平成28年7月20日発行(毎月1回20日発行第790号)ISSN0558−4809 一般社団法人 日本産業機械工業会 Jul 2016 790 平成 年 月 日発行︵毎月1回 日発行第 号︶ 7 20 20 790 ﹁日本産業機械工業会が実施した研究事業の概要﹂ 特集﹁日本産業機械工業会が実施した研究事業の概要﹂ 特集﹁日本産業機械工業会が実施した研究事業の概要﹂ 28 7 700 頒価 201607-H1-4.indd すべてのページ 2016 Jul 円︵消費税別 円︶ 56 No. 790 2016/07/12 13:33 201607-H2-3.indd すべてのページ 2016/07/12 13:34 INDUSTRIAL MACHINERY 産 業 機 械 人と暮らしを支える産業機械 No.790 Jul Contents 特集:「日本産業機械工業会が実施した研究事業の概要」 【自主事業】 風力発電関連機器産業に関する調査研究 (風力発電関連機器産業に関する調査研究委員会)・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 04 海外レポート 一現地から旬の話題をお伝えする 一 アトラスコプコが真空ソリューション工場を中国に開設 (アトラスコプコ株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 駐在員便り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 企業トピックス 大流量ポンプ搭載マルチ超音波採用の 器具除染用洗浄器を新発売 (三浦工業株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 連載コラム1・ ・・・・・・・・ 12 産業・機械遺産を巡る旅 「末広橋梁」 (三重県) イベント情報・・・・・・・・・ 20 行事報告&予定・・・・・・・ 21 書籍・報告書情報・ ・・・・ 33 統計資料 産業機械受注状況・ ・・・・・・・・ 35 産業機械輸出契約状況・・・・・・ 38 環境装置受注状況・ ・・・・・・・・ 40 産業機械機種別生産実績・・・・・・ 42 産業機械 2016.7 P003_目次.indd 3 03 2016/07/12 10:33 特集 日本産業機械工業会が実施した研究事業の概要 風力発電関連機器産業に関する調査研究 風力発電関連機器産業に関する調査研究委員会 1.調査研究の目的 我が国では、2012年に再生可能エネルギー源を用い て発電された電気の固定価格買取制度(FIT:Feed-in 2.調査研究の方法 調査方法は、アンケートによる統計調査を基盤とし、 併せて産業実態の分析を行った。 Tariff)が始まり、自然の風のエネルギーを利用する風 力発電が注目されている。また、風力発電は発電電力量 2.1 調査の対象 当たりのCO₂削減量からも環境貢献度が高い産業である ⑴ 調査先 と言われると共に、近年実証事業が相次いで開始されて 風力発電関連機器を製造している会社もしくは製造 いる洋上風力発電をはじめとした出力の大きい風力発電 を検討している可能性のある会社を、風力発電関連機 は、資源の少ない我が国において大容量のエネルギー源 器産業に関する調査研究委員会の意見を参考に抽出し としても期待されている。風力発電の世界累積導入量は た。その結果243社を対象に、風力発電分野への参 2015年末で432GW(約30万台)に達し、風力発電関 入状況、将来の参入希望等を調査し、既に参入してい 連機器の市場規模は年間8兆円(部品まで含めると20兆 る会社に対してはその産業規模等を調査した。調査の 円)と推計されている。また、世界では100万人が風力 概要を以下に示す。 発電関連産業で働いていると言われ、雇用創出産業とし ① アンケート調査名: ても期待されている。 「風力発電関連機器産業の実態に関する調査」 風力発電装置は、関連分野が多くの産業にまたがるこ ② 実施期間:2015年9月から2016年1月まで とから、 明確な産業実態が把握されてこなかった。近年、 ③ 実施者:一般社団法人 日本産業機械工業会 政府としても地球環境問題の改善及び環境関連産業の振 ④ 有効回答数:115社(回答率:47.3%) 興と再生可能エネルギー普及の観点から、風力発電関連 機器産業の振興を検討している。 ⑵ 風力発電の機器構成 現在、風力発電で主流となる大型風車の構造は、回 本調査研究では、これら風力発電関連機器産業の生産 転軸が風向に対して水平な水平軸型で、3枚の翼(ブ 等、産業実態を調査把握し、新たな産業としての基盤整 レード)と発電機等の機器を格納するナセル、そのナ 備の推進に資することを目的として2010年度より活動 セルを支える鋼製モノポールタワーからなる。また発 を行っている。 電機の型式によって、ロータの回転数をギアボックス (増速機)を介して誘導発電機を駆動する形式と、ロ ータと発電機軸が直結されて多極同期発電機を駆動す 04 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P004-011_研究事業の概要-特集1.indd 4 2016/07/12 10:33 特集:日本産業機械工業会が実施した研究事業の概要 る形式に分けることができる。なお、世界の風力発電 ては部品の輸出比率が高い。また、全売上のおおよそ 機の約8割が増速機による形式を採用していると言わ 28%に相当する金額の品物が海外から部品や材料等 れている。 として調達されている。海外生産分については、約 風力発電システムの機器構成を、増速機を有する風 68億円であった。 力発電機で示すと図1のようになる。 なお、業種ごとの回答において、回答社数がゼロあ るいは明らかに少ないことから、計上されていない可 軸受、歯車、 ブレード 油圧機器 能性がある汎用品を統計に繰り込むことができれば、 上記の数値より大きくなると考えられる。 ナセルカバー ローターハブ 発電機 主軸 (シャフト) ナセル台板 国内の市場規模予測としては、 「拡大する」 、 「多少拡 ブレーキシステム 大する」と回答した企業数は約55%に達する。その理 ヨー駆動システム 増速機 ⑵ 国内市場規模予測 由として挙げているのは「民需の拡大・縮小」が約26 タワー 系統安定化装置 変圧器 コンバータシステム 制御装置 %、 「政策誘導」が約25%であり、新エネルギー政策 の方針に影響される産業であることが窺える。 市場予測値では、国内市場規模が2015年度では約 2,124億円~2,554億円、2020年度は約3,205億円 表1 風力発電関連機器の産業分類 図1 風力発電システムの機器構成例 大分類 中分類 ⑶ 風力発電の産業分類 今回のアンケート調査では風力発電関連機器の産業 分類を表1のように区分した。 2.2 アンケート内容 アンケート調査では、風力発電関連企業243社を対 象に、図2の構成で調査を実施した。 参入している場合 売上高、生産に係る状況、 今後の市場予測等 参入の有無 参入していない場合 参入希望の有無、理由、 求める支援等 図2 アンケートの構成 3.調査研究結果の概要と展望 ⑴ 国内企業の市場規模 風力発電関連機器産業に参入している企業数は64 社で、企業の全従業員数の総計は約58万人に及ぶが、 そのうち風力発電関連に従事している従業員数は約 3,500名である。図3に回答企業の都道府県別工場所 在地を示す。 