240号p42-43 - ピティナ・ピアノホームページ

ホームページ活用講座
連載
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「 新しいピアノ生活 」 を提案
ピアノの広場
今回「ピアノの広場」をご紹介。このコーナー
は、もともと公開されていた
「ピアノ曲事典」を、
約一年前にリニューアルしたもの。事典の付録的
位置付けだった音源試聴コーナーや着メロが人気
となったことに加え、
「ピアノ」
というキーワードで
いろいろ楽しんでいただきたい、
と考えてアップグ
レードした。
▲ピアノの広場入り口
マンガ・楽譜など 「 使える 」 新企画も
まず は 最 近 の 動 きを 幾 つ かご 紹 介した い。
2003 年 5 月には「 特 集 」コーナーを 新 設した
(http://www.piano.or.jp/enc/special/)
。最 初
の記事として、川上昌裕先生執筆によるロシア訪
問記を公開。川上先生が作曲家カプースチンの
録音現場に立会い、
レッスンを受けた際のレポー
トが 2 回にわたって掲載された。同時代の作曲
家と演奏家の交流の記録として、非常に興味深く、
且つ貴重な記録と言えるだろう。
第 2 にピアノが登場する映画、
というページを
作成した。映画以外にも、小説とかコミックなど
ピアノが取り上げられているメディアを研究する
ことは、自分 が 好きな「ピアノ」という楽 器を客
観的に見直す良い機会になる、
と思う。あるいは
ピアノという軸を使って、他のジャンルに足を踏
み入れるきっかけとしても良いのではないか。感
想や「こんな作品もあるので掲載して欲しい」
と
いったご連絡にも対応している。
また 10 月 10 日にはマンガ「ショパン 物 語」
を掲載した。こちらは当面月 2 回のペースで掲
載を予定。作者はピアノの指導もされている漫画
家の林倫恵子先生(詳しいプロフィール、過去
の作品などについては先生のホームページにて
http://www.rock.sannet.ne.jp/kiga2hon-dayo/)。
公開後、早速多くのアクセスを集めている。ショ
パンのエピソードを年代を追って紹介していく予
定だ。今後の展開が楽しみである。
更に、10 月 17 日より楽譜をダウンロードでき
る
「ネットの 楽 譜 棚 」コーナーを 新 設。若 年 の
▲ショパン物語第 1 回
(http://www.piano.or.jp/enc/special/c_chopin/031010.html)
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生徒への教材として適しているもの、あるいは
ちょっとしたレパートリーとして演奏を楽しめる小
ホームページ活用講座◆ 7
▲
ネ ット の 楽 譜 棚。10 月
17 日に 開 設した 最 新コー
ナ ー。ピ ア ノ の 楽 譜 が 1
曲 ごとに ダ ウン ロ ード 可
能 に な っ て い る。
(http:/
/www.piano.or.jp/enc/
gakufu/)
▲
「 ピアノの 演 奏 会 」コ ー
ナ ー。以 前 も ご 紹 介 し た
が、
「 サ イ バ ー コ ン サ ート
(http://www.prox.jpn.org/
~piano/cyber/cyber.cgi)」と
いう類似の先輩サイトもお
勧めしたい。
品を中心に掲載。今後、週に 1 曲ずつとペース
宣伝して欲しいと考えている。
で追加予定。
こちらのコーナーではアンケートも
取っているので、ご意見をお寄せいただければ、
珍しくて入手が難しい曲、自分の目的にぴったり
の曲の掲載が実現するかもしれない。
ピアノ曲辞典は全 7600 曲
音源は 200 曲以上試聴可能に
活気あふれる
「広場」
を目指して
「広場」
という言葉には「様々な人が集まって
憩う場 所」といった響きがあると思う。この「ピ
アノの広場」もそうあってほしい。このコーナー
は音源やレポート記事など、皆さんの協力無くし
てはまったく寂しいものだっただろう。いろいろ
ピアノ曲事典については、以前もこの連載で紹
な企画を追加しているものの、広場の活性化に
介させていただいた。その機能はほとんど変わ
はユーザの協力が欠かせない。
ピティナの中で
らな い。ただし、扱っている曲 数 は 大 幅 に増え、 はちょっと異質な「みんなで作るサイト」である
2003 年 10 月現在で約 7600 曲が登録されてい ことをふまえ、今後も活気のある
「広場」の整備
る。
この 1 年で 3 倍以上に増えた。なお、
リニュー
を目指して行きたい。
アル後、
ピアノ曲事典のトップページの下半分で、
キーワード検索が行えるようになり。使い勝手が
向上している。
人気を集める音源試聴コーナーには、200 曲
以 上 が 登 録されている。
「 今 週 の 1 曲」には 公
開後最初の 7 日間で毎回約 1000 人の訪問があ
る。即ち中規模ホールを満席にするくらいの人数
が 1 つの演奏を聴いていることになる。演奏活
動をするピアニストも、演奏を聴いて欲しいアマ
チュアの方も、ぜひこれを利用して自分の活動を
invitation
音 源、曲 に対 する思 い 入 れ、お 勧 めの 書 籍、楽 譜 など、
ピアノに関する様々なものを募集しています。詳しくはこ
ち ら の サ イト
(http://www.piano.or.jp/enc/ap/)を ご
覧 頂くか、管 理 人までお 問 合せください(E-mail:[email protected])。
實方 康介
ピティナ本部・ホームページ担当
[email protected]
※記事に関する感想をメール等で頂
けると嬉しいです。
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