平成28年6月号 - 氷見市地域おこし協力隊

2016年(平成28
(平成28年)
6月1日発行(5)
九転十起 ~協力隊だより~ 6月号
全 国の祭りとはすご デ ンへ。マクロビ オ テ はやっぱり関 係が深い す。そんな水 間が氷 見
い。お 祭 り 男 の 活 躍 ィックをしているファ んでしょうか。
に興 味を持ったのはこ
が楽しみです。
んな理由から。
ミ リ ーのも と で 料 理
を し てい ま し た 。帰 神 奈 川 県 出 身 の 水 間 ﹁短 大で国文 科に所 属
していたこと も あ り、
。
富山県出身の荒井は 国 後 、協 力 隊 の 募 集 は 婚 活の担 当です 大 伴 家 持 さんを 身 近
自 然に優 しい農 業の を 見つ け て 応 募 。以 ﹁神 奈 川 県 平 塚 市の で婚活イベン に感じました。氷 見の
担 当 で す。な ん と 氷 前 から氷 見 が好 き だ 見に来る前は海 外に った ので 迷 い は あ り トの企 画を行っていま 万葉集への取り組みは
し た 。その経 験 をいか 面 白い。何 か 関 わって
いたそうです。
ませんでした。﹂
﹁東 京でマクロビオテ ス ウェー デ ンと は 驚 して氷見でも婚活イベ いければいいなと思い
﹂
ィックの料 理 教 室 を き で す 。荒 井 に は こ ン ト を ど ん ど ん 仕 掛 ます。
けていき たで す。特 に 万葉集。僕も勉強しな
する 会 社に勤 めてい んな趣 味も!
る 前 は 意 外 なこと ましたが、シェアハウ
﹁ 学 生 時 代 は 体 育 大 里山での婚活イベント くては!
ていました。 スに住んで多 様な生
学 創 作 舞 踊を専 攻し は近いうちに実現させ
2期生3名にインタビュー ﹁を北やっ
海 道の大 学 を
昨 年 か ら6 名で い くこ と に な り ま 卒 業 後 、東 北 の 震 き方を見たことがき て お り 踊 ること が 大 たい。市 外の女 性 を 氷 2 期 生 は 個 性 豊 か な
活 動 していた 地 域 す。さて新メンバー 災 復 興 に 関 わった っか けで都 会の生 活 好きです。10年くら 見に連れてきて氷見の メンバーが集まりまし
これからの活 動 が
おこし 協 力 隊 で す は ど ん な 人 た ち な ことがきっかけでそ に疑 問を感じるよう い前 までは 六 本 木 界 男性と結びたいという た。
﹂ 楽しみです。1 期 生と
が、
この4 月から2 のでしょうか。1 期 のま ま 漁 師 さ んの に な り ま し た 。思 い 隈で踊っていたことも 理想を持っています。
ぜひ 独 身 隊 員 の 結 婚 も ど も よ ろ し く お 願
﹂
期 生 と して 新 たに 生によるインタビュ 手 伝 いを し てい ま 切って会 社 を 退 職 し 笑。
も 面 倒 見 て ほ し いで い致します。︵左座︶
岩 村 茂 幸 、荒 井 智 ーで 彼 らの人 物 像 した。農業との関わ て縁のあったスウェー 身体を使うことと食
恵 子 、水 間 靖 子 の にせまりました。 り は あ り ま せ ん で
ションが作られており、
3 名 が 仲 間 に加 わ
したが、
30歳を迎
単にお 祭りというだけ
りました。
これから 千 葉 県 出 身の岩 村 え る に 当 たって 自 氷見では獅子舞が盛んです
でな く 、世 代 を 超 えた
は 9 名 が 各 地 域で は 長 坂の棚 田 を 担 分 を 固 め たいとい が、深 刻な担い手 不 足 も抱 え
地 域 間でのコミュニ ケ
の 活 動 に 参 加 して 当します。氷見に来 う思いもあり、本気 ていま す。私の住 む 脇 之 谷 内
ーションを 行 える 手 法
で 農 業 に取 り 組 も でも数 年 前 までは、獅 子 舞が
が獅 子 舞の練 習である
うと決めました。
﹂ 回 らなかった時 期 もあったと
と 感 じ ま し た 。私のよ
農 業 以 外でも 氷 見 のことでした 。現 在 青 年 団の
う な 新 参 者 が、地 域に
で や り た いこ と が メンバーは、1 0 名 もいませ
