5.極低温トライボロジー材料 (1)トライボロジーの基礎 表面の接触と摩擦・摩耗 金属表面の状態 μ = 0.7以上 μ = 0.2 - 0.3 摩擦係数 摩擦面の潤滑状態と摩擦係数 摩耗の形態 接触面の変形 (1)材料の降伏 P = 1.1 Y A =π( k R W ) 2/3 (2)完全塑性流動 P=3Y A=kW (Y:引張りにおける弾性限界) 比摩耗率と硬さの関係 摩耗係数 摩擦摩耗に及ぼす金属の組合せ (2)極低温液体中でのバーンアウト摩耗 バーンアウト摩耗 核沸騰から膜沸騰に移るときの熱伝達の急激 な低下による熱損傷(バーンアウト現象)のため 、摩擦面が溶ける摩耗状態 液体窒素中でのAg-Cu合金ピン/Ti合金摩擦試験 (融点:961℃) (882℃) (900℃) (1083℃) 相手Ti合金の摩擦面の表面形状 バーンアウト摩耗の防止 液体窒素中でのAgピン/TiNコーテイング摩擦試験 (3)PTFEなど樹脂や複合材の摩擦・摩耗 ① 極低温気体中でのすべり摩擦試験 液体窒素中でのPTFEピンの摩擦 ストライベック数 = 粘度 × 速度 / 荷重 境界潤滑 → 混合潤滑 → 流体潤滑 PTFEとPTFE複合材の低温引張り強度 PTFE複合材ピンの摩擦摩耗 ガラス繊維強化PTFEピンの摩耗 (a) 10 wt% ガラス繊維 (b) 24 wt% ガラス繊維 荷重: 265 N 摩擦速度: 10 m/s 液体窒素中 SUS440C 円板 直径3mmピン ガラス繊維/カーボン繊維の集積層 ② 低温ガス中でのすべり摩擦 低温窒素ガス中での摩擦係数の変化 PTFE(テフロン)の構造 PTFEのガラス転移温度 温度変化に対 する摩耗特性曲 線の求め方 低温酸素ガス中でのPTFE/SUS440Cの摩擦摩耗 (a) SUS440Cの酸化処理なし (b) 623Kで酸化処理 低温窒素ガス中でのPTFE/SUS440Cの摩擦摩耗 低温ガス中でのPTFE/Si3N4の摩擦摩耗 (a) ガス窒素 (b) ガス酸素 (4)軸シール材料の摩擦・摩耗 低温GHe中でのカーボンピン/Crメッキの摩擦摩耗 低温酸素ガス中でのカーボンピン/Crめっきの摩擦摩耗 (5)セラミック材の摩擦・摩耗 各種セラミックピン/SUS440Cの摩擦試験 液体酸素 ガス酸素(常温) 各種セラミックピン/SUS440Cの摩擦試験 液体窒素 ガス窒素(常温) 液体酸素/液体窒素中でのセラミックピンの摩耗 Zr2O3ピン摩擦面の移着状態(液体酸素試験) 移着状態の比較
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