標準施工仕様書 [サイディングボード下地(艶有仕上げ)] 工程 材料・調合 施工用具 塗回数 間隔時間(23℃) 所要量 2液弱溶剤形オールマイティー ふっ素樹 脂クリヤー サイディングボードの補修を行い、エフロレッセンス、 ゴミ、砂塵、油脂分などの付着物はワイヤーブラシ、かわすき、サンドペーパー、ウエスなどで除去してください。 素地調整 高圧洗浄機にて水洗いし乾燥した清浄な面とします。 上塗り キクスイSPパワーフッ素クリヤー (艶有) 主 材:12kg 硬化剤:3kg はけ、 ウールローラー 塗料用シンナーA:0∼6L エアレススプレー 等 工程内 4以上 2 54∼62㎡/15kg 0.24∼0.28kg/㎡ 注1) 上記の各数値は、全て標準のものです。施工方法・下地の形状によって異なります。旧下地の種類によっては、下塗りが必要な場合があります。 [サイディングボード下地(シルキーマット(3分艶相当)仕上げ)] 工程 材料・調合 施工用具 塗回数 間隔時間(23℃) 所要量 ングボードの補修を行い、エフロレッセンス、 ゴミ、砂塵、油脂分などの付着物はワイヤーブラシ、かわすき、サンドペーパー、ウエスなどで除去してください。 素地調整 サイディ 高圧洗浄機にて水洗いし乾燥した清浄な面とします。 (1回目) (艶有) 主 材:12kg 硬化剤:3kg はけ、 ウールローラー 塗料用シンナーA:0∼6L エアレススプレー 等 キクスイSPパワーフッ素クリヤー (2回目) (シルキーマット (3分艶相当)) 主 材:12kg 硬化剤:3kg はけ、 ウールローラー 塗料用シンナーA:0∼6L エアレススプレー 等 上塗り キクスイSPパワーフッ素クリヤー 上塗り 1 工程内 4以上 107∼125㎡/15kg 0.12∼0.14kg/㎡ ー 107∼125㎡/15kg 0.12∼0.14kg/㎡ 1 注1)上記の各数値は、全て標準のものです。施工方法・下地の形状によって異なります。旧下地の種類によっては、下塗りが必要な場合があります。 注2)上塗り(1回目)は必ず艶有をご使用ください。艶調整品は白ぼけの原因となります。 注3)凹凸が大きい下地では、塗膜に厚みが出て艶が消えにくいことがあるため、施工は控えてください。 [磁器質タイル下地(艶有仕上げ・シルキーマット仕上げ)] 工程 材料・調合 施工用具 塗回数 間隔時間(23℃) レッセンス、 ゴミ、砂塵、油脂分などの付着物はワイヤーブラシ、かわすき、サンドペーパー、 ウエスなので除去してください。 素地調整 エフロ 汚染がひどい場合は、 タイル用薬剤などで洗浄を行い、高圧洗浄機にて水洗いし乾燥した清浄な面とします。 主 材:3kg 無希釈 吸水調整 シランコートT はけ、 ウールローラー 工程内 2以上 1 所要量 30∼60㎡/3kg 0.05∼0.1kg/㎡ 上塗り 上記サイディングボード下地の上塗りに準ずる。 ※ 上記の各数値は、全て標準のものです。施工方法・下地の形状によって異なります。 ※ 上塗り(1回目)は必ず艶有をご使用ください。艶調整品は白華の原因となります。 ※ 大理石、ラスタータイルなど特殊なタイルは、付着しにくいので試し塗りで付着を確認の上ご使用ください。 材料の混ぜ合わせ ①下塗りおよび上塗りは、主材と硬化剤の混合比を厳守し、右表に示す割合のシンナーを加え 均一に薄めてください。希釈には「塗料用シンナーA」 を使用して下さい。 ②可使時間は、6時間(20℃) とします。可使時間を過ぎた材料は使用しないでください。 施工方法 ウールローラー、刷毛 エアレススプレー エアスプレー 希釈率(%) 0∼10 5∼15 15∼40 適 応 下 地 荷 サイディングボード各種・磁器質タイル(施釉、無釉) ・石材調塗材 無機 光触媒 サイディング 有機 ボード 水系 金属 注1)シーリング面は、塗膜の汚染・剥離などの不具合を 起こす場合があるため施工しないでください。 希釈量(L)/セット 0∼1.5 0.7∼2.3 2.3∼6 姿 キクスイSPパワーフッ素クリヤー 15kgセット(主材:12kg/缶、硬化剤:3kg/缶) 3kgセット(主材:2.4kg/缶、硬化剤:0.6kg/缶) 塗料用シンナーA シランコートT 16L/缶 3kg/缶 1. 