国内生産での売上高は約1,036億円となり、このう ち約506億円が海外に輸出されているが、内訳とし 小分類 業種番号 10001 マイクロ風力発電機 1kW未満 10002 小型風力発電機 1〜49kW 風力 10003 中型風力発電機Ⅰ 50〜499kW未満 発電機 10004 中型風力発電機Ⅱ 500〜999kW未満 本体 10005 大型風力発電機 (陸上用) 1,000kW以上 10006 大型風力発電機 (洋上用) 1,000kW以上 10100 本体 ブレード 10101 素材 (繊維・樹脂) 10200 ローターハブ 10300 ナセル台板 10400 ナセルカバー (FRP or 鋼) 10500 主軸 (シャフト) 風力 10600 増速機 発電機 10700 制御盤 (操作盤、スイッチング、SCADA等) 10800 軸受 10900 歯車 (旋回輪軸受を含む) 11000 発電機 11100 インバータ・コンバータシステム 11200 変圧器 11300 ヨー・ピッチ駆動システム (電動) 11400 ブレーキシステム 11500 油圧機器 11600 本体 11601 タワー フランジ その他付属品 (ボルト類、昇降機、ホイスト等) 11602 20000 陸上変電設備 20100 蓄電池 系統 20101 安定化 電力変換装置 装置 20102 その他付属品 20201 着床基礎 付帯 20202 設備 浮体構造物 (係留設備含む) 洋上 20203 洋上変電設備 風力 20204 海底ケーブル 発電 20205 SEP船 (洋上風車用作業船) 20206 その他 (洋上風況タワー等) 30000 機械類 (冷却装置等) 30001 その他 電機類 (雷保護装置、航空障害灯等) 30002 その他 (風力発電機用消火器類、風向風速計等) 産業機械 2016.7 P004-011_研究事業の概要-特集1.indd 5 05 2016/07/12 10:33 ~4,087億円、2030年度は約5,346億円~6,648億 車製品からの縮小・撤退」が約19%と、2014年度調 円であった。2014年度調査 (調査対象期間2013年度) 査に比べて大幅に増えている。 に比べ市場が拡大するとの予想はわずかながら減少し 海外の戦略について最も回答の多かった項目は「技 ているものの、長期的には市場拡大を予想する企業は 術の開発」及び「製品の値下げ、コスト削減」で約23 多いと見られる。 %であった。 「技術の開発」については従来同様の傾向 ⑶ 世界市場規模予測 を示しており、今後も洋上風力発電を始めとして技術 世界の2020年の市場規模はおおむね国内の50倍 開発が進められていくものと考えられる。 を予測しており、今後「拡大する」 、 「多少拡大する」と 回答した企業が約57%であった。拡大すると考える 3.1 風車本体 企業は2014年度調査に比べ若干増加している。理由 ⑴ 産業規模 としては、 「他社と比べて技術の優劣」と「政策誘導の 風車本体に関しては風車の大きさを定格出力で4つ 有無」がそれぞれ約24%、22%であった。2014年 に分類してアンケートを実施した。結果の概要を表2 度調査では「他社と比べて技術の優劣」が約17%、 「政 に示す。風車を生産している企業は16社(14工場)あ 策誘導の有無」が約25%であったことから、政策のみ り、412人が働いており、年間に約284億円を販売 ならず、技術優位により売上げ拡大を予想する企業が している。海外生産分は全区分で0社であった。また、 増えていることが見て取れる。 大型風車本体の資金の流れとして海外出荷額、購入部 市場予測値では、世界市場規模が2015年度は約 品額、国内調達額とその比率を表3のように推定した。 8兆円~11兆円、2020年度は約12兆円~16兆円、 ① 中・大型風力発電機 2030年度は約15兆円~22兆円である。 大型風車発電機は4社・4グループの体制となっ ており、全従業員は8万9,935人に上る。これは今 ⑷ 国内企業の戦略 国内の戦略として「技術の開発」が約24%、 「製品の 回調査した風力発電関連機器産業会社の部品製造を 差別化」が約23%に達したことから今後国内において 含む全従業員58万5,113人の15%に相当する。風 も拡大が見込まれる風力発電関連機器産業において、 力関係の従業員数は320人で国内工場数は4であ より一層の高度化、他社との差別化がカギであると多 る。売上高は274億円で、このうち輸出は12億円、 くの企業が見ていることが分かる。また、次点で「風 部品購入は217億円で79%、購入品の国内調達は 風力発電機本体工場 風力発電機部品工場 図3 風力発電関連機器の都道府県別工場所在地 06 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P004-011_研究事業の概要-特集1.indd 6 2016/07/12 10:33 特集:日本産業機械工業会が実施した研究事業の概要 97億円で45%となった。 備の着実な導入を図ると共に、国内の関連産業を育 また、中型風力発電機の参入済み企業は3社、3 成して、日本の経済と雇用に貢献させていくことが 工場であり、風力発電関係の従業員は11人である。 重要である。 ② マイクロ・小型風力発電機 売上高は5億2,000万円で全て海外向けであった。 2011年3月11日に起きた東日本大震災により、 ② マイクロ・小型風力発電機 日本の小型風力発電業界は現在35社で構成され 復興需要が期待されたが、復旧の遅れにより年度内 ているが、本調査ではマイクロ風力発電機で5社、 には復興需要までに至らなかった、しかし、この災 小型風力発電機で6社から回答があった。従業員数 害で災害時の小型風車の独立電源タイプの使用価値 は マ イ ク ロ 発 電 機 で 519 名、 小 型 風 力 発 電 機 で が見直され、各社とも問い合わせ件数が大幅に増え 5,749名であり、そのうち風力発電関連の従業員数 た。それにより、2013年度以降は復興需要の一環 はそれぞれ42名、53名となっており、市場に大き で、小型風力発電機と蓄電池との組み合わせによる な広がりは見られていない。マイクロ風力発電機の 独立電源タイプの需要も伸びると思われる。また、 売り上げは6,700万円、小型風力発電機の売り上げ スマートグリッド、マイクログリッド等への採用も は3億5,000万円である。売上は2013年度より増 数多く検討され、今後はこの分野でも小形風力発電 加している。 機の採用が期待される。 ⑵ 今後の動向 3.2 風力発電関連機器等 ① 中・大型風力発電機 ⑴ 産業規模 世 界 の 風 力 発 電 の 新 規 導 入 量 は、2013 年 は 35.3GWと前年比で21%減少し、1992年以来初 風力発電関連機器等の産業規模について表4に示す。 めて前年割れとなったが、2014年は51.5GWと大 風力発電機本体の売上高の回復により、軸受分野等 きく回復し、2015年は63.0GWと更に増加した。 一部が売上げを伸ばしたため、部品全体の売上として 既存市場でも新規導入量は増加に転じたが、飽和状 は前年に比べて60%以上増加している。 ⑵ 今後の動向 態に近いことで間違いなく、早くから陸上風車から ① 発電機 洋上風車への移行が始まっている。 打開策として洋上風力開発と新興市場(寒冷地、 風車の大型化、特に洋上用風車の増加に伴って、 東欧、中南米、アフリカ、アジア)開拓が模索され 増速機を使わずに風車と発電機を直接駆動するダイ ている。また、先進国で風力発電が本格導入されて レクトドライブ方式や、増速機を用いたギヤドライ いないのは、日本とロシアのみであり、日本の風力 ブ方式でも、増速比を下げることで増速機の構造を 市場が、いつ・どのように発展するかが、世界の注 簡略化し、信頼性を向上した増速機で中速発電機を 目を集めている。経済的で信頼性の高い風力発電設 駆動する方式の導入が進みつつある。