成29年3月31日まで (2)校務支援システムクラウド運用期間 平成29年4月1日から平成34年3月31日まで(60ヶ月) ※詳細なスケジュールについては、別途協議の上決定する。 3 設置場所 システム及びデータ保管については受託者にて用意するデータセンターにて運用・管 理・保守・点検すること。安全性、可用性、セキュリティ対策、障害対応策などを考慮 し提案すること。 (1)接続している各拠点は、以下のとおりである。 ・伊豆の国市教育委員会 ・長岡南小学校 ・長岡北小学校 ・長岡中学校 ・韮山小学校 ・韮山南小学校 ・韮山中学校 ・大仁小学校 ・大仁北小学校 ・大仁中学校 (2)校務支援システムは、既存の校務用パソコンにて使用する。詳細は以下の通り。 OS ワープロ・ Windows 7 Professional MS Office 2010 ~ 2013 表計算等 Adobe Reader (各バージョン) PDF参照 ※Adobe Readerについてバージョンアップが必要な場合は 提案書にて明記すること。 ブラウザ等 4 Internet Explorer 11 以上 委託の目的 伊豆の国市内小中学校に校務支援システムを導入し、校務の効率化により校務に係 る時間を削減させ、これにより確保した時間を子どもと向き合う時間に充て、なおかつ 質の高くきめ細やかな教育の実現を目指すことを目的とする。 1 5 機能要件 (1)校務支援システムは、以下の機能を最低限導入すること。 ①名簿学籍管理 ②出欠席情報管理 ③成績処理 ④通知表作成 ⑤指導要録作成 ⑥調査書作成 ⑦グループウェア機能 (2)校務支援システムは、以下の帳票を導入すること。 ①各種名簿(学校ごとに様式編集機能を有すること) ②出席簿 ③通知表(学校ごとに様式編集機能を有すること) ④小学校児童指導要録(通常学級1様式・特別支援学級用2様式) ⑤中学校生徒指導要録(通常学級1様式・特別支援学級用2様式) ⑥調査書(静岡県指定様式) ・帳票についてはレイアウト編集機能を有すること。 ・帳票の様式については別途協議して決めること。 6 クラウド要件 (1)SLA(サービス品質保証)99.9%以上(保守・メンテナンスなどの計画停止は含まな い)のクラウド基盤にて稼働すること。 (2)サービス仕様書(SLA)を本市と協議のうえ締結し、サービスレベルを維持できるよ うサービスの定期的な見直しを行うこと。 (3)サーバの種類、数量やCPUのスペックについては受託者の仕様とするが、システ ムのレスポンスを落とさないこと。 (4)クラウドサービス運用のため、今後発生するOSのアップグレードやシステムの改 修費用は受託者が負担すること。また、サーバの劣化等、本システムのサービスの 正常稼働を常時維持するために必要な全ての費用は、受託者が負担する。 7 データセンターの要件 データセンターの要件を以下のとおりとし、一般的なデータセンターとして当然備え ておくべき機能を有すること。自社で他社のデータセンターを利用する場合にも同様と する。 (1)将来の拡張性にも対応できること。 (2)良質なサービスを提供するための設備と機能を備え運用管理が実施されること。 2 (3)データセンターは、日本国内にあり耐震性能を有した建物であること。 (4)データセンター事業者はプライバシーマーク、情報セキュリティマネジメントシス テム品質マネジメントシステムの認証取得をしていること。 (5)24時間365日のネットワーク、機器監視がされていること。 (6)監視カメラによる入退室、作業監視、ICカード、生体認証等による入退室管理に おける防犯性能を確保していること。 (7)電源、室温、湿度などはすべて集中監視されていること。 (8)非常用電源等、災害・停電発生時に速やかに復旧することができること。 (9)災害対応が備えられていること。 (10)サーバ保存、蓄積したデータ等を無償で本市が指定する形式で提出できること。 (11)データセンターへの接続はSSLまたはVPNで接続すること。 8 保守・運用支援要件 (1)プロジェクト管理 ①本市、受託者双方の認識の違いが生じることを防ぐとともに、双方でリスクを共有 し双方が合意したうえで本事業を実施すること。 ②受託者は導入作業の実施にあたり本市、受託者の分担を明確化し、無理のない導入 スケジュールを組むこと ③システム導入会議の運営は受託者が主体となって行い記録管理も受託者が行うこと。 ④受託者は導入作業の工程ごとに本市とともにレビューを行い、本市の承認を得たう えで次工程に進むこと。 ⑤課題、進捗管理は受託者が行うこととし、作業の遅延発生を防止すること。 ⑥作業の遅延が発生した場合、原因と対策(案)を本市に説明し承認を得たうえで対 策を実施してスケジュールを守ること。 (2)研修会 ①教員が操作方法を習得するために効率良く、研修会を行うこと。 ②日程、内容は伊豆の国市教育委員会と協議し決定すること。 ③研修で使用する操作マニュアルについては研修対象者数分を印刷し用意すること。 ④マニュアルは各学校にCD-ROM及び紙媒体1冊を提供すること。 (3)バックアップ バックアップは日時で取得すること。 (4)サポートデスク 問合せ受付は平日9:00~17:00の時間帯は必ず対応できること。1日8時間以上対応 時間を設置すること。なお校務支援システムメーカーによる専用のヘルプデスクサ ポートの提供とすること。 3 (5)その他 ①サービス提供基盤やシステムに不具合が判明した場合は契約内で修正対応を行うこ と。 ②静岡県が指定する高等学校入試選抜実施要項や調査書様式の改訂に伴う機能対応が 必要となる場合は、契約金額の範囲内で修正対応を行うこと。 ③法改正等に伴う機能対応が必要となる場合は、本市と協議の上、修正対応を行うこ と。 ④契約期間内にシステムの機能改善、機能追加などがあった場合は、契約内で対応を 行うこと。 ⑤契約満了時には、別途協議の上、市が求めるデータを返却すること。またデータ返 却後は、システムに登録された情報を削除すること。 ⑥データ移行については、受託者側と当市の作業範囲を明確に提示すること。 9 特記事項 (1)機密保持等 ①本業務の実施において、伊豆の国市個人情報保護条例及び伊豆の国市情報セキュリ ティポリシーに従うこと。 ②すべての作業において、本業務に係るデータ及び情報システムの取扱いには細心の 注意をもって管理すること。また本市が指示する場所以外へデータ等を持ち出す場 合は、本市の許可を得ること。 ③本業務の処理上知り得た情報を第三者に開示又は漏洩しないこと。またそのために 必要な措置を講じること。 ④本市及び受託者は、相互に本契約の履行過程において知り得た相手方の機密を他に 漏洩せず、また本業務の目的の範囲を超えて利用しないものとする。ただし、 本 市 が法令等、官公署の要求、その他公益的見地に基づいて、必要最小限の範囲で開示 する場合を除く。 4
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