法人本部 - 社会福祉法人まりも会

平成 27 年度事業報告
法人本部
総括
中期目標について
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グループホームは、建設用地が小金井市内で見つからず、清瀬市内に範囲を広げて 1
年経過し、清瀬市役所近くに約 1000 ㎡の土地が見つかり、清瀬市役所など関係機関の了
解を取りつける段階になりました。平成 29 年度開設を課題にしています。
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基礎研修は年度末にようやく1日目を実施し、参加は職場状況もあり 6 名でした。次
年度に 2 日目の研修を行います。中期目標達成には、1 回に参加できる職員数は限られる
ため、研修の回数を増やすことが課題です。
重要課題について
くるめ園の預り金問題の対応、施設の自浄作用の不充分さが露呈し、不適切な支出の
解明に浅野・根本両理事が専念せざるを得なくなりました。また、そのことにより昨年
10 月までは法人本部機能は日常の業務対応が精一杯で、課題実現への取組が不充分とな
りました。本部体制が理事長を除くと理事 3 名(常勤は 1 名で清瀬療護園施設長)と事
務局職員 1 名(小金井市障害者福祉センターの経理事務兼務)という状況が機能不全の
要因の 1 つですが、本部が直接預り金の調査をしなければならない状況も組織運営とし
て検討しなければならないと思います。さらに、「くるめ園」施設長に異動した「まりも
園」施設長の後任もみつからず、事務局長が施設長を5ヶ月も兼務せざるを得ない状況
となり、法人の幹部職員の育成が不充分だったことも露呈しました。
平成 28 年度から社会福祉法改革に対応するためにも、法人本部運営の体制を整備すると
ともに、施設が責任を持った運営が可能にするために、法人の理念に基づき職員に業務の
指示ができる幹部職員が次年度取り組まなくてはならない課題です。
課
題
進捗状況
1) 法人理念の見直し
「10 年後のまりも会全体と各施設・事業
まりも会創設時の思いに立ち返り、法人の 所はどのように「発展」したいのか」のビジ
理念を職員全体で見直す必要があります。各
ョンの作成をすることを 8 月に経営会議で
施設の代表を含め、委員会を構成し、創設時
決めた段階で作業が中断しています。社会福
の思いを受け継ぎ、明日を示す法人理念の再
祉法改正による法人改革を職員と共に行っ
構築を行います。
ていくには不可欠なことで、次年度の課題し
継続して取り組みます。
2) グループホーム開設
清瀬市中里五丁目に定期借地での建設用
グループホームの開設に向けて用地の確 地の見通しが立ち、4 月に定期借地の申し入
保と開設のため必要な関係行政機関の了解 れを行う予定です。
を得ます。
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3) 研修計画
主任・副主任を対象に「監督職の役割」の
研修は、新規採用職員だけでなく、平成 研修を 3 月に実施しました(参加 6 名)。ま
た、基礎研修は 1 日目のみおこないました。
24 年以降採用の職員も対象とした基礎研修
講座と、在職 3 年以上を対象とした中堅職員 内容は、法人の沿革、組織、コンプライアン
ス、施設見学で、新採 2 年以内の職員で、沿
研修を行うとともに、利用者へのサービス提
供のスキル向上を目指した研修及びキャリ 革を知らない者をいて、基礎研修の重要性を
ア段位導入に向けたアセッサー養成研修な 新たに確認しました。
また、「くるめ園」の救護施設運営上の基
どの専門研修を行います。
礎知識についての職員研修を 8 月、9 月に計
6 回行いました。
4) 資格取得研修
介護福祉士、介護支援専門員の国家試験対
策の研修(隔週 3 カ所で実施)の最終年でし
介護福祉士の資格取得の研修は、受験資格
たが、介護福祉士7名が合格しました。
の経過措置の最後の年度なので、会場を1カ
所にして実施します。
5) 施設間交流
12 月に「新調理」による給食提供をテー
施設間の職員交流を深め、職員が相互の施
マに給食関係の交流会を行い、行事食への活
設から学ぶ機会を設けます。介護、看護、栄 用などが話題となりました。
養・調理など職域ごとの連絡会と、全職員を
職種ごとの連絡会は介護職、調理員、相談
対象とした交流会を行います。
員等の職種で1回実施し、参加はそれぞれ5
職域ごとの連絡会は、実施担当施設を決め
名、3名、6名であった。
て各職域年 2 回、交流会も年 2 回実施します。
また、職員の親睦と交流を深めるバーベキ
ュー会を 7 月に実施し、10 月 31 日にも実施
します。
6) 組織運営
リスクマネジメント委員会は毎月開催し、
法人は、月 2 回の経営会議で法人の方針
全施設のリスクを分析することにより、リス
(施設の重要な方針を含めて)を検討し、決
ク管理の共有化が進みました。事務標準化、
定しています。法人の方針を具体的な実施 清瀬改築、グループホーム等の委員会は組織
と、法人の課題を遂行していくために、次の
的には行えず、担当者の対応で終わっていま
委員会を設置します。
す。
事務局通信は、7 月から復刊し、当初は、
また、事務局通信を充実し、理事会、経営
会議の決定(経緯を含め)を職員に周知し、 理事会等の報告とくるめ園預かり金問題が
中心でしたが、法人の運営に関し職員に必要
組織決定の透明性を高めます。
な情報を周知しています。
7) 機関誌の発行
取り組めていず、次年度の課題です。
新たに、関係機関、地域町会に法人の活動
を理解して貰うために、法人機関誌の発行を
企画します。また、法人ホームページにも掲
載し、法人の活動を周知します。
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理事会・評議員会の開催状況
評議員会
開催日
議題
27.5.23
①平成 26 年度事業報告及び決算報告、②就業規則の改正(清瀬療護園、ま
りも園、くるめ園)、③給与規程の改正(清瀬療護園、まりも園)④施設生活
安心事業取扱規程の改正など
27.6.13
①くるめ園預り金管理の改善の方針
27.11.1
①倫理規程及行動指針の改正、②就業規則の改正(くるめ園)、③懲戒手続規
程の制定
28.1.23
①補正予算、②役員報酬規程の改正、③理事の選任など
28.3.27
①補正予算、②平成 28 年度事業計画及び予算、③就業規則改正(清瀬療護
園、小金井市障害者福祉センター)など
理事会(評議員会審議議案以外のもの)
開催日
議題
27.5.23
①評議員の選出、
27.6.13
評議員会と同じ
27.7.27
①くるめ園預り金管理に関する改善報告(東京都に提出)
27.8.29
①くるめ園預り金問題に関する懲戒処分、②くるめ園・まりも園の施設長の
選任、③清瀬療護園建替工事の入札など
27.11.1
①運営規程・重要事項説明書の改正(まりも園)
27.12.6
①清瀬療護園建替工事の請負契約、②清瀬療護園施設長の選出など
28.1.23
①くるめ園改修工事の入札など
28.3.27
①個人番号取扱要綱の制定、②平成 28 年度本部人事など
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