いずれの方式 表2 風車本体のアンケート結果 回答数 (社) 工場数 (工場) 風力従業員数 (人) マイクロ風車(1kW未満) 5 3 小型風車(1〜49kW) 6 4 中型風車(50〜999kW) 3 大型風車(1,000kW以上、陸・洋) 合計 風車の大きさ(定格出力) 売上高 (百万円) 海外生産分 (百万円) 42 67 0 53 350 0 3 11 520 0 4 4 320 27,438 0 16 14 412 28,375 0 表3 大型風車本体の資金の流れ ① 売上高 274億円 ② 海外出荷額 12億円 (①の4%) ③ 購入部品額 217億円 (①の79%) ④ 国内調達額 97億円 (③の45%) 産業機械 2016.7 P004-011_研究事業の概要-特集1.indd 7 07 2016/07/12 10:33 ④ 歯車機械装置 もギアや発電機にまつわるメンテナンスやトラブル を皆無あるいは極小化して、メンテナンスが容易で 軽量、コンパクト、シンプルな構造や変動する負 ない洋上風力に対応するため、永久磁石式発電機が 荷に対する十分な耐久性、メンテナンスの容易性、 採用される傾向にある。2010年以降、永久磁石に コンディションモニタリングによる早期の損傷発見 使用されるレアアース調達環境の悪化が顕在化した や故障予知によるメンテナンス費用の低減等の課題 が、現在は産出国も増え、価格を安定できる体制と がある。しかし、国内市場という国内産業にとって なっている。また、供給過剰状態にあるため、永久 より優位性のある市場が拡大することにより、国内 磁石型同期発電動機の導入には有利な状況にある。 市場で研鑽していくことによって、世界市場で通用 する特色のある歯車機械装置を生み出し、海外市場 ② 制御機器 でも戦うことができると考えられる。 電力系統全体に対する風力発電の比率が高まるに ⑤ ブレード素材(炭素繊維) つれて、風車の運転が電力系統の運用に大きな影響 を与える可能性が高まる。 洋上での風力発電等のメリットを最大限発揮させ コンバータを有する風車では、無効電力制御や電 るためには、ブレードの大型化は欠かせないものと 力系統事故への対応が可能であり、制御機器(コン なっており、素材の高度化と製造プロセスの変更に バータシステム)/変圧器分野として、研究開発や よる品質ばらつきの低減が求められている。素材と 製品の市場投入が進むと考えられる。風車の発電量 しては、ガラス繊維とエポキシもしくはビニルエス の全てをコンバータを介し電力系統に供給するフル テル樹脂による複合材が主流ではあるが、その比強 コンバータを有する風車も増加傾向である。 度/比剛性の点から炭素繊維の使用も始まっている。 しかしながら、その高価格と扱いづらさから、現状 ③ 軸受 ではスパーキャップ等限定的な適用となっている。 近年、風力発電機の大型化が進行しており、この ⑥ ブレード関連全体 動きはますます拡大している。 軸受産業にとっては、 引き続き大型化に対する技術・製造面での対応が大 風力発電事業は、長期間の投資を伴う社会基盤整 きな課題となっている。 備的な性格であることから、原油価格の変動に左右 また、風力発電機へのアクセスがより困難となる されない長期的なエネルギー政策に風力発電が位置 洋上設置の拡大に伴い、洋上用の軸受にはより高い 付けられることが、事業育成には不可欠と考えられ 信頼性が求められている。更に、最近では軸受を含 る。 ⑦ 駆動・制動装置 めたシステム全体の状態監視がより重要視されるよ うになり、洋上では軸受の状態監視装置(CMS: 風力発電の普及拡大に伴い、先進国を中心に風車 Condition Monitoring System)の設置が義務付 の信頼性の重要性が増してきている。これは陸上風 けられる傾向にある。 車に比べてアクセスに難がある洋上風車で特に顕著 である。ピッチ制御は風車の信頼性、特に事故防止 表4 部品の産業規模 部品 参入企業数 (社) 工場数 風力従業員数 (名) 売上 (百万円) 海外向け出荷額 (百万円) ブレード本体(ナセルカバー含む) 7 4 152 0 0 ブレード素材 4 5 8 1 0 歯車機械装置 10 8 303 1,767 167 制御機器 10 5 343 898 0 4 9 810 16,982 16,122 軸受 発電機 6 4 298 9,953 0 駆動・制動装置 5 6 87 29,971 26,876 タワー 付帯設備 その他 08 7 7 177 1,233 1,043 11 8 1,576 13,704 3,968 7 7 59 700 675 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P004-011_研究事業の概要-特集1.indd 8 2016/07/12 10:33 特集:日本産業機械工業会が実施した研究事業の概要 に直結するので、日本製品の特長である高い信頼性 2013年に導入された世界の風力発電導入設備容量の を武器に、売り上げ、ひいては世界シェアを伸ばし うち洋上風力発電の導入量は3,377MW(比率にして5.4 ていくことが期待される。 %)、累積で12,105MW(同、 2.8%)に達している。 4.3 今後の動向 ⑧ タワー 風車タワー本体に関して、海外調達が増加してい 今後の洋上風力発電機市場は北欧、アジアで中長期的 ることから市場拡大は難しい。また、風車の輸出が には大きな成長が予想されるが、洋上風力発電機の建設 増加する場合でも、輸送コストやメンテナンス等へ に関わる港湾や船舶等のインフラ整備等の分野の成長も の対応を考慮すると、各メーカは海外へ拠点を設置 期待される。課題は、技術面とビジネス面の両方がある。 することが考えられるため、同様のことが言える。 技術面では、機器の大型化(定格出力とロータ直径の両 方)による発電コスト低減と、大型モジュール化等によ 4.洋上風力発電 る建設コスト低減、風車の信頼性向上等による今後の市 4.1 概要 場拡大が期待される。 我が国は、世界6位の排他的経済水域と海岸線長を有 洋上風力発電機の市場予測は、世界・国内共に大きな する海洋国家であり、洋上風力発電、中でも浮体式洋上 成長が期待されており、2020年には累積設備容量で 風力発電の導入が拡大する機運にある。浮体式洋上風力 32,000MW(現在の3倍)に達すると予測されている。 発電は発電単価が陸上風力や着床式風力に比べ割高とな 国内では2020年には2010年の25倍の750MWと推定 っている。このような状況から風車機器、輸送、据付、 されている。今後の市場規模予測を図5に示す。 港湾、系統連系設備等の分野において国内外で様々な動 5.風力発電関連機器産業の発展による 経済波及効果 きがある。また、浮体式洋上風力発電に係る実証試験が 欧州各地や日本国内でも行われている。 風力発電装置は構成する部品点数が多く、経済的な波 4.2 産業規模 及効果が大きい。部品・部材製造業だけでなく、素材製 国内においては大型風車メーカ4社の体制から変化は 造産業や3次産業への波及も期待される。総務省が公表 ないと考えられる。2014年度に洋上風力発電所が建設 している産業連関表に基づく波及効果に関する分析で され運転開始していること、2014年度に建設が進めら は、雇用者波及では、直接効果の1.5倍以上の波及効果 れている洋上風力発電所があることから、洋上風力発電 (一次波及、二次波及)が見込まれる。 機の風力発電機売上高に占める割合は、増加傾向と推定 また、風力発電等の再生可能エネルギーにより得られ される。 るエネルギーは「純国産」エネルギーであり、風力発電 250mθ 160mθ ロータ径 (m) 126mθ 126mθ 112mθ Airbus A380 翼幅 80m 15mθ ‘85 0.05 ‘87 ‘89 ‘91 ‘93 0.3 0.5 ‘95 ‘97 ‘99 ‘01 ‘03 ‘05 1.3 1.6 2 4.5 5 ‘10 7.5 ? 8〜10 運転開始年 定格出力 (MW) 図4 風力発電の平均サイズ (EWEA“Upwind” reportより) 産業機械 2016.7 P004-011_研究事業の概要-特集1.indd 9 09 2016/07/12 10:33 装置を国内の風力発電関連産業から調達すれば、貿易収 ったオールジャパン体制で活動を行うことが重要である 支を悪化させることなく国内のエネルギー需要を賄うこ と考えられる。 