JP - Rittal

目次
1 この取扱説明書に関するご注意 . . . . . 4
1.1
1.2
1.3
1.4
取扱説明書の種類について . . . . . . . . . . . . . . .
CE 規格 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
関連書類の保管について. . . . . . . . . . . . . . . . .
警告表示の意味 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
4
4
4
4
2 安全に関するご注意 . . . . . . . . . . . . . . . 4
3 この機器に関する説明 . . . . . . . . . . . . . 5
機能の説明 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
機能原則 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
コントロール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
BUS での操作
(コンフォートコントローラのみ) . . . . . . . . .
3.1.4 安全装置 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
3.1.5 凝縮水の発生 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
3.1.6 フィルターマット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
3.1.7 ドア用スイッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
3.1.8 追加の X3 インターフェース . . . . . . . . . . . . .
3.2 正しくお使いいただくために . . . . . . . . . . . . .
3.3 同梱品 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
3.1
3.1.1
3.1.2
3.1.3
5
5
5
5
5
6
6
6
7
7
7
4 取付けと接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
設置場所の選び方 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
取付けの際のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
一般情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
電子部品をエンクロージャーに取付ける
....................................8
4.3 クーリングユニットの取付け . . . . . . . . . . . . . 8
4.3.1 エンクロージャーのカットアウト . . . . . . . . . 9
4.3.2 クーリングユニットの表面取付け . . . . . . . . . 9
4.3.3 クーリングユニットの半埋め込み取付け . . . . 9
4.3.4 クーリングユニットの全埋め込み取付け . . . 11
4.4 凝縮水排出器の接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
4.5 電子部品取付けの際のご注意 . . . . . . . . . . . . 12
4.5.1 接続データ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
4.5.2 過電圧保護とネットワーク負荷. . . . . . . . . . . . . 12
4.5.3 三相交流ユニット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
4.5.4 ドア用スイッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
4.5.5 フリッカーに関する規格について . . . . . . . . . 12
4.5.6 等電位ボンディング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
4.6 電子部品を取付ける . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
4.6.1 BUS 接続
(コンフォートコントローラを使用して
複数のユニットをつなげる場合のみ). . . . . . 13
4.6.2 シリアルインターフェース用 X3 接続 . . . . . . 13
4.6.3 電源部の取付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
4.7 組立を完了する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
4.7.1 フィルター部品の取付け . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
4.7.2 クーリングユニットの取付けを完了する . . . 22
4.7.3 フィルターマット監視器の取付け
(快適コントローラのみ). . . . . . . . . . . . . . . . 22
4.1
4.2
4.2.1
4.2.2
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
5 運転を開始する . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
6 操作. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
6.1
6.1.1
6.1.2
6.1.3
6.1.4
6.1.5
6.2
6.2.1
6.2.2
6.2.3
6.2.4
6.2.5
6.2.6
6.2.7
6.2.8
6.2.9
ベーシックコントローラによる管理 . . . . . .
特徴 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
運転表示とエラー表示 . . . . . . . . . . . . . . . . .
ベーシックコントローラのテストモード . . .
温度設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ベーシックコントローラのリセット . . . . . .
コンフォートコントローラによる管理 . . . .
特徴 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
テストモードの開始 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
基本的なプログラム . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
変更可能なパラメータ . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
プログラム一覧 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
システムメッセージの内容を確認する . . . .
マスター ID とスレーブ ID の設定 . . . . . . . .
システムメッセージの対処 . . . . . . . . . . . . .
コンフォートコントローラのリセット . . . .
23
23
24
25
25
25
26
26
26
26
27
28
29
30
30
32
7 点検とメンテナンスについて . . . . . . 32
7.1 一般情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
7.1.1 圧縮空気でのクリーニング
SK 3304.xxx/SK 3305.xxx . . . . . . . . . . . . . 32
7.1.2 圧縮空気でのクリーニング
SK 3328.xxx, SK3329.xxx, SK 3332.xxx . . 36
8 保管および処分 . . . . . . . . . . . . . . . . . 41
9 仕様. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41
10 交換部品の説明 . . . . . . . . . . . . . . . . . 45
11 付録:カットアウトサイズと穴径 . . . 49
11.1 表面取付け 外形寸法 . . . . . . . . . . . . . . . . . 49
11.2 半埋め込み取付け 外形寸法. . . . . . . . . . . . 50
11.3 全埋め込み取付け 外形寸法. . . . . . . . . . . . 51
3
JP
1 この取扱説明書に関するご注意
JP
1
この取扱説明書に関するご注意
2
安全に関するご注意
この説明書は、クーリ ングユニットの取付 けを委託
された専門技術者お よびクーリングユニ ットの操作
を行う専門技術者を対象にしています。
ユニッ トの取付けおよび操 作の際には、以下の安 全
に関する一般的な注意事項を守ってください。
– 組立や取付 け、メンテナ ンスは必ず 専門の作業 員
にお任せください。
1.1 取扱説明書の種類について
– クーリング ユニットを 取付けたエン クロージャ ー
ここに 記載さ れてい るユニ ットタ イプ につい ては、
が倒れない よう、エンク ロージャー は必ず床面 に
次の 2 種類の説明書をご用意しています。
しっかりと固定してください。
– ユニットに同梱されている、冊子による取扱説明書 – エンクロ ージャーの 内側・外側と も、クーリン グ
ユニ ットの通気を遮らない ようにしてく ださい
– ユ ニッ トに 同梱 され てい る、 CD-ROM (Adobe
(4.2.2 も参照)。
Acrobat の PDF ファイ ル形式 ) によ る取扱説 明書
この取扱説明書に従 わなかった結果とし て生じた不 – エンクロー ジャーのド アをスムーズ に開閉する た
具合に ついて 、弊社で は一切 の責 任を負 いま せん。
め、ドア補助 キャスタ ーを使用し てくださ い(リ
付属品の取扱説明書に関しても同様です。
タールカタ ログ掲載の アクセサリー をご覧くだ さ
い)。キャスターを使用すると開扉が楽になると同
1.2 CE 規格
時に クーリングユニットの 重さが分散さ れるた
め、ドアの変 形やそれに 伴う漏気を 防ぐことが で
適用規格に関する説 明書類は、ユニットに 別途添付
きます。
してあります。
– エンクロージャー内に取付けたコン lポーネントの
1.3 関連書類の保管について
排熱放出量 が、クーリン グユニット の有効冷却 能
力を超えないようにしてください。
この 取扱 説 明書 なら びに 関 連書 類は 製 品の 一部 で
す。説明 書と関連文 書は必ずユニ ットの運転 者が保 – 表面取付け 型クーリン グユニットを 設置したエ ン
クロージャ ーの移動に は、クーリン グユニット を
管してくだ さい。運転者が保管 することで 、必要に
支えるため の移動用固 定器具を必ず 併用してく だ
応じていつでも書類を参照することができます。
さい。
1.4 警告表示の意味
– クー リングユニットの移動 は必ず立てた 状態で
行ってください。
説明書に記載された 安全上の注意および その他の注
意に気をつけて使用してください。
– 交換部品や アクセサリ ーは必ず弊社 純正品のみ を
ご使用ください。
取扱上の注意に関する表示:
• 文頭に 点が付いた ものは、取扱 時の注意を 促すも – クーリング ユニットに は、この取扱 説明書およ び
この製品に 関連する説 明書に記載外 の改造を行 わ
のです。
ないでください。
安全上の注意、その他の注意:
– 凝縮水自動 気化装置が 付いたクーリ ングユニッ ト
では、運転開 始後のヒ ーター表 面が非常 に高温 に
危険!
なり、やけど の恐れがあ りますので 充分にご注 意
死亡事故や人体への危害を伴う事故を
ください。
まねく恐れがあります。
– クーリング ユニットの 電源プラ グは、必ずスイ ッ
チをオフ にした 状態で抜 き差しし てくだ さい。ま
た、銘板に表 示されたヒ ューズを使 用してスイ ッ
注意!
チを保護してください。
製品と環境に害を与える恐れがあります。
注記:
役に立つ情報や特記事項を
記載しています。
4
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
3 この機器に関する説明
3
この機器に関する説明
ユニット のタイ プによ っては、お 使いの クーリ ン
グユニットの外観がこの 取扱説明書に記載さ れてい
るものと異な る場合があり ますが、いずれも基 本的
な機能に違いはありません。
フィルター乾燥器( 5)は密閉系の冷気循環経路と一
体になっ ており、湿気や酸、埃、異 物などが内部に
侵入するのを防ぎます。
コンデンサー (3)
PSAH
高圧スイッチ
8
1
9
コンプレッサー
(2)
10
外部循環経路
内部循環経路
2
3
コンデンサーファン
フィルター乾燥器 (
温度センサー
4
5
11
6
12
13
7
14
15
16
図 1:
ユニットの説明
各部の説明
1
ブラインドナット
2
蒸発器ファン
3
電子回路図
4
マスター/スレーブ接続 X2
5
シリアルインターフェース(オプション)X3
6
接続用ターミナルストリップ X1
7
排気口
8
ユニット前部
9
ユニット後部
10 排気用プラスチックルーバー
11 ディスプレイ
12 ベルト部
13 吸気用プラスチックルーバー
14 銘板
15 凝縮水排出器
16 部品袋
3.1 機能の説明
このエンクロージャー 用クーリングユニ ットは、エ
ンクロー ジャー からの 熱を分 散さ せ、エ ンクロ ー
ジャー内部の温度を下 げることにより、熱に 弱い精
密機器を保護 するのに役立 ちます。ユニットは エン
クロージャーの側面、背 面、ドアのいずれに も取付
けられます。
3.1.1 機能原則
クーリングユニット(圧縮冷却装置)は次の 4 つの
メインパーツで構成されています(図 2 参照)
: 蒸発
器 (1)、コンプレッサー (2)、コンデンサー (3)、パイ
プで連結されたコントロールバルブ/膨張弁 (4)。こ
の循環経路には過熱のし やすい冷媒が充填さ れてい
ます。冷媒の R134a(CH2FCF3 )には、塩素は含ま
れていません。オゾン層破壊性レベルは 0 と、環境
に優しい設計です。
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
蒸発器 (1)
膨張弁 (4)
蒸発器ファン
図 2:
冷気循環経路
液体の冷媒が、蒸発器 (1) で気体(ガス)に変化し
