熊本県税のクレジットカード納付環境構築業務及び指定代理納付業務 受託者選定に関する実施要領 １ 目的 この要領は、熊本県が平成２９年度から個人事業税、不動産取得税及び自動車税につい て、インターネットを利用したクレジットカードによる納付（以下「クレジット納付」と いう。）を実施するにあたり、委託経費のほか、システムの仕様、業務実施体制、代理納付 の確実性、収納金確保のための資力、収納金に係る事故防止策等を考慮したうえで業者を 選定する必要があるため、これらについて公募により応募した業者から企画提案を受け、 地方自治法（昭和２２年法律第６７号）第２３１条の２第６項に定める「指定代理納付者」 としてクレジット納付に関する業務を委託する最適な業者を選定する手続きについて定め るものです。 ２ 委託内容 (1) 業務の名称 「熊本県税のクレジットカード納付環境構築業務及び指定代理納付業務」 (2) 業務内容 別紙「熊本県税のクレジットカード納付環境構築業務及び指定代理納付業務委託仕様 書」（以下「仕様書」という。 ）のとおり。 (3) 委託期間 契約締結の日から平成２９年３月３１日まで 平成２８年度の業務は、熊本県税のクレジットカード納付に係る専用サイト構築等の 準備業務です。 なお、平成２９年４月以降に指定代理納付業務の開始を予定していますが、その委託 については、県が提案する予算案の県議会での議決が要件となります。 (4) 予算限度額（平成２８年度の熊本県税のクレジットカード納付環境構築業務） ３２４千円以内（税込） 上記金額は提案にあたっての目安（上限）となる金額であり、契約額は別途設定する 予定価格の範囲内で決定することになるため、上記の金額と必ずしも一致しません。 ３ 参加資格 次に掲げる要件をすべて満たす者とします。 (1) 納税義務者に代わって、県税を納付する事務（以下「納付事務」という。）を適切かつ 確実に遂行することができる財産的基礎を有すること。 (2) その人的構成等に照らして、納付事務を適切かつ確実に遂行できる知識及び経験を有し、 かつ、十分な社会的信用を有すること。 (3) 納付の申出があった金額を遅滞なく指定された口座へ払い込むことができ、かつ、納付 状況を電磁的記録によって正確に記録し、当該電磁的記録について熊本県に必要な報告 ができること。 (4) 別添「仕様書」に定める業務を確実に実施できること。 (5) 個人情報の漏えい、滅失又は毀損の防止その他の個人情報の安全管理のために必要 かつ適切な措置が講じられること。 (6) 一般財団法人日本情報経済社会推進協会（JIPDEC）による、現に有効なプライバシー マークの付与を受けている者であること、又は、ISMS 認証を受けている者であること。 (7) 地方自治法施行令（昭和２２年政令第１６号）第１６７条の４の規定に該当しない者で あること。 (8) 熊本県暴力団排除条例（平成２２年熊本県条例第５２号）第２条第２号に規定する暴力 団員及び同条第４号に規定する暴力団密接関係者に該当しない者であること。 (9) 熊本県から指名停止を受けていない者であること。 (10) 熊本県税の滞納がないこと。 ４ 企画提案参加手続き等 (1) 仕様書等の配布期間 平成２８年７月２１日（木）から平成２８年８月１０日（水）午後５時まで (2) 配布場所 参加に必要な様式及び実施要領等については、次のホームページからダウンロード して入手してください。 なお、熊本県市町村・税務局税務課の窓口又は郵送等での配布は行いません。 熊本県総務部市町村・税務局税務課ホームページ （http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_16486.html） (3) 参加表明書等の提出 参加を希望する者は、次の書類を提出期限までに下記１２の事務局あてに提出してく ださい。 なお、この提出がない者の企画提案は受け付けません。 ① 「熊本県税のクレジットカード納付環境構築業務及び指定代理納付業務受託者選 定に関する企画提案方式参加表明書」（以下「参加表明書」という。）（第１号様式） ※熊本県税に滞納がないことの確認同意について、チェックを入れてください。 「同意する」にチェックがない場合は、企画提案書等と併せて、熊本県税に未 納がないことを証明する「納税証明書（その６） 」を提出してください。 ② 一般財団法人日本情報経済社会推進協会（JIPDEC）による、現に有効なプライ バシーマークの付与を受けていることを証する登録証の写し。プライバシーマーク 付与の有効期間の満了による登録更新中であれば、その旨を証明する書類の写し。 又は、ISMS 認証を受けていることを証する登録証の写し。ISMS の有効期間の 満了による登録更新中であれば、その旨を証明する書類の写し。 (4) 提出期限 平成２８年８月２日（火）午後５時まで（必着） (5) 提出方法及び提出先 下記１２の事務局あてに、郵送又は持参して提出してください。 なお、持参による提出の受付時間は、開庁日の午前８時３０分から午後５時まで（正 午から午後１時までの間を除く。 ）とします。 (6) 参加資格確認書の送付 参加表明書の提出を受けた者については、８月３日（水）以降に参加の可否について 通知します。 ５ 企画提案方式の実施方法 上記４の提出を行った上で、企画提案書等を提出期限までに下記１２の事務局あてに提出 してください。 (1) 提出期限 平成２８年８月１０日（水）午後５時まで（必着） (2) 提出方法及び提出先 下記１２の事務局あてに、郵送又は持参して提出すること。 なお、持参による提出の受付時間は、開庁日の午前８時３０分から午後５時まで（正 午から午後１時までの間を除く。 ）とします。 (3) 提出物 ① 企画提案書（任意様式）６部（提案者名を表示しないもの） １部（提案者名を表示し、代表者印を押印したもの） ② 会社概要（直近の事業年度の貸借対照表及び損益計算書を添付（IR 用のパンフレッ ト等でも可）） １部 ③ 熊本県税に未納がないことを証明する「納税証明書（その６） 」 ただし、③については、上記４で提出する「参加表明書」において「同意する」に チェックをしている場合には提出不要です。 ６ 企画提案書の記入方法及び提案内容 (1) 記入方法 企画提案書は任意様式とし、Ａ４サイズ両面で作成し、ページ番号を付してください。 文字の大きさは１１ポイント以上を基本とし、長辺綴じとして提出してください。 企画提案書は、企画提案書表紙（第２号様式／縦・横いずれも可）及び要件確認書（第 ３号様式）を付け、３０ページ以内（表紙、要件確認書及び目次を除く）とし、簡潔か つ明瞭に記述してください。 (2) 提案内容 次に掲げる①から⑦について、記述してください。①は、企画提案方式参加者の経営 状況等、②から⑥は、平成２８年度におけるクレジット納付環境構築業務及び平成２９ 年度開始するクレジット納付に係る代理納付業務の内容についての企画提案を記載して ください。 なお、要件確認書（第３号様式）の各項目の内容が記載されていることを必ず事前に 確認のうえ、要件確認書に該当ページを記載して提出してください。 ■予定数量 （ただし、件数は見込みのため、実際の件数と異なります。） 税目 クレジット納付見込数（件） （※参考）調定数（件） 個人事業税 約１４０ 約１９，０００ 不動産取得税 約６２０ 約１５，０００ 約１３，０００ 約６００，０００ 自動車税 ① 経営状況等 ア 経営状況及び財務状況 ・自己資本額 ・従業員数 ・営業年数 ・自己資本比率 ・売上高（直近の事業年度） ・流動比率 イ 民間調査会社による格付け ・民間調査会社名／評価対象／評価内容 （記入例） ○○○（←調査会社名）／長期格付／ＡＡ ② クレジット納付環境構築業務 ア 業務実施スケジュール イ 県との連絡調整等実施体制（本県税務システムとの代理納付に係るデータ送受信に 関するテストの実施、その結果に対する原因究明及び対応等） ③ 納税者の利便性 ア 納税者が利用できるクレジットカードブランド 国際ブランドマーク「VISA」、 「MasterCard」、 「JCB」、 「Diners Club」、 「American Express」については、必ず利用の可否について記載してください。 イ 納税者が利用できる支払方法 ただし、県への払込みは、クレジットカードの支払方法を問わず一括で払い込むこ と。 ウ 熊本県税のクレジット納付専用サイトにアクセスできる媒体 PC、スマートフォン、携帯電話等のアクセス環境について記載してください。 エ 熊本県 HP から熊本県税の納付専用サイトへのアクセス方法、検索結果への最適化 の状況。 （記入例） 熊本県 HP からワンクリックで熊本県の専用ページに入ることが可能。 オ クレジット納付に係る納付の流れ（画面遷移） 操作性はもとより、利用規約や注意事項等が納税者に分かりやすいものであること。 ④ 指定代理納付業務 ア 運用開始後の担当者人数・職責、緊急時や事故発生時の連絡体制等の実施体制 イ 納税者からの問い合わせ及び苦情に対する対応 ウ 収納金の払込方法及び指定代理納付受付から県指定金融機関（株式会社 肥後銀行） への払込みまでの詳細なスケジュール（速報データ、確報データの送付を含む。また、 納税者からクレジット納付の申出を受け付けた日から指定金融機関に払い込む最大日 数（土曜日、日曜日及び祝日は算定日数に含まない）を表示してください。 ） データの送信については、閲覧可能となる時間も記載することとし、払込方法につ いては、口座振込及び納付書での払込みについての対応の可否も記載してください。 エ 代理納付に充てる流動資産の金額等、公金の安全性確保に関する考え方 オ 支払可能期間外（納期限後）の納付手続きや二重払いに対する措置 カ 地方公共団体の公金又は公共料金に係る代理納付受託実績 ⑤ データ処理体制 ア データの送受信、サーバ及び運営体制(個人情報漏えい回避等含む）のセキュリティ 対策 イ 伝送トラブルにおける対応 トラブルが発生した際、当日中にトラブル発生時の収納データの再取得や磁気媒体 での郵送についての可否についても、記載してください。また、有償提供となる場合 には、その旨記載してください。 ⑥ 委託経費 次に掲げる経費について、熊本県又は納税者に関して記載してください。 