北関東三県を周遊する訪日外国人観光客動態調査事業 仕様書

北関東三県を周遊する訪日外国人観光客動態調査事業
仕様書
1.事業の件名
「北関東三県を周遊する訪日外国人観光客動態調査事業」業務委託
2.事業の概要
(1)事業の目的
北関東三県は広域的な DMO 形成を視野に入れた上で,各県の強みとなる地域資源の磨き上げ
を行い,それらを活用した広域的な北関東周遊ルートのプロモーションを実施する。
そこで各県における新たな観光資源や観光ルートを発掘するにあたり,FIT(Foreign Independent
Traveler)で北関東三県を訪れている訪日外国人観光客や,北関東三県で唯一の空港である茨城空
港を利用して入国した訪日外国人観光客の観光ルートやニーズ等を把握するため,訪日外国人観
光客動態調査を実施する。
(2)事業の内容
北関東三県を周遊する訪日外国人観光客や茨城空港を利用して入国する訪日外国人観光客を
対象に,以下の内容について調査・分析を行い,訪日外国人観光客の観光状況を明らかにすると
ともに,北関東三県を周遊する広域的な観光ルートを企画提案すること。
なお,調査日程,調査地,調査内容等,当事業に関する事項は北関東三県広域観光推進協議会
と協議のうえ,決定すること。
(A)調査・分析
①調査対象
北関東三県のいずれかを周遊した訪日外国人観光客及び茨城空港を利用して入国した訪日
外国人観光客(いずれも FIT)
②調査期間
平成28年8月1日(月)から平成29年2月28日(火)までとする。
③調査方法
・各県の主要観光地等(各県5箇所程度)及び茨城空港に調査員を派遣し,訪日外国人観光
客(FIT)を対象としたアンケート調査を行う。
・対象言語は(英語,中国語【簡体字,繁体字】,韓国語,タイ語,ベトナム語)
④アンケートのデータ
(ア)北関東三県のいずれかを周遊した訪日外国人観光客(FIT)の周遊データ:各県300サ
ンプル以上
(イ)茨城空港を利用し入国した訪日外国人観光客(FIT)の周遊データ:300サンプル以
上
※留意事項
・上記サンプル数を確保するため,調査の対象となる訪日外国人観光客にノベルティを配
るなどの対応をすること。
・ツアー客ではなく FIT のみから回答を得られるよう,対策を施すこと。
・回収するサンプル数は一つのグループにつき,1サンプルとすること。
(例)4人家族 → 1サンプル
⑤調査項目
以下の項目を調査・分析し,その他の項目について必要であれば,別途提案すること。
・滞在先の集計・分析
・国籍別の滞在先の集計・分析
・訪日回数に応じた滞在先の分析
・滞在日数に応じた滞在先の分析
・施設単位の訪日外国人旅行者集積地の把握
・北関東三県相互,および周辺地域間の流動経路の把握
・北関東三県の認知度,観光意欲
(B)広域観光ルートの提案
①提案内容
調査終了後に調査・分析結果をふまえて,訪日外国人観光客が北関東三県を周遊する広域観
光ルートを提案すること。
(3)その他業務にかかる事項
①履行期限
・契約締結日から平成29年3月31日(金)
②留意事項
・再委託を行う場合は,事前に事務局の了解を取り付け,再委託先事業者の管理監督を行
うこと。なお,再委託先に対して,業務遂行上必要に応じて事務局が直接に指示監督す
る場合がある。
③概算見積額
事業にかかる予算額
12,949,200 円(消費税込)
なお,予算規模を示すものであり,予定価格を表すものではないことに留意すること。
3
成果品
・事業実施報告書(調査・分析結果,広域観光ルートの提案)を作成し,3月20日(月)ま
でに北関東三県広域観光推進協議会事務局(以下,「事務局」という。)宛てに3部提出す
ること。また,事業実施報告書の電子データ(CD または DVD)3枚も併せて提出すること。
・中間報告として,8月1日(月)から10月31日(月)までの調査・分析結果をまとめた
中間報告書を作成し,11月21日(月)までに事務局宛てに3部提出すること。
4 企画書に盛り込む内容
(1)業務内容に関する具体的な企画案(項目,方法等)
(2)業務実施体制,作業工程
(3)企画競争参加者の概要等
・企画競争参加者の概要
・担当者の氏名及び連絡先
(4)参考見積(消費税含む)
(5)再委託等の有無及び予定(ただし発注者の承諾を要するものに限る。)
(6)過去の業務実績
5 企画書の提出
(1)提出期限 :
(2)提出部数 :
(3)提出方法 :
(4)提 出 先 :
平成28年7月26日(火)16時 必着
9部
持参又は郵送(書留郵便により上記時間までに必着のこと)
北関東三県広域観光推進協議会 事務局
(茨城県 商工労働観光部 観光局 国際観光課(担当 堀江))
電話 029-301-3616 〒310-8555 茨城県水戸市笠原町 978 番 6
6 企画競争実施に際しての留意事項
(1)評価は,以下の基準により行う。なお,評価基準の配点等の質問は,一切受付けない。
①業務の目的・内容等仕様書の内容について十分に理解しているか。
②提案内容に独創性がみられ,かつ,説得力を有しているか。
③提案内容が具体性,妥当性を伴っているか。
④作業工程や内外での体制等が事業を確実に遂行できるものとなっているか。
以上を踏まえ,業務を円滑に遂行できるか総合的に評価する。
(2)書類等の作成に用いる言語,通貨は,日本語及び日本国通貨に限る。
(3)提出期限までに企画書が到達しなかった場合は,いかなる理由をもっても企画競争に参加
できない。
(4)提出された企画書の内容について,必要に応じてヒアリングを行う。
(5)企画書の作成及び提出等に要する経費は,企画競争参加者の負担とする。
(6)提案が特定された者は,企画競争実施の結果,唯一最適な者として特定したものであるが,
会計法令に基づく契約手続きの完了までは,北関東三県広域観光推進協議会事務局との契
約関係を生じるものではない。