鉄鋼需給の動き - JISF 一般社団法人日本鉄鋼連盟

VER 7-5
鉄鋼需給の動き
2016 年 7 月
一般社団法人日本鉄鋼連盟
〔概
況〕注:概況本文は、7 月 14 日(木)開催の市場委員会にて報告した内容。
2016.7.25
日本経済は各種指標が弱含んでおり、先行きに対する不透明感が増している。雇用環境は良好な状態が続いている
が、5月の全世帯消費支出が3ヵ月連続の前年割れとなるなど、個人消費は停滞している。企業活動をみると、外需
は輸出数量指数が3ヵ月連続の前年割れとなり、5月の鉱工業生産は3ヵ月ぶりの前月比減と一進一退で推移してい
る。こうした中、6月の日銀短観の業況判断指数は、大企業製造業が前回調査から横ばい、非製造業が悪化となった
ほか、今年度の企業収益見通しが下方修正されるなど、景気の先行きに不透明感が窺われる。海外経済をみると、欧
米は緩やかな回復基調にあるが、英国のEU離脱問題から、国際的に金融市場が動揺する等、不透明感が強まってい
る。一方、中国では政府の景気梃入れ策により一部指標に底打ちの気配が見えつつあるものの、景気は依然として鈍
化傾向を辿っている。ASEAN 等の新興国も景気の回復テンポはやや力強さを欠いている。
国内鉄鋼需要産業の関連指標をみると、建設業では、5月の住宅着工が前年同月比で5ヵ月連続の増加となり、前
月に大きく落ち込んだ非住宅着工も増加に転じた。製造業では、5月の自動車生産が熊本地震の落ち込みから回復し
2ヵ月ぶりに増加したが、産業機械は外需の停滞等を受けて多くの機種で前年割れが続き、電気機械も重電機を中心
に減少傾向となるなど、依然盛り上がりに欠ける状況が続いている。国内鉄鋼需給をみると、5月の粗鋼生産は僅か
ながら2ヵ月連続の増加となったが、普通鋼鋼材国内出荷は 19 ヵ月連続で前年同月を下回った。また5月の鉄鋼貿
易は全鉄鋼輸出が3ヵ月ぶりの増加となった一方、鋼材輸入は4ヵ月連続で前年同月を上回った。
海外鉄鋼需給に関しては、5月の世界粗鋼生産(66 ヵ国)は前年同月比 0.1%減の 1 億 3,915 万トンと、僅かなが
ら 17 ヵ月連続の前年割れとなった。一方、5月の中国の粗鋼生産は前年同月比 1.8%増の 7,050 万トンと3ヵ月連続
で前年同月を上回り高水準の生産が続いているほか、5月単月の鋼材輸出は前年同月比 2.4%増の 942 万トン、1~
5月累計では前年同期比 6.4%増の 4,628 万トンと年率 1 億トン超のペースで推移している。
国内外の各種指標が弱含む中、国内製造業は新興国の景気減速による輸出の鈍化や為替の不安定な推移を背景に、
下振れリスクを抱えている。海外市場に関しても、新興国経済の減速等を受けて世界の鉄鋼需要が停滞する中、中国
の高水準な鋼材輸出に伴い各地で通商問題が頻発するなど、日本鉄鋼業を取り巻く環境は厳しさを増している。こう
した中、英国のEU離脱問題に伴う株価急落、急激な円高の進展など、短期的な金融・株式市場の動きや中長期的な
景気への影響も含めて引き続き景況をより慎重に見定め、国内外の経済動向および鋼材需要の動向に注意を払う必要
がある。
1.経済動向
・5 月の鉱工業生産は前月比で 3 ヵ月ぶりの低下。先行きは、6 月が 1.7%上昇、7 月は 1.3%の上昇予測。基調判断は「一進一退で推移している」に据え置き。
・5 月の機械受注は前月比で 2 ヵ月連続の減少。基調判断は「足踏みがみられる」に下方修正。
・6 月の乗用車販売は 2 ヵ月連続の減少。5 月の小売業販売額、全世帯消費支出はいずれも 3 ヵ月連続の減少。
・5 月の完全失業率は前月から横ばいの 3.2%。5 月の有効求人倍率は 1.36 倍となり、91 年 10 月(1.36 倍)以来 24 年 7 ヵ月ぶりの高水準。
・6 月の日銀短観・大企業製造業の業況判断指数は、自動車が燃費データ問題による販売低迷により低下したものの、プラス 6 と前回(3 月)から横
ばい。先行きも横ばいのプラス 6。
2.鉄鋼需要産業動向
(建設部門)
・土木:5 月の土木工事受注額は、公共土木(+7.0%)は 6 ヵ月連続のプラス、民間土木(+22.8%)は 3 ヵ月ぶりのプラス。
・建築:5 月の住宅着工(前年同月比+9.8%)は 5 ヵ月連続のプラス。非住宅(+19.8%)は 2 ヵ月ぶりのプラス。
(製造業部門)
・自動車:熊本地震による減少から回復し、5 月の四輪車生産(前年同月比+1.7%)は 2 ヵ月ぶりのプラス。
・産業機械:5 月のはん用・生産用・業務用機械の生産指数は、前年同月比 3.4%減と 11 ヵ月連続で減少。
・造船:6 月の輸出船契約量は前年同月比 96.5%減の 16 万G/T、6 月末の手持ち工事量も前月末比で減少、いずれも 6 ヵ月連続のマイナス。
3.鋼材受注
・普通鋼:5 月の内需は前年同月比 2.7%増の 347 万トンと 3 ヵ月連続の増加。建設向けは 3 ヵ月連続のプラス、製造業向けは微減ではあるが 2 ヵ月
連続のマイナス。
・特殊鋼:5 月の内需は前年同月比 3.4%減の 97 万トンと 3 ヵ月ぶりの減少。産機・自動車・次工程用ともマイナス。
4.鉄鋼需給(生産・出荷・在庫)
・粗鋼生産:6 月の粗鋼生産(速報)は前年同月比 2.7%増の 876 万トン、3 ヵ月連続のプラス。
・鋼材生産:6 月の普通鋼鋼材生産(速報)は 597 万トン・20 ヵ月連続のマイナス。5 月の特殊鋼鋼材生産は 137 万トン・3 ヵ月ぶりのプラス。
・出荷:5 月の普通鋼鋼材国内出荷は 358 万トン・19 ヵ月連続のマイナス。5 月の特殊鋼鋼材国内出荷は 98 万トン・19 ヵ月連続のマイナス。
・在庫:5 月末の普通鋼鋼材国内向け在庫は 2 ヵ月連続のプラス。5 月末の特殊鋼鋼材在庫は 2 ヵ月連続のプラス。
5.鋼材輸入、鋼材流通
・5 月の鋼材輸入は前年同月比 2.4%増の 42 万トンと 4 ヵ月連続の増加。韓国は 2 ヵ月ぶりの増加、中国は 4 ヵ月ぶりの減少。
6.鉄鋼輸出
・5 月の全鉄鋼輸出は前年同月比 4.8%増の 365 万トンと 3 ヵ月ぶりの増加。ASEAN 向けは 4 ヵ月連続で増加、中国向けは 2 ヵ月連続の減少。
7.海外市場
・世界粗鋼生産:6 月は前年同月比横ばい(0.04%増)の 1 億 3,572 万トンと僅かながら 2 ヵ月連続の増加。
・中国:6 月の粗鋼生産は、前年同月比 1.7%増の 6,947 万トンと高水準の生産続く。6 月の鋼材輸出は前年同月比 23.1%増の 1,094 万トン(1~6 月累計
5,712 万トン・前年同期比 9.0%増)となり、月間では 2015 年 9 月の 1,125 万トンに次ぐ月間過去 2 番目。
1
1.経済動向
-6月の日銀短観・大企業製造業の景況感は横ばい-
・5月の鉱工業生産(確報)は、前月比2.6%減の94.7と3ヵ月ぶ
りに低下した。内訳では、輸送機械工業、情報通信機械工業
等が上昇した一方、化学工業、はん用・生産用・業務用機械工
業等が低下した。製造工業生産予測調査は、6月が1.7%の上
昇、7月は1.3%の上昇。基調判断は、前月の「一進一退で推
移している」から据え置かれた。
・出荷は2.6%低下、在庫は0.4%上昇、在庫率は1.8%上昇。
・5月の機械受注(船舶・電力を除く民需)は、製造業(前月比
1.8%減)が情報通信機械、食品製造業等の減少から2ヵ月連続
の減少、非製造業(同0.3%減)は金融業・保険業等の減少から
3ヵ月連続の減少となった。全体では同1.4%減の7,853億円と2ヵ
月連続の減少となった。基調判断は、前月の「持ち直しの動きが
みられるものの、4月の実績は大きく減少した」から「足踏みがみ
られる」に下方修正された。
(億円)
9,500
〔図1〕 鉱工業生産・出荷・在庫指数 (2010年=100、季調済)
130
生産指数
在庫指数
在庫率指数
出荷指数
〔図2〕 機械受注 (船舶・電力を除く民需・季調済)
9,000
120
(+1.8)
(+0.4)
110
8,500
8,255
(▲2.5)
8,000
7,850
(▲1.4)
7,500
100
(▲2.6)
(▲2.6)
90
5
8
2013年
11
2
5
8
2014年
11
2
5
8
2015年
11
7,000
6,500
2
5月
2016年
(出所)経済産業省
5
8
2013年
11
2
5
8
2014年
11
2
5
8
2015年
11
2
5月
2016年
(出所)内閣府
・6月の乗用車販売(除・輸入車)は前年同月比6.9%減と2ヵ月連
続の減少。うち軽乗用車は同23.4%減と18ヵ月連続の減少。
・5月の小売業販売額は前年同月比2.1%減と3ヵ月連続の減少。
燃料小売業等が減少した。一方、同月の全世帯消費支出は同
1.1%減と3ヵ月連続で減少した。
(%)
25
機械受注 (船舶・電力除く)
前3ヵ月平均
〔図3〕 個人消費関連指標 (前年同月比増減率・%)
15
10
5
1.36
2
-5
1.20
有効求人倍率(右目盛)
0.90
3.2
4
-10
(倍)
1.50
3
▲2.1
0
〔図4〕 失業率と 有効求人倍率(季節調整値)
(%)
1
乗用車国内販売台数
小売業販売額
全世帯消費支出(実質)
20
・5月の完全失業率は前月から横ばいの3.2%となった。一方、
同月の有効求人倍率は前月から0.02ポイント上昇の1.36倍と
91年10月(1.36倍)以来24年7ヵ月ぶりの高水準を記録した。新
規求人を主要産業別にみると、宿泊業・飲食サービス業等が
高い伸びで推移している。
0.60
▲6.9
-15
5
▲1.1
0.30
-20
-25
6
8
10
12
2
4
2014年
6
8
10
12
2
2015年
4
6
6月
2016年
・日銀の6月短観によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、大企業製
造業が前回(3月)から横ばいのプラス6、先行きも横ばいのプラス6の見込みと
なった。なお、大企業非製造業は前回から3ポイント悪化のプラス19(先行きは2ポ
イント悪化のプラス17)、中小企業製造業が前回から1ポイント悪化のマイナス5
(先行きは2ポイント悪化のマイナス7)、中小企業非製造業は前回から4ポイント悪
化の0(先行きは4ポイント悪化のマイナス4)となった。なお、短観の回答期間は5
月30日~6月30日で、回答基準日の6月13日までに7割の企業が回答したこと等
から、今回、英国のEU離脱の影響はほとんど反映していないとみられている。
〔図5〕 輸出数量指数 (2010年=100、季調済)
120
110
101.1※
100
米国向
90
合計
アジア向
80
70
EU向
1
7
13
1
7
14
1
7
15
0.00
(出所)総務省、厚生労働省。
(注)帯の期間は景気後退期。12年3月は景気の山、12年11月は景気の谷。
11年3~8月の完全失業率は、補完推計値を用いて計算した参考値。
(出所)自販連、経済産業省、総務省
・5月の輸出数量指数(確報・原指数)は前年
同月比2.4%減と3ヵ月連続のマイナスとなっ
た。季調済指数は前月比で2ヵ月連続のマイ
ナス、向先別では、米国向けが3ヵ月連続の
マイナス、EU向け、アジア向けはともに2ヵ月
連続のマイナスとなった。
・実質輸出(日銀)は前月比0.1%の上昇、2ヵ
月ぶりのプラスとなった。
失業率(左目盛)
91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 年
1
5月
16年
(出所)財務省「貿易統計」を元に日本鉄鋼連盟にて季節調整。
※は日銀「実質輸出指数」(2010年=100、季調済)。
〔図6〕 企業の業況判断指数 (DI:「良い」-「悪い」)
30
20
10
0
-10
-20
-30
-40
-50
-60
19
6
0
-5
大企業製造業
大企業非製造業
中小企業製造業
中小企業非製造業
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16年
(出所)日本銀行「短観(短期経済観測調査)」
(注)15年3月調査で調査対象企業が見直された。
14年9月までが旧ベース、 14年12月以降は、見直し後の新ベースの値。
2
2.鉄鋼需要産業動向
-6 月の自動車販売は 2 ヵ月連続のマイナス、軽自動車が大幅減-
<土木> -6月の公共土木工事前払金保証請負金額は前年同月比 1.9%増-
〇6月の公共土木工事前払金保証請負金額は前年同月比 1.9%増の 8,003 億円。
・国の機関は 11.7%減と7ヵ月ぶりにマイナスとなったが、地方の機関は 11.6%増と5ヵ月連続で増
加し、全体では 1.9%増の 8,003 億円と7ヵ月連続で増加した。
〇5月の公共土木工事受注額は前年同月比 7.0%増の 4,585 億円。
・国の機関(1.6%減)は、治山・治水、道路、下水道等が増加したものの、港湾・空港、教育・病院
等が減少しマイナス。地方の機関(3.4%増)は、治山・治水、下水道、上・工業水道等が増加しプ
ラス。全体でも前年同月比 7.0%増の 4,585 億円と6ヵ月連続で増加した。
〇5月の民間土木工事受注額は前年同月比 22.8%増の 2,465 億円。
・製造業・鉱業・建設業(64.6%増)
、電気ガス業(40.9%増)
、運輸通信業(19.0%増)等が増加し、
全体では 22.8%増の 2,465 億円と3ヵ月ぶりに増加した。
<建築> -5月は住宅が5ヵ月連続のプラス、非住宅は2ヵ月ぶりのプラス-
