山口県産業廃棄物税の活用等について
平成２８年７月
（平成２６年３月のとりまとめ結果に最新の実績等を反映したものです。）
１ 税の効果検証結果
(1) 産業廃棄物の状況
排
出
量
最 終 処 分 量
リサイクル率
（単位：千トン）
Ｈ１５
（税導入前）
８，７５２
７６６
４５．３％
Ｈ２５
７，９７２
３３２
５５．６％
増減率
Ｈ３２目標※
▲９％
▲５７％
１０.１ﾎﾟｲﾝﾄ
７，８５０
３３０
５６％
※山口県循環型社会形成推進基本計画（対象期間：Ｈ２８～３２）
税導入の主目的である ○廃棄物の排出量、最終処分量の抑制
○再生利用による減量化
が進捗
(2) 排出事業者の意識調査の結果(平成２４年度実施：２６３業者）
○税制度の継続妥当
８２％
○新たな税活用事業への期待
５４％
・県内技術を活用した３Ｒ事業への支援拡充、リサイクルの製品の販路拡大 等
２ 税収額の推移と活用状況
年
度
H16～20
H21～25
税 収 額
１，２４５ １，１１４
環 境 イ ン フ ラ 整 備 の 支 援
・東見初処分場：H20.11 供用開始
４５１
２０６
・新南陽処分場：H26. 4 供用開始
産
業
活
動
の
支
援
・リサイクル施設整備補助：27 件
２５６
２７４
使
・処理能力の向上：142 千ﾄﾝ/年
適
正
処
理
の
推
進
途
・夜間・休日パトロール：約 510 回/年
３６
２８９
・不法投棄ホットライン通報：約 95 件/年
普
及
啓
発
６
４
・認定リサイクル製品数:155→303
計
７４９
７７３
（単位：百万円）
Ｈ２６
Ｈ２７
２３０
２３５
－
－
１３１
４２
８４
７９
１
１
２１６
１２２
注 「使途」欄のうち、適正処理の推進はH21～27の実績、その他はH16～27実績。
３ 見直し(H26.3)後の方向性
【勘案した課題等】
◇県循環型社会推進基本計画の達成状況（目標年次：Ｈ２７）
◇廃棄物処理法改正(H23.4 施行)への対応 ⇒ 長期的な適正処理体制の構築
◇環境審議会での意見
◇下関市※からの財政支援要望 等 ※現状：市内の不法投棄監視等を独自財源で実施
【方向性】
◎次の公共関与最終処分場の整備に関する検討
◎３Ｒの技術開発から普及までの一貫した支援
◎全県的な適正処理推進体制の整備（下関市との連携強化）
◎普及啓発の充実（３Ｒ・適正処理の促進、税制度の周知）