2016年5月期 決算説明会 (機関投資家・アナリスト向け)

2016年5月期
決算説明資料
2016年7月28日
―― IT資産のプロ集団として、お客様・社会とともに進化し続けます ――
1. 2016年5月期 業績報告
2. 市場環境
3. 中期経営計画
4. 2017年5月期 業績予想
2
1 業績報告
①決算ハイライト
事業概況
 Windows XPサポート終了の反動減が想定以上に長期化
引取回収・販売事業は減収・減益
-2015年度ビジネス系の新品パソコン出荷台数は、前年同期比 23.8%減、2年連続で大幅減少
(MM総研「2015年度国内パソコン出荷概要」より)
-一方、中古モバイルは取り扱い台数がさらに拡大
-セグメント全体では、引取回収・販売事業は減収・減益
 レンタル事業は増収・大幅増益
-レンタル売上高は前年同期比21.6%増、営業利益は前年同期比193.6%増
決算概況
■売上高
■経常利益
4,563百万円 前年同期比 1.6%増
136百万円 前年同期比 44.2%減
■親会社株主に帰属する当期純利益
90百万円 前年同期比 50.2%減
3
1 業績報告
②業績概況(連結)
(単位:百万円)
2015年5月期
前年同期比
売上高
4,491
4,563
101.6%
売上総利益
2,097
1,975
94.2%
販売費及び一般管理費
1,870
1,856
99.3%
営業利益
227
118
52.1%
経常利益
245
136
55.8%
親会社株主に帰属する
当期純利益
182
90
49.8%
売上高
5,000
4,491 4,563
400
200
3,000
2,000
'14/5
'15/5
'16/5
当期純利益
307
165
136
100
50
0
0
'14/5
'15/5
182
150
100
'13/5
183
200
245
300
3,457
'13/5
親会社株主に帰属する
経常利益
4,057
4,000
2016年5月期
'16/5
90
71
'13/5
'14/5
'15/5
'16/5
4
1 業績報告
③セグメント別
引取回収・販売事業
■減収・減益・・・XP特需の反動減の影響続く。モバイルは大幅拡大。
(単位:百万円)
売上高
4000
3885
2016年5月期 トピックス
3826
3586
• ビジネス系新品パソコン出荷は、前年比23.8%減、2年連続
3500
3000
(MM総研「2015年度上期国内パソコン出荷概要」より)
2931
その影響で、使用済みIT機器の入荷も大幅減少
2500
2000
'13/5
400
'14/5
'15/5
'16/5
• 顧客拡大策、営業強化は継続実施
-展示会への出展をさらに拡大(東京/全国主要都市)
-Web等プロモーション強化
-営業体制の変更、営業マン教育の強化
• 中古モバイルの仕入れは順調に拡大
営業利益
 中古PC等販売・・・店舗は堅調
281
300
• PCNET秋葉原ジャンク通り店の開店
198
• 使用済みIT機器の入荷減から、卸販売は低調
200
100
 引取回収・・・XP 入れ替え需要の反動減の影響
87
33
 中古モバイル販売・・・取扱い台数さらに拡大
0
'13/5
'14/5
'15/5
'16/5
5
1 業績報告
③セグメント別
レンタル事業
■増収、大幅増益・・・営業強化等で受注拡大
(単位:百万円)
700
600
2016年5月期 トピックス
売上高
800
736
605
526
500
■ 営業強化、プロモーション強化
470
• 営業の徹底強化、ターゲット別営業戦略
400
• 営業体制の変更、営業マン教育の強化
300
'13/5
'14/5
'15/5
'16/5
• HP刷新、Webプロモーション強化
■ ラインナップ拡充、サービス強化
営業利益
120
• 在庫拡充
84
80
■ ストック収益拡大へ向けた重要施策と位置付け。
増収・大幅増益。
56
• キッティング等の付帯サービス強化
■ MVNO通信事業との相乗効果
28
40
• 連結子会社2Bとの協業
4
0
'13/5
'14/5
'15/5
'16/5