〇5月の新設住宅着工戸数は前年同月比 9.8%増の 7.8 万戸と5ヵ月連続のプラス。
・持家(4.3%増)は4ヵ月連続、貸家(15.0%増)は7ヵ月連続、分譲(7.9%増)は4ヵ月連続で
増加し、全体では 9.8%増の 7.8 万戸と5ヵ月連続のプラスとなった。
・年率換算着工戸数は 101.7 万戸と、昨年6月以来、11 ヵ月ぶりの 100 万戸台となった。
〇5月の非住宅着工床面積は前年同月比 19.0%増の 505 万㎡と2ヵ月ぶりのプラス。
・鉱工業用(12.2%減)が減少したものの、商業・サービス用(8.6%増)
、公益事業用(2.5 倍)
、公
務文教用(21.2%増)が増加し、全体では 19.0%増と2ヵ月ぶりに増加した。
・使途別では、工場(18.6%減)が減少したが、事務所(10.7%増)
、店舗(43.3%増)
、倉庫(2 倍)
はいずれも高い伸びを示した。
・年率換算着工床面積は 6,292 万㎡と、15 ヵ月ぶりに6千万㎡台となった。
〔表1〕建 設 関 連 統 計 指 標
(単位:億円,千戸,%)
公共土木工事前払金保証請負金額
国の機関
2014年度
2015年度
2015年 4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
4- 6月
2016年 4月
5月
6月
2014年度
2015年度
2015年 4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
4- 6月
2016年 4月
5月
6月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
79,839
78,008
22,759
22,273
16,721
16,255
24,944
10,520
6,421
8,003
▲3.4
▲2.3
▲4.5
▲6.5
▲4.4
10.8
9.6
16.9
8.7
1.9
24,944
22,759
2,186
9.6
24,955
25,250
9,835
5,696
3,613
6,105
10,940
4,816
3,224
2,900
▲8.0
1.2
▲0.8
▲10.6
▲6.2
26.7
11.2
31.5
11.6
▲11.7
10,940
9,835
1,104
11.2
地
方
54,884
52,758
12,923
16,577
13,108
10,150
14,005
5,704
3,197
5,103
▲1.2
▲3.9
▲7.2
▲5.0
▲3.9
3.0
8.4
6.9
6.0
11.6
14,005
12,923
1,081
8.4
土木工事受注額
公
共
108,640
101,424
18,078
28,911
25,108
29,327
6,167
4,585
5.4
▲6.6
▲31.7
▲6.8
▲1.1
13.9
19.5
7.0
10,752
9,446
1,306
13.8
民
間
28,802
31,933
7,279
7,349
7,479
9,826
2,559
2,465
0.2
10.9
12.4
1.1
34.1
3.6
▲9.0
22.8
5,023
4,820
203
4.2
新設住宅着工戸数
合
計
880.5
920.5
235.5
236.4
232.3
216.4
82.4
78.7
▲10.8
4.6
7.6
6.2
▲0.7
5.5
9.0
9.8
161.1
147.3
13.8
9.4
持
家
278.2
284.4
72.5
75.9
72.6
63.5
23.6
23.5
▲21.1
2.2
2.2
4.8
0.2
1.7
1.2
4.3
47.1
45.8
1.2
2.7
貸
家
分
358.3
383.7
94.4
101.5
100.0
87.7
35.5
32.4
▲3.1
7.1
5.3
16.5
1.3
6.0
16.0
15.0
67.9
58.8
9.1
15.5
(出所)保証事業会社協会、国土交通省
(注)1.土木工事受注額の公共土木は公共工事計から教育病院・住宅宿舎・庁舎その他を除いたもの。
(注)2. 年率換算着工戸数は前月(期)比増減率。
3
譲
236.0
246.6
67.2
57.7
58.3
63.4
23.0
22.2
▲8.9
4.5
18.8
▲5.4
▲3.6
9.3
9.0
7.9
45.2
41.7
3.5
8.5
年率換算
着工戸数
(マンション)
110.2
118.4
36.6
25.3
25.1
31.4
11.9
11.2
▲10.7
7.5
52.6
▲13.1
▲11.8
9.7
7.8
▲0.8
23.2
22.4
0.8
3.5
956.5
916.6
867.8
946.5
994.8
1,017.2
-
6.7
▲4.2
▲5.3
9.1
0.2
2.3
-
〔図8〕公土木工事受注額(前年同月比寄与度・%)
30
〔図7〕公共土木工事前払金保証請負金額(億円)
20
11,000
7.0
10
0
9,000
▲ 10
▲ 20
7,000
6,421
▲ 30
2014年
5,000
2015年
国の機関
▲ 40
地方の機関
▲ 50
合
計
2016年
3,000
▲ 60
1
2
3
4
5
6
7
8
10
9
15.5
11 12月
〔図9〕新設住宅着工戸数
101.7
持
給
合
家
与
計
7
8
9
10
11
12 16.1
2
3
4
5
〔図10〕非住宅用途別着工床面積
年率換算値(万戸,右目盛)
20
6
貸
分
年率換算値(万㎡,右目盛)
110
6,292
100
6,000
90
5,000
80
4,000
家
譲
19.0
20
9.8
10
0
0
▲ 20
▲ 10
15.5
6
7
8
9
10
11
12 16.1
2
3
4
5
鉱工業
公 益
その他
▲ 40
7
8
15.5 6
9
商業・サービス
公務・文教
前年同月比寄与度(%)
合 計
月
10 11 12 16.1 2
3
4
5
(単位:万㎡,%)
建築着工
床面積計
鋼構造建築着工床面積
居住用 非居住用
用 途 別
(鉱工業)
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
13,079
12,960
2,999
3,436
3,334
3,194
2,997
1,049
1,084
1,201
▲11.9
▲0.9
▲9.7
1.7
▲0.3
▲4.8
▲0.1
7.2
▲6.6
13.9
2,285
2,215
70
3.2
7,818
7,944
1,797
2,068
2,036
1,992
1,847
648
699
695
▲15.2
1.6
▲10.1
4.4
1.4
▲1.9
2.8
4.1
4.8
10.5
1,394
1,296
98
7.6
5,261
5,017
1,202
1,368
1,298
1,202
1,149
402
386
505
▲6.5
▲4.6
▲9.1
▲2.2
▲2.9
▲9.3
▲4.4
12.7
▲22.0
19.0
891
919
▲28
▲3.0
919
1,013
233
264
291
231
226
79
67
84
1.5
10.2
7.3
11.2
31.2
1.7
▲2.7
6.4
▲20.1
▲12.2
151
179
▲29
▲15.9
(商業サービス)
2,042
1,938
446
524
539
434
442
145
146
181
▲12.7
▲5.1
▲20.3
▲13.0
11.7
▲15.2
▲1.0
7.9
▲20.5
8.6
327
351
▲23
▲6.7
使 途 別
(公益事業) (公務文教)
636
648
202
191
110
164
184
83
47
123
27.9
1.9
60.2
77.5
▲37.2
7.6
▲8.8
117.4
▲46.8
151.8
170
138
32
23.4
4
1,341
1,091
266
289
275
294
233
74
96
90
▲13.9
▲18.7
▲24.0
▲21.5
▲23.8
▲15.1
▲12.4
▲18.8
▲12.0
21.2
185
183
3
1.5
(事務所) (店 舗) (工 場) (倉 庫) SRC
619
630
172
178
180
142
130
52
38
53
1.5
1.9
37.2
▲0.5
22.1
18.1
▲24.2
17.2
▲29.4
10.7
91
101
▲10
▲10.4
713
605
152
170
178
106
151
44
39
73
▲14.6
▲15.1
▲25.9
▲14.5
17.9
▲49.6
▲0.7
2.8
▲40.0
43.3
112
115
▲4
▲3.2
771
885
201
225
261
202
197
65
60
67
▲4.0
14.7
13.0
19.0
43.5
1.2
▲1.8
5.2
▲14.7
▲18.6
127
152
▲26
▲16.8
820
810
209
230
169
201
210
89
55
144
16.7
▲1.2
15.2
28.2
▲24.2
▲3.7
0.6
91.5
▲42.9
106.3
199
166
33
19.9
302
291
70
71
71
66
82
29
21
40
▲12.9
▲3.7
▲20.7
▲23.2
▲6.0
3.5
18.3
▲10.1
▲60.4
348.6
61
61
▲1
▲1.5
RC
2,565
2,328
575
690
531
528
580
223
233
234
▲13.6
▲9.2
▲21.5
1.0
▲20.6
▲17.3
0.8
31.7
4.2
9.7
466
436
30
6.9
S
4,855
4,830
1,159
1,292
1,280
1,177
1,082
346
356
467
▲7.2
▲0.5
▲5.5
4.3
5.4
▲5.4
▲6.7
▲3.2
▲17.9
14.6
823
841
▲18
▲2.1
<自動車>-5月の四輪車生産は前年同月比 1.7%増と2ヵ月ぶりのプラス、熊本地震による減少からは回復-
○6月の国内販売(輸入車除く)は前年同月比 5.9%減の 38.6 万台と2ヵ月連続のマイナス
· 6月の国内販売(輸入車除く)は、乗用車(6.9%減)は、普通車が3ヵ月連続のプラスも、小型車
が2ヵ月連続、軽が 18 ヵ月連続のマイナスとなり、全体で2ヵ月連続のマイナス。トラック(1.6%
減)は、普通車が3ヵ月連続のプラスも、小型車が6ヵ月連続、軽が4ヵ月連続のマイナスとなり、
全体で 10 ヵ月連続のマイナス。バス(14.7%増)は、全体で 16 ヵ月連続のプラス。四輪車計(輸
入車除く)では、一部自動車メーカーの燃費試験データ不正問題による軽自動車販売の減少等から、
前年同月比 5.9%減の 38.6 万台と2ヵ月連続のマイナスとなった。
○5月の完成車輸出は前年同月比 4.6%増の 30.3 万台と2ヵ月ぶりのプラス
· 5月の完成車輸出は、中近東向け(17.8%減・5ヵ月連続)、アフリカ向け(31.1%減・11 ヵ月連続)
が減少したものの、アジア向け(17.5%増・4ヵ月連続)、欧州向け(19.5%増・3ヵ月連続)、北
米向け(7.0%増・2ヵ月ぶり)
、中南米向け(6.6%増・5ヵ月ぶり)
、オセアニア向け(2.4%増・
2ヵ月連続)が増加し、全体では前年同月比 4.6%増の 30.3 万台と2ヵ月ぶりのプラスとなった。
· 6月の米国新車販売は、前年同月比 2.4%増の 151 万台と2ヵ月ぶりのプラス。季調済・年率換算で
は 1,661 万台と3ヵ月ぶりに 1,700 万台を下回った。なお、ガソリン価格低下等を背景に、米国市
場ではライトトラックの販売比率が6割弱まで上昇している。一方、同月の中国新車販売(中国汽
車工業協会発表)は、15 年 10 月から排気量 1600cc 以下の小型車の自動車取得税が 10%から 5%に
引き下げられたことによる押し上げ効果等から、前年同月比 14.6%増の 207 万台と4ヵ月連続のプ
ラスとなった(取得税減税は 16 年末までの予定)
。
○5月の四輪車生産は前年同月比 1.7%増の 65.7 万台と2ヵ月ぶりのプラス
· 5月の生産は、乗用車(2.8%増)は、軽が 17 ヵ月連続のマイナスも、普通車が2ヵ月ぶり、小型
車が3ヵ月連続のプラスとなり、全体で2ヵ月ぶりのマイナス。トラック(3.2%減)は、小型車が
2ヵ月ぶり、軽が 21 ヵ月ぶりのプラスも、普通車が 10 ヵ月連続のマイナスとなり、全体で 13 ヵ月
連続のマイナス。四輪車合計では、一部自動車メーカーの燃費試験データ不正問題による工場停止
があったものの、4月の熊本地震による減少からは回復し、前年同月比 1.7%増の 65.7 万台と2ヵ
月ぶりのプラスとなった。
〔表2〕四 輪 車 国 内 販 売 台 数
(単位:千台,%)
国産車販売
四輪車計
2014年度
2015年度
2015年 4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
4- 6月
2016年 4月
5月
6月
2014年度
2015年度
2015年 4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
4- 6月
2016年 4月
5月
6月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
4,973
4,611
1,024
1,148
1,060
1,379
998
306