ます。気体への変化 に必要なエネルギーは エンク
ロージャー 内の暖気として放 出され、冷却状態が発
生します。コンプレッサー (2) で冷媒が強力に圧縮さ
れるため、そ の結果として コンデンサー (3) では環
境温度 よりも気温 レベルが上昇 します。これにより
コンデンサ ー表面の余分な熱 が周囲に放出され、冷
媒が冷 えて再び液 化します。冷媒はサー モスタット
の膨張弁 (4) で再び蒸発器に注入され、エネルギーは
エンク ロージャー 内の空気か ら排出されま す。こう
して循環経路で同じことが繰り返されます。
3.1.2 コントロール
リタールの エンクロージャー用 クーリングユニット
には、クーリ ングユニットの機能 設定を行うコント
ローラが装備されています。仕様に よって、ベー
シックコントローラ( LED による運転内容表示)と
コンフォー トコントローラ(モニ ター表示とさまざ
まな機能については、23 ページの「6 操作」の章を
参照)の 2 タイプがあります。
3.1.3 BUS での操作(コンフォートコントローラ
のみ)
シリアルインターフェース X2 にはマスター/スレー
ブ ケ ー ブ ル(シ ー ル ド・四 芯 ケ ー ブ ル、品 番
SK3124.100)を使用してクーリングユニット 10 台
までを BUS 接続することができます。このような接
続を使うと次の機能を利用できるようになります:
– ユニットの 並列運転(つな いだクーリ ングユニッ
トのオン/オフの同時切替)
– ドアのステ ータスメッ セージを同 時に表示(開扉
時)
– エラーメッセージの同時一括表示
データのや り取りは、マスター/ スレーブ接続経由
で行わ れます。初期運転 の際には、各ユ ニットにマ
スター/スレーブ IDを含むアドレスを設定してくだ
さい。
3.1.4 安全装置
– クーリングユニットには、冷気循環経路内に EN 12
263 に準 拠の圧力監視器が 備わっています。監視
器は、最大許容 圧力で設 定されてお り、再び圧力
が低下した場合に自動リセットが働きます。
5
JP
3 この機器に関する説明
JP
3.1.6 フィルターマット
クーリ ングユニットのコン デンサー全体は、汚れ が
付きにくくお手入れが簡単な RiNano コーティング
を施しています。よってほとんどの場合、フ ィル
ターマットは不要です。
エンクロ ージャー周囲の空気 に含まれる比較的大 き
な塵や 綿埃の対策として、ク ーリングユニットに ポ
リウレ タン製フィルター マット(別売)を取り付 け
ること をお勧 めし ます。塵埃の吸 着状 態に よっ て、
フィルターは適宜取り替えてください。
油分を 含む空 気中の 凝縮物 対策に は、金 属フ ィル
ター(別売)の使用をお勧めします。金属フィルター
は専用 の洗浄剤でお手入れ をして、再び使用して い
ただけます。
フィル ターマ ット の汚 れを監 視す る機能 があ りま
す。
フィル ターマットに付着し た汚れは、クーリング ユ
ニット の外部 循環 経路 にある 温度 差計で 確認 しま
3.1.5 凝縮水の発生
す。フィルタ ーマットに 汚れがたま ると、温度差 が
エンクロージャー内 部の湿度が上がり、温 度が低下 大き くなります。外部循 環経路の温 度差設定 は、特
すると蒸発器に凝縮水が発生することがあります。
性曲線フ ィールド内の動作基 点ごとに自動調整さ れ
クー リングユニット(SK 3302.xxx、 SK 3303.xxx、 ます。このた め、ユニット の動作基点 の変化に応 じ
SK 3361.xxx を除 く)には、凝縮水自動気 化装置が て設定値を変更する必要がありません。
装備されてい ます。この装置に搭 載されてい るヒー
ターは、セル フコントロ ールの PTC(正温度 特性) 3.1.7 ドア用スイッチ
技術を基にし ています。蒸発器に 発生した凝 縮水は クーリ ングユニットには、ド ア用スイッチをポテ ン
クーリングユニット の外部循環経路にあ る容器に集 シャルフ リーで 接続し て運転 するこ とが できま す。
められ、一部が 気流と共に 気化します。凝縮 水のか ドア開 閉スイッチは同梱品 には含まれません(ア ク
さが増えると、水は PTC ヒーターに達して蒸発する セサリー、品番 PS 4127.000)。
ようになっています(温水器の原則)。水蒸気は外部 ドア開 閉スイッチの働きは、エ ンクロージャーの ド
循環経路の気流と共 にクーリングユニッ トの外へ排 アが開いた状態(コンタクト 1 と 2:閉)が 15 秒程
出されます。
度続く と、クーリングユニッ トのファンとコンデ ン
PTC ヒーターは常時接続状態のため接点がありませ
サー のスイッチを オフにする というもの です。これ
んが、ショートを防止するミニヒューズ (F1.1, F1.2) らのス イッチ をオフ にする ことで、開 いたド アに
が付属して います。安全装置が 作動すると 、発生し よってエ ンクロージャー内部 が結露するのを防ぎ ま
た凝縮水は以下の様に安全に排出されます。
す。ユニットの損傷を防ぐため、こ の製 品にはス
SK 3302.xxx, SK 3303.xxx und SK 3361.xxx の各ユ ロー スタート機能 が備わって います。ドアを閉め て
ニットタイプの場合 、凝縮水は蒸発器の仕 切りパネ から蒸発器ファンが作動するまでに 15秒程度かかり
ルにある排水パイプ を通ってユニットの 下に排出さ ます。コン デンサーファンと コンプレッサーの場 合
れます。そのため、必 ず凝縮水用 ホースのネ ックに は 3 秒程度経ってからの作動になります。
ホースをつなげてご使用ください(11 ページ、「4.4
凝縮水排出 ホースの接 続」参照)。このタイ プのユ
注記:
ニットには、アクセサ リーとして凝縮水用 気化装置
– アコン タクト(端 子1と 2)には、絶 対
をご用意していま す(詳しくは、リタール のアクセ
に外部電圧源印加しないでください。
サリーカタログをご覧下さい)。
– 230/115 V および 400 V/2 接続のベー
ジックコ ントロー ラを装備し たクーリ ン
グユニッ トでは、ド アが開い た状態で も
蒸発器ファンはオフになりません。
– 温度監視器は蒸発器の凍結を防止します。 凍結の
恐れが ある場合は コンプレッ サーを停止 にし、温
度が上昇すると再び運転を開始します。
– 冷媒コ ンプレッサ ーとファン は、過電流や 温度超
過を防 ぐため、サー モ式巻線保 護が取付け られて
います。
– コンプ レッサー内 の圧力を開放 し安全に始 動させ
るために、スイッチがオフになった後(例えば、ド
ア開閉 スイッチ機 能や電源をオ フにして設 定温度
に達した後)で再びスイッチを入れる場合は、180
秒ほど経ってから行ってください。
– ユニ ットは、接続 用端子(端子 3∼5)に組 み込
まれて いるポテン シャルフリー コンタクト を使用
し、PLC など でク ーリン グユ ニッ トのシ ステ ム
メッセ ージ で確認 可能 です。(ベ ージック コン ト
ローラの場合、切替接点1個 / コンフォートコント
ローラの場合、定位接点2個)
6
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
4 取付けと接続
3.1.8 追加の X3 インターフェース
注記:
インターフェースの 電気信号は低電 圧を採
用しています(EN 60 335 準拠の安全性特別
低電圧ではありません)。
SUB-D 9 ポールプラグ X3 には、クーリングユニッ
トの監視システムに組み 込むインターフェー スカー
ドを接続できます(別売インターフェースカード:
品番 SK 3124.200)。
3.2 正しくお使いいただくために
リタールのエンクロージ ャー用クーリングユ ニット
は、最 善の技術 と公認の 安全技 術規定に 則り開発・
設計されまし た。しかし、誤った使 い方をする と死
亡事故や人体への危害、物 的損傷を伴う事故 をまね
く恐れがあり ます。ユニットは、エ ンクロージ ャー
内部の温度を下げること のみを目的として作 られて
います。それ以 外の用途 には使用 できませ ん。誤っ
た使用により発生 した損傷や、組立・取付・ 使用に
際しての不適切な処置 に関して、メーカーは 責任を
負いません。このよう なお取扱いに より発生す るリ
スクは、お客様のみが負うものとします。
本製品を正しくお使い いただくために、製品 に関す
る書類をよくお読みに なり、点検とメンテナ ンスに
ついての必要事項を必ず守ってください。
3.3 同梱品
本製品は組立済み のユニットを 1 セットとしてお届
けします。
次の同梱品がすべて揃っ ているかどうかをご 確認く
ださい。
数量
項目
1
エンクロージャー用クーリングユニット
1 1 1 1 1 4 ∼ 10 1 部品袋:
1 表 1:
–
–
–
–
–
–
–
取扱説明書
取扱説明書(CD-ROM 版)
接着テープ(粘着タイプ)
電源用コンセント X1
取付部品
適合性に関する説明書
ナット、ワッシャー
4
取付けと接続
JP
4.1 設置場所の選び方
エンクロー ジャーの設置場所 を選ぶ際には、次の項
目にご注意ください。
– クーリング ユニットの 設置場所と 配置は、必ず通
気の良い場 所を選んで ください(個々 のユニット
と壁面 の間 隔を 常に 200 mm 以 上空 けて くださ
い)。
– クーリングユ ニットはま っすぐに設置 して運転し
てください(許容最大傾斜 2°).
– 周囲環境が著 しく汚れた 場所や多湿の 場所に取付
けないでください。
– 環境温度が55°C以上になる所では使用しないでく
ださい。
– 凝縮水排出器を使用してください(11 ページ「4.4
凝縮水排出器の接続」参照)。
– ユニットの銘 板に記載さ れた電源接続 情報に必ず
従ってください。
4.2 取付けの際のご注意
4.2.1 一般情報
– 必ずパッ ケージに損 傷がないこと を確認してく だ
さい。パッケー ジの損傷 個所に オイル漏 れが認 め
られる場合は冷媒の破損が考えられるため、ユニッ
トに漏水 が発生 する可能 性があり ます。パッケ ー
ジに損傷がある場合、後に機能不良を生じる恐れが
あります;
– 必ずエンクロ ージャーの 全方向を密 閉してくだ さ
い (IP 54)。密閉 されていないと、凝縮水の発生が
多くなる可能性があります。
– エンクロー ジャー内の 凝縮水を抑 えるために、ド
ア用スイッ チ( PS 4127.000 など)を 取付けるこ
とをお勧めします。ドア用スイッチは、エンクロー
ジャーのドア が開いたま まになってい る時にクー
リングユニッ トのスイッ チをオフにす るものです
( 6 ページ「3.1.7 ドア用スイッチ」参照)。
穴加工用テンプレート
同梱品
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
7
4 取付けと接続
4.2.2 電子部品をエンクロージャーに取付ける
JP
注意!
結露の恐れあり!
エンクロージャー に電子機器を配 置する際
は、クーリングユ ニットの冷風が 稼働中の
機器に当た らないよ うにして ください。変
換器など、稼働中 の機器から排出 される熱
気に冷風が直接当 たらないように してくだ
さい。 通気 が行きわたらずに正常な温度調
整が妨げられた り、クーリングユ ニット内
部の安全装置が働 いて運転が停止 する原因
になることがあります。
4.3 クーリングユニットの取付け
エンク ロージ ャー 用ク ーリン グユ ニット はエ ンク
ロー ジャー への表面 取付け (1)、半埋め込 み取付 け
(2)、全埋め込み取付け (3) と 3 種類の取付方法があ
ります。
1
図 5:
2
3
取付方法
取付け には、同梱品に含まれ ている穴加工用テン プ
レー トに合わ せて、サ イド パネルか エンクロ ー
ジャーのドアを切って穴をあけてください。
図 3:
冷風が稼働中の機器に当たらないようにする
アクセサリーとして 送風調節用の部品を ご用意して
います。詳しくはリ タールカタログの「温 度管理シ
ステム」をご覧ください。
エンクロージャー内 部の空気が常に均等 に循環する
ようにしてく ださい。エンクロー ジャー内部 の吸気
口と排気口は絶対に塞がないでください。ユ ニット
の冷却能力が 低下します。電子機 器やその他 ハウジ
ングを取付ける際に は、必要となる空気の 循環を妨
げないよう、“x” 部分(図 4 参照)にゆとりをもたせ
てください。
注記:
SK 3302.xxx のタ イプのユ ニットは、表 面
取付けと全埋め込み取付けのみ可能です。
SK 3332.xxx のタ イプのユ ニットは、表 面
取付けと半埋め込み取付けのみ可能です。
SK 3328.xxx、SK 3329.xxx、SK 3332.xxx を
TSエンクロージャーのサイドパネルかリア
パ ネル に 取付 ける 場 合は、エ ンク ロ ー
ジャーパネルホルダー TS 8800.071 ( リター
ル総合カタログ参照)の使用をお勧めします。
x
図 4:
8
エンクロージャー内の空気の循環
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
4 取付けと接続
4.3.1 エンクロージャーのカットアウト
• 同梱品の 接着テープ で穴加工用 テンプレート をサ
イドパネ ルまたはエ ンクロージ ャーのドアに 貼り
つけます。
穴加工用テンプレート には、クーリングユニ ット取
付けタイプに合わせ た寸 法を 示す線が付いてい ま
す。
• 寸法図(付 録参照)を 基にして、取 付けるユ ニッ
トに合った線とサイズを確認してください。
ケガの恐れあり!
尖った角でケガをしないよう、穴 開けや
カットアウトは気をつけて 行ってくださ
い。
JP
図 8:
クーリングユニットの固定( SK 3302.1xx のみ)
SK 3302.xxx のみ:
• 取付前に、下の図のように 4 ケ所のネジを取り外
してください。
• 目打ちをして穴を開けてから、面取りを行います。
• 穴加工 用テンプレ ートに合わ せて、線の幅も 含め
カットアウトを施します。
4x
カットアウト部分の面取りをします。
4.3.2 クーリングユニットの表面取付け
• 接着テ ープを適当 な長さに切 り、ユニットの 裏側
に沿っ て結合部に 隙間ができ ないよう、丁寧 に貼
りつけてください。
図 9:
図 6:
接着テープの貼りつけ
• ユニット 裏側のブラ インドナッ トに同梱の固 定ネ
ジを留めてください。
• 同梱のワ ッシャーと ナットをユ ニットに固定 して
ください。
図 7:
SK 3302.xxx のみ: 4 個のネジを取り外す
4.3.3 クーリングユニットの半埋め込み取付け
• ラスチック ルーバーと、必 要であれば ベルト部を
ユニットから手前にゆっくり外します。
• モニタ ーの 裏側 にあ るプラ グを 静か に引 き抜き、
ケーブル引込み口に丁寧に押し込みます。
クーリングユニットの固定
(SK 3302.1xx を除く全モデル)
図 10: プラスチックルーバーの取外しとモニターの
接続解除
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
9
4 取付けと接続
損傷の恐れあり!
