『日本の原動力』として 採用担当者からのメッセージ 国税庁総合職の採用担当。この任務を拝命してから、まもなく1年が経とうとしています。 CONTENTS はじめに 全国各地を飛び回り、国税庁の「営業」に従事してきました。回を増すごとに説明スキルは上がるもので、 採用担当者からのメッセージ P1 多少は饒舌になった気もします。ただし、その実感だけに浸って自己満足に陥らぬよう、自分が営業して 目次 P2 いる「商品」のことについて、改めて考え直してみました。 00 /国税庁の活躍のフィールド P3 「国税庁とは?」 一言で表すと、国の財政の根幹をなす租税収入を確保する組織です。 00 /キャリアパスイメージ 我が国が採用している「申告納税制度」のもとでは、納税者からの自発的な申告・納税が基本です。ただ 若手職員編 ~挑戦の日々~ し、時には意図的に税金の申告をごまかす悪質な納税者もおり、厳正な対処が必要となることもあります。 01 /本庁係員 他方で、大変有り難いことに、我が国の納税者のほとんどは善良です。そうした善良な納税者の方々には、 より充実したサービスを提供することも重要です。国税庁が集めた税金は、各省庁の施策を通じて、公的サー ビスとして国民に提供されます。国税庁の果たす役割は、国の役所の中でも唯一無二のものであり、「国税 庁の仕事は国税庁でしか出来ない」と言っても過言ではありません。 P4 P5 02 /税務署調査官 P7 03 /海外留学 P8 04 /本庁係長 P9 それでは、「国税庁はどうあるべきか?」 中堅職員編 ~広がるフィールド~ 社会や経済が目まぐるしく変化する中で、国税庁も様々な変革を行ってきました。 05 /本庁課長補佐PART1 例えば、インターネットの普及。国税庁では、納税者の方が税務署まで赴かなくともインターネット上で 申告が出来る e-Tax を開発、利用を促進しています。 例えば、経済取引の国際化。各国の税制の違いを利用した、多国籍企業による租税回避行動が問題となっ ています。これに対峙すべく、国税庁では世界各国の税務当局とバイ・マルチの両面で協働体制の構築に P11 06 /税務署長 P13 07 /本庁課長補佐PART2 P15 08 /他省庁 P17 尽力し、そのネットワークは今も広がり続けています。 今後、ますます ICT 化、国際化が進展していくでしょう。その中で、常に、 「国税庁はどうあるべきか?」 シニア職員 ~国税組織の中核として~ を考え、時代の変化に合わせて変革をしていく必要があります。10 年、20 年後はどうあるべきか?これ 09 /国税局部長・次長 については、皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。 国税庁は 56,000 人の職員を擁する巨大組織。その中で、総合職採用者の毎年の採用数は 10 人程度、あ 10 /本庁課長 P21 11 /大学・税大 P23 くまで少数精鋭です。それだけ、各自の求められる役割が大きいと言えるでしょう。 12 /国税局長 さて、今年度のパンフレットは、皆さん一人一人が国税庁入庁後に働くことをイメージしやすいように、 特集 キャリアパスを中心とした構成にしました。また、職員の活躍するフィールドの幅広さについても万遍な A /制度改正 ~制度と執行の架け橋として~ く記載したつもりです。国税庁本庁はもちろんのこと、北は北海道・南は沖縄まで全国各地の国税局・税 務署。国内は財務省をはじめとする各省庁、地方自治体、税務大学校、国税不服審判所、大学など。海外 は留学から国際機関、子育て中のママの素顔まで。各々の職員が赤裸々に記したものをご覧いただき、国 税庁に少しでも興味を持っていただけたら、制作側としても嬉しく思います。 国税庁の仕事は、我が国を支える『日本の原動力』。皆さんと一緒に働けるのを楽しみにしています。 01 P19 National Tax Agency 2016 P25 B /国際課税 ~日の丸を背負って~ C /税務争訟 ~磨かれる専門性~ D /番号制度 ~日本を動かす~ P27 P29 P31 P33 E /ワーク・ライフ・バランス ~仕事と家庭の両立~ P35 採用情報 P37 組織図 P38 National Tax Agency 2016 02
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