とができる。 加えて、風力発電は、発電事業としての期待だけでな 6.2 産業分野横断的な要望 く、地域の産業振興や環境・エネルギー問題への貢献な 日本の風力発電関連機器産業の横断的な要望は、風車 ど、多様な観点で発展が期待されている。 本体及び関連部品産業が継続的に拡大・成長を続けてい これらの経済波及効果や、新規産業の創出、国内産業 くことであり、その先には当然、海外展開による世界シ 空洞化の抑制等を実現するためには、当該産業の安定的 ェアの確保が目標となる。以下に風力発電関連機器産業 な発展が必要であり、産業発展を下支えする明確かつ現 から国への要望事項を示す。 実的な風力発電設備の導入目標を国が提示する必要があ ① 国による意欲的な中長期導入目標の策定 る。 ② 長期的導入シナリオに基づく適切な経済インセン ティブの運用 6.産業分野横断的な課題と要望 ③ 長期的導入目標量に必要なインフラの整備及び整 備支援 6.1 産業分野横断的な課題 風力発電関連機器産業が日本経済発展の一翼を担う産 ④ 国内事業における規制緩和 業として発展するための課題として、以下の点が挙げら ⑤ 技術開発の支援 れる。 ⑥ 風力発電機に関する試験場整備及び国際認証制度 の活用支援 ① 割高な国内風力発電事業 ② 国産風車及び部品が高コスト ③ 国内風力発電関連機器産業の低迷 6.3 更なる風量発電関連機器産業振興に向けて ④ 海外市場への進出が困難 風力発電による国内経済利益をプラス効果に導くため ⑤ 導入インフラ不足 には、国産化と低価格化の両立が求められる。また、安 ⑥ 利害関係者による社会受容性 定的かつ継続的な産業発展のためには、国内市場の取り 我が国においても先行市場に対抗する戦略が必須であ 込みが命題になると考えられる。 る。国内の優れた製造技術に加え、政府からの産業振興 現在、国内に設置されている風車の約7割は輸入製品 支援を背景に国内企業が発展できるような官民一体とな であり、海外の風車先進国と同様に7割以上のシェアを 風力発電導入ロードマップ:ビジョン ₈,₀₀₀ Asia 累積導入量 (万kW) ₅₀,₀₀₀ ₄₀,₀₀₀ ₃₀,₀₀₀ ₂₀,₀₀₀ 着床式風力 ₆,₀₀₀ 陸上風力 実績 ₅,₀₀₀ ₄,₀₀₀ ₃,₀₀₀ ₂,₀₀₀ ₁,₀₀₀ ₁₀,₀₀₀ ₂₀₅₀ ₂₀₄₈ ₂₀₄₆ ₂₀₄₄ ₂₀₄₂ ₂₀₄₀ ₂₀₃₈ ₂₀₃₆ ₂₀₃₄ ₂₀₃₂ ₂₀₃₀ ₂₀₂₈ ₂₀₂₆ ₂₀₂₄ ₂₀₂₂ ₂₀₂₀ ₂₀₁₈ ₂₀₁₆ ₂₀₂₀ ₂₀₁₄ Prediction ₂₀₁₂ ₂₀₁₄ ₂₀₁₀ Forecast ₂₀₀₈ ₀ ₀ ₂₀₀₉ 浮体式風力 ₇,₀₀₀ Europe ₂₀₀₆ ₆₀,₀₀₀ North America ₂₀₀₄ ₇₀,₀₀₀ ₂₀₀₂ ₈₀,₀₀₀ Cumulative Global Offshore Wind Power Development Forecast 2010-2014 Prediction 2015-2020 ₂₀₀₀ (MW) 出典:BTM Consult ApS-October 2010 世界市場 国内市場 図5 洋上風力発電機の市場規模予測 (JWPA資料より) 10 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P004-011_研究事業の概要-特集1.indd 10 2016/07/12 10:33 特集:日本産業機械工業会が実施した研究事業の概要 獲得するためには、抜本的な産業振興へのてこ入れも必 要と考えられる。 ⑹ 国内市場規模の予測 分類により予測の振れ幅の大小に差があった。理由 として、部品ごとに国内外市場の見え方や産業として 6.4 国内風力発電の計画的な導入及び運用体制の整備 将来的に再生可能エネルギーを国の主要電源と位置付 の安定感に違いがあるためと考えられる。 ⑺ 世界市場規模の予測 けたときに、系統に接続された電源を集中的に管理する 2020年では世界市場は国内市場の約50倍が予測 広域運用が有益である。また、別の形での効率的な事業 さ れ て お り、2015 年 に 対 し て 2020 年 は 1.5 倍、 モデルとして国の主導・調整による効率的な事業開発が 2030年には1.8倍に拡大すると予測されている。 考えられる。特に洋上風力発電の開発においては、事業 ⑻ 国内の産業動向 者と利害関係者との調整に対して政府が関与することに 国内風力発電関連機器産業の国内動向として、企業 より、立地候補の開拓、開発期間の短縮に寄与すると考 の55%が拡大すると予想しており、その達成要因と えられる。 して「民需の拡大・縮小」によって達成されると考え 7.まとめ ⑴ 風力発電関連機器産業に参入している企業の概要 ているメーカが26%、次いで「政策誘導」を挙げる企 業が25%に上った。 ⑼ 世界の産業動向 風力発電関連機器産業に参入済みと回答した企業は 企業の57%が拡大すると予想し、28%が横ばいで 64社、風力関連の国内工場は69ヶ所であった。風力 あると予想している。この産業拡大に対する理由とし 関係に直接従事する従業員は約3,500人であった。 ては、 「他社と比べた技術の優劣」によって達成される ⑵ 売上高と生産拠点 売上高は国内生産量1,036億円、海外生産量68億円 であり、海外向け出荷は506億円であったことから、 製造した風力発電機や部品の半数が海外向けであった。 ⑶ 海外向け出荷比率 風力発電機本体はメーカにより海外出荷と国内出荷 と考えている企業が24%、 「政策誘導」に依存すると 考えている企業割合が22%である。 ⑽ 戦略 国内市場の戦略として企業が特に必要に感じている のは「技術の開発」、 「製品の差別化」で、世界市場では 「技術の開発」と「製品の値下げ/コスト削減」であった。 に分かれており、部品類では軸受以外のメーカのほと んどは国内向けの出荷であった。 ⑷ 国内生産分における部品購入比率 最後に、本調査にご協力いただいた企業及び各種産業 団体の皆様に深くお礼申し上げます。 風力発電機本体では小型風力発電機、中型風力発電 機と風力発電機のサイズが大きくなるに従い部品の購 入比率が多くなり、大型風力発電機では多くの部品を 購入している。部品類では一部の分野で他社から部品 を購入しているメーカの割合が多いが、これら以外の メーカでは他社からの部品購入は少ない。 ⑸ 国内生産分における購入部品の海外調達比率 風力発電機本体は大型風力発電機は半分程度の部品 を海外から調達しているが、中型風力発電機の海外調 達は少ない傾向がある。部品類は概ね国内調達が主で あったが、一部の分野ではメーカにより海外調達の割 合が異なる。 産業機械 2016.7 P004-011_研究事業の概要-特集1.indd 11 11 2016/07/12 10:33 産業・ 機械遺産 を巡る旅 vol.31 末広橋梁(三重県) 産業編 1931(昭和6)年に築造された末広橋梁は、日本国内では唯一、現役の可 動鉄道橋である。設計したのは、建設コンサルタントの草分けと言われる 山本卯太郎。可動橋の設計を得意とした山本は、国内のみならずアジアへ も可動橋を輸出し、日本の橋梁技術の近代化を牽引していった。 跳開式鉄道可動橋 末広橋梁 可 動橋とは、船舶などを通すために 務所という会社を興し、日本で建設コン そして1931(昭和6)年、山本の可動 橋桁が動くように設計された橋を サルタントとしての活動を始める。山本 橋技術の集大成ともいえる末広橋梁が完 いう。水上交通と陸上交通の必要性が拮 は、可動橋が都市を発展させた例として 成した。 国際貿易港・四日市港と国鉄 (現・ 抗した近代に多く作られ、代表的なもの 米国シカゴ市を挙げ、臨海地区の産業都 JR)四日市駅とを結ぶ四日市港線に架か としてロンドンのテムズ川に架かるタワ 市発展には可動橋が必要と説いた。 