クーリングユニッ トは必ず安定し た場所で
取付けてく ださい。ユニッ トの前面 を取り
外す前に、ユニッ トの後面が倒れ ないこと
を確かめてください。
JP
• ユニット前面に付いている 4 個のネジを取り外し
てから、5cm ほど手前に引き出してください。
• 2 つに分かれたユニットの間にある接地線の 平型
プラグを外します。
• ファンのプラグを外します。
• ユニット前面を完全に取り外してください。
図 13: クーリングユニットの固定
• ファンのプラグと接地線をつなぎます。
• ユニ ット前面をワッシャー とナットで取 付けま
す。
図 11 : カバーの取り外し
• 4 個のスペーサーボルトを取り外します。
• 接着テ ープを適当 な長さに切 り、接続部に 隙間が
できな いようにユ ニット後面の 内側に沿っ て丁寧
に貼りつけてください。
図 14: モニター用プラグの接続
• モニター用プラグをゆっくりと差し込みます。
• プラスチックルーバーとベルト部(外した場合)を
ユニットにはめます。
図 12 : 接着テープの貼りつけ
• ユニッ ト後面を取 付用カットア ウトに合わ せるよ
うにず らし、4 個のスペーサ ーボルトで固 定しま
す。
• モニタ ー用ケーブ ルを、ユニッ ト前面のケ ーブル
引込み口に通します。
10
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
4 取付けと接続
4.3.4 クーリングユニットの全埋め込み取付け
• ラスチッ クルーバー とベルト部 をユニットか ら手
前にゆっくり外します。
• モニター裏のプラグを静かに外します。
JP
図 17: クーリングユニットの固定
図 15 : プラスチックルーバーの取外しとモニターの
接続解除
• 接着テ ープを適当 な長さに切 り、接続部に隙 間が
できない ようにユニ ット前面に 沿って丁寧に 貼り
つけてください。
• 必要に応じて図 17 のように、付属の固定用プレー
トで補強を行ってください。
• モニター用プラグをゆっくりと差し込みます。
• プラスチックルーバーとベルト部(外した場合)を
ユニットにはめます。
4.4 凝縮水排出器の接続
SK 3302.xxx、 SK 3303.xxx および SK 3361.xxx に
は、凝縮水排出用ホース( Ø 1/2 インチ)を取り付け
てください。
凝縮水排出は
– 適度な傾斜 を設けて設 置してくだ さい(逆流や滞
留防止)
– まっすぐに設置してください
– 延長する場合は、幅を狭めないでください
凝縮水排出 器用ホースはアクセ サリーとしてご用意
しています (リタールカタログの アクセサリーをご
覧ください)。
図 16 : 接着テープの貼りつけ
• ユニット前面にある 4 個のナットとワッシャーを
外します。
• ユニットをエンクロージャー内側から取付用カット
アウトに合わせるようにずらし、ワ ッシ ャーと
ナットで外側からエンクロージャーに固定します。
図 18: 凝縮水排出器の接続
• 凝縮水排出器 のネック部 分に適当な長 さのホース
をつなげ、ホー スクリップ でしっかり と留めてく
ださい。
• 凝縮水用ホ ースの先は、排 水口や外付 けの凝縮水
自動気化装 置(リタールカ タログ掲載 のアクセサ
リー参照)などに接続してください。
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
11
4 取付けと接続
4.5 電子部品取付けの際のご注意
JP
電子部品取付時に は、使用する国や地 域、管轄の電
力会 社の定 めた規 定を必ず 遵守し てくだ さい。電
子部品の取付は、必ず 規格や規定の遵守に 関して責
務を有する専門の技術者が行ってください。
4.5.1 接続データ
– 接続電 圧と接続周 波数は銘板に 表示されて いる値
に合わせてください。
– クーリ ングユニッ トは、必ずス イッチを切 った時
に 3 mm 以上の隙間が確保されている断路器から
電源に接続してください。
– ユニッ トの電気供 給部に他の温 度管理装置 を追加
接続しないでください。
– 銘板に 表示された ヒューズを 使用して、配 線やユ
ニットの保護を行ってください。
– 電源接 続は、必ず外 部電圧源の 少ない等電 位ボン
ディングを採用してください。
4.5.3 三相交流ユニット
– SK 3304.xxx、SK 3305.xxx、SK 3328.xxx、 SK
3329.xxx、SK 3332.xxx のタイプの三相交流モデル
は、中性点接 地のユニッ ト保護パワ ースイッチ を
TN 電源に接続してください(使用電流は銘 板表示
どおり)。特殊電圧による三相交流ユニットは、必
ず銘板の表 示に従った 変圧器保護用 パワースイ ッ
チ(カテゴリー:AC-3)で安全対策を行ってくださ
い。
– 400/460 V の三相交流モデルのユニットは、回転磁
界または 位相異 常も監視 します。回転磁 界や位 相
異状の発生時には、ユニットが作動しません。
4.5.4 ドア用スイッチ
– 1 台のドア用スイッチを複数のユニットに装 備す
ることはできません。
– 1 台のクーリングユニットには、並列回路で複数の
ドア開閉スイッチを稼働させることができます。
– 接続ケーブルに必要な幅は、ケーブル長 2 m の場
4.5.2 過電圧保護とネットワーク負荷
合で 0.3 mm2 以上です。
– 本ユ ニッ トに は過 電圧 保護が 備わ って いま せん。 – ドア開閉スイッチの電気回路抵抗は最大 50Ω です。
落雷・過 電圧の効果 的な対策 については、ご 利用 – ドア 開閉スイッチは必ず専 用の接続端子 を使用
の事業者にご相談ください。電源の電圧は、許容値
し、外部電圧は使用しないでください。
の ±10% を超えないようにしてください。
– ドアが開い た状態での ドア開閉スイ ッチのコン タ
– ユニットは IEC 規格 61 000-3-11 に従い、必ず適
クトは閉の状態になります。
切な場 所で使用し てください 。電源の連続 負荷電 ドア開 閉スイッチは内部電 源ユニットから、およ そ
流(電力会社の引込線)がそれぞれ 100 A 以上で、 30 mA DC の安全超低 電圧が送 られます。安全超 低
400/230 V の電圧 が供給されて いる場所が 必要に 電圧が送られます。
なります。ご不明な場合は、接続ポイントの連続負 • ドア開閉スイッチは接続プラグの端子1と端子 2
荷電流 がユニット の接続条件を 満たしてい るかど
で接続します。
うかを電力会社にご確認ください。
– 単相・三 相交流のフ ァンとコン プレッサー は本質 4.5.5 フリッカーに関する規格について
安全性があります(サーモ式巻線保護)。この性能 電源のインピーダンスが約 1.5 W を下回る場合、EN
は、SK 3304.110、SK 3304.510、 SK 3305.110、 61 000-3-3 また は EN 61 000-3-11 規格に よるフ
SK 3305.510 、SK 3328.110、SK 3328.510 、 リッカーの許容限度を遵守するものとします。
SK 3329.110、SK 3329.510 の変圧器モデルタイプ ユニット 運転者は必要に応じ て接続抵抗を測定す る
と、変圧 器を装備し た特殊電圧 接続の機器 にも有 か、管轄の電力供給会社に問合せを行ってください。
効です。
電源の インピ ーダ ンス に影響 を及 ぼす可 能性 が無
– 銘板に 表示された 機器を使用 して、配線や ユニッ く、搭載の精密機器(BUS など)にも障害が発生す
トの保護 を行ってください( K タイプサ ーキット る可能 性が無い場合は、クー リングユニットの前 に
ブレー カー、ユニッ トまたは変 圧器保護用 パワー 電源チ ョーク や電流 リミッ タなど、ク ーリン グユ
スイ ッチ)。銘板の 表示に 従って、そ れぞれ のパ ニットの 突入電流を抑制する 装置を接続してくだ さ
ワー スイッチ を選んで くださ い。保護装置は 表示 い。
され ている最 小値を設 定して ください。配線 やユ
ニットのショート防止に最大の効果を発揮します。 4.5.6 等電位ボンディング
例: 表示範囲が 6.3 ∼ 10A の場合は、6.3A に調節 リター ルでは、壁面への表面 取付けを行ったクー リ
します。
(トリップ値、可変タイプブレーカの場合) ングユニ ットの等電位ボンデ ィングの接続ポイン ト
にはサイズ 6 mm2 以上のケーブルをつなげ、ご使用
の等電位 加ボンディングに加 えることをお勧めし て
います。
規格上、電 源接続ケーブルの アース線は等電位ボ ン
ディングのケーブルとしては効力がありません。
12
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
4 取付けと接続
4.6 電子部品を取付ける
4.6.1 BUS 接続
(コンフォートコントローラを使用して複数
のユニットをつなげる場合のみ)
数台のクーリングユニ ットを使用する場 合には、シ
リアルインターフェース X2 から BUS ケーブル(品
番 SK 3124.100)を使って 10 台までのクーリングユ
ニットを互いにつなげることができます。
4.6.2 シリアルインターフェース用 X3 接続
X3 にはインターフェースカード ( 品番 SK 3124.200)
をつなげることができます。SPS におけるシステム
メッセー ジの対処、リモートの パラメータ設定・監
視、または GLT への統合の為に用います。
注記:
インターフ ェース X2 の電気 信号は超 低電
圧です (EN 60 335-1 準拠の安全超低電圧
ではありません)。
接続の際には、次の事にご注意ください:
– 接続を行 うクーリン グユニット は電源をオフ にし
てください。
– 電気絶縁が適切かどうか確認してください。
– ケーブルと電源は並べないでください。
– ケーブル線は短くしてお使いください。
注意!
サブユニットとして 連結したものの うちの
末端ユニットの Y ケーブル SK 3124.100 の
残りのプラグは、絶対 クーリングユ ニット
の X3 インターフェースに差込まないでく
ださい。
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
13
JP
4 取付けと接続
JP
CMC
1
I/O unit
2
RTT
Master
Adr.: 09
RTT
Slave
Adr.: 11
X3
St. X2
Adr.: 12
X3 Bu.
X2
X3
X2
RTT
Slave
Adr.: 19
X1
X1
X1
X2
RTT
Slave
X1
X3
St. X2
St. X2
X3
X2
St. X2
X2 X2
X2 X2
X2
Bu. St.
Bu. St.
Bu.
3
図 19:
接続例:マスター/スレーブ運転
各部の説明
シリアルインターフェース(品番 SK 3124.200
1
シリアルインターフェース用ケーブル
2
マスター/スレーブ BUS ケーブル(品番
3
SK 3124.100)
RTT リタールトップサーム クーリングユニット
X1 電源接続部/ドア用スイッチ/アラーム
X2
X2
Adr.: 06
1
X10 L1
L2
N
X2
Adr.: 11
2
PE 1 2 3 4 5 X10 L1 L2 L3 PE 1 2 3 4 5
X2
X3
St.
St.
Adr.
