第三者農業経営継承の取り組み

平成25年度普及活動成果
第三者農業経営継承の取り組み
要約
第三者経営継承とは、後継者のいない農業経営者の経営資産(農地・機械施設・家畜・樹木・
技術・経営ノウハウなど)を、第三者である新規就農希望者に継承すること。
管内の花壇苗生産を行っていた移譲農業者(リタイヤ希望農業者)の有形資産や技術・無形資
産を第三者の継承希望者(新規就農者)へ受け渡すことで経営の継承・就農を支援した。
現状(
現状(背景)
背景)と課題
〔課題〕
・新規で農業へ参入するには農地・施設・技術など
それぞれ独自で獲得必要。
・後継者がいない農家の技術・経営ノウハウが継承
されない。
・農業経営移譲農業者と継承希望者のマッチングが
なされていない。
目標
・第三者農業経営継承者:1 名
活動内容
活動内容
・花壇苗生産を行っていた移譲農業者(リタイヤ希望農業者)と継承希望者(就農希望者)の両者の
意向を確認。両者マッチングにより農業経営継承事業の事前体験研修制度を活用(10/18-31)。
・関係機関(奈良県農業会議・市村・JA・後見人(法人役員)・振興事務所)によるコーディネートチー
ムを構成し、継承研修の状況確認と継承合意書作成支援、就農後の経営展開を支援。
成果
継承希望者(就農希望者)は農業経営継承事業事前体験研修の後、継承合意(農地・
施設等を譲渡)がなされ、農業経営者として自立した。
普及活動のポイント
・事前体験研修中に移譲農業者の経営内容の把握してもらい、継承後の経営構想につなげた。
・コーディネート会合を行い、研修状況の把握と両者の意向確認し、合意書案の作成。
・青年就農給付金等の事業の活用支援。人・農地プランの地区説明会の支援。
対象の変化
・事前体験研修の後、すみやかに継承合意に至り、花壇苗生産者として自営された。
対象者からのコメント
・各関係機関からの指導のおかげで農業経営者となることができました。
これからの活動ビジョン
これからの活動ビジョン
・新たな新規参入の手段として、事業の活用を進める。
農業普及課
担当:農業指導係
木矢・藤田
活動体制(コーディネートチーム)
活動体制(コーディネートチーム)
農業経営継承事業
JA ならけん
市 村
東部農林振興事務所
経営移譲希望者
農業会議
経営継承希望者
後見人