当日配布資料(944KB)

マイクロ波加熱を用いた
大気圧下迅速チタン製錬法
京都大学
京都大学
京都大学
生存圏研究所
教授 篠原 真毅
生存圏研究所
准教授 三谷 友彦
生存圏研究所
研究員 樫村 京一郎
チタンの用途
・軽量(比重4.51)
・高強度(強力合金のσy> 1000MPa)
・安定性(ステンレス鋼と同等又はそれ以上)
かつ、「豊富な資源」
次世代のコモンメタル
従来技術
(酸化チタンの金属元素による直接還元)
金属チタン製錬では気相熱還元法が適応できない。
発明技術
マイクロ波を使って酸化被膜を除去する方法を開発した。
マイクロウェーブについて
空洞共振機の例)
マイクロ波の定在波を照射する方法であっ
て、磁気成分の振幅が最大値となる位置の
近傍に被処理物を配置してマイクロ波を照
射する。
新技術の特徴
a)迅速に還元作用が得られる
b)空気中でも製錬できる。
c)インゴットが得られる 。
d)低温(1000℃)で製錬できる。
従来法との比較
従来法
(電気炉加熱)
新技術
(マイクロウェーブ加熱)
チタン
粉末のまま
チタンの塊が確認できた
Temperature (℃)
マイクロウェーブ加熱時の温度変化について
Time (sec)
低温(1000℃)、かつ短時間の加熱で製錬できる
得られた金属チタンの結果
期待される用途
・金属元素による酸化チタンの直接還元法
・既存の溶融還元法高速化
・チタン結晶の成長制御
実用化に向けた課題
・含有酸素の制御
・Mgなどの還元剤回収
・結晶成長の制御
特許情報
出願番号
特願2012-160636
出願人
国立大学法人京都大学
発明者
樫村京一郎、篠原真毅、三谷友彦
お問い合わせ先
京都大学 産官学連携フェロー
関西ティー・エル・オー株式会社
アソシエイト 安部 英理子
TEL 075-753-9150
FAX 075-753-9169
Email [email protected]