X2
Adr.: 12
2
X10 L1
L2
N
マスター/スレーブ接続 SUB-D、9 ポール
シリアルインターフェース SUB-D、9 ポール
プラグ SUB-D、9 ポール
プラグ SUB-D、9 ポール
アドレス
X2
Adr.: 13
2
PE 1 2 3 4 5
X2
Adr.: 14
2
X10 L1 L2 L3 PE 1 2 3 4 5
X10 L1 L2 L3 PE 1 2 3 4 5
Adr.: 15
2
X10 L1 L2 L3 PE 1 2 3 4 5
X2
L1
L2
N
PE 1 2 3 4 5
X10
Adr.: 16
1 2
3
図 20:
4
3
4
4
5 6
3
2
接続例:ドア開閉スイッチおよびマスター/スレーブ運転
各部の説明
クーリングユニット(マスター)
1
クーリングユニット(スレーブ)
2
3
2 ドアエンクロージャー + ドア開閉スイッチ 2 台
ドア開閉スイッチ付きエンクロージャー
4
4.6.3 電源部の取付け
• 電子部品の 取付けは、ク ーリングユ ニット背面 の
電子回路図(5 ページの図 1、21 ページの各部の説
明を参照)を基にして完了してください。
• システムメ ッセージリ レーから送ら れるクーリ ン
グユニット のシステム メッセージ内 容を点検す る
時には、接続端子 3 ∼ 5 の低電圧ケーブルも接続
してください。
14
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
4 取付けと接続
JP
SK 3302.100/.110, SK 3303.100/.110, SK 3302.200/.210, SK 3303.200/.210,
SK 3302.300/.310, SK 3361.100/.110, SK 3361.200/.210
21
PE
5
Mains
A2
22
S1
L1
X1
L2
N
1
PE
1 2 3
L
N
Power
L1
2
1
3
2
5
4
3
R1
L2
2
1
NTC I red
S1
NTC E blue
Kx
Term
A1
2
B1
2
B2
8
2
F2 1
M2
1 2 3
M1
1 2 3
P
M4
1 2 3
F2
C4
C1
S
R
C2
C
M
M
1~
1~
M2
M4
F3
M1
図 21 : 電子回路図 1
21
SK 3303.500/.510, SK 3303.600/.610, SK 3361.500/.510, SK 3361.600/.610
Mains
22
S1
PE
5
L2
N
X1 L1
1
PE
2
3
5
4
X3
X2
3
1 2 3
1
L
N
Power
2
3
S1 K2
2
1
A2
8
MS1
Serial
K1
NTC I red
NTC E blue
Kx
NTC C white
PE
NTC A yellow
Level green
Term
A1
M1
1 2 3
M2
1 2 3
M4
1 2 3
F2
2
1
2
2
2
2
2
B1
B2
B3
B4
B5
4
P
F2
C4
PE
C1
S
R
C
C2
F3
M
M
1~
1~
M2
M4
M1
図 22 : 電子回路図 2
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
15
4 取付けと接続
JP
SK 3361.540/.640
L2
T1
S1
22
400 V
A2
230 V
PE
5
PE
21
L1
L2
N
L1
X1
2
1
PE
4
3
5
X2
X3
3
1 2 3
L
1
N
S1
3
2
2
2
1
Power
B1
NTC I red
Serial
MS1
K1
K2
8
2
B2
NTC E blue
Kx
2
B3
NTC C white
PE
2
B4
NTC A yellow
A1
2
B5
Level green
4
Term
M4
1 2 3
M2
1 2 3
M1
1 2 3
2
1
F2
P
F2
C4
PE
C1
S
R
C2
M
C
F3
M
1~
1~
M2
M4
M1
図 23 : 電子回路図 3
21
SK 3304.100/.200
Mains
22
S1
PE
5
X1
L1
L2
L2
L1
PE
N
1
2
3
5
4
L1
F11
R1
L2
A2
E1
T1
L
N
1 2 3
PE
1
L
N
Power
2
3
2
1
NTC I red
S1
NTC E blue
Kx
Term
2
2
B1
B2
8
A1
F2
M2
1 2 3
M1
1 2 3
2
1
P
F2
M4
1 2 3
C1
C4
1
R
S
C2
F3
3
M1
M
M
1~
1~
M2
M4
C
図 24 : 電子回路図 4
16
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
4 取付けと接続
JP
21
SK 3305.100/.110, SK 3328.100/.110, SK 3329.100/.110, SK 3305.200/.210,
SK 3328.200/.210, SK 3329.200/.210, SK 3366.100/.110, SK 3377.100/.110,
SK 3366.200/.210, SK 3377.200/.210
Mains
22
S1
PE
5
L1
L2
N
L1
X1
1
PE
2
3
5
4
L1
F11
L2
R1
L2
A2
E1
T1
L N
1 2 3
PE
1
L
N
Power
2
3
2
1
S1
M2
1 2 3
M1
1 2 3
P
1
F2
M4
1 2 3
C4
A3
R
4
C12
P
1
C11
2
5
C2
F3
8
2
F2
A
B2
Term
A1
B1
2
NTC E blue
Kx
C
2
NTC I red
M1
M
M
1~
1~
M2
M4
図 25 : 電子回路図 5
21
SK 3304.140, SK 3304.142, SK 3305.140, SK 3305.142, SK 3328.140, SK 3329.140,
SK 3304.240, SK 3305.240, SK 3328.240, SK 3329.240, SK 3366.140/.240, SK 3377.140/.240
Mains
22
S1
PE
5
X1
L1
L2
L3
PE
1
2
3
4
5
L1
F11 F12
T1
A2
E1
3
PE
R
2
1
1
S
T
Power
R1
L2
2
2
4
1
3
S1
NTC I red
NTC E blue
Kx
Term
2
2
B1
B2
8
A1
M1
1 2 3 4
F3
F2
M2
F4
1 2 3 4 1 2 3
1 2 3 4
M4
F5
1 2 3
1 2
P
F2
U
V
M
F3
W
M
3~
3~
M2
M4
M1
図 26 : 電子回路図 6
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
17
4 取付けと接続
JP
21
SK 3304.700, SK 3328.700
S1
22
Mains
PE
L1 L2
N
5
L1
X1 L1
T1
F12
PE
N
1
2
3
A2
5
4
L1
F11
L1 L2/N
F11
L2
R1
L2
E1
E1
1 2 3
123
L N
Power
PE
1
2
3
2
1
2
NTC I red
Kx
B2
8
Term
A1
B1
2
NTC E blue
S1
2
F2
P F2
1
M2
1 2 3
M1
1 2 3
A
A3
4
1
R
C
C1.2
P
F3
M4
1 2 3
C1.1
2
5
M1
M
1~
M
1~
M2
M4
図 27 : 電子回路図 7
21
SK 3304.800, SK 3328.800
Mains
S1
22
L1 L2
N
PE
L1
5 T1
L1 L2/N
F11
F12
X1 L1 L2
N
PE 1
E1 F11
X2
2
3
5 3
4
A2
X3
PE 6 PE
E1
1 2 3
123
L N
Power
1
S1
2 3
K2
2
1
K1
Kx
Serial NTC I red
NTC E blue
NTC C white
NTC A yellow
A1
Level green
Term
M2
1 2 3
M1
1 2 3
2
2
2
2
2
B1
B2
B3
B4
B5
4
2
F2
M4 1
1 2 3
P
F2
A
C
R
C1.2
P
F3
M1
C1.1
A3
4
1
2
5
M
1~
M
1~
M2
M4
図 28 : 電子回路図 8
18
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
4 取付けと接続
JP
21
SK 3304.500/.600
S1
Mains
22
PE
X2
5
X1
L2
L1
L1
L2
L
N
1
PE
N
2
3
X3
A2
5
4
3
6
F11
T1
E1
PE
1 2 3
1
L
S1
N
2
3
2
1
MS1
2
NTC I red
Serial
Power
K1
K2
M4
1 2 3
F2
B5
4
Term
M2
1 2 3
B4
2
Level green
M1
1 2 3
B3
2
NTC A yellow
A1
B2
2
NTC C white
Kx
B1
2
NTC E blue
2
1
P
F2
C1
C4
1
R
S
C2
F3
3
M
M
1~
1~
M2
M4
C
M1
図 29 : 電子回路図 9
21
SK 3305.500/.510, SK 3328.500/.510, SK 3329.500/.510, SK 3305.600/.610, SK 3328.600/.610,
SK 3329.600/.610, SK 3366.500/.510, SK 3377.500/.510, SK 3366.600/.610, SK 3377.600/.610
PE
A2
Mains
X2
S1
22
5
X3
6
3
L2
N
L1
X1
L1
L2
N
1
PE
2
3
5
4
F11
T1
E1
1 2 3
L
1
2
N
3
2
K2
1
MS1
NTC I red
Serial
K1
2
S1
Power
2
NTC E blue
Kx
NTC C white
2
2
NTC A yellow
A1
Level green
Term
M1
1 2 3
M4
M2
1 2 3
1 2 3
F2
2
B1
B2
B3
B4
B5
4
2
P
1
F2
A3
A
R
C
4
C12
P
C11
C4
1
2
5
C2
F3
M1
M
M
1~
1~
M2
M4
図 30 : 電子回路図 10
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
19
4 取付けと接続
JP
SK 3304.540, SK 3304.542, SK 3305.540, SK 3305.542, SK 3328.540, SK 3329.540, SK 3304.640,
SK 3305.640, SK 3328.640, SK 3329.640, SK 3366.540, SK 3377.540, SK 3366.640, SK 3377.640
Mains
22
PE
X1
L1
L2
L3
1
PE
2
3
4
S1
21
5
X3
X2
5
3
F11 F12
8
A2
E1
T1
3
2
1
1 2
Power
2
4
1
K2
3
MS1
2
NTC I red
Serial
K1
S1
F3
1 2 3 4
1 2 3 4
F4
M2
1 2 3 4 1 2 3
M4
F5
1 2 3
1 2
B5
4
Term
F2
B4
2
Level green
M1
B3
2
NTC A yellow
A1
B2
2
NTC C white
Kx
B1
2
NTC E blue
P
F2
U
V
M
M
F3
W
3~
3~
M2
M4
M1
図 31 : 電子回路図 11
21
SK 3332.140/.240
Mains
S1
22
PE
6
A2
L1
X1
L2
L1
L3 PE
1
2
3
4
R1
L2
5
F11 F12
8
T1
E1
3
R
2
S
1
1
T
2
2
4
1
3
NTC I red
Term
S1
NTC E blue
Power
2
2
B1
B2
Kx
A1
M1
F3
1 2 3 4
1 2 3 4
U
V
F2
M2
1
1 2
3
F5
1 2 3 1
2
F2
P
W
M4
F4
2 3 4
M
M
3~
3~
M2
M4
M1
図 32 : 電子回路図 12
20
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
4 取付けと接続
JP
21
SK 3332.540/.640
S1
22
Mains
A2
PE
X1
6
L1
L2
L3
PE
1
2
3
X3
X2
5
4
3
8
F11 F12
E1
T1
3
R
2
S
1
1
2
2
4
1
3
MS1
T
K2
NTC I red
Serial
NTC E blue
S1
Power
2
2
K1
NTC C white
Kx
2
2
NTC A yellow
Level green
A1
Term
M1
F3
1 2 3 4
1 2 3
U
V
F2
F4
M2
4
1
2
3 4
1 2 3
M4
F5
1 2 3
1
2
B1
B2
B3
B4
B5
4
2
F2
M
M
P
3~
3~
M2
M4
W
M1
図 33 : 電子回路図 13
各部の説明
サーキットボード
A1
ベーシックコントローラ/コンフォートコント
A2
ローラ
スターターリレー、R-C エレメント
A3
内部温度センサー
B1
凍結防止温度センサー
B2
外部温度センサー 1
B3
外部温度センサー 2
B4
結露警告センサー(オプション)
B5
C1 ∼ C4 運転用コンデンサー
凝縮水蒸発器
E1
F2
PSAH 圧力監視器
(3302.1x0 モデルは圧力制御ではなくブリッジ)
サーモリレー式コンプレッサー
F3
F11/F12 ミニヒューズ 凝縮水蒸発器
エラーメッセージ用リレー 1
K1
エラーメッセージ用リレー 2
K2
L1
LED 運転表示 緑
L2
LED アラーム表示 赤
コンプレッサー
M1
コンデンサーファン
M2
蒸発器ファン
M4
温度設定用ポテンシャルメータ
R1
ドア開閉スイッチ(ドア開閉スイッチなしの場
S1
合:端子 1、2 はオープン)
変圧器(オプション)
T1
メイン接続用ターミナルストリップ
X1
マスター/スレーブ接続
X2
インターフェース(オプション)
X3
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
注記:
技術情報については銘板をご覧ください。
AC
DC
cos f = 1
L/R = 20 ms
I max. = 2 A
U max. = 250 V
I min. = 100 mA
U max. = 200 V
U min. = 18 V
I max. = 2 A
表 2: 接続データ
21
5 運転を開始する
4.7 組立を完了する
JP
4.7.1 フィルター部品の取付け
クーリングユニット のコンデンサー全 体は、汚れが
付きにくくお手入れが簡単な RiNano コーティング
を施していま す。よってほとんど の場合はフ ィルタ
が不要です。
エンクロージャー周 囲の空気に含まれる 比較的大き
な塵や綿埃の対策と して、クーリングユニ ットにポ
リウレタン製フィ ルターマット(別売)を 取付ける
ことをお勧め します。油分を含む 空気中の凝 縮物対
策には、金属フィル ター(別売)の使用を お勧めし
ます。綿埃が多く発 生する繊維業 などの環境 で使用
する際には、綿埃フ ィルター(別売)をお 使いくだ
さい。
• 吸気口 のプラスチ ックルーバー をユニット から取
り外します。
• 図 34 のようにフィルターマットをプラスチック
ルーバ ーにはめて から、再びユ ニットに取 付けま
す。
図 34 : フィルターマットの取付
4.7.2 クーリングユニットの取付けを完了する
半埋め込み取付と全埋め込み取付の場合のみ。
• プラグをモニター裏側に接続します。
• プラスチックルーバーをユニットに当てて、カ
チッと音がするまではめ込んでください。
4.7.3 フィルターマット監視器の取付け
(コンフォートコントローラのみ)
フィルターマットには次のような監視機能があります。
フィル ターマットに付着し た汚れは、クーリング ユ
ニットの 外部循環経路にある 温度差計で確認しま す
( 28 ページ「6.2.5 プログラム一覧表」参照。フィル
ターマ ットに汚れがたまる と、温度差が大きくな り
ます。 外部循環経路の温度差設定は、特 性曲線
フィール ド内の 動作基 点ごと に自動 調整 されま す。
このた め、ユニットの動作基 点の変化に応じて設 定
値を変更する必要がありません。
5
運転を開始する
注意! 損傷の恐れあり!