307
386
▲6.7
▲7.3
▲6.7
▲6.7
▲8.5
▲7.2
▲2.5
1.4
▲1.9
▲5.9
998
1,024
▲26
▲2.5
乗用車
4,145
3,805
838
948
863
1,156
814
252
252
310
▲7.7
▲8.2
▲8.6
▲7.8
▲8.9
▲7.8
▲2.8
2.0
▲2.3
▲6.9
814
838
▲24
▲2.8
トラック
普通車 小型車 軽四輪
1,761
1,087
1,298
1,115
1,262
1,428
317
228
292
277
329
341
249
291
323
361
349
447
268
284
262
79
88
85
83
87
82
106
109
96
▲3.3
▲13.0
▲8.6
2.6
▲2.8
▲18.9
2.4
0.7
▲21.4
▲4.9
0.4
▲16.4
5.4
▲0.2
▲23.0
7.3
▲10.1
▲15.7
17.4
▲3.0
▲17.3
16.6
2.6
▲9.1
18.3
▲1.8
▲17.3
17.3
▲7.9
▲23.4
268
284
262
292
317
228
40
▲9
▲55
17.4
▲3.0
▲17.3
816
792
184
197
194
217
182
53
54
74
▲1.5
▲2.9
2.5
▲1.4
▲7.5
▲4.2
▲1.2
▲1.6
▲0.4
▲1.6
182
184
▲2
▲1.2
輸
普通車 小型車 軽四輪
412
167
237
166
241
385
93
35
56
44
62
91
40
59
95
105
47
64
54
91
36
10
16
27
11
17
26
37
15
22
9.6
0.5
▲6.5
▲0.6
1.9
▲6.5
▲4.1
17.5
6.3
1.1
3.8
▲5.7
7.1
▲15.8
▲3.8
▲9.7
▲7.2
0.5
4.2
▲2.6
▲2.5
4.7
▲4.1
▲2.2
▲3.2
8.0
▲1.1
1.3
▲2.6
▲2.1
36
54
91
35
56
93
1
▲1
▲2
4.2
▲2.6
▲2.5
(出所)日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会、日本自動車輸入組合
5
バ
入
ス
12
14
3
3
3
5
3
1
1
1
3.0
16.3
30.1
4.1
21.1
16.6
15.3
12.7
20.0
14.7
3
3
*
15.3
324
327
74
83
78
92
79
19
25
35
▲10.5
0.8
16.2
1.7
▲8.3
▲2.2
7.1
5.7
8.3
7.0
79
74
5
7.1
国
内
販売計
5,297
4,938
1,098
1,232
1,138
1,470
1,077
325
332
421
▲6.9
▲6.8
▲5.5
▲6.2
▲8.5
▲6.9
▲1.9
1.6
▲1.2
▲4.9
1,077
1,098
▲21
▲1.9
〔図11〕国産車販売台数・前年同月比寄与度(%)
〔図12〕四輪車輸出台数・前年同月比寄与度(%)
その他
アジア
20
トラック
乗用車
四輪車計
北米
合計
欧州
20
4.6
10
10
0
0
▲20
国産車販売台数
60
38.6
40
20
0
6
7
8 9 10 11 12
2015年
1
2
3 4 5
2016年
▲10
▲10
▲5.9
(万台)
80
輸出台数
(万台)
50
40
30
20
10
0
6 月
30.3
5
〔図13〕四輪車生産台数・前年同月比寄与度(%)
▲20
6
7
8 9 10 11 12
2015年
1
2
3 4 5 月
2016年
〔図14〕米国新車販売・前年同月比寄与度(%) (%)
45
40
35
30
日本ブランド車シェア(右目盛)
トラック
乗用車
合計
38.4
20
37.1
10
1.7
25
0
20
▲10
生産台数
(万台)
100
80
60
40
20
0
その他
日本ブランド車
デトロイト3
米国新車販売計
15
▲20
10
65.7
2.4
5
0
-5
-10
5
6
7
8 9 10 11 12
2015年
1
2
3 4
2016年
5 月
6
7
8 9 10 11 12
2015年
1
2
3 4
2016年
5
6 月
〔表3〕四輪車仕向地別輸出・生産台数
(単位:千台、%)
輸 出
合
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
計
4,491
4,583
1,105
1,073
1,157
1,243
1,109
404
369
303
▲3.1
2.0
2.3
▲1.4
0.9
8.1
0.4
1.8
▲2.8
4.6
672
669
2
0.4
アジア
552
538
124
122
138
144
133
56
44
40
▲0.6
▲2.4
▲6.6
▲14.0
▲5.5
4.1
7.1
21.7
10.9
17.5
84
74
10
14.0
中近東
650
657
168
153
170
194
141
51
38
31
11.6
1.2
16.8
9.4
5.0
7.7
▲16.3
▲23.8
▲33.3
▲17.8
69
94
▲26
▲27.1
欧州
735
737
190
150
180
218
190
65
63
50
3.3
0.3
▲4.6
▲19.0
▲10.0
36.1
▲0.2
0.0
18.4
19.5
113
95
18
18.9
(EU)
北
468
537
123
106
130
165
136
47
47
36
18.2
14.6
14.9
▲2.9
3.7
49.9
9.9
11.4
35.4
16.8
84
66
18
26.7
生 産
米
1,672
1,789
408
430
447
464
448
161
148
124
▲10.3
7.0
2.4
4.8
10.7
3.3
9.8
13.4
▲2.6
7.0
271
267
4
1.5
(出所)日本自動車工業会、ウォード自動車情報社
6
(米国)
1,546
1,643
370
391
412
432
408
146
133
111
▲9.7
6.3
2.3
2.9
9.7
2.6
10.5
13.6
▲2.6
5.7
244
242
2
1.0
オセアニア
378
388
93
96
101
101
90
30
37
26
▲4.6
2.7
2.7
8.3
▲2.7
8.8
▲2.6
▲2.3
13.9
2.4
63
58
5
8.8
米国新車
四輪車計 乗用車 トラック 販売台数
9,591
9,188
2,480
2,171
2,276
2,351
2,389
890
644
657
▲3.2
▲4.2
▲6.9
▲9.6
▲4.4
1.0
▲3.7
1.3
▲9.7
1.7
1,301
1,359
▲58
▲4.3
8,088
7,773
2,096
1,815
1,920
2,000
2,038
758
546
554
▲4.2
▲3.9
▲8.3
▲10.8
▲4.3
2.5
▲2.7
2.3
▲7.7
2.8
1,100
1,131
▲31
▲2.7
1,364
1,279
350
320
322
318
320
120
88
93
2.3
▲6.2
1.9
▲4.2
▲4.9
▲7.0
▲8.7
▲4.7
▲18.8
▲3.2
181
204
▲24
▲11.5
16,647
17,508
3,939
4,547
4,508
4,390
4,063
1,585
1,497
1,528
6.9
5.2
5.7
3.4
6.2
8.0
3.2
3.0
3.4
▲6.1
3,025
3,076
▲51
▲1.7
<産業機械>
○5 月の受注は前年同月比 19.0%減と4ヵ月ぶりの減少。
・ 民需(22.5%減)
、官公需(31.8%減)ともに2ヵ月連続、外需(15.9%減)も3ヵ月ぶりの減
少となった。外需の内訳をみると、原動機(13.3%増)は5ヵ月ぶりの増加となったものの、
工作機械(23.5%減)は 13 ヵ月連続、ウェイトの高い産業機械(19.0%増)が 3 ヵ月ぶりのマ
イナスとなった。
○5 月の生産は前年同月比 3.4%減と11ヵ月連続で減少。
・機種別にみると、化学機械(68.7%増・2 ヵ月連続)
、運搬機械(4.4%増・4 ヵ月連続)
、冷凍
機同応用製品(4.3%増・7ヵ月連続)が増加したものの、ボイラー・原動機(26.0%減・3ヵ
月連続)
、土木・建設機械(15.2%減・10 ヵ月連続)、農業機械(34.0%減・10 ヵ月連続)
、金
属加工工作機械(25.2%減・10 ヵ月連続)はマイナスとなった。
<電気機械> -5 月の生産は前年同月比 6.0%減と 6 ヵ月連続で減少-
・ 重電機は、回転電機(2.0%減・11 ヵ月連続)、静止電機(5.9%減・14 ヵ月連続)
、開閉制御装
置(2.7%減、2 ヵ月連続)は、いずれの機種も減少しており、全体では 3.0%減と 13 ヵ月連続
で前年水準を下回った。
・ 家庭用電気機器は、冷蔵庫、エアコン、薄型テレビ等の増加が続いているなか、民生用電子(3.6%
減・4 ヵ月ぶり)が減少したものの、民生用電機(2.4%増・10 ヵ月連続)はプラスを続け、全
体では 0.8%増と 12 ヵ月連続で増加した。
<造 船> -輸出船契約量、手持ち工事量ともに 6 ヵ月連続で減少-
○5 月の起工量は前年同月比 28.4%増の 94 万 G/T と 2 ヵ月連続で増加した。
○6 月の輸出船契約量は前年同月比 96.5%減の 16 万 G/T と 6 ヵ月連続で減少した。
○6 月末の手持工事量は前月末比 2.6%減の 3,323 万 G/T と 6 ヵ月連続で減少した。
〔表4〕 産 業 機 械 活 動 水 準
(単位:億円、IIP<10年=100>、%)
合 計
受 注 額
民 需
官公需
外 需
生産用・
業務用機械
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
126,672
118,362
36,875
27,927
28,028
25,754
36,653
19,005
9,213
7,038
14.6
▲6.6
14.0
▲16.3
▲6.5
▲2.6
▲0.6
11.8
3.1
▲19.0
16,251
17,623
▲1,373
▲7.8
53,792
57,863
17,889
12,926
12,876
11,917
20,145
10,870
3,822
3,279
11.9
7.6
23.6
16.1
▲3.4
4.2
12.6
6.0
▲0.7
▲22.5
7,101
8,083
▲981
▲12.1
7,031
7,006
1,971
1,605
1,761
1,256
2,384
1,481
521
283
11.4
▲0.4
▲2.3
▲17.9
▲0.7
▲5.7
20.9
85.2
▲29.5
▲31.8
804
1,153
▲350
▲30.3
IIP
はん用・
61,406
48,941
15,896
12,311
12,245
11,430
12,955
6,205
4,531
3,131
18.6
▲20.3
8.0
▲36.0
▲11.0
▲8.6
▲18.5
12.9
14.5
▲15.9
7,663
7,678
▲15
▲0.2
115.3
112.4
120.9
113.1
113.4
107.9
115.0
137.7
103.6
101.6
6.9
▲2.5
2.5
2.8
▲2.6
▲5.1
▲4.9
▲2.7
▲5.4
▲3.4
102.6
107.4
▲4.4
ボイラ・
原動機
119.9
105.9
108.6
108.6
113.7
102.9
98.3
123.9
77.0
73.9
1.9
▲11.7
▲8.9
▲6.9
▲13.4
▲16.3
▲9.4
▲10.2
▲23.9
▲26.0
75.5
100.6
▲25.0
(出所)経済産業省、内閣府
(注)受注額は内閣府「機械受注実績」の原動機+産業機械+工作機械。
7
土木
化学機械 運搬機械 農業機械 金属加工 冷凍機同
建設機械
工作機械 応用製品
178.7
161.3
179.6
174.5
169.2
152.8
148.7
161.6
145.0
131.2
9.6
▲9.7
4.4
4.8
▲6.3
▲18.7
▲17.2
▲14.3
▲17.5
▲15.2
138.1
165.3
▲16.4
106.2
71.0
154.6
76.8
55.9
86.1
65.0
68.6
101.5
109.5
62.6
▲33.2
122.6
▲30.9
▲32.2
12.8
▲58.0
▲72.8
29.0
68.7
105.5
71.8
46.9
117.2
124.3
128.7
107.3
123.8
126.1
139.9
201.9
98.1
110.7
6.5
6.0
▲2.0
14.8
▲4.4
7.5
8.7
30.2
13.7
4.4
104.4
96.2
8.6
89.5
84.8
79.9
103.0
98.7
65.1
72.4
83.6
73.1
62.2
▲7.5
▲5.2
▲14.2
1.3
▲3.0
▲12.6
▲9.4
▲8.4
▲23.4
▲34.0
67.7
94.9
▲28.7
163.8
150.3
184.3
159.7
154.1
143.6
143.8
171.5
114.1
115.4
33.9
▲8.2
22.1
11.1
▲9.1
▲8.9
▲22.0