下地がコンクリート、 モルタルの場合は素地の乾燥は十分に行い、水分10%以下、pH10以下で施工してください。 2. 外部の下地で巣穴、段差などがある場合、 セメント系下地調整塗材「BR#15」等で処理してください。 3. シーリング材の上に施工する場合、 シーリング材の種類等により、汚染や密着不良を起こすことがあります。詳しくは弊社営業所までお問い合わせください。 4. 材料は直射日光下又は0℃以下での保管は避けてください。 5. 溶剤形の製品を取り扱う場合は特に火気に注意し、消防法及び労働安全衛生法等を厳守してください。 6. 施工時は換気を十分に行ってください。 7. 希釈の必要な製品は指定の希釈材を使用し適切な量、適切な方法で均一に薄めてください。 8. 施工場所の気温が5℃以下、 湿度が85%以上又は結露の発生が考えられる場合は、塗膜の乾燥過程で種々の欠陥を生ずることがありますので、施工を避けてください。 9. 各種標準施工仕様に記載の所要量及び間隔時間を守って施工してください。 10. 降雨、 結露、降雪のおそれ、 または強風のおそれがある場合は施工を避けてください。 11. 磁器タイル洗浄用の酸が表面に付着すると変色したり、 溶解することがあります。磁器タイルの洗浄用の酸が塗装面に付着する可能性がある場合は、必ず塗装面のマスキングを行ってください。 12. 軽量モルタル、 ALCパネル、高断熱型窯業系サイディング及び発泡ウレタンなどに施工する場合は、 蓄熱したり、水の影響や、下地の状態、塗装時の環境など条件により、塗膜の膨れ、 はがれなど が生じることがあります。 13. 被塗物の形状、 膜厚や色目、 塗回数、 希釈率により、 つやが異なって見える場合があります。 また、 刷毛・ローラー塗装時の塗継ぎ箇所で艶むらを生じやすい傾向にあります。試し塗りの上、 本施工してください。 14. 外部に施工の場合、 彩度の高い色は退色、 色むらが早期におこる場合があります。 また濃色や原色に近い色彩は、塗膜をこすると色落ちや色移りすることがあります。 15. 改修、 改装工事の場合は、弊社営業所にご相談ください。 16. 希釈した製品は、 長期間保管後使用しないでください。 17. 製品の取り扱いについての一般的な注意事項の詳細はSDS (安全データシート) を参照してください。 本社 名古屋市中区錦2丁目19番25号 日本生命広小路ビル ●このカタログは、2016年6月の情報により作成しております。 ●このカタログに記載の製品は、予告なしに仕様や取り扱いを変更することがあります。 ●諸官公庁等の特記仕様がある場合は、それを最優先して下さい。 vol.1 16.7 E T キクスイSPパワーフッ素クリヤー サイディングボード各種・磁器質タイル・石材調塗材用 進化を続ける キクスイSPパワーフッ素クリヤー 外壁塗料の耐久年数 サイディングボード各種・磁器質タイル・石材調塗材用 ふっ素樹脂塗料は、そのハイレベルな 性能上割高になりますが、耐久年数が フッ素系 高級シリコン系 価格 シリコン系 ウレタン系 安い 外壁の美しさを長期にわたり守ります。 高い 高耐久性・超低汚染性・UVカットを兼ね備えたフッ素のパワーが、 アクリル系 す。さらに当社独自の技術開発により、 13∼15年 お求め易くなりました。ランニングコス 10∼12年 7∼9年 5∼6年 長いので改修回数は少なくてすみま 16∼20年 トをポイントにご満足いただける提案が 可能です。 可能で 短い 長い 期待耐用年数 クリヤー塗装で表面の保護・光沢の復活 2液弱溶剤形オールマイティー ふっ素樹脂クリヤー Kikus s ui SP Power Fluorine Clear 塗装前 日々、紫外線や酸性雨などにより少しずつ劣化してしまっている外壁は「キクスイSPパワーフッ素クリヤー」を塗って保護・光沢の復 活ができます。シリコンだけでなく、さらに上回るふっ素樹脂を含んでいるので優れた耐久性を発揮。また、紫外線吸収剤を配合してい るので、さらに外壁の劣化を抑えることが可能です。 シリコン効果 フッ素効果 旧塗膜 旧塗膜 旧塗膜 戸建住宅にも SI C C C を塗装すれば・・・・ C 下地 C O O SI O SI O O F C C 強力なシロキサン結合を形成する「キ クスイSPパワーフッ素クリヤー」を塗 装することで、紫外線による劣化を抑 えることができます。 