2016年JAF全日本カート選手権FS-125部門 西地域第4戦のレポートを

YAMAHA Racing Jr RACE REPORT
2016 All JAPAN KARTING CHAMPIONSHIP FS-125 class WEST SERIES ROUND 4
4/16 -17
5/28-29
6/18-19
7/23-24
8/27-28
10/22-23
BIWAKO
AUTO PARADISE
FESTIKA CIRCUIT
KOBE
NAKAYAMA
SUZUKA
SPORTS CIRCUIT
KART WAY
CIRCUIT
SPORTS LAND
GOTENBA
MIZUNAMI
酒井夢良、光る部分を見せるも
レースウィークの組み立てが課題に
2016年 全日本カート選手権 FS-125 西地域 第4戦
■開催日:7月23∼24日 ■開催場所:兵庫県・神戸スポーツサーキット ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:21台
全日本カート選 手 権 西 地 域 第 4 戦は、兵 庫 県 の 神戸スポーツサーキットで開 催された。FS125クラスのエントリーは21
台。全日本選手 権が開催されてまだ2年目ということもあり、各陣営ではいつも以 上にデータ収 集のために練習走行の時間が
割かれていた。土曜日は強い日差しの中での走行だったが、日曜日は曇り空が広がり、気温も前日よりは低い 状 態でレースが
スタートする。公式 練習は新品タイヤを使 用し、主にパッシングのシミュレーションを行いながら、5番 手タイムをマークする
好調な滑り出しとなった。続くタイムトライアルは、当初、5コーナーの立ち上がりを改善することを意 識して単独で走行した
が、思ったようにタイムに反映できない。途中から他 車のスリップストリームを利用してのアタックに切り替えたものの、ペー
スが上げきれず13番手となった。
YAMAHA Racing Jr
ヤマハレーシングのジュニアチームとして全日本カート選手権
FS -125部門の 選 手サポートを行うことにしました。本 年は同
西地域に参戦する酒井夢良選手のサポートを行います。
尚、当プロジェクトは、サポートするチームは固定せず 選手に
対するサポートとし、毎年ヤマハが支援する選手を選考します。
監
督
高橋 和則
アドバイザー
北條 裕
ド ライバー
酒 井 夢良
YAMAHA Racing Jr RACE REPORT
2016 All JAPAN KARTING CHAMPIONSHIP FS-125 class WEST SERIES ROUND 4
第4 戦
タイムトライアル:13位 予選:13位 決勝:8位
予選ヒート(16周)
予選ヒートではスタート直後の2コーナーで他車と接触、スローダウンして最
後尾にドロップしてしまう。
一瞬、頭が真っ白になったという酒井だが、レーススピードに戻ってからは、
決勝に向けて、自分の速いコーナーや勝負できるポイントなどを探りながら追
い上げ、13番手まで戻してフィニッシュした。
決勝ヒート(26周)
風が出て、気温が下がり始める中での決勝ヒート。酒井は止まらずに走るこ
とを意識し、スタート直後の混乱を冷 静に乗り切ると、ペースを上げていく。
「予選で追い上げていた時に自信がついたし、マシンセットは完璧に決まって
いた。あとは自分自身がしっかり走り切るだけ」と、攻めの走りを見せて他車を
パス。第2集団の中で着実に順位を上げると、最後は第1集団の7番手に肉迫し
ながら8位でチェッカーを受けた。
2016年 全日本カート選手権 FS-125 西地域 第4戦 リザルト (21台)
Pos.
No.
Driver
Team
Lap
1
24
塩津 佑介
KENT with PEGTOP
26
2
3
三澤 拓真
Energy JAPAN
26
8
13
酒井 夢良
YAMAHA Racing Jr
26
高橋 和則 監督
練習走行で苦しんでいたとはいえ、公式練習では良いタイムが出ていたので、レースに入ってここまで崩れるのは想定外でし
た。レースをしながら掴むことができたのか、改善していった部分は見えましたが、本来ならばそれらは金曜日、もっと言えば
サーキットに入る前に行っておくべきことです。
練習の段階で、ライバル達と自分との違いを把握しながら、他車より有利なところを見極めてレースを組み立てていかなけれ
ば、優勝争いには加われません。スピードはあるので可能性もあります。
自分自身に何が必要かをしっかり考えて、逆境に立ち向かって欲しいと思います。
13
酒井 夢良
/ Yura SAKAI
AGE:14
このコースは全てのコーナーが繋がっていて、1か所で
も失敗すると後々までずっとリズムが狂ってしまう上に
パッシングポイントも少ないレイアウトなので、前 方
のグリッドを獲 得しておかないと厳しいと思っていま
した。
それなのに、タイムトライアルもうまくいかず、予選も
不安を抱えながら抜きに行って止まってしまったので、
とにかく悔しいです。
次戦は体力も今回以上に必要ですし、もっとしっかり
考えて走り、何より絶対に止まらないんだと、自分に自
信を持てる状態で臨みたいです。