ホームページ活用講座 連載 7 「 新しいピアノ生活 」 を提案 ピアノの広場 今回「ピアノの広場」をご紹介。このコーナー は、もともと公開されていた 「ピアノ曲事典」を、 約一年前にリニューアルしたもの。事典の付録的 位置付けだった音源試聴コーナーや着メロが人気 となったことに加え、 「ピアノ」 というキーワードで いろいろ楽しんでいただきたい、 と考えてアップグ レードした。 ▲ピアノの広場入り口 マンガ・楽譜など 「 使える 」 新企画も まず は 最 近 の 動 きを 幾 つ かご 紹 介した い。 2003 年 5 月には「 特 集 」コーナーを 新 設した (http://www.piano.or.jp/enc/special/) 。最 初 の記事として、川上昌裕先生執筆によるロシア訪 問記を公開。川上先生が作曲家カプースチンの 録音現場に立会い、 レッスンを受けた際のレポー トが 2 回にわたって掲載された。同時代の作曲 家と演奏家の交流の記録として、非常に興味深く、 且つ貴重な記録と言えるだろう。 第 2 にピアノが登場する映画、 というページを 作成した。映画以外にも、小説とかコミックなど ピアノが取り上げられているメディアを研究する ことは、自分 が 好きな「ピアノ」という楽 器を客 観的に見直す良い機会になる、 と思う。あるいは ピアノという軸を使って、他のジャンルに足を踏 み入れるきっかけとしても良いのではないか。感 想や「こんな作品もあるので掲載して欲しい」 と いったご連絡にも対応している。 また 10 月 10 日にはマンガ「ショパン 物 語」 を掲載した。こちらは当面月 2 回のペースで掲 載を予定。作者はピアノの指導もされている漫画 家の林倫恵子先生(詳しいプロフィール、過去 の作品などについては先生のホームページにて http://www.rock.sannet.ne.jp/kiga2hon-dayo/)。 公開後、早速多くのアクセスを集めている。ショ パンのエピソードを年代を追って紹介していく予 定だ。今後の展開が楽しみである。 更に、10 月 17 日より楽譜をダウンロードでき る 「ネットの 楽 譜 棚 」コーナーを 新 設。若 年 の ▲ショパン物語第 1 回 (http://www.piano.or.jp/enc/special/c_chopin/031010.html) 42 生徒への教材として適しているもの、あるいは ちょっとしたレパートリーとして演奏を楽しめる小 ホームページ活用講座◆ 7 ▲ ネ ット の 楽 譜 棚。10 月 17 日に 開 設した 最 新コー ナ ー。ピ ア ノ の 楽 譜 が 1 曲 ごとに ダ ウン ロ ード 可 能 に な っ て い る。 (http:/ /www.piano.or.jp/enc/ gakufu/) ▲ 「 ピアノの 演 奏 会 」コ ー ナ ー。以 前 も ご 紹 介 し た が、 「 サ イ バ ー コ ン サ ート (http://www.prox.jpn.org/ ~piano/cyber/cyber.cgi)」と いう類似の先輩サイトもお 勧めしたい。 品を中心に掲載。今後、週に 1 曲ずつとペース 宣伝して欲しいと考えている。 で追加予定。 こちらのコーナーではアンケートも 取っているので、ご意見をお寄せいただければ、 珍しくて入手が難しい曲、自分の目的にぴったり の曲の掲載が実現するかもしれない。 ピアノ曲辞典は全 7600 曲 音源は 200 曲以上試聴可能に 活気あふれる 「広場」 を目指して 「広場」 という言葉には「様々な人が集まって 憩う場 所」といった響きがあると思う。この「ピ アノの広場」もそうあってほしい。このコーナー は音源やレポート記事など、皆さんの協力無くし てはまったく寂しいものだっただろう。いろいろ ピアノ曲事典については、以前もこの連載で紹 な企画を追加しているものの、広場の活性化に 介させていただいた。その機能はほとんど変わ はユーザの協力が欠かせない。 ピティナの中で らな い。ただし、扱っている曲 数 は 大 幅 に増え、 はちょっと異質な「みんなで作るサイト」である 2003 年 10 月現在で約 7600 曲が登録されてい ことをふまえ、今後も活気のある 「広場」の整備 る。 この 1 年で 3 倍以上に増えた。なお、 リニュー を目指して行きたい。 アル後、 ピアノ曲事典のトップページの下半分で、 キーワード検索が行えるようになり。使い勝手が 向上している。 人気を集める音源試聴コーナーには、200 曲 以 上 が 登 録されている。 「 今 週 の 1 曲」には 公 開後最初の 7 日間で毎回約 1000 人の訪問があ る。即ち中規模ホールを満席にするくらいの人数 が 1 つの演奏を聴いていることになる。演奏活 動をするピアニストも、演奏を聴いて欲しいアマ チュアの方も、ぜひこれを利用して自分の活動を invitation 音 源、曲 に対 する思 い 入 れ、お 勧 めの 書 籍、楽 譜 など、 ピアノに関する様々なものを募集しています。詳しくはこ ち ら の サ イト (http://www.piano.or.jp/enc/ap/)を ご 覧 頂くか、管 理 人までお 問 合せください(E-mail:[email protected])。 實方 康介 ピティナ本部・ホームページ担当 [email protected] ※記事に関する感想をメール等で頂 けると嬉しいです。 43
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