期もほぼ満床を維持しました。 関連事業の着実な推進 5,696 平成27(2015)年度 526 (3社) 億円 ↓ 平成元(1989)年度 百貨店事業は、株式会社ジェイアール東海髙島屋(流通部門)が 出資子会社・その他の事業部門) が名古屋マリオットアソシアホテル ジェイアール名古屋タカシマヤを運営し、駅の直上という好立地を を運営しています。駅直上の立地や高層階からの眺望、グレードの 活かして、高い集客力を発揮しています。売場のリニューアルや積極 高い設備等が好評であり、平成28 (2016) 年3月期の客室稼働率は 的な販売促進施策等により、平成28(2016)年2月期の売上高は、 89%超 (年平均) と高い水準を維持しています。 平成12 (2000) 年の開業当時の約2倍、過去最高の1,301億円 (対 これら3社の平成28(2016)年3月期における営業収益合計は 前年103.2%) となりました。 1,750億円 (単純合算) でした。 マネ ジメント・レター 連結子会社営業収益(単純合算) ホテル事業は、株式会社ジェイアール東海ホテルズ(当社100% ■ JRゲートタワー計画 (28社) 億円 JRゲートタワー計画は、タワーズの隣に、オフィス、商業施設、 ホテ JRゲートタワー (左) とJRセントラルタワーズ (中央・右) ル、バスターミナル、駐車場等で構成される高層複合ビルを建設す 重 点 施 策・経 営 戦 略 る計画です。高さ約220m、延床面積は約260,000㎡と概ねタワー ズの6割程度の規模で、タワーズと一体で利便性の高い魅力ある都 当社は名古屋駅のJRセントラルタワーズやJRゲートタワー計画 に代表されるように、駅立地を十分に活かすことができる事業をは 市空間を創造し、名古屋駅周辺地区にさらなる賑わいをもたらしま の拡充に努めてきました。今後もグループ会社と一体となって事業 にビル全体の管理・運営はジェイアールセントラルビル株式会社が じめ、鉄道事業との相乗効果が期待できる分野を中心に収益基盤 す。 JR東海グループでの効率的な運営の観点から、タワーズと同様 を展開することで、収益及び利益の拡大を図っていきます。 行い、 「タカシマヤ ゲートタワーモール」 等の商業施設に加え、 「 名古 ▶ 関連情報(表1「連結子会社一覧表」)はP51へ 屋JRゲートタワーホテル」 が入居します。 「タカシマヤ ゲートタワーモール」 は、約150のファッション・雑貨 等のショップを集積し、現在のジェイアール名古屋タカシマヤでは捉 えきれていないカテゴリー・価格帯のショップを取り揃えることで、 二館一体となった効果的な展開を図っていきます。 当社グループは運輸、流通、不動産、その他の 図1 連結子会社営業収益の推移 (単純合算) 運輸部門 活かして、百貨店の運営や、駅・車内における物 品・飲食物等の販売サービスを行っています。 5,561 5,577 (28 社) (29社) 5,259 (29社) 5,112 5,073 (31社)(5,181 (29社) 社) (億円) 5,000 (31社) 29 129 (29社) 2,436 ( 社) 3,820 3,850 30 3,693 (30社) 3,556 (30社)(29社) 4,000 3,350 (30社) (30社) 639 3,000 2,101 2,490 1,000 また、タワーズとあわせた店舗数が日本最大級となるレストラン フロアに加え、家電量販店、 フィットネスクラブ、保育施設、医療施設 等も入居します。 ビ ル 建 設 工 事 は 平 成 2 7( 2 0 1 5 )年 1 2 月に上 棟し、順 調に進 んでいます。オフィスリーシングも順 調に進 捗しており、平 成 2 8 ( 2 0 1 6 )年 1 1 月のオフィス入 居 開 始 、平 成 2 9( 2 0 1 7 )年 4 月の テル」開業に向け、最盛期を迎える内装・設備工事を着実に進めて いくとともに、営業・宣伝活動を本格化するなど、万全の準備を行っ ていきます。 0 ■ その他の取組み 流通事業については、取扱商品の刷新や店舗のリニューアル等 ■ JRセントラルタワーズ 「名古屋うまいもん通り」 「いいもの探訪」 ウェブサイト を進めることにより集客力や商品力を高めていきます。また、不動 ズ (以下、 「タワーズ」 という。) は、高さ245m、延床面積約417,000 産事業においては、平成27(2015)年度に、名古屋駅構内のレス 関連事業の柱としてきました。また、首都圏・関西圏においては東海 ㎡を誇る当社グループの関連事業の中核であり、当社の連結子会 トランゾーン「名古屋うまいもん通り」等のリニューアルを実施し 道新幹線の駅及び関連設備しか保有していないため、新幹線駅構内 社3社がオフィス、百貨店、ホテル等の事業を展開しています。平成 ました。平成28(2016)年度も引き続き既存の駅ビル等の商業施 や高架下などの限られたスペースを有効に活用し、開発に取り組ん 12 (2000) 年の全面開業により、当社の関連事業収益は大きく増加 設においてリニューアルを実施していきます。 できました。このように駅立地を十分に活かすことができる事業をは しました。 図 1 そのほか、沿線の魅力的な商品を紹介するサイト 「いいもの探訪」 じめ、鉄道事業との相乗効果が期待できる分野を中心に収益基盤の オフィス事業は、タワーズを所有するジェイアールセントラルビ を通じて地域活性化に取り組むとともに、平成28(2016)年内の 確保に努めています。 ル株式会社(当社100%出資子会社・不動産部門)が運営していま ネット通信販売事業の開始に向けた準備を進めていきます。 名古屋駅直上の複合型超高層駅ビルであるJRセントラルタワー す。開業以来高い入居率で推移しており、平成28(2016)年3月 参考資料 JR東海は、当社の駅で最大の乗車人員を誇る名古屋駅の開発を 東海旅客鉄道株式会社 2016 「名古屋JRゲートタワー ホテル」 完成イメージ ’00.3 ’01.3 ’02.3 ’03.3 ’04.3 ’05.3 ’06.3 ’07.3 ’08.3 ’09.3 ’10.3 ’11.3 ’12.3 ’13.3 ’14.3 ’15.3 ’16.3 注: ( )内は各年度末時点の連結子会社数 30 主体型のホテルとします。 「タカシマヤ ゲートタワーモール」及び「名古屋JRゲートタワーホ 平成28 (2016) 年3月期の当社を除く連結子会 社の営業収益 (単純合算) は、5,696億円でした。 性の高さと眠り心地の良さを追求し、上質感と機能性を備えた宿泊 会社概要 2,000 (19社) 鉄道車両等の製造、各種鉄道設備の保守・検査・ 修繕等を行っています。 その他 4,624 4,362 (30社) 4,105 (30社) の事業部門では、主要駅におけるホテル事業や 旅行業、広告代理店業等を展開しているほか、 不動産部門 5,286 不動産部門では、駅部及び高架下の開発や、駅 ビル等の不動産賃貸等を行っています。その他 流通部門 5,696 各事業を展開しています。運輸部門は、鉄道事 業とバス事業、流通部門では、鉄道の集客力を 「タカシマヤ ゲート タワーモール」 完成イメージ 「名古屋JRゲートタワーホテル」 は全350室で、駅直結という利便 ESG情報 ■ JR東海グループの事業展開 東海旅客鉄道株式会社 2016 31
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