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■2016参院選 マニフェスト(政権公約)のできばえチェック表 【2014衆院選との比較】
※点数は、「2016参院選の点数 ← 2014衆院選の点数」
政党名
基本項目
項目
ありたい国の姿(理念・ビジョン・将
点
来像)が示されているか
数
①理念・ビジョ ありたい国の姿の根拠・着眼点が示さ
ン
配点
れているか
10
②政策の体系
性・一貫性・独
自性
いるか
数
③政策の具体
程)・財源などが明示されているか
数
コ
メ
理的な説明がされているか
ン
実行体制・実行プロセスは示されてい
ト
読み手に取ってわかりやすい工夫はさ
点
れているか
数
マニフェストの配布・周知の工夫はさ
れているか
10
2014
2016
2014
2016
2014
2016
2014
2016
2014
2016
2014
2016
2014
4
4
3
―
6
4.5
4
4.5
2
―
4
3.5
2
―
3
―
-
―
-
―
-
―
-
―
の争点の1つであるが、明示 ことはわかるが、どのような いう理念を掲げ、「家計」を 闘と日本共産党の躍進を掲げ 明確な理念・ビジョンは見出 を明示している点はよいが、 確に打ち出しており、「日本 視点としてはわかるが、ビ
されておらず、争点化を避け 国を目指したいのか、将来像 重視していく方向性を明示し ている点は明快。ただし、理 しにくい。
ビジョンとしては描ききれて 憲法草案」についても公表し ジョンとしてはやや抽象的。
ているとしか受け取れない。 が示されていない。
いない。
6
5
―
6
念・国家ビジョンは前に出し
6
生」「安全安心」「国の基
11の「国民との約束」に沿っ 6つの柱に沿って整理されて
6
6
7つの柱に沿って整理されて
3
―
策に絞り込まれている分、比 イトルがつけられ、その目指 ては、さらに3つのチェンジ
8
としてはやや物足りない印象 わかりやすい。
9
7
―
6
6
4.5
3
―
いくつかの争点について党の 6つのCHANGEに沿って整理 党の9つの基本政策に沿って
3
―
3つの争点に絞り込んで整理
されている。ボトムアップに 整理されており、整理の仕方 されている。体系化というよ
が、特段の体系化は行われて よる経済成長の道筋について としては一貫性がありわかり りは重点化。
本」の5つの柱でおおよそ体 較的わかりやすいが、体系性 す方向性が表現されており、 と財源確保策に分け、それぞ いない。
系立てて示されている。
ている。
も示されている。
やすい。
れの観点で方向性が示されて
9
8
8.5
「次世代にツケを回さない」 政策は比較的具体的にわかり 「消費税にたよらない別の
4
―
5
6
2
―
4
―
改革に関しては、大阪での改 現政権の問題点を示したうえ 政策というよりも、抽象的な 3つの争点で7つの政策に重点
「GDP600兆円」など威勢の という柱の中で、財政再建策 やすく示されているが、財源 道」として、党としての財源 革実績を根拠として示してい で党の政策を示したり、景気 方向性にとどまるものが多
化。柱ごとに政策に関する解
よい目標が掲げられている
説文が掲載されているととも
やエネルギー政策等がまとめ 確保策・財政再建策について 提案を別途詳細にまとめてい るが、果たしてそれが国の改 回復のフロー図を載せたりし い。
が、その達成プロセスがみえ られているが、財源確保の見 まったく触れられていないの る。具体的な財源確保見込み 革として実施するときにどれ ている。財源確保について、
に、関連分野で党として議員
てこない。また、その裏付け 通しは明確に示すべきではな は、連立政権与党のマニフェ 額まで試算している点は評価 だけの根拠となり得るのかは 党としての考え方をまとめて
立法した法案が掲載され、実
となる財源確保策・財政再建 かったか。バラマキの印象は ストとして致命的といえるの できるが、実現が相当困難な 不明。
整理している点は評価できる
効性の裏付けとしている。
策が示されておらず、実現性 ぬぐえない。
が、具体的な見通しまでは立
ではないか。
ものも含まれており、それ自
が担保されていないと言わざ
3
体の実現性に対する疑問は残
5
5
―
6
6
4
5
てられていない。
3
―
3
3.5
2
―
3
―
メ
やすいが、図表等はない。後 いが、インフォグラフィック 育てマニフェスト」を公表し が、ホームページの地の文
むプロセスを有しているか
ト
点
数
点
100
5
ている。
政策パンフレットは比較的み マニフェストそのものではな ふりがな付きの「こども・子 動画やグラフを活用している 大きな文字でシンプルに表示 グラフやフロー図が載せてあ ホームページの地の文のみ。 表紙を入れて全体で6ページ
ン
50
日本人の心を大切にした自主 「生活者本位の国へ」という
コ
策定過程において国民の提案を組み込
数
しているが、資料は4ページ
半に政策の詳細が掲載されて を活用した政策の解説動画を ており、実際に子どもが見や で、テキストで提供されてい のみ。ホームページで、3種
り、比較的みやすい。ただ
「ニュース」の中に掲載され のコンパクトなもの。7政策
し、ダイジェスト版が公表さ ているだけで、「政策」から に絞り込まれているため、比
いるが、文字が小さく字数が 党のホームページで配信して すいかは別として、その姿勢 るのみで、みにくい。PDFも 類の写真が入れ替わるうちの れたのが遅く、詳細版はさら も「選挙情報」からもアクセ 較的みやすい。ホームページ
多いため読みにくい。
いる。
は評価できる。
掲載するべき。
