審議(1)-2 公開草案を再度公表する必要性の有無

審議事項(1)-2
資料番号
第 341 回企業会計基準委員会
日付
2016 年 7 月 25 日
プロジェクト
IFRS のエンドースメント手続
項目
公開草案を再度公表する必要性の有無に関する検討
本資料の目的
1. 2016 年 3 月 17 日に修正国際基準公開草案第 2 号「
「修正国際基準(国際会計基準
と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」の改正
案」を公表した。公開草案に対するコメントを 2016 年 5 月 31 日に締切り、公開草
案に寄せられたコメントを分析し対応案の検討を行ってきた。その結果、現状の文
案においては公開草案の提案から変更が行われた箇所がある。
2. この点、デュー・プロセスの観点から、公開草案を再度公表する必要性がないか否
かについて検討する。
公開草案の提案から変更を行った主な項目
3. 公開草案公表以後、作業部会及び親委員会における審議によって、公開草案の提案
から主に以下の点について変更を行っている。
項目
公開草案での提案
公開草案公表日以後
変更の理由
の対応
(1) ヘ ッ ジ 会 「削除又は修正」を オ プ シ ョ ン を ヘ ッ ジ 公 開 草 案 で 提 案 し た
計におけるオ 求めていなかった。
手段に指定する一定 「キャッシュ・フロ
プションの時
の場合について、当該 ー・ヘッジにおけるベ
間的価値に関
オ プ シ ョ ン の 時 間 的 ーシス・アジャストメ
する「削除又
価 値 の 変 動 の 取 扱 い ント」の「削除又は修
は修正」の追
を「削除又は修正」し 正」と同趣旨の「削除
加(修正会計
た。
又は修正」が必要との
基準第 2 号第
コメントに対応した
6-3 項及び第
ものである。
7 項)
4. 前項の変更点は、公開草案において「キャッシュ・フロー・ヘッジにおけるベーシ
ス・アジャストメント」について「削除又は修正」を提案した基本的な考え方(そ
の他の包括利益に含まれたすべての項目について、その後、純損益へのリサイクリ
ング処理が必要であるのは、純損益と包括利益は本質的に時期の相違に過ぎないた
めであり、すべての期間の純資産の変動(所有者の立場での所有者との取引から生
じた変動を除く。)が純損益合計にも包括利益合計にも反映されるべきである)を
変更するものではなく、公開草案に寄せられたコメントを受け入れて追加的に修正
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財務会計基準機構のWebサイトに掲載した情報は、著作権法及び国際著作権条約をはじめ、その他の無体財産権に関する
法律並びに条約によって保護されています。許可なく複写・転載等を行うことはこれらの法律により禁じられています。
審議事項(1)-2
したものであり、公開草案を再度公表する必要はないと考えられるがどうか。
ディスカッション・ポイント
上記の対応についてご意見をお伺いしたい。
以 上
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法律並びに条約によって保護されています。許可なく複写・転載等を行うことはこれらの法律により禁じられています。