▲20.6
▲28.1
▲25.2
114.7
156.5
▲26.7
87.2
82.5
79.7
84.6
78.5
80.9
86.0
96.4
90.9
78.3
▲2.0
▲5.4
▲12.1
▲13.8
▲12.8
▲0.1
7.9
10.6
3.9
4.3
84.6
81.3
4.1
〔図15〕産業機械受注向け先別推移
〔図16〕はん用・生産用・業務用機械生産指数(2010年=100)
(前年同期・月比寄与度%)
40
145
2014年
140
30
2015年
135
2016年
130
20
125
120
10
115
0
110
105
外需
▲ 10
▲ 20
95
合計
▲ 19.0
▲ 30
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
101.6
(▲3.1)
100
内需
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
14年度
13年度
Ⅱ
Ⅲ
3
Ⅳ
15年度
4
5
90
1
月
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12 月
2016年
〔図18〕造船輸出船契約・通関・手持工事量
〔図17〕電気機械生産指数(2010年=100)
(万G/T)
4,000
105
手持工事量
3,500
100
3,000
3,323
95
2,500
500
90
輸出船契約量
400
85
78.1
(▲6.0)
80
2014年
300
2015年
200
2016年
100
75
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
輸出通関量
0
12 月
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
4
2015年
5
6
月
2016年
〔表5〕 電 気 機 械 、 造 船 活 動 水 準
(単位:IIP<10年=100>・%、千G/T、%)
造 船
I I P
電気機械
重電機
2014年度
2015年度
2015年 4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
4- 6月
2016年 4月
5月
6月
2014年度
2015年度
2015年 4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
4- 6月
2016年 4月
5月
6月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
90.8
89.9
89.1
91.0
90.4
89.1
79.3
78.1
0.4
▲1.0
2.9
▲0.0
▲1.7
▲4.7
▲9.9
▲6.0
78.7
85.6
▲8.0
104.0
99.5
95.2
98.6
96.1
107.9
86.2
82.1
4.0
▲4.4
▲1.6
▲3.1
▲6.8
▲5.8
▲9.3
▲3.0
84.1
89.8
▲6.3
家 庭 用 電気機器 民生用電機
65.2
67.8
77.0
64.2
64.5
65.6
77.9
72.1
▲8.8
3.9
▲0.9
3.7
5.7
8.6
3.0
0.8
75.0
73.6
1.9
104.2
109.2
133.9
101.5
99.4
102.0
132.4
126.7
▲7.7
4.8
▲0.9
4.6
7.7
10.4
1.7
2.4
129.6
127.0
2.0
通信機械
民生用電子
36.5
37.3
35.1
36.7
38.7
38.8
37.8
32.0
▲11.1
2.1
▲0.8
1.9
2.2
5.3
6.5
▲3.6
34.9
34.4
1.6
59.9
55.6
49.5
54.3
54.3
64.2
44.0
39.9
▲17.3
▲7.2
▲6.4
▲8.4
2.4
▲13.5
▲3.9
▲15.1
42.0
46.4
▲9.6
電 子
部 品
108.2
114.7
113.5
118.7
128.2
98.3
92.0
93.8
13.9
6.0
17.3
9.6
9.8
▲11.2
▲20.6
▲13.7
92.9
112.3
▲17.2
起工量
11,690
12,428
3,032
2,886
3,705
2,805
996
941
0.1
6.3
▲1.3
19.3
20.3
▲10.1
12.4
28.4
1,937
1,619
318
19.6
竣工量
輸出船
契約量
11,813 12,882
12,393 20,178
2,449
7,510
3,150
4,529
1,916
6,853
4,877
1,285
715
784
262
997
290
163
▲9.4 ▲21.9
4.9
56.6
▲11.7
41.1
9.3
211.1
▲15.6
147.0
25.5 ▲61.4
- ▲90.5
▲0.3 ▲80.8
7.4 ▲80.2
- ▲96.5
1,781
715
1,715
7,510
66 ▲6,795
3.8 ▲90.5
輸出通関
実績
11,765
11,837
2,280
3,176
1,622
4,760
2,856
836
957
1,062
▲2.0
0.6
▲13.7
13.3
▲32.2
21.2
25.3
19.1
18.8
37.5
2,856
2,280
576
25.3
(出所)経済産業省、国土交通省、日本船舶輸出組合
(注)1.電気機械工業IIPは、電気機械工業+情報通信機械工業+電子部品・デバイス工業を加重平均したもの。
(注)2.造船起工量、竣工量は速報で主要工場ベース。
(注)3.手持ち工事量は前月(期)末比増減率。
8
手持ち
工事量
27,642
35,415
32,752
33,737
38,992
35,415
33,230
34,805
34,132
33,230
▲0.3
28.1
18.5
3.0
15.6
▲9.2
▲6.2
▲1.7
▲1.9
▲2.6
-
-5 月の普通鋼鋼材受注、内需は前年同月比 2.7%増の
347 万トンと 3 ヵ月連続の増加-
3.鋼材受注
○5 月の普通鋼鋼材受注(内需計)は、前年同月比 2.7%増の 347 万トンと 3 ヵ月連続の増加
・ 建設用(4.3%増)は、土木(0.3%増・2 ヵ月連続)
、建築(2.9%増・4 ヵ月連続)のプラスが続い
たほか、その他建設用(13.3%増・20 ヵ月ぶり)もプラスに転じたことから、全体では 3 ヵ月連
続の増加となった。
※その他建設用:建築金物、建築用付属資材(配管・配線用、サッシ、シャッター等)、仮設材(足場鋼管、メタルフォーム等)など。
・ 製造業用(0.8%減)は、産機(2.9%増・2 ヵ月連続)、造船(1.7%増・2 ヵ月ぶり)がプラスと
なったものの、電機(5.3%減・2 ヵ月ぶり)
、自動車(2.0%減・2 ヵ月連続)がマイナスとなった
ことから、製造業全体では僅かながら 2 ヵ月連続の減少となった。
・ 建設向けのウェイトが高い販売業者向け(6.3%増)は 4 ヵ月連続の増加となった。
・ 内需全体では 2.7%増の 347 万トンと 3 ヵ月連続の増加となった。
・ 輸出向け(7.8%減)は 5 ヵ月ぶりの減少となった。
○5 月の特殊鋼鋼材受注(内需計)は、前年同月比 3.4%減の 97 万トンと 3 ヵ月ぶりの減少
・ 製造業用(3.4%減)は、自動車(2.5%減・3 ヵ月ぶり)がマイナスに転じたほか、産機(0.2%減・
13 ヵ月連続)
、次工程(6.2%減・2 ヵ月連続)のマイナスが続いたことから、全体では 2 か月連
続の減少となった。
・ 内需全体(3.4%減)では 3 ヵ月ぶりの減少となった。
・ 輸出向け(2.1%増)は 3 ヵ月連続の増加となった。
〔表6〕鋼 材 受 注 総 括 表
(単位:千トン,%)
建設計
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
11,807
11,083
2,806
2,836
2,714
2,738
2,794
1,040
1,001
943
▲2.9
▲6.1
▲4.5
▲7.7
▲11.2
▲4.7
▲0.4
7.0
5.5
4.3
1,943
1,851
92
5.0
普 通 鋼 鋼 材
製造業計
販売業者 内需計
土 木 建 築 その他建設
造 船 自動車 産 機 電 機
2,492
6,613
2,702
19,455
4,123
8,801
1,594
1,547
13,239
44,501
2,156
6,528
2,399
18,695
4,069
8,506
1,445
1,483
12,683
42,461
574
1,616
616
4,646
941
2,141
359
399
3,168
10,620
552
1,715
570
4,548
1,031
2,042
356
352
3,163
10,548
510
1,593
611
4,829
1,051
2,242
363
366
3,100
10,644
546
1,568
623
4,701
996
2,149
365
385
3,259
10,698
548
1,651
594
4,616
991
2,073
361
379
3,161
10,571
184
661
194
1,513
338
658
120
126
1,126
3,678
201
602
198
1,540
347
671
134
126
1,069
3,609
193
551
199
1,471
322
669
119
115
1,059
3,472
▲2.6
▲3.8
▲0.9
▲2.4
8.1
▲4.5
▲4.0
1.4
▲5.6
▲3.5
▲13.5
▲1.3
▲11.2
▲3.9
▲1.3
▲3.4
▲9.4
▲4.2
▲4.2
▲4.6
▲4.6
▲0.0
▲14.5
▲5.8
▲6.4
▲3.9
▲10.6
▲5.3
▲10.7
▲7.0
▲15.4
▲0.4
▲18.3
▲8.5
0.2
▲9.6
▲10.7
▲14.3
▲6.2
▲7.6
▲21.7
▲6.5
▲12.7
▲2.4
▲0.8
▲0.2
▲14.0
▲0.5
▲6.4
▲5.9
▲11.1
▲0.2
▲9.4
▲3.9
▲9.0
▲0.3
▲11.8
4.3
▲3.8
▲4.1
▲4.5
2.2
▲3.5
▲0.6
5.3
▲3.2
0.4
▲5.0
▲0.2
▲0.5
▲4.3
14.3
▲3.0
0.7
4.3
1.5
▲1.5
▲5.7
3.3
3.2
12.6
5.3
▲0.2
▲0.8
▲8.6
10.3
▲0.9
9.2
2.0
1.7
0.3
2.9
13.3
▲0.8
1.7
▲2.0
2.9
▲5.3
6.3
2.7
394
1,152
397
3,011
669
1,340
253
241
2,128
7,082
371
1,107
374
3,036
696
1,360
237
237
2,044
6,931
23
46
23
▲25
▲27
▲20
16
4
84
151
6.2
4.1
6.2
▲0.8
▲3.9
▲1.5
6.7
1.8
4.1
2.2
(出所)日本鉄鋼連盟
9
輸出
25,665
26,321
6,385
6,757
6,384
6,464
6,717
2,494
2,480
1,896
▲0.4
2.6
6.5
8.4
0.2
▲3.2
5.2
8.3
0.4
▲7.8
4,375
4,528
▲153
▲3.4
〔図19〕 普通鋼鋼材受注推移(季節調整済指数、2010 年=100)
120
(内需計)
110
110
100
100
90
90
80
(輸出)
120
80
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5月
2013年
2014年
2015年
2016年
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5月
2013年
2014年
2015年
2016年
(土木)
130
120
110
100
90
80
(建築)
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5月
2013年
2014年
2015年
2016年
(造船)
100
90
80
70
60
50
120
130
120
110
100
90
80
(自動車)
120
110
100
90
80
70
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5月
2013年
2014年
2015年
2016年
(産業機械)
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5月
2013年
2014年
2015年
2016年
(電気機械)
120
110
110
100
100
90
90
80
80
70
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5月
2013年
2014年
2015年
2016年
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5月
2013年
2015年
2016年
2014年
70
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5月