6
1 業績報告
④2016年5月期の取り組み
2016年5月期の主な取り組み-1
■顧客拡大へ積極投資、営業強化
-展示会・イベント出展をさらに拡大
○大規模セミナー出展の拡大
・情報セキュリティEXPO(5・10月)
・教育ITソリューションEXPO(5月)
・Interop Tokyo 2015(6月)
・IT‐Pro EXPO(10月)等
○新たに、全国主要都市でのイベント出展
-営業体制の刷新、営業力強化(保有法人等顧客数は、2年半で2倍へ倍増)
■PCNET秋葉原ジャンク通り店オープン(2015年7月11日)
Rmobile日本橋店(大阪)オープン(2016年6月20日)
■新時代の情シスLife充実サイト 『
』 公開(2015年9月28日)
■国内唯一の IT機器処分管理システム 「P-Bridge」
-特許取得(2015年10月)
-「P-Bridge」 と 「ジョーシス」 を一つのID・パスワードで連携(2016年1月~)
-2016年5月末 約1800社(アカウント発行社数)
※ P-Bridge ・・・ 機器の処分業務で、見積もりから処分履歴まで、一元管理できるWebサービス(無料)
7
1 業績報告
④2016年5月期の取り組み
2016年5月期の主な取り組み-2
■光通信と合弁会社 『株式会社2B』 を設立(2015年10月)
通信(MVNO※)サービス開始
-2015年10月設立、11月営業開始
-当社51% ・ 光通信49%
※ MVNO・・・Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者
■ラジオNIKKEI 番組スポンサー(2015年11月~)
-毎週金曜日14:30~ 『この企業に注目!相場の福の神』
■マイナンバー対応・米国式HDD破壊サービス(2016年1月~)
-NSA/DoD※1準拠のV字型破壊を全国開始
※NSA:アメリカ国家安全保障局(National Security Agency)
DoD:アメリカ合衆国国防総省(United States Department of Defense)
■マイナンバーサービスで、都築テクノサービスとパートナーシップ(2016年1月)
■熊本地震の被災地への支援(2016年4月~)
(義援金、およびIT機器・通信手段の無償レンタル(現在、嘉島町・益城町・合志市・嘉島町へ)を実施中)
8
1. 2016年5月期 業績報告
2. 市場環境
3. 中期経営計画
4. 2017年5月期 業績予想
9
2 市場環境
①パソコン+タブレット出荷台数
■(ビジネス向け)パソコン+タブレット出荷台数
-法人向けパソコンは、2016年度は横ばい、2017年度以降に拡大
-法人向けタブレットは2016年度からV字回復
・Androidタブレット台数の拡大、MVNO-SIMカード契約数との相乗効果(SIMフリータブレット需要拡大)
・中期的には、法人市場におけるWindowsタブレット市場の拡大
パソコン+タブレット出荷台数推移(単位:千台、出典:MM総研)
12,842
2,263
12,853
Tablet
PC
11,052
10,163
4,083
9,060
2,795
1,220
8,000
2,374
8,103
2,498
8,979
'13/3
7,368
'14/3
'15/3
・2016年度からV字回復
・以降、市場は拡大
3,822
法人向けパソコン
2,964
・2017年後半から、
Windows10への移行拡大
10,579
7,840
法人向けタブレット
5,626
5,605
6,015
'16/3
'17/3
'18/3
7,230
'19/3
8,770
'20/3
10
②中古携帯・スマホ市場の拡大
2 市場環境
■中古携帯・スマートフォン市場・・・市場は今後も成長
-国内需要の拡大 ⇒ 実質0円販売の禁止、MVNO/SIMフリーの拡大等
-インバウンド、短期在住外国人のニーズ
2015年度・中古携帯・スマホの販売台数シェア※
中古
7.7%
携帯電話
販売台数
3783万台
新品
82.7%
※中古品販売台数(MCA調べ)、新品出荷台数