塗装後 キクスイSPパワーフッ素クリヤー 290 320 UVC キクスイSPパワーフッ素クリヤー F C F キクスイSPパワーフッ素クリヤー さらに、4フッ化フッ素樹脂の強力な結 合により耐久性が優れています。 紫外線種類と波長について 190 F C C そのままの状態で放置していると… 紫外線(高エネルギーの電磁波)に より、塗膜が次第に劣化していきます。 汎用クリヤー F C F SI O 塗装後 地上に届く紫外線 旧塗膜 紫外線 370 400(nm) UVB UVA UVB UVA 可視光線 75 地上に届く 各紫外線の強度比率 50 防藻・防カビ剤を配 UVB 4.5% 25 0 250 防藻・防カビ性 300 350 波長(nm) 400 450 UVA 95.5% 紫外線は、地球に到達する太陽光線のうち、通常190∼400nmの波長の光線を指し、波長の短い方から、UVC:290nm以下、UVB:290∼ 320nm、UVA:320∼400nmに分類されます。このうちUVCについては、オゾン層で遮られ地上には到達しません。地上に到達して塗膜劣 化の原因となる紫外線は、UVBとUVAです。その中でも、地上に到達する光のエネルギーの強度比率でみると約95.5%がUVAとなります。 キクスイSPパワーフッ素クリヤーは、UVBに加えUVAが下地に透過するのを効果的にカットし、外壁の劣化を防ぐことができます。 藻やカビ 合していますので、 美観を損なったり、健 康に害のある藻やカ ビの発生を防ぎます。 住まいの外壁は、紫外線、熱、雨風など様々な環境要因で年月と共に塗膜が劣化し ていきます。劣化を放置しておくと建物の老朽化を進めてしまいますので、早めの 紫外線(UV)カット 4フッ化フッ素樹脂の採用 改修が大切な建物の寿命を延ばすポイ 紫外線をクリヤー層 ントです。一般にアクリル系樹脂塗装で で効率的にカットし、 化学的にはフッ素は元素記号Fで表わされます。 透 過 さ せ な い こと 周期表の中で最右列の希ガス類を除いて、右上にい あれば5∼6年の耐久年数とされ、居住 年数を考えると改修回数は少ないとは で、下地の劣化を防 くほど安定で強い結合をするので、フッ素を用いた結 ぎます。 合はとても強力です。 F 超低汚染性 「キクスイSPパワーフッ素クリヤー」は シロキサン結合によ 優れた低汚染性を発揮する「シリコン樹 り塗膜表面が親水性 脂」と抜群の耐久性を発揮する「ふっ素 なので、降雨時の雨 水と馴染んで壁に着 汚染物質 いた汚染物質を洗 い流します。 周期表(元素記号) C 希ガス類 H Li He Be B F C Cℓ C N O F F Mg Al Si P S CI はすでにいろいろな分野で使用されて F C 工ができるものであり、常温で4フッ化 C F F フッ素樹脂を使用することは困難でし た。しかし、近年の塗料技術の向上によ り、常温の塗料にも4フッ化フッ素樹脂 を取り入れることに成功したのです。 従来の塗料に使用されていた3フッ化 Ne Ar います。しかし、フライパンなどは熱加 フッ素塗料に比べて表面張力が低いた 3フッ化フッ素樹脂 Na 4フッ化フッ素樹脂は日常生活の中で F 結合弱 言えません。 を塗布することで長期にわたり外壁の耐候性や美観を保持することができます。 O C C 100 キクスイSPパワーフッ素クリヤー 樹脂 (4フッ化フッ素樹脂) 」 を配合、 サイディングボードや上塗り塗装の上にクリヤー SI 塗装前 透過率(%) ビル・マンションにも SI キクスイSPパワーフッ素クリヤーと 汎用クリヤーとの紫外線透過特性の比較 艶 有り・シルキーマット (3分艶相当)からお選び 頂けます。 O O O C C 塗装後 SI O SI F C C 下地 C キクスイSPパワーフッ素クリヤー F SI O SI O C 下地 下地 C O O 4フッ化フッ素樹脂 紫外線に強い め、汚染に強く、 C−Fの強い結合力にも とづく非常に耐候性に優れた、まさに究 極のふっ素樹脂塗料です。
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