正常な 注油と冷却を行 うため、運転前に 必
ずコン プレッサー内の オイルをためてく だ
さい。
ユニ ットは取 付が完了し て 30 分以上経 っ
てから運転を開始してください。
• すべての取 付作業が完 全に終了 するまで、クー リ
ングユニットの電源は入れないでください。
クーリ ングユニットの運転 がスタートすると、次 の
ようなお知らせがあります。
– ベーシックコントローラ: 運転表示の緑色の LED
(line) が点灯します。
– コンフォートコントローラ: まず、コントローラ
のソフトウェアバージョンが 2 秒ほど表示されま
す。その後、エンクロージャーの内部温度が 7 セ
グメント表示で現れます。
これら が表示された後は、温 度設定やネットワー ク
ID の入 力(コンフォートコ ントローラのみ)な ど、
お好みの 設定をユニットに行 うことができるよう に
なります(詳しくは「操作」の章をご覧ください)。
図 35 : プラスチックルーバーの取付けとモニターの接続
22
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
6 操作
6
操作
操作はクーリングユニッ ト前面にあるコント ローラ
で行います( 5 ページ、図 1、No.11)。ユニットはモ
デルごとに、ベーシック コントローラかコン フォー
トコントローラのいずれかが装備されています。
6.1 ベーシックコントローラによる管理
SK xxxx.100/.110/.140および SK xxxx.200/.210/.240/
.300/.310. の各ユニットタイプ
1
3
4
6.1.1 特徴
– 電圧は次の 3 種類あります:
– 115 V
– 230 V
– 400/460 V、 3 相交流
– 配線換えなしで複数の電圧に対応可能
– スロースタート機能とドア用スイッチ機能を搭載
– 凍結防止機能
– 全モーター(コ ンプレッ サー、コンデ ンサーファ
ン、蒸発器ファン)の監視機能
– 3 相ユニットのフェーズ監視機能
– LED 表示によるわかりやすい運転表示:
– 電源が入り、ユニットが作動可能な状態
– ドアが開いている時(ドア開閉スイッチ付きユ
ニットのみ)
– 温度超過時のお知らせ
– 高圧モニターがオンになっている時
– 切換えヒステリシス:5 K
– 温度超過時の接続用端子によるシステムメッセージ
– ポテンシャルメータでの温度設定
(設定範囲 30 ∼ 55°C)
– テスト機能
2
5
図 36 : ベーシックコントローラ
各部の説明
1
コントロールパネル
2
温度設定アジャスタ
3
LED 緑(line)
4
LED 赤(アラーム)
5
リセットキー
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
クーリ ングユニッ トは自動運 転です。スイッチを入
れると蒸発器ファン( 5 ページの図 2 参照)が回り
続け、作動中 はエンクロージャー 内の空気をたえず
循環させます。設定値 5K の切替差が生じると、クー
リングユニ ットに内蔵されてい るベーシックコント
ローラが働き、自動的に OFF になります。
23
JP
6 操作
JP
6.1.2 運転表示とエラー表示
クーリングユニット の監視と管理はベー シックコン
トローラが行います。緑色または赤色の LED
(図 36、
No.3 および No.4)が、運 転やエラ ーの状態 をお知
らせします。
LED 状態
原因
対処法
緑
(line)
点灯
電源が入り、ユニットが作動可能な状態
–
点滅
ドア開閉スイッチ搭載ユニットのみ:
エンクロージャーのドアが開いている
結露が発生しやすくなるため、できるだけ早めにエ
ンクロージャーのドアを閉める。
ドア開閉スイッチ搭載ユニットのみ:
エンクロージャーのドアが閉じている
ドア開閉スイッチの位置を確認する。
赤
(alarm)
アラーム / エラー / 注意
赤色の LED の
点滅間隔の数
点滅間隔
リセットする
ユニットのリセット
(12)
|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|*****|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|
高圧アラーム
(0)
|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|
ポ テン シャ ルメ ータ の故 障
またはディスプレイの
エラー
(3)
|_|_|*****|_|_|*****|_|_|*****|_|_|*****|_|_|*****
内部温度センサーの故障
(4)
|_|_|_|*****|_|_|_|*****|_|_|_|*****|_|_|_|*****
凍結防止温度センサーの
故障
(5)
|_|_|_|_|*****|_|_|_|_|*****|_|_|_|_|*****|_|_|_|_|
コンプレッサーの過負荷
(6)
|_|_|_|_|_|*****|_|_|_|_|_|*****|_|_|_|_|_|*****
内部ファンの過負荷
(7)
|_|_|_|_|_|_|*****|_|_|_|_|_|_|*****|_|_|_|_|_|_|
外部ファンの過負荷
(8)
|_|_|_|_|_|_|_|*****|_|_|_|_|_|_|_|*****
過負荷モード
( 排熱放出量 )
(9)
|_|_|_|_|_|_|_|_|*****|_|_|_|_|_|_|_|_|*****
過少負荷モード
( 排熱放出量 )
(11)
|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|*****|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|
注意
( 環境条件 )
凍結防止用アラーム
(2)
|_|*****|_|*****|_|*****|_|*****|_|*****|_|*****|_|
温度超過時の注意
(1)
|*****|*****|*****|*****|*****|*****|*****|*****|*****|
表示が出ない
電源が入っていない
–
電源が入っていることを確かめる
–
位相を変える
センサー
過負荷
ユーニットの
ステータス・
状態
消灯
3相交流の位相モニター:
「 LED 消灯」= 接続エラー
表 3: ベーシックコントローラの転表示とエラー表示
点滅間隔の説明
|
= 500 ms ( 赤色の LED オン )
_
= 500 ms ( 赤色の LED オフ )
***** = 3 s 停止 ( 赤色の LED オフ )
24
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
6 操作
温度超過表示(赤色 LED 点灯)時には、クーリング
ユニットの接続用端 子に 組み 込まれているポテ ン
シャルフリーコンタクト を調べるという対処 法もあ
ります(切替接点付きシ ステムメッセージリ レーに
ついては、14 ページ「4.6.3 電源部の取付け」参照)。
– 端子 3: NC(通常閉)
– 端子 4: C(電源と障害信号リレー間の接続)
– 端子 5: NO(通常開)
NC と NO は、電圧非印加時の内容です。クーリング
ユニットの電源が入ると システムメッセージ リレー
はただちに閉となり、リ レーコンタクトの状 態が変
わります(コンタクト 3 ∼ 4 は開;コンタクト 4 ∼
5 は閉)。クーリングユニットが正常に運転している
時は、上 記のような状態になっています。エラー
メッセージが発生した り電源が切れたり すると、リ
レー(コンタクト 3 ∼ 4)は再び「開」の状態にな
ります。
6.1.3 ベーシックコントローラのテストモード
ベーシックコントローラ にはテスト機能が備 わって
います。この機能はクー リングユニットの設 定温度
やドア用スイッチ機能に 関係なく冷却運転を 行うも
のです。
まず、コントローラのパネルを外 します。
• その後、電源をオフにします。
• コント ローラに取 付けられて いる、プラスチ ック
ルーバーとベルト部を取り外します。
• はめ込 まれている モニターを 裏側から外 し、少し
手前に引き出します。
図 37 : ベーシックコントローラのパネルを開ける
クーリ ングユ ニット の運転 がス タート し、緑 色の
LED が点滅します (I_II_I_II_ . . .)。運転開始後約5分
が経過した時 点でテストモー ドは終了します。ユ
ニットはオフになり、通常運転に移行します。
説明
I = LED 500 ms オン
_ = LED 500 ms オフ
通常運転時に緑色の LED が持続的に点灯します。
• そしてポテン シャルメー タを再び御希 望の設定値
まで回してください。
6.1.4 温度設定
注記:
工場出荷 時のベーシックコ ントローラの設
定温度は +35°C になっています。
エネルギ ー消費を抑える ため、設定温度は
必要以上に低くセットしないよう
ご注意ください。
設定温度を変更するには:
• 25 ページの「6.1.3 ベーシックコントローラのテ
ストモード」を 参考に、コン トローラ のパネルを
外します。
• 温度設定ア ジャスタで、目 的の設定温 度をセット
します(23 ページ、図 36)。
• パネルをモ ニターに当 てて、カチッと 音がするま
ではめ込んでください。
• モニターをベ ルト部また はプラスチッ クルーバー
に再び取付けます。
• プラスチッ クルーバー またはベル ト部を、クーリ
ングユニットに再度固定します。
6.1.5 ベーシックコントローラのリセット
冷気循環経 路内の高圧アラーム が作動し原因を解消
した後は、必 ず手動でベーシック コントローラをリ
セットしてください。
• 25 ページの「6.1.4 温度設定」を参考に、ベーシッ
クコントローラのパネルを外します。
• リセットキー(図 36、No.5)を 3 秒以上押します。
赤い LED 表示が消えます。
• ベーシックコントローラを再び取付けます。
• 親指やマ イナスドラ イバーなど を使ってパネ ルを
静かに持ち上げて外します。
テストモード開始の準備が完了しました。
• ポテンシャル メータを反時計方向一 杯に回しま
す。そしてポ テンシ ャルメー タの防水 加工デ ィス
プレイが 再びスイッ チがオンに なるまで押し 続け
ます。
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
25
JP
6 操作
6.2 コンフォートコントローラによる管理
JP
SK xxxx.500/.510/.540 および SK xxxx.600/.610/.640
の各ユニットタイプ
1
4
図 38:
2
3
コンフォートコントローラ
各部の説明
1
プログラムキーおよび設定温度表示(摂氏)
2
セットキー
3
プログラムキーおよび設定温度表示(華氏)
4
7 セグメントによる表示
6.2.1 特徴
– 電圧は次の 3 種類あります:
– 115 V
– 230 V
– 400/460 V、3 相交流
– 配線換えなしで複数の電圧に対応可能
– スロースタート機能とドア用スイッチ機能を搭載
– 凍結防止機能
– 全モ ーター(コンプ レッサー、コ ンデンサ ーファ
ン、蒸発器ファン)の監視機能
– 3 相ユニットのフェーズ監視機能
– ユニット 10 台まで使用可能な、マスター/スレー
ブ機 能。1 台がマ スターユ ニットと して機能 しま
す。スレー ブユニッ トとし て連結し たものの うち
いずれか 1台が設定温度に達したり、ドア用スイッ
チがい ずれかのス レーブユニッ トで作動し たこと
をマス ターユニッ トに伝える と、他の全ク ーリン
グユニットもスイッチがオン/オフになります。
– 切換えヒステリシス: 2 ∼ 10 K で調節可能。デ
フォルトは 5K になっています。
– 現在のエンクロージャ ー内部温度や すべてのエ
ラーメッセージが一目で分かる 7 セグメント表示。
– インターフェースカード(品番 SK 3124.200)を使
用す れば、リ タール コンピュ ータ マル チコ ント
ロール CMC などの高品質な遠 隔監視システムに
接 続することができます。
クー リングユニ ットは自動 運転です。スイッチを 入
れると蒸発器ファン( 5 ページの図 2 参照)が回り
続け、作動 中はエンクロージ ャー内の空気をたえ ず
循環 させます。コンプレ ッサーとコン デンサーフ ァ
ンはコンフォートコントローラで管理します。
コンフォートコントローラは 7 セグメント表示で自
由に 設定がで きます(図 38、 No. 4)。電源が入 る
と、約2秒 間最新のソフトウ ェアバージョンがコ ン
トロー ラに表示され、その後 、設定したオプショ ン
(例えば t10)または温度が表示さ れます。その後 の
正常運転時には、温度(摂氏または華氏の切替可能)
やエ ラーメッセー ジなどが表 示されます。通常は 現
在のエン クロージャー内部温 度が表示されていま す
が、エラー発 生時には、温 度表示に変 わってエラ ー
メッセージが表示されます。
ユニットのプログラムは 1 ∼ 3 までのキー(図 38)
で行 います。プログラム 用パラメータ も同様にモ ニ
ター表示されます。
6.2.2 テストモードの開始
コンフォ ートコントローラに はテスト機能が備わ っ
ていま す。この機能はクーリ ングユニットの設定 温
度やドア 開閉スイッチ機能に 関係なく冷却運転を 行
うものです。
• キー 1 とキー 2(図 38)を同時に最低 5 秒間押し
続けます。
クーリングユニットの運転がスタートします。
運転開始 後約5分が経過した 時点でテストモード は
終了 します。ユニットは 停止し、通常 運転に移行 し
ます。
6.2.3 基本的なプログラム
1、2、 3 の各キー(図 38)を使って、24 種のパラ
メータ を一定範囲内(最小値 ∼最大値)で変更で き
ます。
表 4 および表 5 では、変更できるパラメータをご紹
介しています。28 ページの図 39 は変更時に押すキー
を説明してあります。
切替時のヒステリシス値について:
ヒステ リシス値が上が り切替サイクルが 短
くなると、充 分な 冷却能力が発揮できな
かった り、エンクロージ ャーの一部分の み
が冷却されることがあります。
設定温度について:
工場出 荷時のコンフォ ートローラの設定 温
度は +35°C になっています。
エネル ギー消費を抑え るためと凝縮水発 生
の増加 の危険のため、設 定温度は必要以 上
に低くセットしないようご注意ください。
有効冷却能力について:
有効冷 却能力算出用の 双方向性の特性曲 線
フィー ルドについては 、リタールウェブ サ
イト (www.rittal.com) でご確認ください。
26
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
6 操作
プログラムの要領は、調 節可能なすべてのパ ラメー
タにおいて基本的な違いはありません。
プログラムモードの呼び出し:
• 2 キー(Set)を 5 秒ほど押します。
コントローラ がプログラム モードにな ります。プロ
