平成 27 年度 公益財団法人山梨総合研究所 事業報告書

平成 27 年度 公益財団法人山梨総合研究所 事業報告書
(平成 27 年 4 月 1 日~平成 28 年 3 月 31 日)
1.地域社会の健全な発展を目的とした自主研究・自主事業の実施及び、研究会・セミナー
等開催の分野
(1)
「アジアフォーラム 21 研究会」の実施(平成 11 年度から継続)
①アジア地域の経済・政治状況の調査研究、及び県内企業とアジア各国企業との連携に
ついて産業界・県立大学などと共同研究を実施⇒7 回開催
②海外視察の実施
✈実施日:平成 27 年 8 月 30 日~9 月 3 日
視察先:≪インドネシア≫ジェトロ・ジャカルタ事務所、インドネシア大学工学部、
PT.PROGRESS DIECAST、宮坂インドネシアなど
目
的:インドネシアの政治・経済情勢、日系進出企業の活動状況等の情報収集
参加者:6 名
③忠北発展研究院との研究交流の実施(通算 8 回目)
実施日:平成 27 年 9 月 18 日
場
所:忠清北道・槐山郡庁(日本・韓国にて隔年相互開催、今回は韓国)
テーマ:有機農業、有機食品市場(有機農産業エキスポのオープニングイベントとし
て開催)
内
容:日本側(山梨総研 1 名)
、韓国側(忠北発展研究院 1 名、中原大学 1 名)か
ら、それぞれ調査成果を発表
有機農産業エキスポの視察(山梨県でもブースを出展)
参加者:3 名(シンポジウムへの総研参加者)
(2)
「新世紀甲府城下町研究会」の実施(平成 14 年度から継続)
甲府城の整備や新都市拠点整備事業を踏まえ、江戸文化の復活とまちづくりについ
て各界有志による共同研究を実施⇒5 回開催
(3)
「環境・健康ビジネス研究会」の実施(平成 18 年度から継続)
地域資源を活かした環境・健康産業の振興に関わる具体的な方策の検討を目的に、行
政・企業・学界・NPO などの関係者による研究会を実施⇒7 回開催
(4)携帯アプリ利用に関する調査研究
GPSを利用した携帯アプリが数多く開発される中で、観光振興・地域振興に活用さ
れる事例が出てきており、本研究では「イングレス」と呼ばれるゲームアプリに注目
し、勉強会、先行事例調査、イベントの開催、アンケートの実施等を通じて、山梨で
の地域活性化への寄与の可能性について、調査・研究を実施
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(5)甲府市中心市街地の活性化に関する調査研究
中心市街地活性化基本計画や甲府駅南口周辺地域景観整備事業が実施されている県
都甲府市であるが、賑わいの復活までには至っていないことから、中心街商店主との
意見交換や県外での活性化成功事例等の検証を通じて、甲府市中心部の活性化方策
について調査・研究を実施
(6)色彩の利用に関する調査研究(平成 28 年度継続研究)
まちづくりに「色彩」を活用することをテーマに、初年度となる平成 27 年度は文献
整理、先進地視察などを実施
なお、平成 28 年度は、先進地視察に加えて、アンケート調査なども実施し、街のシ
ンボルやそれに合う「地域の色」の調査・研究を実施する予定
(7)自主研究発表会の開催
実施日:平成 28 年 3 月 14 日
場
所:山梨県立図書館 交流ルーム 101
参加者:39 名(総研関係者を含む)
内 容:平成 27 年度実施自主研究の発表(計 3 件)
2.自治体等から受託した公益目的事業の調査・研究事業の分野
(1)山梨県、市町村等からの委託研究
地方創生、産業政策、観光振興、福祉・介護・子育て、教育、まちづくり、経済効果
等、地域の諸課題に関する調査研究の支援
(2)農業団体・NPO団体等からの委託研究
都市農村交流推進手法、環境保護とイベント評価等に関する調査研究の支援
(3)人材育成研修の企画、実施
「甲府市政策形成能力開発講座」、
「山梨県内異業種交流研修」、
「山梨県新任職員研修」
等の実施の支援
(4)受託件数 37 件(前年度比 11 件減)
、受託金額 85,514 千円(同 3,883 千円増)
(税抜)
3.人材育成の分野
(1)理事長研修の実施
受託事業の質向上と研究員のレベルアップを図ることを目的に実施⇒6 回実施
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(2)身延町との共同研修の実施
実施日:平成 27 年 8 月 21 日
参加者:身延町関係者 40 名、山梨総合研究所理事長他 11 名
テーマ:
「身延町における人口ビジョン、地方版総合戦略」
(3)インターンシップの受け入れ、指導
山梨大学
1名
山梨県立大学
4名
計5名
4.研究交流及び、情報の収集・提供の分野
(1)研究交流の実施
①忠北発展研究院との研究交流の実施⇒通算 8 回目
②地方シンクタンク協議会・中部ブロック若手研究員研究発表会への参加
発表者として研究員 2 名参加(ほか、専務理事参加)
発表テーマ:
「携帯アプリ利用に関する調査研究」
③首都圏自治体シンクタンク連絡会議への参加
研究員 2 名参加(今回は、研究発表なし)
④そのほか、山梨県、甲府商工会議所、山梨中銀経営コンサルティングなどと研究・情
報交流を実施
(2)情報提供・資料収集の実施
①各種団体からの依頼に対して講師を派遣⇒16 回
②各種委員会への委員派遣、講師紹介など
③ホームページにおいて自主研究・自主事業の成果を配信
④新聞等への寄稿、取材への対応
毎日新聞コラム欄への記事提供 25 回(「21 世紀 Do Tank 発」
)
山梨日日新聞、朝日新聞、山梨放送、テレビ山梨からの取材対応
⑤「ニュースレター」の発刊(毎月)
⑥メールマガジンの配信(毎月)
⑦自主研究発表会の開催(平成 28 年 3 月)
(3)機関紙等の発行
①「地域から未来が見える」の発刊(年1回)
②「事業実績一覧表」の発刊(年1回)
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5.その他
(1)事務所移転準備資金取扱規程の制定及び積立の実施
今後想定される事務所移転もしくは一時移転の支出に充当するため、特定費用準備
資金として、
「事務所移転準備資金」の取扱規程を制定し、450 万円の積立を実施
(2)OB会の開催
OB・現役合わせて約 70 名に上る山梨総合研究所の人的ネットワークの構築を図る
こと等を目的に実施
実施日:平成 28 年 1 月 30 日
場
所:岡島ローヤル会館
参加者:47 名
(3)顧客満足度調査の実施
取り組み姿勢や成果物の品質向上、顧客満足度の向上を目的に、委託研究の発注元に
対して、研究終了後、総研の取り組みに関するアンケート調査を実施、今後毎年行っ
ていく予定
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