2013年
2014年
2015年
2016年
(単位:千トン,%)
特 殊 鋼 鋼 材
製造業計
販売業者
内需計
産 機
自動車
次工程
2014年度
10,285
1,498
4,161
4,086
1,376
12,122
2015年度
9,906
1,345
4,135
3,862
1,367
11,663
2015年 1- 3月
2,456
353
1,001
964
333
2,899
4- 6月
2,520
361
1,026
1,008
340
2,966
7- 9月
2,464
327
1,051
941
338
2,894
10-12月
2,513
332
1,058
981
360
2,972
2016年 1- 3月
2,408
324
1,000
933
328
2,831
119
961
2016年 3月
814
107
331
322
4月
832
117
354
316
118
984
5月
816
118
334
323
115
965
2.9
1.8
2014年度
8.0
2.5
0.5
▲0.8
▲3.7
▲10.3
▲0.6
▲5.5
▲0.7
▲3.8
2015年度
2015年 1- 3月
▲1.0
4.3
1.2
▲6.6
▲13.4
▲3.2
4- 6月
▲1.8
▲0.2
0.2
▲3.9
▲6.3
▲2.9
7- 9月
▲6.0
▲15.2
▲2.2
▲8.5
▲1.8
▲6.2
10-12月
▲4.8
▲16.5
▲0.4
▲6.2
7.2
▲3.6
2016年 1- 3月
▲1.9
▲8.2
▲0.1
▲3.2
▲1.5
▲2.3
2016年 3月
4.7
▲6.3
4.0
7.3
11.4
4.0
4月
▲0.9
▲5.1
1.4
▲2.4
10.7
0.3
▲6.2
▲3.2
▲3.4
5月
▲3.4
▲0.2
▲2.5
4月からの累計
1,648
235
688
639
233
1,949
前年同期
1,684
241
692
668
225
1,980
増 減 量
▲36
▲6
▲4
▲29
7
▲31
前年同期比
▲2.1
▲2.7
▲0.6
▲4.4
3.3
▲1.6
10
輸出
6,673
6,711
1,604
1,539
1,589
1,804
1,778
668
746
478
▲2.0
0.6
▲8.7
▲8.2
▲11.7
13.2
10.8
18.4
47.1
2.1
1,225
976
249
25.5
鋼 材 合 計
内需計
輸出計
56,623
54,124
13,518
13,514
13,538
13,669
13,402
4,639
4,593
4,437
▲2.4
▲4.4
▲6.2
▲6.6
▲6.0
▲4.0
▲0.9
3.4
1.4
1.3
9,030
8,911
120
1.3
32,338
33,032
7,990
8,296
7,973
8,268
8,496
3,162
3,226
2,374
▲0.7
2.1
3.0
4.9
▲2.4
▲0.1
6.3
10.3
8.3
▲6.0
5,600
5,504
96
1.7
-6 月の粗鋼生産(速報)は前年同月比 2.7%増の 876 万トン、
4.鉄鋼需給(生産・出荷・在庫)
3 ヵ月連続の増加-
○粗鋼生産・普通鋼鋼材生産、普通鋼鋼材出荷・在庫動向
・ 6 月の粗鋼生産(速報)は、前年同月比 2.7%増の 876 万トンと 3 ヵ月連続の増加となった。
・ 6 月の普通鋼鋼材生産(速報)は、前年同月比 0.2%減の 597 万トンと 20 ヵ月連続の減少とな
った。
・ 5 月の普通鋼鋼材国内向け出荷は、
前年同月比 1.1%減の 358 万トンと 19 ヵ月連続で減少した。
輸出向け出荷は、同 2.5%増の 246 万トンと 3 ヵ月ぶりに増加した。
・ 5 月末の普通鋼鋼材国内向け在庫は、前月末比 9.2 万トン増の 570 万トンと 2 ヵ月連続で増加
した。なお、在庫率は同 5.2 ポイント低下し、159.0%となった。
29,000
(
10,000
28,500
9,800
28,000
9,600
(
)
千
ト
ン
〔図20〕粗鋼生産推移(四半期)
27,500
2016年
2015年
9,400
千 9,200
ト
26,201 ン 9,000
8,800
27,000
)
26,500
26,000
8,760
8,600
25,500
8,400
25,000
(
8,200
10
8,000
1
5
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12月
1.3
0
2016年
)
前
年
同
期
比
・
%
〔図21〕粗鋼生産推移(月次)
1~3月
需要見通し 生産計画
26,310
26,545
▲5
2016年
4~6月
25,235
▲ 10
2016年
7~9月
26,355
26,261
実 績
25,839
26,201
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ
11年度
12年度
13年度
14年度
15年度
16年度
〔表7〕鉄 鋼 需 給 総 括 表
2014年度
2015年度
2015年 4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
P 4- 6月
2016年 4月
5月
P 6月
2014年度
2015年度
2015年 4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
4- 6月
2016年 4月
5月
6月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
合計
109,844
104,229
25,858
26,197
26,335
25,839
26,201
8,500
8,940
8,760
▲1.5
▲5.1
▲6.6
▲6.1
▲4.4
▲3.4
1.3
1.1
0.2
2.7
26,201
25,858
343
1.3
粗鋼生産
鋼材生産
転炉鋼 電炉鋼 普通鋼 特殊鋼
84,585
25,259
74,973
19,468
80,647
23,582
71,880
17,600
19,613
6,244
18,016
4,413
20,451
5,746
18,180
4,368
20,313
6,022
17,877
4,340
20,270
5,569
17,807
4,479
20,240
5,961
17,867
6,586
1,913
5,797
1,378
6,914
2,026
6,098
1,567
6,739
2,021
5,973
▲1.8
▲0.6
▲1.3
1.9
▲4.7
▲6.6
▲4.1
▲9.6
▲7.0
▲5.2
▲3.4
▲10.4
▲6.2
▲5.4
▲4.0
▲14.7
▲3.2
▲8.1
▲4.5
▲10.6
▲2.1
▲7.9
▲4.6
▲1.9
3.2
▲4.5
▲0.8
3.3
▲5.7
▲0.3
▲5.1
2.1
▲5.7
▲2.0
5.1
4.2
▲2.2
▲0.2
20,240
5,961
17,867
2,945
19,613
6,244
18,016
2,944
626
▲283
▲149
1
3.2
▲4.5
▲0.8
0.0
普通鋼鋼材出荷
計
国内
輸出
74,734
48,212
26,523
72,242
45,019
27,223
18,107
11,194
6,912
18,134
11,218
6,916
17,951
11,288
6,663
18,051
11,319
6,733
5,555
3,414
2,141
6,040
3,583
2,456
▲1.3
▲2.0
0.2
▲3.3
▲6.6
2.6
▲2.2
▲8.2
9.6
▲4.0
▲7.2
1.6
▲2.9
▲5.8
2.6
▲4.3
▲5.3
▲2.6
▲4.9
▲7.3
▲0.8
0.3
▲1.1
2.5
11,595
6,997
4,598
11,861
7,305
4,555
▲266
▲308
42
▲2.2
▲4.2
0.9
(出所)経済産業省、日本鉄鋼連盟 (注)在庫は前月(期)末比増減量
11
(単位:千トン、%)
普通鋼鋼材在庫
計
国内
在庫率
6,783
5,836
137.3
6,420
5,499
135.5
6,693
5,730
153.6
6,739
5,789
154.8
6,665
5,720
152.0
6,420
5,499
145.8
6,662
5,606
164.2
6,720
5,698
159.0
239
149
▲363
▲336
▲90
▲105
46
58
▲74
▲68
▲244
▲221
242
107
58
92
-
〔図22〕 普通鋼鋼材需給
生
産
20,000
2016年
7,000
6,800
6,600
千 6,400
ト
ン 6,200
6,000
5,800
17,867
5,600
5,400
5,200
5,000
(四半期)
(月次)
2015年
(
19,500
(
)
千 19,000
ト
ン 18,500
)
18,000
17,500
17,000
ⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠ
11年度
12年度
13年度
14年度
15年度 16年度
国内向け出荷
13,000
(四半期)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
2016年
5,000
4,800
4,600
千 4,400
ト 4,200
ン 4,000
3,800
3,600
3,400
3,200
3,000
(月次)
2015年
(
(
12,500
5,973
11,319
11,000
10,500
10,000
)
)
千 12,000
ト
ン 11,500
3,583
1
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
11年度
12年度
13年度
14年度
15年度
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
輸出向け出荷
3,000
8,000
(四半期)
2,800
2015年
(
(
7,500
2016年
(月次)
千 7,000
ト
ン 6,500
6,733
2,600
千
ト 2,400
ン
2,200
2,456
)
)
6,000
2,000
5,500
1,800
5,000
1,600
1
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
11年度
12年度
13年度
14年度
15年度
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
国内向け在庫
170
6,000
国内向け在庫量
(月次)
5,900
国内向け在庫率
(月次)
160
(
5,800
159.0
5,698
千 5,700
ト
ン 5,600
5,500
(%) 150
)
140
5,400
130
5,300
5,200
11.4
12.4
13.4
14.4
15.4
16.5
12
120
11.4
12.4
13.4
14.4
15.4
16.5
特殊鋼鋼材需給
-4月の特殊鋼鋼材生産は前年同月比 5.1%減の 138 万トン、2ヵ月連続の減少-
○生産、出荷、在庫動向
・4月の特殊鋼鋼材生産は、前年同月比 5.1%・7 万トン減の 138 万トンと 2 ヵ月連続のマイナス
となった。鋼種別には、高抗張力鋼(9.2%減)が減少に転じたほか、工具鋼(4.5%減)
、機械構
造用炭素鋼(5.0%減)
、構造用合金鋼(1.7%減)
、ばね鋼(2.5%減)
、軸受鋼(10.6%減)
、ステ
ンレス鋼(2.7%減)も軒並み減少した。
・4月の特殊鋼鋼材出荷は、国内向け(4.3%減)が 18 ヵ月連続で減少したほか、輸出向け(22.2%
減)が 2 ヵ月ぶりに減少し、出荷計(10.7%減)は 2 ヵ月ぶりのマイナスとなった。
・4月末の特殊鋼鋼材在庫は、前月末比 5 万トン増の 158 万トンとなった。なお、在庫率は 30.6
ポイント上昇し 122.8%となった。
〔図24〕特殊鋼鋼材生産推移
〔図23〕特殊鋼鋼材生産推移
6,000
【四半期】
(千トン)
【月次】
(千トン)
2014年
1,800
5,108
2015年
1,760
5,121
2016年
5,000
4,479
1,700
4,000
3,000
20
4,340
4,111
1,600
(前年同期比%)
10
1,500
▲ 1.9
0
1,400
▲ 10
1,378
▲ 20
1,300
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
11年度
12年度
13年度
14年度
15年度
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12 月
〔表8〕特殊鋼鋼材需給表
生 産
出 荷
計
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 2月
3月
4月
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 2月
3月
4月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