また、 る全長58mの鉄道橋で、港から内陸部へ ー・ブリッジがある。東京の勝鬨橋も可 短時間で昇降できる跳開式こそ新しい時 の輸送力増強に大きく貢献した。その後 動橋だが、陸上交通が優先され、現在で 代にふさわしい可動橋だという信念を持 も山本は、国内だけでなく満州などでも は「開かずの橋」になっている。可動橋 っており、次々と日本で跳開式の可動橋 設計を続け、理論と実践の両面から可動 には橋桁の動き方によって様々な種類が を設計した。 橋技術を牽引していった。 あり、橋桁が上下に動く「昇開橋」 、水 更に山本は、跳開式可動橋の昇降メカ 日本の近代化を支えた可動橋だが、モ 平方向に回転する「回転橋」 、跳ね上が ニズムを数学的に解析し、独自の工夫を ータリゼーションの発達によって水上交 る構造の「跳開式」などがある。 加えることで新技術を編み出した。可動 通が衰退し、その数は減少していった。 日本初の跳開式可動橋は1926(大正 部橋桁にはバランスをとる重りが付いて 明治以降、全国で約80の可動橋が建設 15)年に築造された東京の隅田川駅跳上 いるが、その作用点を動的に変化させる されたが、今も動いているのはわずかに 橋と大阪の正安橋であり、これらを山本 ことで少ない動力で昇降ができるリン 3例で、鉄道橋としては末広橋梁だけで 卯太郎が設計した。山本は名古屋高等工 ク・バランス・システムを考案した。こ ある。四日市港の近代化を支えた末広橋 業学校(現・名古屋工業大学)を卒業後、 れにより従来の半分以下の動力での昇降 梁は、2009(平成21)年に産業遺産に指 渡米して4年間橋梁を研究し、可動橋を が可能になった。このリンク・バランス・ 定された。 末広橋梁がある四日市港線は、 得意とした橋梁技術者であった。1919 システムは日本のみならず、英国、米国、 現在も貨物列車が1日5往復しており、港 (大正8)年に帰国した山本は、山本工 ドイツの4ヶ国で特許を取得している。 湾輸送の重要な役割を担い続けている。 周辺一押し情報 Information 末広橋梁 ▶所在地:〒510-0052 四日市市末広町 ▶電話:0587 24 3709 (JR貨物 東海支社) ▶交通機関:JR関西本線 「四日市駅」 から徒歩で約20分 1 名古屋→ JR四日市駅 JR関西本線 23 164 末広橋梁 千歳運河 四日市港湾 ● 合同庁舎 四日市港線 近代化産業遺産は経済産業省が認定したものです。 12 8月6日 (土) ・7日 (日) 大四日市まつり 8月11日(木・祝) ・12日(金) 多度大社ちょうちん祭り 8月21日 (日) 剣祖祭 剣道の始祖といわれる愛洲移香 斎を偲ぶ 『剣祖祭』 四日市港 写真提供:JR貨物 東海支社、伊勢志摩観光コンベンション機構 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P012_産業機械遺産_産業編.indd 12 2016/07/12 10:33 Part 1 アトラスコプコが真空ソリューション工場を中国に開設 アトラスコプコ株式会社 当社は、2015年9月22日にエドワーズの真空・除 青島工場の開所式に出席した当社社長兼CEOのロニ 害ソリューションの製造施設を中国・青島に開設いたし ー・レテンは、 「最先端の製造施設が完成しました。こ ました。 の施設は、高成長の続く地域で事業成長を図る当社の継 エドワーズは、2014年にアトラスコプコグループに 続的な取り組みの中心となります。当社の革新的な真空 統合された、英国を本拠地とする真空ソリューション事 除害ソリューションを通じてお客様の生産性向上を支援 業会社です。真空技術は、各産業用途や製造工程で、粒 し、中国のお客様とより緊密に協力していきたい」と挨 子ゼロのクリーンな環境をつくりだすために幅広く利用 拶しました。 されています。 この度開設した青島工場は、ロータリーベーンや液体 当社グループは、本拠地であるスウェーデン・ストッ リング真空ポンプなどの製造における、世界的な基盤と クホルムをはじめ、世界180ヶ国以上に拠点があり、革 なります。 新的なコンプレッサー、真空ソリューションと空気処理 当社は、エドワーズを通じて、工場開設に当たり3年 間で4,000万米ドルの投資をしてきました。投資額には 土地購入、工場建設、事務所スペース、応用開発研究所 などの費用が含まれています。 また、青島工場の開設に伴い、約200名もの雇用が システム、土木・鉱山機械、電動工具、設備用システム などをお客様にお届けしています。 当社グループは、更に生産性、エネルギー効率、安全 性の高い製品を開発・提供し、世界に貢献していきたい と考えています。 創出されました。 写真1 青島エドワーズ工場外観 写真2 青島エドワーズ工場内部 産業機械 2016.7 P013-017_海外レポート.indd 13 13 2016/07/12 10:33 Part 2 駐在員便り in ウィーン 〜海外情報 平成28年7月号より抜粋〜 (ジェトロ・ウィーン事務所 産業機械部 藤田 侑士) 皆さんこんにちは。この号が発行される頃には、日本 た。また、ゴール後にはノンアルコールですが、ビール は既に梅雨が明けて夏を楽しまれていることと思いま が振る舞われるのは、年間ビール消費量が世界的にも上 す。 位に位置するオーストリアらしいところだと感じまし こちらウィーンは、5月から6月にかけ20℃台だっ た。 た気温も少しずつ上昇し、ここ数日は20℃後半の日が 初夏のイベントとして、先日5月26日にはシェーン 続いています。天気予報では6月末には30℃台に達す ブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)にて毎年恒例のウ る日が出てくるとのことで、本格的な夏が始まりそうで ィーンフィルによるサマーコンサートが開かれました。 す。また、このところは晴れの日が続いており、外出や 今年はロシア出身のSemyon Bychkovs氏が指揮者を 現在開催されているUEFA EURO 2016の屋外観戦に 務めました。無料で見学できるため、当日は非常に多く は最高です。 の方が訪れ、私も一度見てみようと夫婦で訪れましたが、 UEFA EURO 2016と言えば、現在6月10日からフ 宮殿へのアクセスで乗車した電車は当日、日本の満員電 ランスで開始されていますが、ウィーンでもパブリック 車を思い出すほどの混雑ぶりでした。最寄駅からシェー ビューイングが市内各地で行われ、大変な盛り上がりを ンブルン宮殿へ続く数百メートルの道も非常に混雑して 見せています。1区の市庁舎(Rathaus)前の広場では、 おり、会場の容量は大丈夫だろうかと思っていましたが、 100m²の大型LEDスクリーンで試合が上映され、多く やはり制限人数があるとのことで、入場できませんでし の観客が周辺で開いている屋台で調達したビールや食品 た。帰路は入場制限で入れなかった大勢の人たちと共に、 を片手に観戦を楽しむことができるようになっていま 来年はもっと余裕を持って行かなければならないなと思 す。その他にもウィーン中央駅(Hauptbahnhof)やド いつつ電車に揺られました。 ナウ運河沿い(Danube Canal)でもパブリックビュー 6月24日~26日にかけては、欧州最大の野外フェス イングが行われています。また、オーストリアでは自国 ティバルのひとつであるDonauinselfestが開催されま チームを応援するため、オーストリアサッカー協会のス す。こちらも参加は無料で、ドナウ島の約4.5kmにわ ポンサーらが資金提供し、オーストリア連邦鉄道(ÖBB) たる領域に12のオープン・エアステージが設置され、 が運航する高速列車である「railjet」に特別塗装が施さ 地元のバンドやDJを含む1,500を超えるアーティスト れるなど、現地での盛り上がりが伺えます。 