「労働者派遣事業の許可基準の改正案に関する意見募集」に対して寄せられた御意見につ いて 平成 28 年7月 厚生労働省職業安定局 派遣・有期労働対策部 需給調整事業課 標記について、ホームページを通じて御意見を募集しましたところ、以下のような御意 見等(3件)をいただきました。お寄せいただいた御意見の要旨とそれに対する厚生労働 省の考え方について、以下のとおり取りまとめましたので、御報告いたします。 なお、今回の意見を募集した内容に関するもの以外の御意見等につきましては、今後の 政策において参考とさせていただきます。 今回、御意見をお寄せいただきました方々のご協力に厚く御礼申し上げます。 番号 御意見の概要 当省の考え方 1 資産要件につきましては、派遣労働者の適正 な雇用管理やその前提となる的確、安定的な 今回の改定について、適正に派遣管理ができうる 事業運営の確保を図ることができるか否かを 企業であることとの趣旨から、この資産要件はやむ 確認するものであり、一定の資産等を保有して を得ないが、資産は活動年数により増えるものであ いることが必要と考えています。 ることから、設立何年未満又は以上という要件を加 そのため、事業所の活動年数に応じて資産要 えるべき。 件を変更することなく、活動実施当初から的 確、安定的な事業運営が可能か判断すること が必要だと考えています。 2 資産要件につきましては、派遣労働者の適正 資産要件について、休業手当の支払い、有給休暇 な雇用管理やその前提となる的確、安定的な の付与等あることから、資金が必要であり、資産要 事業運営の確保を図ることができるか否かを 件を満たすことは困難である。 確認するものであり、一定の資産等を保有して いることが必要と考えています。 3 全ての労働者派遣事業が許可制となることに より、優良な小規模派遣元事業主が不当に排 除され、派遣労働者の雇用の安定が阻害され るといった弊害が生じることのないよう、配慮措 置として資産要件の軽減を行っているところで す。ただし、許可基準が派遣元事業主の雇用 責任を担保するために果たしている役割に留 意し、措置の期間についても必要以上とならな いよう限定的にしているところであり、円滑な許 可制への移行のために必要なものと考えてい ます。 暫定的な配慮措置について、撤廃を行うべき。
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