19,468
17,600
4,563
4,413
4,368
4,340
4,479
1,462
1,545
1,378
1.9
▲9.6
▲6.1
▲10.4
▲14.7
▲10.6
▲1.9
3.2
▲1.1
▲5.1
1,378
1,453
▲75
▲5.1
19,284
17,400
4,645
4,338
4,284
4,340
4,439
1,431
1,658
1,288
2.4
▲9.8
▲5.4
▲9.9
▲14.8
▲9.5
▲4.4
▲7.3
2.6
▲10.7
1,288
1,442
▲154
▲10.7
(単位:千トン,%)
鋼 種 別 生 産
在 庫
国 内
輸 出
12,362
11,668
3,084
2,916
2,869
2,958
2,925
956
1,075
889
0.8
▲5.6
▲2.4
▲5.0
▲8.8
▲3.4
▲5.2
▲2.2
▲1.9
▲4.3
889
928
▲40
▲4.3
6,922
5,732
1,561
1,422
1,415
1,381
1,514
475
584
399
5.2
▲17.2
▲10.7
▲18.6
▲24.8
▲20.4
▲3.0
▲16.0
12.1
▲22.2
399
513
▲114
▲22.2
在庫率 工具鋼
1,561
1,529
1,561
1,619
1,620
1,587
1,529
1,674
1,529
1,582
▲20
▲32
▲109
58
*
▲33
▲58
▲2
▲145
53
-
96.6
92.2
100.8
112.0
113.5
109.7
103.3
117.0
92.2
122.8
-
219
193
52
49
49
47
48
18
16
15
3.7
▲11.6
▲2.3
▲16.2
▲9.0
▲14.1
▲6.3
2.4
▲14.3
▲4.5
15
16
▲1
▲4.5
SC
4,765
4,606
1,168
1,166
1,126
1,151
1,162
381
399
367
1.0
▲3.3
▲2.5
▲1.6
▲8.7
▲2.3
▲0.6
3.2
▲2.7
▲5.0
367
386
▲19
▲5.0
AL
3,702
3,296
884
854
799
820
823
280
297
276
0.4
▲11.0
▲5.7
▲8.1
▲15.3
▲13.2
▲7.0
0.2
▲3.6
▲1.7
276
281
▲5
▲1.7
ばね鋼 軸受鋼
438
422
108
112
108
104
98
32
35
33
0.3
▲3.5
▲1.5
3.8
▲6.7
▲1.7
▲9.2
▲9.9
▲6.0
▲2.5
33
34
▲1
▲2.5
1,010
946
246
256
235
230
224
76
81
72
3.5
▲6.3
0.7
0.8
▲6.1
▲11.0
▲9.0
▲7.1
▲4.0
▲10.6
72
81
▲9
▲10.6
ステンレス 高抗張力鋼
2,712
2,441
658
597
635
594
616
200
210
185
3.1
▲10.0
▲4.9
▲13.5
▲12.2
▲7.3
▲6.4
▲4.0
▲7.8
▲2.7
185
190
▲5
▲2.7
(出所)経済産業省、日本鉄鋼連盟
(注)1.在庫は前月(期)末比増減。
(注)2.生産は最終鋼材生産、出荷・メーカー在庫は外販用鋼材販売在庫調査、在庫はメーカー及び市中在庫合計。
(注)3.SCは機械構造用炭素鋼、ALは構造用合金鋼。
13
5,298
4,416
1,125
1,060
1,087
1,083
1,186
371
392
327
4.2
▲16.6
▲11.9
▲21.8
▲25.8
▲20.0
5.5
15.2
8.3
▲9.2
327
360
▲33
▲9.2
〔図25〕特殊鋼鋼材需給
国内向け出荷
3,500
(千トン)
【四半期】
【月次】
3,330
1,200
1,100
2,958
3,000
894
1
【四半期】
864
2
3
4
5
600
565
6
7
8
9
10
11
【月次】
(千トン)
1,880
1,800
889
800
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
14年度
15年度
11年度
12年度
13年度
1,764
948
900
2,686
(千トン)
1,031
1,000
2,500
輸出向け出荷
1,075
2,925
2,869
2,728
2016年
1,095
3,161
2,000
2015年
(千トン)
12 月
2015年
584
2016年
1,718
503
500
1,600
442
1,514
456
1,508
1,400
399
1,433
1,381
1,200
300
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
11年度
12年度
13年度
14年度
1
15年度
3
2
4
鋼材在庫
1,800
436
433
400
【在庫量/月次】
(千トン)
130
1,765
5
6
7
8
9
10
11
12 月
【在庫率/月次】
(%)
125.0
125
124.2 122.8
120
115
1,700
1,676
110
105
100
1,582
1,600
95
90
1,561
85
1,529
1,500
14.1
4
鋼種別生産
7
10
15.1
4
7
10
16.1
92.2
89.1
80
4
14.1
【四半期】
300
(千トン)
4
7
10
15.1
4
7
10
16.1
4
【四半期】
(千トン)
1,400
1,186
1,200
1,162
224
200
1,000
823
800
600
400
軸受鋼
ばね鋼
工具鋼
100
98
616
機械構造用炭素鋼
構造用合金鋼
高抗張力鋼
ステンレス鋼
48
0
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
11年度
12年度
13年度
14年度
15年度
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
11年度
12年度
13年度
14年度
15年度
14
-5月の鋼材輸入は 42 万トン、前年同月比では 2.4%増と 4 ヵ月連続
の増加-
5.鋼材輸入、鋼材流通
〇 5 月の鋼材輸入の動向
・ 5 月の鋼材輸入(普通鋼・ステンレス鋼・その他合金鋼の合計)は、前年同月比 2.4%増の 42 万
トンと 4 ヵ月連続の増加となった。前月比では 1.9%減と 3 ヵ月連続の減少となった。
・ 国別では、韓国(前年同月比 9.6%増)は 2 ヵ月ぶりの増加、中国(25.7%減)は 4 ヵ月ぶりの
減少、台湾(15.0%増)は 2 ヵ月連続の増加となった。
・ 鋼種別では、普通鋼(前年同月比 7.9%増)は 2 ヵ月ぶりに増加したのに対して、特殊鋼(20.0%
減)は 5 ヵ月ぶりに減少した。このうちステンレス鋼(27.9%増)は 6 ヵ月連続の増加となった
一方、その他合金鋼(29.8%減)は 5 ヵ月ぶりに減少した。
〔図26〕鋼材輸入国別推移(普通鋼+特殊鋼)
600
(千トン)
その他
500
台湾
中国
韓国
416 (+2.4%)
合計
400
93 (+15.0%)
台湾
300
70 (▲25.7%)
中国
200
247 (+9.6%)
韓国
100
0
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
2015年
2014年
3
4
5
2016年
(注)棒グラフ上の数値は、普通鋼と特殊鋼の輸入量計。( )は前年同月比。
〔表9〕普 通 鋼 鋼 材 輸 入
鋼材輸入
合計
(普通鋼+特殊鋼)
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
P 5月
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
5,600
5,368
1,315
1,251
1,343
1,406
1,368
443
424
416
3.1
▲4.1
▲22.5
▲15.3
▲6.0
1.8
4.1
9.2
2.8
2.4
840
818
21
2.6
(単位:千トン、%)
国 別
普通鋼鋼材輸入
合 計
4,627
4,328
1,090
1,025
1,087
1,138
1,078
366
327
351
0.7
▲6.5
▲20.5
▲17.4
▲8.5
2.7
▲1.1
6.6
▲3.5
7.9
678
665
14
2.1
線 材
99
111
22
26
31
30
24
9
6
5
▲23.7
12.0
▲30.1
▲18.1
45.9
28.9
6.2
33.5
▲55.4
▲24.3
11
20
▲9
▲44.4
厚中板
629
569
152
154
129
158
129
53
36
44
14.1
▲9.5
▲24.3
▲21.8
▲9.0
13.6
▲15.4
16.7
▲29.7
▲12.6
80
102
▲21
▲21.1
熱延薄板類 冷延薄板類
1,635
1,679
387
394
427
444
413
144
139
151
▲3.8
2.7
▲19.1
▲4.9
▲5.0
15.7
6.7
22.2
6.4
22.3
290
254
36
14.1
(出所)財務省貿易統計
15
970
802
248
206
197
194
205
65
61
63
▲5.0
▲17.4
▲12.2
▲21.9
▲9.5
▲19.5
▲17.4
▲20.7
▲15.3
2.2
124
134
▲10
▲7.2
亜 鉛
めっき鋼板
777
760
170
147
200
209
204
57
53
57
27.2
▲2.1
▲16.4
▲22.9
▲8.8
6.5
20.1
▲1.9
44.0
9.9
110
89
21
24.0
その他
518
407
110
98
103
103
103
38
33
30
▲11.2
▲21.3
▲36.6
▲31.9
▲25.9
▲17.4
▲6.1
14.9
▲8.9
▲0.6
62
66
▲3
▲5.1
韓 国
3,046
2,917
746
683
726
740
767
268
217
229
▲3.0
▲4.3
▲20.1
▲16.7
▲4.1
2.3
2.8
5.9
▲5.6
8.8
446
441
6
1.3
台 湾
973
964
235
244
242
255
222
73
79
90
▲5.6
▲0.9
▲14.6
3.9
▲6.6
4.7
▲5.5
▲5.7
0.9
14.6
169
157
12
7.7
中 国
543
407
97
86
108
134
79
21
28
29
47.8
▲25.1
▲34.7
▲48.5
▲30.7
8.4
▲18.5
171.5
6.4
▲12.7
57
60
▲3
▲4.3
その他
65
40
12
11
10
9
10
3
3
3
16.4
▲37.9
▲9.5
▲41.5
▲37.8
▲49.3
▲15.0
▲26.1
▲30.9
3.0
6
8
▲1
▲16.7
○5月における鋼材流通の動向
・ 市中販売は、前年同月比では 0.9%減の 241 万トンと 20 ヵ月連続の減少となった。前月比では
3.4%減と 2 ヵ月連続の減少となった。
・ 市中在庫(自社所有分)は、前月末比では 3 万トン増の 225 万トンと 4 ヵ月ぶりの増加となった。
〔図27〕
50.0
鋼材輸入鋼種別推移
〔図28〕 市中鋼材数量調査の推移
(
普通鋼
40.0
35.1
30.0
20.0
20
2,900
販売量
10
2,800
在庫量(右目盛)
2,700
0
▲ 10
0.0
5
8
12.0
11
2
5
8
11
2
2,500
5
▲ 20
その他合金鋼
ステンレス
10.0
2,400
8.0
▲ 30
2,300
6.0
4.7
4.0
2.0
▲ 40
1.7
0.0
5
8
11
2014年
2
5
8
11
2
▲ 50
5
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
(単位:千トン、%)
特殊鋼鋼材輸入
合 計
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
2014年度
2015年度
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
973
1,041
225
226
257
267
291
77
97
64
16.6
7.0
▲31.1
▲4.0
6.7
▲1.6
29.1
22.9
32.4
▲20.0
161
154
8
4.9
ステンレス
187
187
41
41
43
48
55
21
15
17
▲15.5
0.3
▲33.7
▲27.4
▲6.8
12.7
33.6
39.0
5.3
27.9
33
28
5
16.3
786
853
184
185
214
219
236
56
81
47
28.1
8.6
▲30.4
3.4
9.9
▲4.3
28.1
17.8
39.1
▲29.8
128
125
3
2.4
347
328
81
73
101
70
83
20
40
19
9.4
▲5.4
▲34.0
▲3.2
18.0
▲32.7
2.8
▲4.0
70.7
▲17.6
58
46
12
27.2
鋼板
その他
