現場レポート みどりの女神が行く!(PDF:1053KB)

みどりの女神 が行く!
未来へつなぐ森づくり
「第 回全国植樹祭」 日、群 馬 県 生
飯塚 帆南(いいづか ほなみ)
ま れ。2016年 ミ ス 日 本 み
平 成 5年 7月
どりの女神として活躍中!
に 広 ま り、よ り 大 き な ム ー ブ メ ン ト に な
ることを私は期待しています。
式 典 の 最 後 に は、東 日 本 大 震 災 被 災 地
へ の エ ノ キ リ レ ー が 行 わ れ ま し た。皇 居
育 て ら れ た 苗 木 が、来 年 の 開 催 地、富 山
内 の エ ノ キ か ら 種 を 採 取 し、長 野 県 内 で
した。
樹 祭 で 植 栽 さ れ ま す。県 の 垣 根 を 越 え、
と絆を強く感じました。
私 は 国 と し て の 一 体 感 を 覚 え、胸 が 熱 く
た 苗 木 が、長 い 旅 を 終 え 被 災 地 に 届 き、
県 に 届 け ら れ、再 来 年 に 福 島 県 開 催 の 植
今 回 の 植 樹 祭 で は、式 典 会 場 と 県 内 4
箇 所 の 植 樹 会 場 が ラ イ ブ 中 継 で 繋 が れ、
た く さ ん の 愛 情 に よ り、大 切 に 育 て ら れ
プロローグでは県内の木と森の文化を
代表する山車等が集まったパフォーマン
なりました。
同 時 に 社 会 貢 献 に も 力 を 注 ぎ、「財 産 の
三 分 の 一 は 国 の た め、三 分 の 一 は 教 育 の
う」と い う 考 え で、生 涯 過 ご さ れ た そ う
現地の方々を笑顔にするこのリレーに
スで、会場が一斉に盛り上がり、私もとて
で す。新 聞 社 や 鉄 道 の 設 立、同 志 社 大 学
た め、三 分 の 一 は 自 分 の 仕 事 の た め に 使
の文化や自然に対する尊敬の念が私たち
心に響いた土倉庄三郎翁
も興奮しました。伝統芸能などを通し、木
の生活の中で代々受け継がれてきたこと
や 日 本 女 子 大 学 の 創 設 等 に、多 額 の 寄 付
没後100年記念式典 に 気 づ き、改 め て 私 も 次 世 代 に 受 け 渡 す
天 皇・皇 后 両 陛 下 に よ る お 手 植 え と お
手 播 き、代 表 者 の 記 念 植 樹 な ど の 後、サ プ
当たり8千〜1万本という
れ、独自の林業法を開発された方です。植
きました。土倉翁は、吉野林業の父と呼ば
年 記 念 式 典」の 司 会 を 務 め さ せ て い た だ
れ、吉 野 林 業 を 伝 承 し 育 て ら れ た 素 晴 ら
守られてきたみどりが未来へと受け継が
川 上 村 の 美 し い み ど り を 眺 め、土 倉 翁
の 功 績 に 思 い を 馳 せ る と と も に、大 切 に
を す る な ど、わ が 国 の 近 代 化 に 貢 献 さ れ
ライズで市川海老蔵さんが登場され、歌舞
栽本数が1
しい木材が私たちの日々の暮らしを豊か
使命を感じました。
伎を披露されました。海老蔵さんは3年前
超 密 植 が 特 徴 で、こ の 手 法 は 日 本 全 国 の
に 彩 る こ と を 願 っ て、式 典 に 臨 ん だ 一 日
ました。
から長野県志賀高原で「後世に残そう森・
林業のモデルとなりました。
6月 日には奈良県川上村で、「吉野林
業 中 興 の 祖 土 倉 庄 三 郎 翁 没 後 100
水・い の ち」を テ ー マ に A
「 B M O R I」
プロジェクトという森を育てる取組をさ
19
でした。
年 記念式典
土倉庄三郎翁没後100
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スクリーンを通し長野県の皆さんの団結
皆 様 こ ん に ち は! 6月 5日 に、第 回
全国植樹祭が開催された長野県に伺いま
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また 土 倉 翁 は 熱 心 な 林 業 家 だ っ た と
9 2016.7 No.112 林野
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れています。今後、このような取組がさら
ha
第67回全国植樹祭 国土緑化運動のPR