グラムモードに切替わって約 30秒が経過すると最初
に表示が点滅し、その後 コントローラが通常 の表示
モードに戻ります。 それまでの間に変更を保存して
いない場合には、「Esc」が表示されます。
• プログラムキー ▲ (°C) または ▼ (°F) を押して、パ
ラメータの変更を行います(表 4 および 5 参照)。
• キー 2(Set)を押して、変更するパラメータを表 示
から選択します。
現在のパラメータの値が表示されます。
• プログラムキー ▲ (°C) または ▼ (°F) のうちどち
らか 1 つを押します。
Cod」の表示が現れます。
「
値の変更を行えるように
するには、認証コードの「22」を入力してください。
•「22」が表示されるまで、プログラムキー ▲ (°C)
を押し続けます。
• コードを確定するには、キー 2 (Set) を押します。
その後、一定の範囲でパ ラメータの変更が可 能にな
ります。
• プログラムキー ▲ (°C) または ▼ (°F) のうちどち
らか 1 つを、目的の値が表示されるまで押します。
• 変更を確定するには、キー 2 (Set) を押します。
その他のパ ラメータについて も、同様の手順で変更
できま す。変更 コードの「22」は、再 入力する必要
はありません。
• プログラム モードを終 了するには、も う一度キー
2(Set)を約 5 秒押します。
変更内 容が保存 されてい る場合は、モ ニターに
「Acc」の表示が現れます。その後は通常運転表示(エ
ンクロージャーの内部温度)に戻ります。
コンフォー トコントローラは、診 断用ソフトウェア
(品番 SK 3159.100)からもプログラムを行うことが
できます。ソフトウェアには、PC 接続用のケーブル
が付属 品として同 梱されていま す。接続 ケーブルの
プラグは、インターフェース としてコンフォートコ
ントローラのモニター背面に用います。
6.2.4 変更可能なパラメータ
28 ページの図 39 も併せてご覧ください。
プログ
ラム
レベル
モニター パラメータ
表示
最小値 最大値 初期
設定値
説明
1 St エンクロージャーの
内部温度設定値 Ti
20 55 エンクロージャーの内部温度は出荷時には 35°C に設定
されており、 20 ∼ 55°C の間で調節できます。
2 Fi フィルターマット
監視器
10 60 3 Ad マスター/
スレーブ ID
0 19 0 30 ページの「 6.2.7 メイン ID とサブ ID の設定」参照。
4 CF °C/°F の切替え
0 1 0 温度表示を °C (0) から °F (1) に切替えられます。現在の
温度単位は LED モニターに表示されます。
5 H1 切替差
(ヒステリシス)
の設定
2 10 5 クーリングユニットのデフォルトでは、切替のヒステリ
シス値が 5Kに設定されています。このパラメータを変更
する際は、弊社への連絡が必要になります。お気軽にお
問合せください。
6 H2 エラーメ ッセージ A2 3 の差異値
15 5 エンクロージャーの内部温度が設定された目標値の 5 K
を超えて上昇すると、エラーメッセージ A2(エンクロー
ジャー内部の温度が高すぎます)がモニターターミナル
に表示されます。必要に応じて、
差異値を 3 K ∼ 15 K の範囲で変更できます。
表 4:
35 99
フィルターマットモニターを有効にするには、プログラ
(= オフ) ムモード「Fi」に表示された温度の差異値の 10 K 以上を
設定します。デフォルトではフィルターマットモニター
はオフになっています( 99 = オフ)。
変更可能なパラメータ
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
27
JP
6 操作
6.2.5 プログラム一覧
= 5 sec.
= 5 sec.
JP
図 39 : プログラム一覧
28
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
6 操作
システムメッセージの詳しい説明は、30 ページ
6.2.6 システムメッセージの内容を確認する
快適コントローラのモニタには、 A1 ∼ A20 および 「6.2.8 システムメッセージの対処」をご覧ください。
また、28 ページの図 39 も併せてご覧ください。
E0 のシステムメッセージが表示されます。
プログ
ラム
レベル
モニター 最小値 最大値 初期
表示
設定値
エラーの種類/エラー個所
7
A1
0
2
0
エンクロージャーのドアが開いている
8
A2
0
2
0
エンクロージャーの内部温度が高すぎる
9
A3
0
2
0
フィルター監視器
10
A4
0
2
0
環境温度が高すぎる/低すぎる
11
A5
0
2
0
凍結の恐れあり
12
A6
0
2
1
PSAH 圧力監視器
13
A7
0
2
2
蒸発器
14
A8
0
2
1
凝縮水アラート
15
A9
0
2
1
コンデンサーファンが遮られている/故障している
16
A10
0
2
1
蒸発器ファンが遮られている/故障している
17
A11
0
2
2
コンプレッサー
18
A12
0
2
1
コンデンサー
19
A13
0
2
1
温度センサー 環境温度
20
A14
0
2
1
温度センサー 凍結
21
A15
0
2
1
温度センサー 結露アラート
22
A16
0
2
1
温度センサー 内部温度
23
A17
0
2
1
位相監視器
24
A18
0
2
0
EPROM
25
A19
0
2
0
LAN /マスター・ スレーブ
表 5: リレーによるシステムメッセージ
システムメッセージの A1 ∼ A19 は、2 つのシステ クーリング ユニットが正常に 運転している時は、上
ムメッセージ リレーでもチ ェックでき ます。この場 記のよ うな状態に なっています。システ ムメッセー
合、両 方のシステムメッ セージリレーにそれ ぞれの ジが発 生した り電源 が切れ たり すると、当 該のリ
レーは 再び「未 励磁」の 状態にな りコンタ クトは
システムメッセージを割り当てることができます。
「開」の状態になります。
定位接点のシステムメッセージリレー:
「 4.6.3 電源部の取付け」
(14 ページ)の配線図を参照:
– 端子 3: NO(通常開、リレー2)
値の入力によるシステムメッセージのプログラム
– 端子 4: C (電源とシステム信号リレー間の接続
0: システムメッセージはシステムメッセージリ
システムメッセージリレー)
レーに送られず、モニター表示のみ
1: リレー 1 によるシステムメッセージ診断
– 端子 5: NO(通常開、リレー1)
2: リレー 2 によるシステムメッセージ診断
NO は、電圧非印加時の内容です。クーリングユニッ
トの電源が入ると 2 つのシステムメッセージリレー
(リレー1と2)はただちに閉となります。
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
29
JP
6 操作
JP
6.2.7 マスター ID とスレーブ ID の設定
複数のクーリングユニットをつなげる場合(最大 10
台まで)、そのうち 1 台が「メイン」
(マスター)とな
り、他のユニットは「サブ」
(スレーブ)として扱わ
れます。複数をマス ター・スレー ブで使用す る場合
は、各クーリングユニットに対し ID(アドレス)を
付けてください。この ID でネットワーク内のクーリ
ングユニットを識別します。
スレーブユニットのいずれか 1 台が設定温度に達し
たり、ドア用スイッチ が働いてマスターユ ニットに
伝わると、すべてのク ーリングユニットが オフにな
ります。
注記:
– マスターユニットは 1 台のみ指定できま
す。また、マスター ID は必ず連結したス
レー ブユニット の台数と 一致させ てくだ
さい。
– ID は必ず昇順で割り振ってください。
– 途中で数字を飛ばすことはできません。
マスタークーリングユニット(デフォルト = 00)に
は、ネットワークにつ なぐスレーブユニッ トの数を
入力します:
01: マスターとスレーブクーリングユニット 1 台
02: マスターとスレーブクーリングユニット 2 台
03: マスターとスレーブクーリングユニット3台
04: マスターとスレーブクーリングユニット4台
05: マスターとスレーブクーリングユニット5台
06: マスターとスレーブクーリングユニット6台
07: マスターとスレーブクーリングユニット7台
08: マスターとスレーブクーリングユニット8台
09: マスターとスレーブクーリングユニット9台
30
スレーブクーリングユニット(デフォルト = 00)に
は、それぞれ異なるアドレスを与えます:
11: スレーブクーリングユニット No.1
12: スレーブクーリングユニット No.2
13: スレーブクーリングユニット No.3
14: スレーブクーリングユニット No.4
15: スレーブクーリングユニット No.5
16: スレーブクーリングユニット No.6
17: スレーブクーリングユニット No.7
18: スレーブクーリングユニット No.8
19: スレーブクーリングユニット No.9
Master
02
Slave
11
Slave
12
図 40: マスター/スレーブのネットワーク例
その他の接続例につい ては、13 ページ「4.6.1 BUS
接続(快適 コントローラを使 用して複数のユニッ ト
をつなげる場合のみ)」をご覧ください。
ID 設定については、27 ページ「6.2.4 変更可能なパ
ラメータ」または 28 ページ「6.2.5 プログラム一覧
表」の「Ad」パラメータをご覧ください。
6.2.8 システムメッセージの対処
コンフ ォート コン トロ ーラの シス テムメ ッセ ージ
は、番号としてモニターに表示されます。
A03、A06、A07 のメッセージが現れてエラー原因を
取り除 いた後は、必ず快適コ ントローラをリセッ ト
してください( 32 ページ「6.2.9 快適コント ローラ
のリセット」参照)。
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
6 操作
モニター
表示
A01
システムメッセージ
考えられる原因
エンク ロージャーの ドアが ドアが開いているか、ドア開閉スイッチの
開いている
位置が正しくない
エラー解消のための処置
ドアを閉める、ドア開閉スイッチが正しい位置
にあるか点検し、必要があれば接続状態を確認
する
A02
エンクロージャーの
内部温度が高すぎる
冷却能力不足/ユニットのサイズが小さすぎ 冷却能力を確認する
る A03 から A17 までの連続エラー
A03
フィルター監視器
フィルターマットが汚れている
A04
A05
環境温度が高すぎる/
低すぎる
凍結の恐れあり
クリーニングまたは交換する;
コンフォートコントローラをリセットする
外部の周囲温度をユニットの使用条件に合わ 周囲温度を上げる/下げる(部 屋の暖房をつけ
たり換気をするなど)
せる (+10°C ∼ +60°C)
エンクロージャーの内部温度の目標値を高めに
凍結の恐れがある際のエラー表示。
場合によっては、蒸発器ファンが
設定する。蒸発器ファンを点検 し、必要に応 じ
遮られているか、故障しているか、
て遮蔽物を取り除いたりファンを交換する
冷気出口が塞がっている。
A06
PSAH 圧力監視器
周囲温度が高すぎる
コンデンサーが汚れている
フィルターマットが汚れている
コンデンサーファンが故障している
E- バルブの故障
PSAH 圧力監視器が故障している
周囲温度を下げる;
コンフォートコントローラのリセット
コンデンサーのクリーニングを行う;
コンフォートコントローラのリセット
クリーニングまたは交換する;
コンフォートコントローラをリセットする
交換する;
コンフォートコントローラのリセット
クーリングユニットの専門技術者に修理を依頼
する;コンフォートコントローラのリセット
クーリングユニットの専門技術者に交換を依頼
する;コンフォートコントローラのリセット
A07
蒸発器
A08
凝縮水アラート
A09
A10
A11
コンデンサーファン
蒸発器ファン
コンプレッサー
A12
コードが壊れている、ショートしている
交換する
コードが壊れている、ショートしている
コードが壊れている、ショートしている
コードが壊れている、ショートしている
交換する
交換する
交換する
A16
A17
温度センサー コンデンサー
温度センサー 環境温度
温度センサー 凍結
温度センサー
結露アラート
温度センサー 内部温度
位相監視器
A18
EPROM エラー
新しいボードを取付けた
A13
A14
A15
A19
A20
E0
OL
LH
rSt
冷媒が不足している;コンデンサー表/裏の
センサーが故障している
凝縮水排出器が曲がっているか、詰まってい
る
オプションの凝縮水気化装置が備わっている
障害物がある、または故障している
障害物がある、または故障している
コンプレッサーの過負荷
(内部の巻線保護)
故障(巻線抵抗を測定・チェックする)
クーリングユニットの専門技術者に修理を依頼
する;コンフォートコントローラのリセット
凝縮水排出器を点検し、必要に応じて曲がった
部分を直したり、ホースの詰まりを解消する
気化装置を点検し、必要に応じて交換する
障害物を取り除く;必要に応じて交換する
障害物を取り除く;必要に応じて交換する
対処不要;
ユニットは自動的に再始動します。
クーリングユニットの専門技術者に交換を依頼
する
コードが壊れている、ショートしている
交換する
2 位相を変えてみる
三相交流ユニットのみ:
三相交流が正しく機能していない/位相に欠
落がある
ソフ トウ ェア のア ップ デート が必 要(新バ ー
ジョンのソフトウェアを搭載したボードの取付
後)プログラムレベルの Code 22 を呼び出す;
キー 1 を押してから「 Set」キーで確定して「Acc」
を表示する
その後、ユニットの接続を切り、再接続する
設定やケーブルを点検する
LAN /マスター・スレーブ マスターとスレーブが接続されていない
電圧降下
エラー表示がされない
ログファイルに記録が保存される
モニターメッセージ
モニターとコントロールボード間の
リセットする: 電源を切り、2 秒ほどたってか
接続不良
ら再度電源を入れる
ケーブルの故障;プラグがしっかり接続され ボードを交換する
ていない
過負荷
環境条件が許容値以外
低熱
エンクロージャー内排熱放出量が最少
リセット
手動のリセットを必要とする、
「6.2.9 コンフォートコントローラのリセット」、 32 ページ参照。
表 6: コンフォートコントローラ使用時のエラー対処法
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
31
JP
7 点検とメンテナンスについて
JP
6.2.9 コンフォートコントローラのリセット
A03、A06、A07 のエラーが発生した場合は、必ずコ
ンフォートコントローラをリセットしてください。
• キー 1(▲)と 3(▼)(図 38)を同時に 5 秒間押
し続けます。
システムメッセージが消え、温度表示に戻ります。
7
7.1.1 圧縮空気でのクリーニング
SK 3304.xxx/SK 3305.xxx
点検とメンテナンスについて
感電の恐れあり!