272
348
69
76
71
108
93
15
28
14
89.4
28.2
▲20.6
43.6
7.0
29.6
35.4
▲9.3
17.2
▲54.5
42
54
▲12
▲22.5
(出所)財務省貿易統計
167
177
34
35
41
41
59
21
14
15
9.5
5.7
▲38.1
▲29.0
▲2.0
▲0.5
74.3
108.9
20.5
1.9
28
26
3
10.0
5
2,100
月
市中鋼材数量調査
国 別
線材
4
〔表11〕
鋼材流通動向
〔表10〕特 殊 鋼 鋼 材 輸 入
その他
合金鋼
3
2016年
2015年
2016年
2015年
2,200
(+30)
韓 国
187
204
43
42
49
49
64
24
16
18
▲17.7
9.4
▲28.2
▲20.5
12.7
4.1
48.8
54.0
13.8
19.4
34
29
5
16.7
台 湾
34
43
8
9
10
12
12
4
3
3
8.7
26.0
▲23.3
6.6
▲2.3
65.9
44.7
▲3.8
11.3
37.0
6
5
1
23.2
中 国
718
764
166
165
190
200
209
47
75
41
33.2
6.5
▲32.5
0.6
7.0
▲4.5
25.8
16.3
43.4
▲33.2
116
114
2
2.1
その他
34
29
8
9
8
7
6
2
2
3
▲7.9
▲15.2
▲22.4
▲1.2
▲16.9
▲19.6
▲24.4
▲15.8
▲36.0
20.2
5
6
▲1
▲14.5
販売量
31,517
30,584
7,835
7,620
7,592
7,761
7,611
2,638
2,502
2,416
▲1.4
▲3.0
▲3.4
▲1.7
▲4.0
▲3.2
▲2.9
▲1.7
▲2.3
▲0.9
4,918
4,998
▲80
▲1.6
在庫量
2,360
2,240
2,360
2,265
2,197
2,190
2,240
2,240
2,215
2,245
6
▲120
68
▲95
▲68
▲7
51
20
▲26
30
-
(出所)日本鉄鋼連盟
(注)在庫は前月(期)末比
16
千
ト
ン
)
-0.9 2,600
)
10.0
3,000
(
前
年
同
月
比
・
%
30
6.鉄鋼輸出
-5月の全鉄鋼輸出は前年比 4.8%増の 365 万トンと 3 ヵ月ぶりの増加-
○ 5 月の全鉄鋼輸出は、前年同月比 4.8%増の 365 万トンと 3 ヵ月ぶりの増加となった。仕向け
先別にみると、ASEAN 向け(20.2%増)は 4 ヵ月連続、韓国向け(32.0%増)は 3 ヵ月連続
で増加した。一方、中国向け(3.8%減)は 2 ヵ月連続、台湾向け(3.2%減)は 14 ヵ月連続、
米国向け(34.4%減)は 7 ヵ月連続、インド向け(34.1%減)は 3 ヵ月連続で減少した。
○ 5 月の普通鋼鋼材輸出は、前年同月比 3.9%増の 247 万トンと 3 ヵ月ぶりの増加となった。品
種別にみると、熱延鋼板類(14.0%増)、厚中板(5.8%増)はいずれも 2 ヵ月ぶりに増加した。
一方、亜鉛めっき鋼板(18.3%減)は 27 ヵ月連続、冷延鋼板類(17.0%減)は 3 ヵ月連続で
減少した。
○ 5 月の輸出平均単価は、全鉄鋼ベースで 630 ドルと 4 ヵ月ぶりに下落した。
〔図29〕 全鉄鋼仕向先別輸出推移
15
その他
アジア(除く中国)
合計
10
中国
米国
4.8
5
0
▲5
▲10
▲15
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2015年
2
2016年
3
4
5
〔表12〕鉄 鋼 輸 出 総 括 表
金 額(FOB)
輸 出 数 量(千トン)
全鉄鋼
2014暦年
2015暦年
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
2014暦年
2015暦年
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
1月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
42,087
41,642
10,584
10,514
10,299
10,245
10,392
3,822
3,241
3,652
▲3.2
▲1.1
1.9
1.3
▲3.1
▲4.1
▲1.8
▲1.0
▲10.2
4.8
17,284
17,676
▲392
▲2.2
銑鉄
48
55
42
3
2
8
6
5
2
1
▲83.0
14.5
858.1
▲39.8
▲88.6
▲57.6
▲84.9
▲67.7
344.3
22.4
9
43
▲33
▲78.2
鋼塊・半製品
5,330
4,814
1,312
1,123
1,111
1,268
1,272
412
382
448
▲10.6
▲9.7
▲4.4
▲18.1
▲10.4
▲5.8
▲3.0
3.0
▲12.6
31.2
2,103
2,091
12
0.6
鋼材
百万ドル
35,582
35,585
8,922
9,086
8,913
8,664
8,855
3,318
2,757
3,128
▲1.5
0.0
2.2
4.0
▲2.0
▲3.9
▲0.8
▲0.4
▲10.2
3.0
14,740
15,029
▲288
▲1.9
40,440
32,792
9,186
8,318
7,892
7,395
6,916
2,558
2,204
2,302
▲4.1
▲18.9
▲9.5
▲18.1
▲22.8
▲25.4
▲24.7
▲22.2
▲24.1
▲15.5
11,422
14,815
▲3,393
▲22.9
平 均 単 価
ド ル
全鉄鋼
鋼材
42,559
960.9
952.7
39,644
787.5
781.2
10,942
867.9
861.8
10,048
791.1
783.9
9,684
766.3
760.2
8,970
721.8
716.6
8,046
665.5
662.5
2,894
669.3
666.8
2,449
680.2
675.8
2,504
630.3
626.8
4.1
▲0.9
▲1.3
▲6.8
▲18.0
▲18.0
4.5
▲11.1
▲11.0
▲3.1
▲19.1
▲19.0
▲8.0
▲20.3
▲20.4
▲19.9
▲22.2
▲22.3
▲26.5
▲23.3
▲23.1
▲26.6
▲21.5
▲21.3
▲29.7
▲15.5
▲15.4
▲23.1
▲19.3
▲18.8
12,999
660.8
657.4
17,679
838.1
831.2
▲4,680
▲177.3
▲173.7
▲26.5
▲21.2
▲20.9
億円
(出所)財務省貿易統計 (注)平均単価欄の鋼材は全鉄鋼から銑鉄、フェロアロイを除いたベース。
17
千円
円/ドル
鋼材
換算レート
100.3
105.24
94.4
120.90
102.6
119.11
94.7
120.80
93.3
122.71
86.9
121.30
77.1
116.34
75.4
113.15
75.1
111.10
68.2
108.79
7.1
8.5
▲5.8
14.9
2.8
15.5
▲4.2
18.2
▲5.1
19.2
▲16.4
7.5
▲24.9
▲2.3
▲25.7
▲5.6
▲21.6
▲7.3
▲26.1
▲9.0
74.8
99.2
▲24.4
▲24.6
-
〔図30〕 普通鋼鋼材品種別輸出推移(前年同月比寄与度・%)
20
(%)
15
その他
亜鉛めっき鋼板
冷延鋼板類
熱延鋼板類
厚中板
合計
3.9
10
5
0
▲5
▲10
▲15
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
4
5
2016年
2015年
〔図31〕 全鉄鋼輸出・平均単価推移
995
(㌦/t)
1,100
(全鉄鋼平均単価・ドル)
1,000
900
800
630
(千トン)
4,000
700
600
3,652
3,500
3,000
2,500
2,000
1,500
5
6
2014年
7
8
9
10
11
12
1
2
3
4
5
2015年
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
4
2016年
5 月
〔表13〕国別品種別輸出推移
普通鋼鋼材計
全鉄鋼計
米 国
2014暦年
2015暦年
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
2014暦年
2015暦年
2015年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2016年 1- 3月
2016年 3月
4月
5月
1月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
2,559
2,437
591
647
562
637
466
140
177
147
8.6
▲4.8
▲5.0
16.1
▲13.5
▲12.6
▲21.1
▲16.0
▲9.7
▲34.4
790
1,011
▲221
▲21.9
厚中板
アジア 韓 国 中 国 ASEAN10 台 湾 香 港 インド
32,516
31,644
8,099
7,975
7,878
7,692
7,981
2,945
2,573
2,866
▲5.4
▲2.7
0.2
▲2.3
▲3.9
▲4.7
▲1.5
0.0
▲7.6
11.6
13,420
13,453
▲33
▲0.2
(出所)財務省貿易統計
(注)アジアは中東を除く。
7,297
6,633
1,741
1,551
1,684
1,658
1,762
622
590
629
▲7.1
▲9.1
▲7.4
▲11.7
▲10.4
▲7.0
1.2
3.3
7.1
32.0
2,981
2,768
213
7.7
5,909
5,362
1,288
1,489
1,288
1,297
1,329
513
458
468
▲3.1
▲9.3
▲12.8
▲2.8
▲13.6
▲8.1
3.2
0.9
▲9.9
▲3.8
2,256
2,283
▲27
▲1.2
12,826
12,494
3,172
3,052
3,148
3,122
3,318
1,225
1,122
1,225
▲5.8
▲2.6
▲0.9
▲5.2
▲1.9
▲2.4
4.6
17.9
8.2
20.2
5,666
5,228
438
8.4
3,444
2,896
905
757
630
603
626
225
191
242
▲10.6
▲15.9
11.5
▲20.4
▲22.3
▲30.7
▲30.9
▲29.3
▲26.2
▲3.2
1,059
1,414
▲355
▲25.1
18
373
453
117
127
108
102
98
39
25
28
▲3.7
21.3
36.7
46.3
18.6
▲7.8
▲15.8
▲27.5
▲47.0
▲29.5
151
203
▲52
▲25.6
1,618
2,486
593
656
657
580
421
122
67
118
▲1.2
53.6
87.6
60.3
43.5
33.2
▲29.0
▲58.3
▲72.9
▲34.1
606
1,018
▲412
▲40.5
26,742
27,868
6,850
7,155
7,056
6,807
6,803
2,510
2,143
2,467
▲6.1
4.2
4.3
8.8
3.3
0.6
▲0.7
▲2.4
▲11.4
3.9
11,413
11,643
▲230
▲2.0
2,816
3,104
799
831
716
757
731
284
223
254
▲14.2
10.2
13.0
29.8
2.9
▲2.0
▲8.6
2.2
▲29.7
5.8
1,208
1,356
▲148
▲10.9
(単位:千トン,%)
熱 延 冷 延 亜 鉛 め っ
鋼板類 鋼板類 き 鋼 板
11,405
13,065
2,990
3,298
3,481
3,296
3,256
1,183
1,026
1,261
▲1.3
14.6
9.7
19.5
18.1
10.9
8.9
4.6
▲7.8
14.0
5,543
5,209
334
6.4
2,837
2,713
667
710
709
627
668
243
205
215
▲12.1
▲4.4
▲5.4
▲1.3
1.9
▲12.6
0.1
▲3.0
▲9.5
▲17.0
1,088
1,153
▲64
▲5.6
3,767
3,155
825
843
766
721
708
271
244
219
▲10.6
▲16.3
▲15.2
▲13.2
▲17.9
▲18.9
▲14.1
▲13.3
▲16.3
▲18.3
1,171
1,384
▲213
▲15.4
7.海外市場 -6 月粗鋼生産、前年から横ばい-
1.概 況
世界経済を概観すると、米国では、生産活動は伸び悩んでいるものの、個人消費関連の
指標を中心に改善基調が続いており、1~3 月期の GDP 成長率確報値が+1.1%に上方修正
されるなど、景気は底堅く推移している。欧州経済は、内需を中心に緩やかな回復基調を
辿っているものの、英国の EU からの離脱が選択されたことで先行き不透明感が急速に高
まっている。一方、中国では、政府の景気梃入れを背景にインフラ投資や不動産開発投資