オーストリアは、現在グループFでハンガリー、アイ スランド、ポルトガルとの試合を行う予定ですが、良い 結果となってほしいものです。 5 月 22 日 に は 第 28 回 ウ ィ ー ン 女 子 マ ラ ソ ン (Frauenlauf)が開催され、世界90ヶ国から33,129人 の参加者が緑豊かなプラター公園を走り抜けました。当 日はマラソンに適した晴天で、幅広い年代の方が参加し て い ま し た。 ウ ィ ー ン 女 子 マ ラ ソ ン は 5km ま た は 10kmいずれかのコースを選択して走ることができま す。当日は観戦に行っていましたが、コース途中では楽 器隊が音楽で選手を応援しマラソンを盛りあげていまし 14 ウィーン女子マラソンの様子です。今年のユニフォームTシャツのカラ ーは青色で、年によりその色は変わります。TシャツはNIKE社製で、 マラソン後は回収されず、参加者にプレゼントされています。 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P013-017_海外レポート.indd 14 2016/07/12 10:33 が期間中に上演を行います。それらの演奏時間は合計す 多くのイベントが開催されます。私もできるだけ多くの ると600時間にもなるとのことです。 イベントに参加し、こちらでの様子を伝えられればと思 こちらでは冬の期間は日照時間が短くなり、気温も氷 います。 点下まで達することも多く、短い夏を精一杯楽しもうと check Point in 現地の隠れた観光名所は? ウイーン周辺の隠れた観光名所として、次の3つをご紹介したいと 思います。 ①クロスターノイブルク(Klosterneuburg) (写真1参照) クロスターノイブルクは、ウイーンの北、ドナウ川沿いに位置して いる町です。約2万人の人口を有するクロスターノイブルクは比較的 小さい町ですが、修道院、礼拝堂、教会といった建物があり、ウイー ン中央から電車で約20分ほどで行けるため、日帰り観光に便利です。 特に、町の象徴である1136年に建設された修道院は必見です。夏に はクロスターノイブルクへのサイクリング・ツアーもおすすめです。 また、ワインが好きな方は、歴史深いワイナリーでオーストリアのワ イン文化を味わうことができます。 ②カプツィーナ納骨堂(Kapuzinergruft) (写真2参照) カプツィーナ納骨堂は、カプツィーナ教会の地下にある納骨堂であ り、1633年に建設されました。皇帝納骨堂(Kaiserkruft)とも呼ば れ、12人の皇帝、19人の王妃及びハプスブルク家の子孫が埋葬され 【上】 写真1 クロスターノイブルク。 ています。2011年に最後に埋葬された人物は、最後のオーストリア 【左下】写真2 カプツィーナ納骨堂(下は皇帝カール6世)。 皇帝のカール1世の息子のオットー・フォン・ハプスブルク氏でした。 【右下】写真3 司法宮殿(下は司法宮殿内部) また、フランツ・ヨーゼフ皇帝と、Sissiの愛称で知られているエリーザベト王妃もカプツィーナ納骨堂に埋葬されています。 ③司法宮殿(Justizpalast) (写真3参照) 司法宮殿は、オーストリアの最高裁判所及びウイーンの上級地方裁判所であり、1875年から1881年にかけてネオルネッサンス式で建設 されました。1927年に司法宮殿は、波紋を呼んだ裁判に対しデモを行った人々により放火されたため、1929年から1931年にかけて再建 設されました。司法宮殿の屋根には、カフェがあり、コーヒーを飲みながらウイーン市の風景を楽しむことができます。 Part 3 駐在員便り in シカゴ 〜海外情報 平成28年7月号より抜粋〜 (ジェトロ・シカゴ事務所 産業機械部 高橋 貴洋) 6月となり、シカゴは連日気温30℃前後の夏真っ盛 夏服に早変わり、路上では天井のない2階建ての観光バ りの気候となりました。5月前半の気温は氷点下になら スやオープンカーをずいぶん見かけるようになりまし ないまでも、ひと桁台とまだまだ肌寒い状態でしたが、 た。さすが地元人、仕事のスピードには疑問を持つこと 5月中旬に入ると一転、気温10℃前後と春の雰囲気と が多いですが、待ち望んでいた暖かい季節への切り替え なり、 非常に過ごしやすい環境となりました。ところが、 るスピードは驚くほど早いです。 5月後半からは、連日、夏日が続く状態で、あっという また、気温の高まりと共に、日中の日の長さも不思議 間に夏に突入となっています。冬場の寒さを思えば、暖 なぐらい長くなってきました。サマータイムで日本と比 かいことはシカゴ人にとっては幸せなこと。ダウンタウ べ1時間分時間が早まっていることもあり、日本人とし ンを歩いている人の服装は、半月前の春コートから、あ てはなかなか慣れません。現在の日の入りは夜8時20 っという間にタンクトップ、短パン、ワンピースなどの 分頃であり、夜8時を回ってもまだ落日の赤茶けた光が 産業機械 2016.7 P013-017_海外レポート.indd 15 15 2016/07/12 10:33 空を染めており、夕暮れ時のような感覚になってしまい ります。当日はシカゴ市民だけではなく、メモリアルデ ます。実際、時計という時間の物差しをまだ使いこなし ーの連休を利用したシカゴへの観光客などを含んだ多く ていない子供たちにとっては、夜と外が明るいことは頭 の人たちが集まりパレードを観覧しました。 の中で両立しないらしく、幼稚園児からは「まだ明るい 米国では、メモリアルデーの前後から本格的な夏が始 のに、どうしてもう寝なきゃいけないの?」との当たり まったと見なされ、昨年秋口に閉鎖された様々な施設が 前のようにあどけない質問が出るそうです。まあ、 「子 再度オープンします。例えば、ビーチが解禁されたり、 供を早めに寝かしつけて、親が夜の時間を楽しむのがサ 屋外のプール施設がオープンしたり、動物園などの公共 マータイムの良いところ」との説明はできませんが。 施設の営業時間が延長されたりします。また、小・中学 さて、米国では、日本のようにゴールデンウィークの 校、高校、大学では5月末から6月上旬にかけて卒業式、 連休はないため、4月から始まる新年度における最初の 修了式が行われ、多くの学生が夏休みに入るなど観光シ 祝日は5月30日のメモリアルデー(Memorial Day)と ーズンです。シカゴでは、5月25日からミシガン湖畔 なります。メモリアルデーを日本語訳すると「戦没将兵 のビーチが解禁となり、若い世代を中心に早速、多くの 追悼記念日」となるそうですが、元々は南北戦争で亡く 人々で賑わっています。中でも先日のメモリアルデーは な っ た 北 軍 兵 士 を 称 え、 お 墓 を 花 や 国 旗 で 飾 る 天気にも恵まれたため、ビーチ内は足の踏み場のないぐ 「Decoration Day」として1868年から始まった日との らいの人出となりました。 こと。現在では、名前をメモリアルデーに変え、第一次 ビーチと言えば、先日、シカゴの水質について気にな 世界大戦以降に兵役で亡くなった方々を追悼するための る 記 事 が 地 元 誌 に 掲 載 さ れ、 非 常 に 驚 き ま し た。 祝日となっています。 JETROシカゴ事務所の目の前には、シカゴ北部から、 この日、全米各地でパレードや記念式典が開催され、 ダウンタウンを通り、シカゴ南西部向けて流れるシカゴ また、多くの人々が墓地や記念碑を訪れます。シカゴで 川があるのですが、シカゴ川は米国基準の500倍を超 は、週末の初日に当たる5月28日に、シカゴ市と軍隊 える汚染度だったそうです。シカゴのダウンタウンは伝 によるメモリアルデー記念式典とパレードがダウンタウ 統を感じさせる昔の町並みなのですが、ダウンタウン内 ンで開催され、シカゴ市長をはじめ、多くの人々が参加 の下水設備もまた古い設備がそのまま使われていたこと しました。