(MM総研調べ)から、当社で推測
中古携帯・スマホの販売台数
295万台
台数シェア 7.7%
新品携帯・スマホの出荷台数
3488万台
台数シェア 82.7%
11
2 市場環境
②中古携帯・スマホ市場の拡大
2016年7月28日 日経新聞1面
「スマホ販売で独禁法指針 中古流通制限など違反事例示す」
公正取引委員会は高額なスマートフォン(スマホ)販売の是正に乗り出す。
独占禁止法に違反する商慣行を近く公表する指針で示す。
通信大手が分割払いの支払総額を指定すれば、販売店の自由な価格設定を阻むため違反と扱う。
メーカーが新型の普及を優先し、通信各社に旧式のスマホを国内で再販売しないよう求める契約も認めない。
端末の価格競争や格安事業者の新規参入に結びつけ、消費者の選択肢を増やす。
違反事例
公取の指摘
(以下略)
是正による、中古、MVNO通信市場への影響
 分割払い支払総額の
指定
 再販売価格の拘束
 月々の分割払いの
相当額を通信料金から
割り引く仕組み
 格安スマホ事業者
に対する取引妨害
 MVNO通信の競争力拡大
 一部メーカーによる
中古端末の流通制限
 拘束条件付き取引
 人気機種の中古流通の拡大
(中古品の確保が容易に)
 中古スマホのニーズ拡大
(新品購入時の初期費用Upにより)
(MVNOでは、通信料から分割払い相当額を
割り引く仕組みの提供が困難だったため)
12
2 市場環境
③MVNO市場の拡大
■MVNO(※1)市場・・・順調に拡大すると予想
-2016年度は個人向け需要が中心だったが、今後は個人・法人需要とも拡大すると予想
-2018年3月末時点の独自サービス型SIM(※2)は、1170万回線の規模に
独自サービス型SIM(※2)の市場規模
1170
(契約回線数、単位:万回線)
820
539
326
75
'13/3
173
出典:MM総研調べ
2016年以降は予測
'14/3
'15/3
'16/3
'17/3
'18/3
※1:MVNO:仮想移動体通信事業者
無線通信回線設備を開設・運用せずに、自社ブランドで携帯電話やPHSなどの移動体通信サービスを行う事業者
※2:独自サービス型SIM
いわゆる「格安SIM」。独立系MVNO事業者がSIMカードを活用し、独自の料金プランで提供するもの
13
2 市場環境
④まとめ
新規導入
IT機器
新品パソコン等・・・2017年以降回復
タブレット型端末は成長市場
使用済み
IT機器
廃棄処分が未だ大多数
→顧客開拓、シェア拡大の余地大きい
中古
モバイル
成長市場へ
5つのサービス
◆ITファイナンス
◆ITセキュリティ
中古モバイルは成長市場
◆ITエコロジー
通信等
注目
テーマ
MVNOは順調に拡大
IoT※需要でさらに拡大へ
マイナンバー
セキュリティ
東京
オリンピック
◆IT通信
◆ITメディア
IoT
FinTec
14
1. 2016年5月期 業績報告
2. 市場環境
3. 中期経営計画
4. 2017年5月期 業績予想
15
3 中期経営計画
①概要
中期経営計画 「VISION 2018」
(期間:2016年5月期~2018年5月期)
2017年5月期の位置づけ
持続的成長を可能とする、新たな事業モデルへのステップ
――――― ストック中心の収益構造への変革 ―――――
経営目標

業績目標
-第29期・・・売上50.5億円、営業利益3.12億円
-第30期・・・売上60.0億円、営業利益4.5億円

2018年5月期を基準年度として、東証1部へ
16
3 中期経営計画
②事業・サービス戦略
IT資産のライフサイクルを支える、5つのサービス分野
ITに関わる方々全員に
活きた情報と交流の場を提供
IT機器の中長期レンタルと、サポート等
の付帯サービスで、IT機器導入を支援
ITファイナンス
ITメディア
モバイルやIoTの活用を、
MVNO等の通信で支援
企業の
IT戦略を
アシスト
IT通信
ITセキュリティ
ITエコロジー
マイナンバー完全対応
「データ消去」等で、
情報漏えい防止
IT資産のリユース提供により、
導入コストの削減と、
循環型経済※への転換を促進
※循環型経済・・・Circular Economy、