1枚にリンクが貼ってあり、
に後日となり、後手に回って スできない。タイトルもな
のリンクの場所はややわかり
21
23
20
―
24
###
22
24
12
―
18
###
9
―
13
―
-
―
42
46
40
―
48
51
44
48
24
―
36
35
18
―
26
―
-
―
「新三本の矢」は、見出しと アベノミクスの問題点は、グ 理念と体系と具体性があり、 争点としているものについて 実質3ページのマニフェスト
現政権に対する対抗軸は明確 「政策実例」というネーミン 3つの争点、7つの政策に絞り
して小さく表示されているだ ラフィックなども使ってわか 比較的わかりやすいマニフェ は、よく掘り下げてあり、党 であり、スローガンと大まか に示されている。ただし、社 グ自体が、マニフェスト・選 込んだマニフェストであり、
けで打ち出しが弱く、自信の りやすく示されている。しか ストといえる。ただし、財源 としての問題意識と、政策の な政策の方向性を示したもの 会民主主義の考え方によって 挙公約といえるのか、判然と わかりやすい。野党のマニ
なさが表れている。「アベノ し、それに対して何をどう変 確保策・財政再建策について 方向性はわかりやすい。ただ にとどまっている。「自公」 どのような国家・社会を実現 しない。党のホームページで フェストとしては、このよう
ミクスのエンジンをフル稼働 えていこうとしているのか、 まったく触れられておらず、 し、現政権に対する反対姿勢 と「民共」との違いを一覧表 しようとするのか、の描き方 も、「ニュース」のログをた な絞り込みもありか。野党と
する」といったかけ声は踊る がわかりにくい。結局、自民 政策の実現性が担保されない は明確であるが、反対の先で にまとめたものはわかりやす が弱く、まずは反対、という どってやっとたどり着けるも しての政策提言の実効性の根
計
が、経済成長にどのようにつ 党の政策(スローガン)とあ とともに、国の将来に対して どのようなプロセスによって いが、全体として党が目指す 姿勢ばかりが前面に出ている ので、党として重視している 拠として、関連分野の議員提
総合
ながるのか、具体的なプロセ まり変わらないものもみられ も不安を抱かざるを得ない。 政策転換を図るのか、その実 理念・ビジョンがみえてこな 印象がある。大きな政策転換 ようにはみえない。党の基本 案の実績を掲載しているとこ
コメント
スがみえてこない。消費税率 る。国家としての将来像が明 さらには、憲法改正について 効性が問われる。野党共闘を い。大阪並みの改革を国でも を提示していることから、財 政策に沿って体系化している ろはおもしろい工夫である。
10%への引き上げ時期は明示 確に提示されていないため、 触れられていなかったり、原 掲げているが、政策的な連携 実施する、というロジック
源確保の見込みについては、 点は、一貫性がありわかりや ただし、政策は全般的に抽象
しているが、財政基盤を確立 場当たり的な対策の提示にと 発政策について自民党の政策 をどのように図るのか、財源 は、国政のマニフェストとし さらに具体的に踏み込む必要 すいが、政策の内容は抽象的 的で、実行プロセスなども明
するための具体策は示されて どまる印象になってしまって と齟齬があったりするなど、 提案を具体的な試算とともに てどれだけ妥当性・訴求力が があるのではないか。また、 であいまいなものにとどまっ 確でない場合が多い。
おらず、財政再建の道筋は
いると考えられる。財源確保 連立政権与党のマニフェスト 提示しているが、どれだけ実 あるのか、疑問も残る。
マニフェストの公開の遅れは ている。
立っていない。抽象的なス
策や財政再建策を具体的に提 として、どのように受け取れ 現可能性があるのか、それら
マイナスポイントである。
ローガンと個別具体の施策集 示しなければ、国民の信頼を ばよいのかわからない点があ に踏み込んでいく必要があろ
採点:
10点・・・・・・条件を満たしている
の合冊という印象であり、政 得ることは難しいのではない るのは、大きな問題といえ
う。また、読み手を意識した
権与党として国をどう変えよ か。
わかりやすいマニフェストの
▽条件を満たす割合に応じて配点
(例)条件の8割程度満たしている:8点
0点・・・・・・条件を満たしていない
新党改革
2016
経済政策については、
るか
④市民起点度
かまたち
2014
メ
点
性・実現可能性 目標・政策の実現可能性について、合
生活の党と山本太郎とな
る党
2016
再生」「女性活躍」「地方創 てまとめられている。重点政 いる。それぞれの柱にサブタ いる。特に、経済政策につい 考え方や政策を示している
政策の目標・期限・実現方法(工
20
日本のこころを大切にす
2014
政策BANKにおいて、「経済
ト
達成度・成果の事後検証は可能か
社会民主党
2016
コ
ン
独自の政策が示されているか
おおさか維新の会
メ
ビジョン・方針・政策が体系化されて
まれていないか
日本共産党
国家を目指すのかは、最重要 平和」の2つを争点としたい 望が、ゆきわたる国へ。」と ガンを強く打ち出し、野党共 とを打ち出しているのみで、 て、社会民主主義という立場 憲法の制定という方向性は明 スローガンが示されており、
ト
10
公明党
憲法改正によってどのような 「経済と暮らし」と「憲法と やや抽象的ではあるが、「希 安倍政権の打倒というスロー 大阪の改革を国で実施するこ 現政権に対する対抗軸とし
点
相互に矛盾する内容が無定見に盛り込
民進党
コ
ン
国家としての課題が捉えられているか
自由民主党
条件の3割程度満たしている:3点 等
る。
※「③政策の具体性・実現可能性」は2倍の配点