大野平野を潤す田んぼの水は、どこから来るの?

報
道
機
関
各
位
平成28年 7 月19日
函館開発建設部 広報官
電話 0138-42-7702
大野平野を潤す田んぼの水は、どこから来るの?
~地域住民を対象とした農業水利施設現地見学会の開催~
函 館 開発 建設 部では、地域 住民の方々 へダムや用水 路な ど農業水利施 設の役割や しくみ
につ い て知 って もらい、農業 への理解を 深めてもらう ため 、土地改良区 や関係自治 体、農
協な ど と合 同で、7 月2 6日(火)に「農 業水利施設現 地見 学会」を開催 しますので 、お知
らせします。
北 海 道の水田 発祥の地であ る渡島平野 地区の田んぼ の水 は、森町から 大沼へ水を 引いて
蓄え ら れ、 峠を 越えて発電所 を通り、渡 島平野に張り 巡ら された数百キ ロメートル の水路
で導かれています。
とうしゆ こう
この見学会では、道南で最も古い取水施設である大野川頭 首 工 (大野平野地区)や農
業用 水 を貯 水す る上磯ダム( 上磯地区) のほか、大沼 の水 を利用する七 飯発電所の 見学も
予定 さ れて いま す。平成12 年から始め たこの見学会 は、 延べ1,30 0人余りが 参加す
る初夏の恒例行事となっています。
記
1
開 催 日
平成28年7月26日(火)8:30~15:30
2
見学場所
国営かんがい排水事業地区内(北斗市、七飯町、函館市)【別紙参照】
3
参 加 者
地域住民など20名程度
4
集合場所
渡島平野土地改良区
(北斗市本町711番地1、電話0138-77-8521)
5
主 催 者
渡島平野土地 改良区、上 磯土地改良区 、北 斗市、七飯町 、函館市、 渡島総
合振興局、新 函館農業協 同組合、函館 市亀 田農業協同組 合、函館開 発建設
部 【協力】北海道電力(株)、大沼合同遊船(株)
6
取 材方 法
取材 を希 望される方 は、平成28 年7月22日 (金 )まで に以下の問 合せ先
に連絡願います。(行程途中での取材も可能です。)
当日の見学会 参加者はバ スで移動しま すが 、取材を希望 される報道 機関の
方々は、各自の車で移動をお願いします。
【問合せ先】
国土交通省
北海道開発局
函館開発建設部
函館農業事務所
あいざわ
第2工事課
課
長
会沢
義徳
0138-42-7590
(内線289)
和也
0138-42-7590
(内線290)
いのうえ
第2工事課
第1建設係長
井上
函館開発建設部ホームページ
http://www.hk.hkd.mlit.go.jp/
平成28年7月26日(火)
午前の部: 8:30~12:00
午後の部:13:00~15:30
3
遊覧船
②大野川頭首工【9:05~9:15】
・大野川の水を用水路へ引き込むた
めの道南ではもっとも古い取水堰の
一つです。
見学状況
銚子口放水口
③銚子口放水口【9:45~10:00】
・大雨等で大沼の水位が上昇した際
に、噴火湾へ放流する施設です。
4
2
①大野川2支線【8:45~8:55】
・支線用水路で、親水空間を備え
た多自然型水路です。
・大野川幹線用水路の幅広水路は、
水深が浅く幅の広い水路にして水
温の低い大野川の水を温めていま
8
1
七飯発電所
④七飯発電所【10:55~11:25】
・大沼取水口から取り入れた水は、
約3kmのトンネルを通り、約100m
の落差により水力発電に利用します。
5
改良区
(集合場所)
6
⑤稲里揚水機場【11:40~11:50】
・用水は川上から川下に向かい流
れますが大野平野の地形の関係か
らこの地点で自然流下が出来なく
なるため揚水機により一段高い地
点に用水を送水する施設です。
(約170m先の吐水槽まで7m
を押し上げています。)
⑥開発三角地区【13:15~13:30】
・用水路では収穫された野菜の洗浄な
どのための階段工や、東屋を整備し憩
いの空間としています。
7
➇巴智上磯ダム【14:10~15:00】
・渡島平野の大野川の右岸側の水田
及び畑に対して水を供給するため、
戸切地川に建設したダムです。
・土や石で造るフィルダムです。
➆新川排水路【13:45~13:55】
・用水路を経て水田に運ばれた水は、
稲に給水されたり蒸発や地下浸透で
消費され、残りは排水路を通って川
に戻ります。
・雨が降ったときには付近が洪水に
ならない為の役割も果たします。