パレードはJETROシカゴ事務所の目の前に から、下水処理のレベルは低く、生活排水がそのまま垂 ある交差点から開始され、ショッピング街やシカゴシア れ流されたことが水質汚染の原因となっていたそうで ターなどの観光名所がそろうダウンタウンの表通りを通 す。米連邦政府や裁判所からの度重なる指摘を受けなが シカゴのメモリアルデーパレードの様子 16 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P013-017_海外レポート.indd 16 2016/07/12 10:33 らも、なかなか改善の兆しは見られなかったのですが、 に米国基準値の20~50倍の値になっているとのことで 水質浄化施設が設置されダウンタウン内の排水を浄化し すので、今後の更なる改善を期待したいところです。先 た結果、先日の調査で、やっと、シカゴ川の一部につい 進国の、しかも大都市で、水質汚染が改善されていない ては、米国基準を下回る数まで細菌の数を減らすことに のには驚きましたが、まだまだ日本の常識で物事を考え 成功したとのこと。それでも、まだ、多くの場所は未だ てはならないとの教訓となりました。 check Point in 現地の隠れた観光名所は? 最近、アメリカでブームとなっているのが地ビール です。シカゴでは、ここ5年ほどの間にビールの醸造 所(Brewery)が急増し、現在ではシカゴ近郊に144 軒の醸造所があります。これは、オレゴン州ポートラ ンドに次ぐ全米で2番目の規模です。多くの醸造所が ビアバー・レストランを併設しており、1杯5ドル前 後で、出来たての地ビールを楽しむことができます。 現在、米国のビール消費に占める地ビールの割合は約 11%とされていますが、2020年には20%に達す ると予想されており、今後ますます注目されます。米 国のビールと言えば、バドワイザーなど水っぽいビー ルのイメージをお持ちの方、ご来訪の際は、多種多様 【左】 写真1 地元スーパーで販売される様々な地ビール。 なシカゴの地ビールの中から、あなた好みのビールを 【右上】写真2 シカゴ地ビールのGoose Island’ sの併設のレストランの様子。 見つけてみるのはいかがでしょうか? 【右下】 写真3 シカゴの地ビールをPRするオバマ大統領 (出典:ホワイトハウス) 海外情報−産業機械業界をとりまく動向−目次 平成28年7月号 調査報告 (ウィーン) ALL ENERGY 2016 (その1) (シカゴ) 米国におけるIndustrial Internet of Things (IIoT) の動向について 情報報告 (ウィーン) Save the Planet 2016 (その2) (ウィーン) 欧州の水利用に関する報告 (ウィーン) 欧州環境情報 (シカゴ) 米国環境産業動向 (シカゴ) 最近の米国経済について (シカゴ) 化学プラント情報 (シカゴ) 米国産業機械の輸出入統計 (2016年3月) (シカゴ) 米国プラスチック機械の輸出入統計 (2016年3月) (シカゴ) 米国の鉄鋼生産と設備稼働率 (2016年3月) ※海外情報は当工業会ホームページでもご覧になれます。 (http://www.jsim.or.jp/) 産業機械 2016.7 P013-017_海外レポート.indd 17 17 2016/07/12 10:33 Company Topics 企業トピックス 大流量ポンプ搭載マルチ超音波採用の 器具除染用洗浄器を新発売 三浦工業株式会社 この度、 小型貫流ボイラのトップメーカである当社は、 医療機関、滅菌代行業向けに「器具除染用洗浄器RA型」 を2016年4月より販売開始いたしました。 装置の特長 ⑴ 洗浄品質向上 ・クラス最大級1,000L/minのシャワーポンプを搭載 開発の背景 し、強力な水流洗浄を実現しました。 当社は病院中央材料室向けの洗浄器として、器具除染 用洗浄器RW型を販売してまいりました。その中でお客 様より「洗浄性能向上」 「省スペース」 「運転時間短縮」な ・超音波付帯機種においては、マルチ超音波を採用す ることで、洗浄ムラを大幅に削減しました。 ⑵ 省スペース どの要望が寄せられていました。 それらにお応えすべく、 コンパクト設計により、超音波付帯機種で装置幅 器具除染用洗浄器RA型を開発いたしました。 700mmを実現(当社比で幅を約30%縮小)し、より 多くのお客様への設置を可能としました。 ※ 超音波発振器は装置上部に別置きとなり、外径寸法に含まれていません。また、 オプション部品が外形寸法に含まれていません。 超音波発振器サイズは、幅340×奥行450×高さ160㎜(突起物除く、±10%)です。 図1 外形図 RA-160ENW 18 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P018-019_企業トピックス.indd 18 2016/07/12 10:33 ⑶ 運転時間短縮 洗浄ノズルから器材へ熱風を吹き付けながら、洗浄 販売機種 槽内へも大量の熱風を吹き込む機構にすることで、ハ 機種の型式は、蒸気/電気ヒータ仕様、片扉/両扉仕 イスピード乾燥を実現しました。当社比で約20~30 様、超音波なし/あり仕様の3仕様の組み合わせで8種 %の運転時間短縮となっています。 類あります。 お問い合わせ先 三浦工業株式会社 ブランド企画室 TEL:089-979-7019 FAX:089-979-7126 Mail:[email protected] 標準で3系統の洗浄剤ポンプ を搭載しています。オプションに より4系統まで追加が可能です。 写真1 RA-160ENW (プリンタ仕様) 外観 産業機械 2016.7 P018-019_企業トピックス.indd 19 19 2016/07/12 10:33 イベント情報 ●日本初!くらしを支える底力 下水道展'16名古屋 会 期:7月26日(火)∼7月29日(金) 開 催 概 要:下水道に関する設計・測量、建設、管路資器材、下水処理(機械・電気)、維持管理 及び測定機器等の最新の技術・機器等を紹介する展示会 会 場:ポートメッセなごや 連 絡 先:公益社団法人 日本下水道協会 TEL:03-6206-0205 URL:http://www.gesuidouten.jp/ ●センサエキスポジャパン2016 会 期:9月28日(水)∼9月30日(金) 開 催 概 要:センサ・コントロールとその応用技術、機器、システム、ネットワークに関する専門 展示会 ※測定計測展、セラミックス&ガラス技術展2015、TEST2015(第13回総合試験機器展)の 4展同時開催 会 場:東京ビッグサイト 連 絡 先:フジサンケイビジネスアイ(日本工業新聞社) 営業・事業本部 センサエキスポジャパン事務局 TEL:03-3273-6180 URL:http://www.sensorexpojapan.com/ ●エヌプラス ∼新たな価値をプラスする材料と技術の複合展∼ 会 期:9月28日(水)∼9月30日(金) 開 催 概 要:8つのキーワード別展示会(軽量化・高強度化技術展、炭素繊維加工・活用技術展、 プラスチック高機能化技術展、接着・接合・ファスニング技術展、コーティング・表 面処理技術展、耐熱・放熱・断熱技術展、ソフトマテリアル開発技術展、ナノインプ リント展)で構成され、 「新たなマッチング」 「新ビジネス創出」を実現する総合展示会 会 場:東京ビッグサイト 連 絡 先:アテックス㈱内 エヌプラス事務局 TEL:03-3503-7621 URL:http://www.n-plus.biz/ 20 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P020_イベント情報.indd 20 2016/07/12 10:33 工業会情報 行事報告 行事予定 本 部 定時総会(5月19日) 書籍・報告書情報 ・副会長:㈱荏原製作所 取締役会長 矢後夏之助 殿 ・副会長:住友重機械工業㈱ 取締役会長 中村吉伸 殿 ・副会長:㈱神戸製鋼所 取締役相談役 佐藤廣士 殿 ・副会長:川崎重工業㈱ 取締役副社長 井城譲治 殿 ・副会長:㈱IHI 取締役会長兼CEO 斎藤保 殿(新任) 午後3時30分からホテルオークラ東京において開催 ・専務理事:田中信介(新任) し、中澤専務理事の開会の辞に引き続き佃会長から挨拶 ・常務理事:庄野勝彦 があった。