納税者のクレジット納付が可能となる利用期間は、納税通知書発付日から各税目の納期 限までとします。 クレジット納付に係る指定代理納付業務に関する経費のうち、本県が負担する手数料 については、「基本月額（年額）」と「１件あたりの手数料」を合算して、１件あたりの 手数料（消費税及び地方消費税抜き）で記載してください。 なお、平成２９年度以降のクレジット納付に係る指定代理納付業務委託に関して発生 する経費については、県が提案する予算案の県議会での議決が条件となります。 ア 初期導入費用（クレジット納付環境構築業務） イ １件あたり手数料（納税者負担額及び県負担額） ウ その他の経費 エ 問合せ対応（有償提供） ⑦ その他 その他特にアピールできる内容 ７ 選定方法 (1) 審査方法 「熊本県税のクレジットカード納付環境構築業務及び指定代理納付業務」受託者選定 審査会（以下「審査会」という。）において、上記５で提出された企画提案書等の内容 を総合的に審査し、総合評価が最高得点の者を契約候補者（単独随意契約の予定者）と して選定します。なお、審査会の審査において、提案された企画について本県で定める 基準点に満たない場合には、該当者なしとする場合があります。 (2) 審査結果の通知 提出された企画提案書について、県での審査終了後、審査結果を提案者全員に対して 書面で通知します。 なお、採点内容については、非公表とします。 (3) 審査基準について 審査にあたっては、上記６(2)に関する提案内容を本県の審査基準により総合的に評価 します。 ８ 選定後の手続き (1) 県は選定した契約候補者と協議し、委託契約に係る仕様を確定した上で契約を締結しま す。仕様書の内容は契約候補者が提案した内容を基本としますが、提案内容のとおりに反 映されない場合もあります。 なお、本契約に基づく業務の一部又はその全部を第三者に委託し、又は請け負わせる場 合は、あらかじめ県の承認を得るものとし、企画提案で提示した委託料の単価及び金額以 内とします。 また、契約金額は、企画提案で提示した委託料の単価及び金額以内とします。 使用する言語及び通貨は、日本語及び日本国通貨に限ります。 (2) 県は、契約候補者との協議が整わない場合、又は契約候補者が契約を辞退した場合は、 審査結果において総合評価が次点であった提案者と協議を行います。 ９ 質問の受付及び回答 (1) 質問の受付期間 平成２８年８月３日（水）午後５時まで（参加表明書提出者に限る） (2) 質問の提出 質問書（第４号様式）により行うものとし、下記１２の事務局に電子メールにより提 出してください。その場合、送信後、電話により着信の確認を行ってください。 なお、電話による照会には一切応じません。 (3) 質問に対する回答 質問に対する回答は、参加表明書提出者全員に電子メールで行います。 １０ 留意事項 (1) 審査は書面審査によることとしますが、提案内容に関して確認又は問い合わせを行うこ とがあります。 (2) 提出された企画提案書及び添付書類は返却しません。 (3) 企画提案書の作成に関する経費は、提案者の負担とします。 (4) 企画提案書を複数提出することはできません。 (5) 企画提案書の提出期限後の提出、再提出及び差し替えは一切認めません。 (6) 参加表明書を提出後に辞退する際には、辞退届（任意様式）を提出してください。 (7) 提出された応募書類は、受託事業者の選定以外の目的では使用しません。 (8) 提出された書類は、熊本県情報公開条例に基づき情報公開の対象となりますが、提案者 に無断で公開することはありません。 (9) 次のいずれかに該当する場合は、その者の企画提案を無効とします。 ア 参加資格のない者が提案したとき。 イ 企画提案に関して談合等の不正行為があったとき。 ウ 企画提案書及びその他添付書類の内容に虚偽の記載又は不正があったとき。 エ 所定の期限及び提出先に企画提案書を提出しないとき。 オ この業務に対して、２以上の提案をしたとき。 カ この業務に対して、自己のほか他人の代理人を兼ねて提出したとき。 キ 企画提案書に記載されている金額に誤脱や判読しがたい数字の記載がされていると き、又は金額を訂正した企画提案書を提出したとき。 ク その他、提示した事項及び企画提案に関し定めた要件に違反したと県が判断したと き。 １１ スケジュール 項 目 実施要領の公表 日 程 平成２８年７月２１日（木）から 平成２８年８月１０日（水）まで 参加表明書の提出 平成２８年８月２日（火）午後５時まで 質問受付 平成２８年８月３日（水）午後５時まで 質問の回答 平成２８年８月４日（木）から 平成２８年８月８日（月）まで 企画提案書の受付 平成２８年８月１０日（水）午後５時まで 審査 平成２８年８月中旬 審査結果通知 平成２８年８月下旬頃 １２ 事務局 熊本県総務部市町村・税務局税務課（担当 富永） 〒862-8570 熊本県熊本市中央区水前寺６丁目１８番１号 電話：096-333-2099 FAX：096-387-4901 E-mail：[email protected]
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