参考資料1 - 日本経済史・経営史:研究者のひろば

1972 年のゼミ論文目次
参考資料1
*講義で配布したのは原稿用紙 4 枚にまとめられた目次
第1部
日本産銅業分析序説--鉱害問題との関連から
Ⅰ
問題提起及び対象の設定
Ⅱ
分析方法
1)
生産分析
①金属鉱業の特殊性
i.
鉱石の賦存状況及びその物理化学的性質
a.鉱石の賦存状況、b.鉱石の物理化学的性質、
c.日本における銅鉱床の分布・分類
ii 労働対象の移動性と消滅性
②労働過程
i. 基本的労働過程
a.採鉱と運搬
b.製錬
③労働手段
i. 技術と労働手段
ii. 労働過程と労働手段
a.坑道とその体系、b.基本的労働過程と労働手段
c. 製錬用労働手段、
d. 補助過程における労働手段
④労働力
i.
労働過程と労働力編成
ii. 基幹労働者
a.採鉱夫・運搬夫、
b.製錬夫
iii. 労働組織
2)
市場分析
①商品としての銅
②商品としての銅鉱石
③市場構造
i.輸出依存性、
3)
ii.
銅価の変動、
iii.市場構造
資本分析
①資本の投機的性格
②鉱区所有と資本
③資本制生産の展開
i. 鉱区所有の近代化、 ii.生産力の発展、iii.市場の形成
④独占(産銅業における)
i. 採掘資本における独占の形成
a.鉱区所有の拡大、b.資本の集積と集中、c.市場の独占
ii.金属鉱業における独占の形成
a.買鉱と独占、
[注記]
b.製錬独占から採掘独占へ
方法論の問題点
-1-
第2部
日本産銅業分析--歴史分析
Ⅰ
時期区分
Ⅱ
歴史的概観(未定稿)
1)
鉱山王有制期
①前史
②鉱山王有制の成立
③官営鉱業の発展
④民間鉱業と借区制
⑤市場構造
2)
資本制生産の展開
①鉱区所有の近代化--鉱業条例の意義
②鉱山払下げの意義
③運搬過程の機械化と製錬法の改良
④伸銅業の展開と市場構造
⑤買鉱制度の開始
⑥友子同盟と鉱山労働
3)
独占資本の展開
①採鉱の機械化
②第一次大戦と産銅業--買鉱の発展
③市場独占の成立と銅輸入関税引上げ
④工場法と鉱山労働者
⑤鉱区独占
Ⅲ
各論(未着手--項目のみ)
1)
勧業政策と産銅業
2)
鉱業条例、鉱業法をめぐる諸問題
3)
友子同盟と鉱山労働、労働運動
4)
買鉱制度の展開と独占
5)
伸銅電線業の発展
6)
生産費、市場価格、世界市場
7)
産銅大資本の成立過程--比較分析
第3部
鉱害と産銅業
Ⅰ
日本産銅業発展の総括(第 2 部のまとめ)
Ⅱ
事例研究
Ⅲ
鉱害と産銅業
-2-