は拡大傾向にあるが、過剰生産能力・過剰債務の問題に直面する従来型産業の下押し圧力
により、依然景況感に改善傾向がみられていない。ASEAN 諸国は、総じて景気の緩やかな
回復傾向が続いているが、一部の国の経済指標には減速の動きもみられる。
6 月の粗鋼生産(推計含む)は、EU、韓国等で前年を下回ったが、中国は 4 ヵ月連続増
加となり、世界計では前年比横ばいとなった。中国については 6 月の鋼材輸出が前年 9 月
に次ぐ月間過去 2 番目の高水準となった。
〔表 14〕主要国の粗鋼生産
(単位:1,000MT、%)
2016 年 6 月
8,760
69,470
5,468
1,750
7,785
7,532
2,541
13,774
5,783
1,830
135,720
日本
中国
韓国
台湾
インド
米国
ブラジル
EU
ロシア
ウクライナ
66 ヵ国・地域計
前年同月比
2.7
1.7
▲ 6.7
▲ 2.3
3.9
▲ 0.1
▲ 8.5
▲ 5.3
2.5
▲ 8.6
0.0
2016 年 1~6 月
52,040
399,560
33,358
10,567
46,384
44,163
14,867
82,745
35,180
12,413
794,849
前年同期比
▲ 1.1
▲ 1.1
▲ 3.4
▲ 7.4
2.7
0.2
▲ 13.0
▲ 6.1
▲ 1.3
10.3
▲ 1.9
(出所)世界鉄鋼協会他(注)米国はネットトン
〔図32〕米国中西部市中価格
US$/NT
亜鉛メッキ
950
〔図33〕欧州市中価格
ユーロ/MT
700
冷延コイル
熱延コイル
850
906(+53)
650
836(+53)
600
750
650
637(+32)
550
亜鉛メッキ
冷延コイル
熱延コイル
厚板
610(+12)
550
543(+8)
500
507(+22)
450
444(+8)
400
450
8
10
12
2
4
15.6
6
冷延コイル
熱延コイル
異形棒鋼
4,000
3879(+65)
3,500
3103(+56)
3,000
2728(+55)
2498(+175)
2,500
1,500
300
15.6
4,500
亜鉛メッキ
2,000
350
350
〔図34〕中国市況
元/MT
5,000
8
10
12
2
4
7
6
9
11
16.1
3
5
7
2.主要国の鉄鋼需給動向
○ 中国 1-6 月の実質 GDP 成長率は前年同期比 6.7%増と 1-3 月期から横ばいで推移した。生
産活動はやや上向く一方、貿易面では低迷が続く中、英国の EU 離脱の国民投票結果に端を
発した為替変動が不安要素として浮上するなど、景気の情勢判断は複雑な様相を呈してい
る。鉄鋼需要産業をみると 6 月の自動車生産(前年同月比 8.1%増の 211 万台)は前年同月比
で 15 年 10 月以降プラスで推移している。6 月の粗鋼生産(前年同月比 1.7%増の 6,947 万ト
ン)は前年同月比で 4 か月連続のプラス、日当たりで過去 2 番目となった。1-6 月累計(前
年同期比 1.1%減の 3 億 9,956 万トン)のマイナス幅も縮小傾向にある。また、6 月の鋼材
輸出(同 23.1%増の 1,094 万トン)は、前年 9 月(1,125 万トン)に次ぐ月間過去 2 番目
の高水準となった。
〔図35〕鋼材生産
万トン
10,500
万トン
(16年1-6月・前年同期比 +1.1%)
※1,2月単月の数値は、日産量に基づき推計
1,200
10,000
1,100
9,500
1,000
9,000
900
8,500
800
〔図36〕鋼材輸出
〔図37〕鋼材輸入
万トン
(16年1-6月・前年同期比 +9.0%)
150
(16年1-6月・前年同期比 ▲2.8%)
100
700
8,000
2015年
2016年
7,500
2016年
500
7,000
1
3
5
7
(注) 全て速報ベース、輸出入は半製品を除く
(出所)中国国家統計局および中国海関総署
9
11
2015年
2016年
2015年
600
50
1
3
5
19
7
9
11
1
3
5
7
9
11
0
○ 韓国 外需への依存度が高い韓国経済は、中国経済の減速が続く中、精彩を欠く状況が続
いている。6 月下旬には英国が EU 離脱を決定したことで、景気のさらなる下振れが懸念さ
れ、韓国政府は 2016 年の経済成長率見通しを前年比 3.1%増から 2.8%増に引き下げた。
また、韓国銀行が 6 月 9 日の利下げに続き、さらなる利下げを実施する可能性も報じられ
ている。鉄鋼需要産業をみると、6 月の自動車生産台数は輸出の低迷を背景に前年同月比
6.9%減の 39.4 万台と 3 ヵ月連続で前年割れとなった。鉄鋼需給では、6 月の粗鋼生産は、
前年同月比 6.7%減の 547 万トンと 4 カ月連続で前年割れとなった。また、5 月の鋼材輸出
は、前年同月比+1.1%の 247.6 万トンと 3 カ月ぶりに増加した。
万トン
650
〔図38〕粗鋼生産
〔図39〕鋼材輸出
(16年1-6月・前年同期比 ▲3.4%)
600
万トン
万トン
(16年1-3月・前年同期比 +1.0%)
300
250
〔図40〕鋼材輸入
(16年1-5月・前年同期比 +5.1%)
270
550
200
240
500
210
450
2015年
400
150
180
2015年
2016年
1
3
5
7
9
(出所)世界鉄鋼協会、韓国鉄鋼協会他
2015年
2016年
2016年
150
350
100
1
11
3
5
7
9
11
1
3
5
7
9
11
タイ 政府支出の拡大等、内需主導で景気回復が進展している。足元の景気動向について、
タイ中央銀行では消費の回復ペースが加速し、製造業も上向いているとの認識を示している。
鉄鋼需要産業では、5 月の国内自動車販売台数は前年同月比 16.0%増の 6.6 万台と 5 ヵ月ぶ
りの 2 桁増となった。自動車生産は、国内販売の回復に加え、輸出(同 11.9%増の 10.0 万
台)の好調により、同 24.7%増の 16.8 万台と 3 ヵ月連続の増加となるなど回復傾向が鮮明
となっている。鉄鋼需給では、5 月の鋼材生産は前年同月比 39.1%増の 79.6 万トンと 4 ヵ月
連続の増加となり、鋼材輸入は同 50.7%増の 185.6 万トンと比較可能な 2000 年 1 月以来で 2
番目の水準となった。
〔図42〕鋼板類生産
〔図41〕条鋼類生産
万トン
70
(16年1-5月・前年同期比 +59.2%)
万トン
40
〔図43〕鋼材輸入
(16年1-5月・前年同期比 +28.1%)
200 万トン
(16年1-5月・前年同期比 +6.1%)
60
180
50
160
40
140
20
30
120
100
20
10
2015年
2015年
2016年
2016年
0
0
1
3
5
7
(出所)タイ鉄鋼協会、通関統計
9
11
1
3
5
7
9
2015年
80
2016年
60
1
11
3
5
7
9
11
インドネシア 政府支出の拡大が下支えし、景気は緩やかな回復基調を持続している。し
かしながら、インドネシア中央銀行は景気の回復テンポが想定よりも緩慢なため、2016 年 4
~6 月期の実質 GDP 成長率見通しについて下方修正を行った(前年同期比+5.1%→同+4.9
~5.0%)
。鉄鋼需要産業では、5 月の自動車販売は、前年同月比 11.5%増の 8.9 万台と 2 桁
増となり、自動車生産も同 16.6%増の 10.4 万台と 2 桁増、年初来最高水準となった。しか
しながら、1~5 月累計では販売が前年同期比 0.6%減、生産が同 1.3%増と勢いを欠いてい
る。4 月の鋼材輸入は前年同月比 4.6%減の 98.4 万トンと 2 ヵ月連続で減少となった。供給
国では中国(同 61.7%増の 54.1 万トン)が 3 ヵ月連続の 2 桁増と同国からの輸入増が際立
っている。
〔図44〕鋼材輸入
万トン
180
〔図45〕中国からの鋼材輸入
(16年1-4月・前年同期比 +0.4%)
160
140
120
100
80
2015年
60
2016年
40
1
3
5
7
9
11
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
万トン
〔図46〕韓国からの鋼材輸入
万トン
(16年1-4月・前年同期比 +23.2%)
(16年1-4月・前年同期比 ▲19.4%)
25
20
15
10
2015年
5
2015年
2016年
2016年
0
1
3
5
(出所)ISSB
20
7
9
11
1
3
5
7
9
11
○インド 2016 年 1~3 月期の実質 GDP 成長率が前年同期比 7.9%増と堅調に推移している。
鉄鋼需要産業では、5 月の自動車国内販売をみると、ディーゼル車への規制強化や新たな
課税制度導入の等、販売台数の下振れが懸念されるものの、28.9 万台(前年同月比 8.2%
増)と 7 ヵ月連続で増加となった。鉄鋼需給では、6 月の粗鋼生産(worldsteel 推計値)は
779 万トン(前年同月比 3.9%増)
、年初累計でも 4,638 万トン(前年比 2.7%増)と堅調で
ある。一方、3 月の鋼材輸入は同 27.7%増の 117.6 万トンと依然 2 桁増で推移している。品
種別の内訳を見ると、鋼塊・半製品(同 341.4%増)、冷延鋼板類(同 184.2%増)が前月に
引き続いて高い伸びとなった。
〔図47〕鋼材生産
900
万トン
〔図48〕鋼材輸入
万トン
(16年1-6月・前年同期比+2.7%)
140
850
800
750
〔図49〕鋼材輸出
万トン
(16年1-3月・前年同期比+21.5%)
140
120
120
100
100
80
80
60
700
650
60
2015年
40
2015年
40
2016年
20
2016年
20
600
0
1
3
5
7
9
(16年1-3月・前年同期比▲23.0%)
2015年
2016年
0
11
1
3
5
7
9
11
1
3
5
7
9
11
(注) 鋼材生産は合金鋼を含む、輸出入は半製品を含む
(出所)Joint Plant Committee、通関統計
○米国 1~3 月期の GDP 成長率の確報値は 1.1%増と速報値から上方修正され、足下多くの
経済指標が堅調に推移していることから、第 2 四半期には景気が勢いを取り戻すと見られ
ている。ただし、英国の国民投票で EU 離脱派が勝利したことから、7、9 月の利上げは見
送りが予想されている。鉄鋼需要産業では 6 月の自動車販売は前年同月比 2.4%増の 151
万台と、ガソリン安を背景に大型車の販売が好調だったこと・営業日数が 1 日多かったこ
となどから前年水準を上回った。鉄鋼需給をみると、6 月の粗鋼生産(worldsteel 推計値)
は前年同月比 0.1%減の 753 万ネットトン(以下トンと表記)と 5 ヵ月ぶりに前年水準を下
回った。また、5 月の鋼材輸入は前年同月比 15.4%減の 288 万トンと 14 ヵ月連続の前年
割れとなった。
100万NT
9.0
〔図51〕鋼材輸出
〔図50〕鋼材出荷
〔図52〕鋼材輸入
100万NT (16年1-5月・前年同期比 ▲10.9%)
(16年1-5月・前年同期比 +0.5%)
1.0
100万NT (16年1-5月・前年同期比▲30.3%)
4.0
0.9
8.0
4.5
3.5
0.8
3.0
0.7
2.5
7.0
6.0
2015年
2.0
0.6
2015年
2016年
5.0
2016年
0.5
1
3
5
7
9
11
2015年
1.5
2016年
1.0
1
3
5
7
9
11
1
3
5
7
9
11
(出所)米国鉄鋼協会
○欧州 6/23 に行われた英国国民投票にて EU 離脱派が勝利した。正式な離脱通知は 9 月以
降とされているが、英国・欧州の経済情勢に対し先行き不透明感が強まっている。鉄鋼需
要産業では、5 月の自動車登録台数は、乗用車が前年同月比 16.0%増(129 万台)となり、
同月の登録台数としてはリーマン・ショック前の 2008 年の水準に近い。一方、鉄鋼需給
をみると 6 月の粗鋼生産は前年同月比 5.3%減の 1,377 万トンとなり依然として前年比減
が続いている。また、4 月の鋼材輸出は前年同月比 9.7%減の 215 万トンと前年比減とな
った一方、鋼材輸入は同 14.2%の 226 万トンと、プラス幅は縮小傾向にあるものの依然高
水準で推移している。
〔図53〕EUの粗鋼生産
万トン
1,800
〔図54〕EUの鋼材輸入
(16年1-6月・前年同期比 ▲6.1%)
万トン
250
〔表15〕EU主要国の粗鋼生産
(16年1-3月・前年同期比 +22.9%)
200
1,600
2016年6月
万t
2016年1~6月
前年比%
万t
前年比%
ド イ ツ
369
▲ 2.1
2,189
▲ 1.2
イタリア
203
5.9
1,213
3.5
スペイン
113 ▲ 13.7
733
▲ 7.3
フランス
131
723 ▲ 11.5
150
1,400
100
1,200
2015年
2016年
1,000
50
2015年
2016年
0
1
3
5
7
(出所)世界鉄鋼協会、欧州鉄鋼協会
(出所)世界鉄鋼協会
9
11
1
3
5
21
7
9
11
英
国
EU計
▲ 5.1
65 ▲ 36.2
1,377
▲ 5.3
394 ▲ 36.4
8,274
▲ 6.1