溶 け 込 むには、獅 子 舞
あるそうです。
ん。そこで、平成26年に30
の参 加 は うってつけで
﹁よさこいを運営 す 歳 以 上の男 衆が、獅 子 舞の型
す。どんな年下でも、獅
る 学 生 団 体に所 属 の伝 承 や カ ヤ 人 足・天 狗・獅
子 舞に関しては先 輩に
し てい た こ と が あ 子 頭として青 年 団に協 力し、
あ た り、先 輩 か ら 獅 子
り 青 春 1 8 切 符で この2年間獅子舞が継続され
舞の振 り 付 けや ざっく
全 国の夏 祭 りを 回 ていま す。脇 之 谷 内では本 祭
ばらんな話をお聞きし
った こ と が あ り ま りの2 週 間 前 か ら 日 々 練 習
舞を中年や壮年も含めて行う ました 。普 段 控 え目 な
す。長坂でも担い手 を 繰 り 返 していま す。かつて
ことで、地 域 内でも 世 代 を 超 地 域の人 も 、獅 子 舞に
不 足 で 祭 り がで き は、3 0 名 以 上いた若い獅 子
えた交 流が生 まれたと聞いて 関 し て は 熱 が 入 り ま
ていないとのことな 方 衆 も今は、青 年 団 だけでは
います。地元を離れた若者も、 す。真 剣で、双 方の思い
ので 経 験 をいか し なく、中 年や壮 年も含めた地
獅子舞の練習やお祭りに参加 を 伝 え るには 、こ れ 以
て 祭 りに 協 力 で き 域 全 体で行っていかないと継
することで、地 域 を 愛 する 郷 上ない機会でした。
れ ば と 思いま す。﹂ 続 が出 来 ない現 状です。獅 子
土 愛と男 同 士のコミュニケー ︵稲垣︶
※
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ి࿩ 新メンバーを紹介します
脇之谷内地区の保存会のメンバーとともに獅子舞を練習する隊員
(5月12日・撮影)
九転十起
地域おこし協力隊総勢9名に
※
薮田ハウスで1期生釜石からインタビューを受ける3名の2期生
左から岩村・荒井・水間 (5月12日・撮影)
協力隊だより
※
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世代を超えた地域のコミュニケーション
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※
協 力 隊 員 が みつけ た 氷 見 の いいと こ ろ
17 0 0 人が訪れたそ
うです。
このかかし制作
地 域 お こ し 協 力 隊 が 関 わ る イベン ト 日 程
6 月 4 日︵ 土 ︶ 床鍋虫送り
松 明・藁 細 工 体 験
6 月 1 9 日︵ 日 ︶ 稲 積 う め ま つ り
第 2 回 玄 米 イベン ト
竹 でつ く る 楽 器・ス ピ ー カ ー
6 月 2 6 日︵ 日 ︶ ビ オ マ ル シェ 出 店
7 月 9 日︵ 土 ︶
7 月 2 4 日︵ 日 ︶ 臼 が 峰 ウ ォ ー ク
百 合 と 音 楽の祭 典
そうけ作り体験
薮田ハウスの納屋
作ることなど、アイデア
を発散させずに製品と
して作り上 げる工 夫も
あ り、き ちんと 方 向 性
を 示 していたことも参
考にな り ま し た 。浅 野
さんを含めて5 名で築
2 20 年の街 道 沿いの
店と直接賃貸契約を結
び、拠点として使ってい
ることも 素 晴 らしかっ
たで す。大 学 や 街 との
関 係 も ある け れ ど 、独
立 した 個 人 が集 まって
作っている 場 所でとて
も風通しが良い雰囲気
がありました。(山下 )
藁細工体験の様子
7 月 3 0 日︵ 日 ︶ 納 屋 で 音 楽 ライ ブ
8月下旬
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をおこなっている西田さ 氷 見で 確 信 し たこと
んはテレビでも 取 材 さ は魚は朝食べるのが一番 旧東海道沿いのま
ひみよりな
れていましたね。
ユーモ う まいということです。 ち、有 松で﹁デザイン
ハナシ
アのあるこの活動、素晴 近 年 は 熟 成 し た 魚 が ブ リサーチャー﹂として
活 動している浅 野 翔
らしいです!