消費型経済からの転換を
図る考え方
高い相乗効果を発揮する、唯一の事業モデルへ
17
3 中期経営計画
③計数目標
2016年5月期
実績
2017年5月期
予想
2018年5月期
目標
4,563
5,050
6,000
営業利益
118
312
450
営業利益率
2.6%
6.2%
7.5%
ROE
4.7%
10%以上
10%以上
売上高
単位:百万円
営業利益(百万円)
売上高(百万円)
6,000
450
5,050
4,563
312
118
28期
29期
今期
30期
28期
29期
30期
今期
18
1. 2016年5月期 業績報告
2. 市場環境
3. 中期経営計画
4. 2017年5月期 業績予想
19
4 業績予想
①業績予想
2017年5月期 業績予想
(単位:百万円)
2016/5期 実績
上期(実績)
2017/5期 予想
通期(実績)
上期(予想)
通期(予想)
2,160
4,563
2,425
5,050
営業利益
30
118
101
312
経常利益
41
136
112
320
親会社株主に帰属
する当期純利益
36
90
75
214
売上高
20
4 業績予想
②配当について
当社は、株主還元を経営の最重要課題であると認識しております。
株主の皆様への利益配分につきましては、継続的な利益還元を基本とした上で、業績連動型の
配当方式を採用し、親会社株主に帰属する当期純利益の30%以上を配当性向の目安として
決定する事を方針としております。
この方針のもと、2017年5月期の1株当たり配当金(期末・年間)は、19円とさせていただく予定
です。
中間
配当金
期末
配当金
年間
配当金
2016年5月期
実績
0.00
円
19.00
円
19.00
円
2017年5月期
予想
0.00
円
19.00
円
19.00
円
配当金推移(円)
16.0 16.0
5.5
19.0 19.0
6
'12/5 '13/5 '14/5 '15/5 '16/5 '17/5
21
補足資料
企業プロフィール
会社概要
・
・
・
・
設立:
本社:
代表者:
事業内容:
1988年7月
東京都港区芝5-20-14
代表取締役 上田満弘
情報機器の中長期・短期レンタル、保守・運用サービス
使用済み情報機器の引取・買取・データ消去、リユース販売
MVNO通信サービス
IT情報メディア
・ 売上高:
4,563百万円(2016年5月度)
・ 従業員:
150人(2016年5月31日現在)
・ 市 場:
東証マザーズ
売上構成(2016年5月度)
引取回収・販売事業
3,826百万円
83.9%
レンタル事業
736百万円
16.1%
・ 銘柄コード: 3021
22
補足資料
IRに関するお問い合わせ
IRに関するお問い合わせ
IR担当窓口:
部署: 経営企画室
役職: 取締役経営企画室長
氏名: 大江 正巳
Tel : 03-5730-1442
Fax : 03-5730-1426
E-mail: [email protected]
•将来見通しに関する注意事項
本資料につきましては投資家の皆様への情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を目的としたものではありません。本資
料における将来予想に関する記述につきましては、目標や予測に基づいており、確約や保障を与えるものではありません。また、将
来における当社の業績が、現在の当社の将来予想と異なる結果になることがある点を認識された上で、ご利用ください。業績等に
関する記述につきましても、信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、当社はその正確性、安全性を保証す
るものではありません。本資料は、投資家の皆様がいかなる目的にご利用される場合においても、お客様ご自身のご判断と責任にお
いてご利用されることを前提にご提示させていただくものであり、当社はいかなる場合においてもその責任は負いません。
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