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特許業務法人 オンダ国際特許事務所
会長・
弁理士 恩田 博宣
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上質な知的サービスで国際文化価値を創造する
特許業務法人 オンダ国際特許事務所
目次
事例研究1:新規性がないとして拒絶された場合
事例研究2:本意匠に関連しないとして拒絶された場合
事例研究3:創作が容易にできたとして拒絶された場合
事例研究4:図面の不備から拒絶を受け、図面の補正を行ったところ
■ ■ ■ ■要旨を変更するものとして拒絶された場合
中間対応全般において
総括
情報収集・分析→出願→中間対応
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上質な知的サービスで国際文化価値を創造する
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意匠に関する基礎知識
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上質な知的サービスで国際文化価値を創造する
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意匠に関する基礎知識
意匠法は、モノのデザインを保護するための制度
●出願用図面の例
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上質な知的サービスで国際文化価値を創造する
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意匠に関する基礎知識
意匠制度の概要
●全体意匠
●部分意匠
●関連意匠
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意匠に関する基礎知識
関連意匠とは
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上質な知的サービスで国際文化価値を創造する
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意匠に関する基礎知識
主要な登録要件
登録要件
(1)
新規なデザインであること
意匠法の関連条項
3条1項3号・9条1項
=先行するデザインに類似していないこと
(2)
10条1項
(3)
関連意匠においては、
本意匠のみに類似していること
創作が容易でないこと
(4)
意匠が具体的に把握できること
3条1項柱書
3条2項
要件を満たさないと、
「拒絶理由通知」が発せられる
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上質な知的サービスで国際文化価値を創造する
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意匠に関する基礎知識
意匠が「類似する」とは?
類似?
非類似?
意匠の「顔」は、どこにあるか
「顔」となる部分
「顔」とならない部分
・ 従来にない新規な部分
・ 高い創作性が発揮されている部分
・ 目立つ部分
・ 需要者が注目する部分
・ 新規ではない部分、ありきたりの形
・ 創作性が発揮されていない部分
・ 目立たない部分
・ 需要者が注目しない部分
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CASE1
周辺意匠
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上質な知的サービスで国際文化価値を創造する
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CASE2
周辺意匠
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上質な知的サービスで国際文化価値を創造する
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意匠に関する基礎知識
ポイント
■「顔」を、意匠の「要部」という
■「要部」は、意匠の類否判断(全体観察が基本)において重視される
■「周辺意匠」は、「要部」を認定する上での判断材料や、裏付けとなる
CASE1
要部
コップA,Bは要部が共通する
→類似
CASE2
要部
コップA,Bは要部が相違する
→非類似
以上の点を、拒絶対応の実務に活かす
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上質な知的サービスで国際文化価値を創造する
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