︵山下︶
ー ム で 確 か 大 学 ではこ さんの仕 事を見に彼
んな風に教わりました。 らの拠点﹁アリマツポ
﹁ 魚 の 旨 味 は イ ノ シ ン ータルプロジェクト﹂
酸。死んだ直後の魚には が公 開されている名
リ アル な か か し が と
イノシン酸は含まないの 古 屋に行って来 まし
ころどころにあるその姿
で 食 べて も 旨 味 は 感 じ た 。有 松 と 言 えば 絞
は、
この薮 田の人口が増
ない。死 後 、筋 肉の ATP り 染 が 有 名で す。浅
えると・・・と想像させる
︵アデノシン三リン酸︶
が 野さんは染工場の若
ものでした。連休中も車
ADP
︵アデノシン二 リン い後 継 者からこれか
で 見 に 来 る 方 もいて 約
酸 ︶に分 解 され、さ らに らの染 色 産 業につい
AMP
︵アデノシン一リン て一緒に考 えてほ し
酸 ︶、IMP
︵ イノシン酸 ︶ い と い う 依 頼 を 受
と 分 解 されて旨 味 が 増 け 、このま ち と 関 わ
えていく。
﹂
これはもちろ るよ うになった そ う
ん事 実 だと思います。
で です。
も 漁 師 さ んの手 伝いを そこから産 業の作り
しているともっと根源的 手と使い手の両 側か
な﹁魚の命を食べている﹂ らリサーチを行い読
という事実がはっきりと み解 きをしていると
見 えて きて 魚 の楽 し み いうことでした。
方 も変わってきました。 合意形成をする前段
筋 肉の跳 ね 返 して く る 階で企 業 側の思いを
よ うな食 感 も、漂ってく
る磯の香りも、肝の濃厚
さも全てが魚の生きてい
た証であり、それがとき
に攻 撃 的に、ときに包み
こ む よ う に 主 張 して く
るのが 水 揚 げ 直 後の朝
なんです。
これはどんな
一流の料理人でもどんな
高 級 店でも 再 現 するこ
と はで き ない 贅 沢 だ と
思いました。新鮮な魚が
手 に 入 る 氷 見 での暮 ら
しは最高です 。 ︵左座︶
5 月 1 4 日︵ 土 ︶ 味わう素敵な時間
に
﹁自然栽培玄米 と な り ま し た 。小
でみんな HAPPY 学生2名のお子様
に!﹂を古 民 家で も 参 加 し 、楽 し そ
あ る 新 緑 の 美 し うにおにぎりを作
い 薮 田 ハ ウ ス で り食べる姿が印 象
開催しました。自 的 でし た 。次 回 は
つ
然 栽 培 農 家の土 7 月 9 日︵ 土 ︶。
合 農 園 さ ん の ご くる会とたべる会
協力もいただき、 の2部構成を予定
みなさ
参 加 者 で お に ぎ しています。
りを作り、玄米の んのご参 加をお待
良 さも 知って、み ちしています。
ん な で 楽 し く ラ ︵荒井︶
ン チ し ま しょ う
という会です。
大 人と子 供を合
わ せて 1 6 名 の
参 加 者 にお 越 し
いただきました。
日 頃 忙 し くて 食
べ物 と 向 き 合 う
時 間 が 少 ない 方
も多く、参加した
方 た ち と 笑 いな
が ら ゆっく り と
まちを作る産業とのコミュニケーションを学ぶ
฀材料(2人前)
・シマダイ 600g
・たまねぎ 1/2個
・パプリカ 1/2個
・ミニトマト 5個
・ディル 3本
・ローリエ 2枚
・にんにく 1片
・パセリ 適量
・白ワイン 200ml
・オリーブオイル 適量
・塩・胡椒 適量
฀作り方
1. 魚の中央に包丁で十字の切れ目入れ、塩・胡椒をふりかける
2. 玉ねぎはくし形に、パプリカは種を取って、1/2個を縦に8等分、
ミニトマトは半分に切る
3. フライパンにオリーブオイル熱して、にんにくを加え、
下ごしらえしたシマダイを両面が焦げ目がまで焼く
4. カットした野菜とローリエ、ディルを乗せたら、
有松の浅野さんらの拠点「アリマツポータルプロジェクト」
白ワインを加えすばやくを蓋をして中火で6 7分煮込む
(4月18日・撮影)
5, パセリとオリーブオイルをふりかけて完成です!
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イベント報告 玄米でみんなHAPPYに!
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早いもので『九転十起∼協力隊だより』も今号
で5回目の発行になりました。時代はスマート
フォンやインターネット中心です。僕らもそれら
の媒体を活用した情報発信もしていますが、
できるだけ多くの人に活動を知ってもらいたい
という思いでこの新聞を作成しています。
協力隊も2期生が加わり9人の大所帯になり、
まちで見かける機会も増えると思います。
そのときは気軽に声をかけてもらえると嬉しい
です。 (第5号編集担当・左座)
次回は7月9日
(土)開催
参加者の子供に玄米料理をレクチャーする荒井隊員
(5月14日・撮影)
2016年
年(平成28
(平成28年)
(
6月1日発行(5)
九転十起 ~協力隊だより~ 6月号