ユニットには電圧がかかっています。
ユニットを開ける前には必ず電源を切り、
誤って電源が入らないように、
特にご注意ください。
図 41: 接続プラグを抜く
7.1 一般情報
冷気循環経路はメン テナンスフリーの密 閉システム
を採用してい ます。クーリングユ ニットには 製造時
に充分量 の冷媒が充 填されて おり、密 閉状 態を
チェックした上で、更 に機能性試験が行わ れていま
す。
内蔵されたメンテナ ンスフリーのファン にはボール
ベアリングを採用し ており、湿気や埃から 保護しま
す。ファン は温 度モニ ターが はめ 込まれ てい ます。
使用寿命は最低 30.000 時間です。そのため、クーリ
ングユニットは長期 間メンテナンスが不 要になりま
す。外部 の空気循環経路 に設置されて いる機器の
み、汚れ具合を見なが ら掃除機や圧縮空気 で適宜お
手入れをして ください。油汚れが こびりつい た場合
など は、水 系洗 浄剤な ど不 燃性の 洗浄剤 で取り 除
いてください。
メンテナンスの間隔:2000 時間となっています。使
用環境における空気 の汚れ具合によっ ては、大気中
の浮遊物質の量に応 じてメンテナンスの 間隔が短縮
されることがあります。
注意!
やけどの恐れあり!
クリーニングの際には、絶対に可燃性の
製品を使用しないでください。
図 42: 上のプラスチックルーバーを取外す
メンテナンスの手順:
– 汚れ具合を確認します。
– フィルターが汚れていたら、 必要に応じて交換し
ます。
– クーラーの羽が汚れていたら、 必要に応じてク
リー ニングし ます。必要に 応じてク リーニン グし
ます。
– テスト モード運転 をして、冷却 機能に異常 がない
かチェックします。
– コンプ レッサーや ファンに雑音 がないか確 認しま
す。
32
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
7 点検とメンテナンスについて
JP
図 43 : 下のプラスチックルーバーを取外す
図 45: モニターのプラグを抜く (1)
図 46: モニターのプラグを抜く (2)
図 44 : ベルト部を取外す
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
33
7 点検とメンテナンスについて
JP
図 50: ファンのプラグ接続を外す
図 47 : ルーバーを外したーリングユニットの様子
図 51: カバーを取外す( 4 ケ所のネジを外す)
図 48 : 外部循環経路用のファンを取外す
( 4 ケ所のネジを外す)
図 52: モニターケーブルを押し戻す
図 49 : ファンの取外し
図 53: モニターケーブルをケーブルの引込み口に押し込む
34
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
7 点検とメンテナンスについて
JP
図 56: カバーとセクションの間にあるアースケーブルを
外す (1)
図 54 : カバーを取外す (1)
図 57: カバーとセクションの間にあるアースケーブルを
外す (2)
図 55 : カバーを取外す (2)
図 58: ヒートエクスチェンジャー部分とコンプレッサー
ルームの汚れを圧縮空気で吹き払う (1)
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
35
7 点検とメンテナンスについて
JP
図 59 : ヒートエクスチェンジャー部分とコンプレッサー
ルームの汚れを圧縮空気で吹き払う (2)
図 61: 上のプラスチックルーバーを取外す (1)
7.1.2 圧縮空気でのクリーニング SK 3328.xxx,
SK 3329.xxx, SK 3332.xxx
図 60 : 接続プラグを抜く
図 62: 上のプラスチックルーバーを取外す (2)
36
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
7 点検とメンテナンスについて
JP
図 63 : 上のプラスチックルーバーを取外す (3)
図 65: 下のプラスチックルーバーを取外す (2)
図 64 : 下のプラスチックルーバーを取外す (1)
図 66: ベルト部を取外す
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
37
7 点検とメンテナンスについて
JP
図 67 : モニターケーブルを引き抜く
図 71: 外部循環経路用のファンを取外す
Abb. 68: モニターケーブルを押し戻し、
ケーブルの引込み口に押し込む (1)
図 72: ファンのプラグ接続を外す (1)
Abb. 69: モニターケーブルを押し戻し、
ケーブルの引込み口に押し込む (2)
図 73: ファンのプラグ接続を外す (2)
図 70 : 外部循環経路用ファンに付いている 4 個のネジを
外す
図 74: ファンのプラグ接続を外す (3)
38
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
7 点検とメンテナンスについて
JP
図 75 : ファンのアースケーブルを外す (1)
図 76 : ファンのアースケーブルを外す (2)
図 78: カバーを取外す
図 77 : カバーに付いている 4 個のネジを外す
図 79: アースケーブルを外す (1)
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
39
7 点検とメンテナンスについて
JP
図 80 : アースケーブルを外す (2)
図 82: ヒートエクスチェンジャー部分とコンプレッサー
ルームの汚れを圧縮空気で吹き払う (2)
図 81 : ヒートエクスチェンジャー部分とコンプレッサー
ルームの汚れを圧縮空気で吹き払う (1)
図 83: ヒートエクスチェンジャー部分とコンプレッサー
ルームの汚れを圧縮空気で吹き払う (3)
40
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
8 保管および処分
8
保管および処分
9
仕様
JP
注意! 損傷の恐れあり!
クーリングユニットを気温が +70°C を超え
る場所で保管するこ とは絶対に避け てくだ
さい。
クーリングユニットは、必 ずまっすぐに立て て保管
してください。
密閉系冷気循環経路には 冷媒とオイルが含ま れてい
ます。環境保護の観点か ら、処分は必ず専門 の作業
員にお任せく ださい。処分の際 は、リタール社 工場
で処理ができます。
お気軽にお問合せください。
図 84: 銘板(仕様)
– 電源に関す る仕様(電圧 および周波 数)は銘板に
記載されている内容に従ってください。
– ヒューズは、必 ず銘板に記 載されてい るものをお
使いください。
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
41
9 仕様
単位
JP
品番 SK
ベーシックコントローラ
RAL 7035(ライトグレー)
–
3302.100
3302.110
3302.300
3302.310
3303.100
3303.110
3304.100
3304.110
3304.700
コンフォートコントローラ
RAL 7035(ライトグレー)
–
–
–
–
–
3303.500
3303.510
3304.500
3304.510
3304.800
ベーシックコントローラ、
ステンレスカバー
–
3302.200
3302.210
–
–
3303.200
3303.210
3304.200
3304.210
–
コンフォートコントローラ、
ステンレスカバー
–
–
–
–
–
3303.600
3303.610
3304.600
3304.610
–
定格電圧
V
Hz
230, 1~,
50/60
115, 1~,
60
230, 1~,
50/60
115, 1~,
60
230, 1~,
50/60
115, 1~,
60
230, 1~,
50/60
115, 1~,
50/60
230, 1~,
50
定格電流
A
1.6/1.7
3.3
1.6/1.7
4.0
2.6/2.6
5.7
5.4/5.0
10.6/11.1
3.0
起動電流
A
3.0/3.4
8.0
4.3/5.3
12.0
5.1/6.4
11.5
12.0/14.0
26.0/28.0
12.0
A
10.0
10.0
10.0
10.0
10.0
10.0
10.0
11.0 –16.0 10.0
モーター保護スイッチ
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
変圧器保護スイッチ
–
–
–
–
–
–
–
–
–
カットアウト /
タイムラグヒューズ
–
–
適用ヒューズ T
(ブレーカー)
.
有効冷却能力 Qk
DIN 3168 準拠
L 35 L 35
L 35 L 50
W
W
300/320
150/170
300
150
300/320
150/160
300
150
500/610
280/350
500
280
1000/1060 1000/1060 1000
790/840
790/840
900
消費電力 Pel
DIN 3168 準拠
L 35 L 35
L 35 L 50
W
W
245/255
255/275
290
340
285/300
320/340
290
340
360/380
420/390
470
500
825/775
875/835
850/800
900/875
520
580
1.2
1.2
1.1
1.1
1.4
1.4
1.2
1.2
1.9
R134a
95
R134a
170
R134a
170
R134a
325
R134a
325
R134a
500
25
28
28
25
25
28
.
冷却性能指数 ε = Qk/Pel
冷媒
– 種類
– 充填量
–
g
R134a
100
バール 25
許容圧力
°C
温度設定範囲 1)
保護等級 EN 60 529 準拠
– 内部循環経路
– 外部循環経路
–
–
25
+20 ∼ +45
+20 ∼ +55
dB (A) < 61
騒音レベル
25
< 61
< 61
< 61
< 61
< 61
< 61
mm
280 x 550 x 140
525 x 340 x 153
280 x 550 x
200
400 x 950 x 260
質量
kg
13
13
17
17
42
< 64
44
40
IP 54
IP 34
外形寸法(幅 x 高さ x 奥行)
1) ベーシックコントローラ
< 64
13
17
39
+30°C ∼ +55°C
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
9 仕様
単位
品番 SK
ベーシックコントローラ
RAL 7035(ライトグレー)
–
3304.140
3304.142
コンフォートコントローラ
RAL 7035(ライトグレー)
–
3304.540
3304.542
3305.500
3305.510
3305.540
3305.542
3328.500
3328.510
3328.540
3329.500
3328.800
ベーシックコントローラ、
ステンレスカバー
–
3304.240
3305.200
3305.210
3305.240
3328.200
3328.210
3328.240
3329.200
–
コンフォートコントローラ、
ステンレスカバー
–
3304.640
3305.600
3305.610
3350.640
3328.600
3328.610
3328.640
3329.600
–
400, 3~, 50/ 230, 1~,
460, 3~, 60 50/60
115, 1~,
50/60
400, 3~, 50/ 230, 1~,
460, 3~, 60 50/60
115, 1~,
50/60
400, 3~, 50/ 230, 1~,
460, 3~, 60 50/60
230, 1~,
50
3305.100
3305.110
3305.140
3305.142
3328.100
3328.110
3328.140
3329.100
3328.700
定格電圧
V, Hz
定格電流
A
2.8/2.9
6.0/6.5
12.1/13.6
2.6/2.9
7.5/9.1
14.7/17.3
2.8/3.3
8.6/10.6
4.5
起動電流
A
11.5/12.7
22.0/24.0
42.0/46.0
12.2/11.3
22.0/26.0
36.0/39.0
6.8/7.8
21.0/21.0
12.0
A
6.3 – 10.0
16.0
14.0 – 20.0 6.3 – 10.0
16.0
18.0 – 25.0 6.3 – 10.0
16.0
10.0
モーター保護スイッチ
–
–
–
–
–
–
–
変圧器保護スイッチ
–
–
–
–
–
–
–
–
カットアウト /
タイムラグヒューズ
–
–
–
–
–
–
適用ヒューズ T
(ブレーカー)
.
有効冷却能力 Qk
DIN 3168 準拠
L 35 L 35
L 35 L 50
W
W
1000/1060 1500/1510 1500/1510 1500/1510 2000/2350 2000/2350 2000/2350 2500/2750 2000
790/840
1230/1250 1230/1250 1230/1250 1450/1690 1450/1690 1450/1690 1600/1750 1630
消費電力 Pel
DIN 3168 準拠
L 35 L 35
.
L 35
L 50
W
W
700/675
785/800
975/1125 1000/1175 925/1100 1025/1200 1085/1250 1050/1275 1450/1675 780
1125/1285 1165/1325 1085/1275 1250/1350 1300/1410 1275/1525 1625/2000 870
1.4
1.5
1.5
1.6
2.0
1.8
1.9
1.7
2.6
R134a
500
R134a
600
R134a
600
R134a
600
R134a
950
R134a
950
R134a
950
R134a
950
R134a
750
25
25
25
28
28
28
28
28
< 64
< 64
< 64
< 64
< 64
< 64
< 64
< 64
67
69
66
.
冷却性能指数 ε = Qk/Pel
冷媒
– 種類
– 充填量
許容圧力
温度設定範囲 1)
騒音レベル
保護等級 EN 60 529 準拠
– 内部循環経路
– 外部循環経路
外形寸法
(幅 x 高さ x 奥行)
質量
1)
–
g
バール 25
°C
dB (A) < 64
–
–
+20 ∼ +45
+20 ∼ +55
IP 54
IP 34
mm
400 x 950 x 260
kg
40
41
400 x 1580 x 290
46
42
66
73
ベーシックコントローラ +30°C ∼ +55°C
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
43
JP
9 仕様
品番 SK
単位
JP
ベーシックコントローラ RAL 7035
(ライトグレー)
–
3329.110
3329.140
3332.140
3361.100
3361.110
3361.140
コンフォートコントローラ RAL 7035
(ライトグレー)
–
3329.510
3329.540
3332.540
3361.500
3361.510
3361.540
ベーシックコントローラ、ステンレス
カバー
–
3329.210
3329.240
3332.240
3361.200
3361.210
3361.240
コンフォートコントローラ、ステンレ
スカバー
–
3329.610
3329.640
3332.640
3361.600
3361.610
3361.640
定格電圧
V, Hz
115, 1~,
50/60
400, 3~, 50/
460, 3~, 60
400, 3~, 50/
460, 3~, 60
230, 1~,
50/60
115, 1~,
60
400, 2~,
50/60
定格電流
A
17.0/22.0
3.7/3.8
4.2/4.2
2.3/2.4
5.3
1.2/1.4
起動電流
A
44.0/42.0
6.8/7.6
9.2/11.0
5.6/5.6
12.0
3.1/3.3
適用ヒューズ T(ブレーカー)
A
18.0 – 25.0
6.3 – 10.0
6.3 – 10.0
10.0
10.0
6.3 – 10.0
モーター保護スイッチ
–
–
–
–
–
変圧器保護スイッチ
–
–
–
–
–
カットアウト / タイムラグヒューズ
–
–
–
–
–
2500/2750
1600/1750
2500/2700
1900/1950
4000/4400
3070/3570
750/780
510/540
750
500
750/780
510/540
1500/1725
1675/2065
1425/1625
1675/1975
1850/2250
2120/2590
480/550
530/640
570
670
480/550
530/640
1.7
1.8
2.1
1.5
1.5
1.5
R134a
950
R134a
950
R134a
3000
R134a
280
R134a
260
R134a
280
28
28
28
28
28
28
+20 ∼ +52
+20 ∼ +55
< 64
< 64
22
22
.
有効冷却能力 Qk
DIN 3168 準拠
L 35 L 35
L 35 L 50
W
W
消費電力 Pel
DIN 3168 準拠
L 35 L 35
L 35 L 50
W
W
.
冷却性能指数 ε = Qk/Pel
冷媒
– 種類
– 充填量
–
g
許容圧力
バール
°C
温度設定範囲 1)
騒音レベル
+20 ∼ +55
dB (A)
< 64
–
–
IP 54
IP 34
保護等級 EN 60 529 準拠
– 内部循環経路
– 外部循環経路
< 64
< 64
< 64
外形寸法(幅 x 高さ x 奥行)
mm
400 x 1580 x 290
500 x 1580 x 340 280 x 550 x 280
質量
kg
76
91
70
22
品番 SK
単位
ベーシックコントローラ RAL 7035
(ライトグレー)
–
3366.100
3366.110
3366.140
3377.100
3377.110
3377.140
コンフォートコントローラ RAL 7035
(ライトグレー)
–
3366.500
3366.510
3366.540
3377.500
3377.510
3377.540
ベーシックコントローラ、ステンレス
カバー
–
3366.200
3366.210
3366.240
3377.200
3377.210
3377.240
コンフォートコントローラ、ステンレ
スカバー
–
3366.600
3366.610
3366.640
3377.600
3377.610
3377.640
定格電圧
V, Hz
230, 1~,
50/60
115, 1~,
50/60
400, 3~, 50/
460, 3~, 60
230, 1~,
50/60
115, 1~,
50/60
400, 3~, 50/
460, 3~, 60
定格電流
A
7.1/7.3
14.3/14.7
3.0/3.1
7.1/7.3
14.3/14.7
3.3/3.4
起動電流
A
22.0/24.0
43.0/47.0
8.0/8.8
22.0/24.0
43.0/47.0
8.0/8.8
適用ヒューズ T(ブレーカー)
A
10.0
14.0 – 20.0
6.3 – 10.0
10.0
14.0 – 20.0
6.3 – 10.0
モーター保護スイッチ
–
–
–
–
–
変圧器保護スイッチ
–
–
–
–
–
カットアウト / タイムラグヒューズ
–
–
–
–
–
1500/1500
1050/1100
1500/1500
1050/1100
1500/1500
980/1080
1500/1500
1050/1100
1500/1500
1050/1100
1500/1500
980/1080
1045/1175
1220/1335
1075/1200
1265/1375
1090/1240
1260/1430
1045/1175
1220/1335
1075/1200
1265/1375
1090/1240
1260/1430
1.4
1.4
1.3
1.4
1.4
1.3
R134a
700
R134a
700
R134a
700
R134a
700
R134a
700
R134a
700
28
28
28
28
28
28
< 64
< 64
< 64
< 64
< 64
46
45
.
有効冷却能力 Qk
DIN 3168 準拠
L 35 L 35
L 35 L 50
W
W
消費電力 Pel
DIN 3168 準拠
L 35 L 35
L 35 L 50
W
W
.
冷却性能指数 ε = Qk/Pel
冷媒
– 種類
– 充填量
–
g
許容圧力
バール
°C
温度設定範囲 1)
騒音レベル
+20 ∼ +55
dB (A)
< 64
–
–
IP 54
IP 34
保護等級 EN 60 529 準拠
– 内部循環経路
– 外部循環経路
外形寸法(幅 x 高さ x 奥行)
mm
450 x 1590 x 195
質量
kg
45
1) ベーシックコントローラ +30°C ∼ +55°C
44
50
450 x 1590 x 165
50
46
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
10 交換部品の説明
10 交換部品の説明
JP
75
SK 3302.xxx
40
10
71
25
45
1
100
55
71
90
15
5
図 85: SK 3302.xxx の交換部品
SK 3302.3xx
10
90
71 20
71
25
100
45
40
1
5
15
55
図 86: SK 3302.3xx の交換部品
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
45
10 交換部品の説明
JP
SK 3303.xxx
SK 3361.xxx
10
40
71
30
75
25
1
45
15
55
100
90
5
71
71
20
71
図 87: SK 3303.xxx, SK 3361.xxx の交換部品
SK 3304.xxx
SK 3305.xxx
10
40
71
30
102
75
1
45
25
100
71
50
80
15
20
55
90
45
5
71
71
101
図 88: SK 3304.xxx, SK 3305.xxx の交換部品
46
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
10 交換部品の説明
75
SK 3328.xxx
SK 3329.xxx
JP
10
40
46
71
30
102
45
71
20
50
1
55
100
45
46
90
80
5
71
71
15
101
図 89: SK 3328.xxx, SK 3329.xxx の交換部品
75
SK 3332.xxx
10
46
40
71
102
45
25
100
50
55
1
45
71
90
46
71
71
20
15
5
30
101
図 90: SK 3332.xxx の交換部品
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
47
10 交換部品の説明
JP
SK 3366.xxx
SK 3377.xxx
75
75
100
40
46
10
71
102
45
20
90
50
30
71
55
1
25
45
101
46
5
80
15
図 91: SK 3366.xxx, SK 3377.xxx の交換部品
各部の説明
1
コンプレッサー
5
コンデンサーファン
10 蒸発器ファン
15 部品袋
20 膨張弁
25 フィルター乾燥器
30 PSAH 高圧スイッチ
40 基板
45 プラスチックルーバー 1
46 プラスチックルーバー 2
50 カバートリム
55 ディスプレイ
71 温度センサー
75 ユニットケース
80 変圧器
90 蒸発器
100 コンデンサー
101 凝縮水気化装置
102 凝縮水気化装置のミニヒューズ
(T4A; 6.3 x 32 mm) 48
注記:
交換部 品のご注文時に は、上記品番に加 え
て次の項目も必ずお知らせください:
– ユニットタイプ
– 製造番号
– 製造年月
これらの項目は銘板に記載されています。
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
11 付録:
カットアウトのサイズと穴径
78.5
11.1 表面取付け 寸法
353
11 付録: カットアウトのサイズと穴径
354
55
JP
240
345
326
251
360
280
140
85.5
49
Ø8
155
(10x)
260
354
165.5
550
501
353
360
354
354
図 95: SK 3366.xxx/SK 3377.xxx 表面取付け
350
260
280
34.5
525
250
255
400
図 92 : SK 3302.xxx 表面取付け(SK 3302.3xx を除く)
153
385
350
340
281
950
Ø 9.5 (8x)
255
6
471
25
15
350
図 96: SK 3304.xxx/SK 3305.xxx 表面取付け
図 93 : SK 3302.3xx 表面取付け
35
400
262
290
350
380
200
310
15.5
280
280
1580
320
325
Ø 13 (10x)
260
Ø 8 (4x)
550
532
480
550
266
275
25
340
図 94: SK 3303.xxx/SK 3361.xxx 表面取付け
図 97: SK 3328.xxx/SK 3329.xxx 表面取付け
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
49
11 付録: カットアウトのサイズと穴径
400
500
370
340
380
145
440
380
320
145
R9.5 (2x)
1580
500
330
45
JP
1580
1540
1558
1554
376
25
275
375
440
360
164
Ø 13 (10x)
Ø 13 (4x)
図 98: SK 3332.xxx 表面取付け
R9.5 (2x)
11.2 半埋め込み取付け 寸法
320
図 101: SK 3328.xxx/SK 3329.xxx 半埋め込み取付け
280
100
20
254
100
500
25
145
195
550
497
266
523
524
362
474
1580
1550
18 x 45°
(230)
1530
Ø 8 (4x)
図 99: SK 3303.xxx/SK 3361.xxx 半埋め込み取付け
400
Ø 13 (4x)
370
105
330
155
25 x 45
380
920
920
950
図 102: SK 3332.xxx 半埋め込み取付け
Ø 9.5 (4x)
図 100 : SK 3304.xxx/SK 3305.xxx 半埋め込み取付け
50
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
11 付録: カットアウトのサイズと穴径
11.3 全埋め込み取付け寸法
98
280
210
370
25
R6 (4x)
25
200
JP
400
42
254
25 x 45
2
50
920
950
920
550
266
518
492
524
Ø 15 (2x)
380
Ø 8 (4x)
18 x 45°
Ø 9.5 (4x)
(230)
図 103: SK 3302.1xx 全埋め込み取付け
98
55
図 106: SK 3304.xxx/SK 3305.xxx 全埋め込み取付け
525
400
20
510
370
240
50
R9.5 (2x)
325
20 x 45°
314
340
320
Ø 7.5 (4x)
376
1580
1540
1558
1554
499
図 104: SK 3302.3xx 全埋め込み取付け
42
280
158
25
254
200
Ø 13 (4x)
R9.5 (2x)
Ø 19 (2x)
550
518
492
524
320
266
図 107: SK 3328.xxx/SK 3329.xxx 全埋め込み取付け
45
Ø 8 (4x)
400
18 x 45°
(230)
1500
45
1510
図 105: SK 3303.xxx/SK 3361.xxx 全埋め込み取付け
図 108: SK 3366.xxx/SK 3377.xxx 全埋め込み取付け
リタール エンクロージャー用クーリングユニット 取扱説明書
51