また、来賓の経済産業省 大臣官房審議官 福 ・常務理事:小菅文雄 島洋 殿より挨拶があった。 統計資料 次いで、議長の佃会長から議事録署名人の選定を行っ 第42回優秀環境装置表彰 審査委員会(5月17日) た。議事は次の通り行い、いずれも原案通り承認・決定 審査WGから上程された評価報告を総合的に勘案し、 した。 経済産業大臣賞1件、経済産業省産業技術環境局長賞1 なお、功績者表彰式の終了後、会員をはじめ関係各方 件、中小企業庁長官賞1件、日本産業機械工業会会長賞 面から多数の来賓を迎えて懇親パーティを行った。 6件の計9件を選定し、6月20日に開催する表彰式に ⑴ 議事 ① 平成27年度事業報告承認の件 おいて表彰することとした。 ② 平成27年度決算報告承認の件 平成28年度第1回会長杯ゴルフ大会(5月20日) ③ 平成28年度事業計画決定の件 小金井カントリー倶楽部において25名の参加の下、 ④ 平成28年度収支予算決定の件 開催した。 ⑤ 決議の件 ⑥ 役員改選の件 ⑵ 平成28年度産業機械工業功績者表彰式 佃会長の挨拶に引き続き、次の11名に賞状及び 部 会 ボイラ・原動機部会 記念品が授与され、受賞者を代表して前田東一 殿 5月11日 部会幹事会 から挨拶があった。 次の事項について報告及び審議を行った。 ・㈱栗本鐵工所 佐藤容啓 殿 ⑴ 会誌「産業機械」ボイラ特集号への寄稿 ・㈱荏原製作所 栗生正太郎 殿 ⑵ 平成28年度春季総会の開催内容 ・木村化工機㈱ 平耕司 殿 ⑶ 省エネ・生産性革命投資促進事業費補助金 ・新東工業㈱ 川上孝行 殿 5月16日 技術委員会 ・JXエンジニアリング㈱ 山内芳彦 殿 次の事項について報告及び審議を行った。 ・東芝機械㈱ 八木正幸 殿 ・㈱荏原製作所 前田東一 殿 ⑴ TC161(熱発生装置の制御及び安全装置)国内 対策委員会WG ・荏原ハマダ送風機㈱ 釣井誠 殿 ⑵ リスクアセスメント ・IHI運搬機械㈱ 河原泰 殿 ⑶ ボイラビジョンの内容 ・ホソカワミクロン㈱ 宮田清巳 殿 ・大同機械製造㈱ 大田祐資 殿 第570回理事会(5月19日) 鉱山機械部会 5月24日 ボーリング技術委員会 WG 次の事項について検討を行った。 会長、副会長、支部長、専務理事及び常務理事の選任 ⑴ リスクアセスメント の件について承認・決定し、役員は以下の通りとなった。 ⑵ 安全マニュアル ・会長:三菱重工業㈱ 相談役 佃和夫 殿 ・副会長:日立造船㈱ 取締役会長 古川実 殿 産業機械 2016.7 P021-025_行事報告.indd 21 21 2016/07/12 10:33 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 訪問し、人工知能AI搭載のロボット選別システム 環境装置部会 「 ゼ ン ロ ボ テ ィ ク ス リ サ イ ク ラ ー シ ス テ ム 5月12日 環境ビジネス委員会 講演会 次の講演会を行った。 (ZRR)」について調査を行った。 ⑺ SUEZ社 Helsinki工場(フィンランド ヘルシン テーマ: 「三菱樹脂グループが提案するKAITEKIな植 キ)を訪問し、人工知能AI搭載のロボット選別シス 物工場システム」 講 師:三菱樹脂㈱ 農業資材部 植物工場推進グルー テム「ゼン ロボティクス リサイクラーシステム (ZRR)」を導入した廃棄物処理施設の稼働状況につ プ グループマネージャー 手塚光晴 殿 5月25日 環境ビジネス委員会 先端技術調査分科会 及び講演会 いて調査を行った。 タンク部会 5月18日 技術分科会 ⑴ 分科会 平成28年度の活動内容について検討を行った。 次の事項について検討及び審議を行った。 ⑴ 平成27年度事業報告(案)及び平成28年度事業計 ⑵ 講演会 画(案) 次の講演会を行った。 テーマ: 「水素社会実現に向けた現状と今後の展 ⑵ 平成27年度決算報告(案)及び平成28年度収支予 算(案) 望~最新動向について~」 講 師:東 京工業大学大学院 総合理工学研究科 リサーチフェロー 池松正樹 殿 ⑶ 平成28年度役員体制 ⑷ JIS B 8501(鋼製石油貯槽の構造)の改正履歴 の整理 5月30日~6月4日 環境ビジネス委員会 3R研究会 欧州リサイクル技術調査 ⑴ Behrendt Recycling GmbH(ドイツ ノイミ ュンスター)を訪問し、ドイツ国内におけるWEEE プラスチック機械部会 5月11日 ISO/TC270国内審議委員会 射出成形機 分科会 (廃電気・電子機器)リサイクル施設について調査 を行った。 ⑵ MBA Neumünster GmbH(ドイツ ノイミュ ISO規格案について検討を行った。 5月24日 ISO/TC270国内審議委員会 ブロー成形 機分科会 ンスター)を訪問し、ドイツ国内における家庭混合 ご み の MBT (Mechanical Biological Treatment: ブロー成形機の危険源及び対策について検討を行っ 機械的・生物的処理) 、RDF製造について調査を行 た。 った。 ⑶ IFAT(国際上下水処理・廃棄物処理・再資源化 風水力機械部会 技術専門見本市) (ドイツ ミュンヘン)を訪問し、 5月13日 メカニカルシール委員会 企画分科会 上下水道・廃棄物処理・リサイクリングをはじめと 次の事項について確認、報告及び審議を行った。 した環境に関する最先端技術の動向について調査を ⑴ メカニカルシール講習会の実施内容 行った。 ⑵ 「30年の歩み」の原稿 ⑷ AVA Abfallverwertung Augsburg GmbH(ド ⑶ 「風水力機械産業の現状と将来展望」の原稿 イツ アウグスブルク)を訪問し、ドイツ国内にお ⑷ 30周年記念式典の内容 ける一般廃棄物による廃棄物発電及び有機性廃棄物 5月13日 汎用送風機委員会 のバイオマス利用について調査を行った。 次の事項について報告及び審議を行った。 ⑸ Münchner Recycling GmbH(ドイツ ガルヒ ング)を訪問し、ドイツ国内における廃プラスチッ クや古紙等の中間処理について調査を行った。 ⑹ ZenRobotics社(フィンランド ヘルシンキ)を 22 統計資料 ⑴ JIS B 8331(多翼送風機)の内容 ⑵ 一般社団法人 住宅機能評価・表示協会 ウェブ サイトの内容 ⑶ 平成28年度春季総会の内容 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P021-025_行事報告.indd 22 2016/07/12 10:33 行事報告 行事予定 5月17日 送風機技術者連盟 春季総会 次の事項について報告及び審議を行った。 ⑴ 平成27年度事業報告(案)及び平成28年度事業計 書籍・報告書情報 統計資料 運搬機械部会 5月16日 昇降機委員会 次の事項について報告及び検討を行った。 画(案) ⑵ 平成27年度決算報告(案)及び平成28年度収支予 ⑴ ISO 25745-2(昇降機のエネルギー性能の測定 法と区分)のJIMS化に向けた内容 算(案) ⑶ 常任幹事会の活動内容 ⑵ 役員改選 次の通り選任した。 ⑷ 規格関係報告事項 ⑸ 送風機海外情報 ・委員長:㈱ 日立製作所 ビルシステムビジネスユ ニット グローバル昇降機事業部 主管技 ⑹ 役員改選 師 大沼直人 殿(新任) 次の通り選任した。 ・常任幹事:㈱ 荏原エリオット アジアパシフィッ ク技術計画部 アプリケーション第一 課長 平島拓也 殿(新任) 5月18日 コンベヤ技術委員会 次の事項について検討を行った。 ⑴ リスクアセスメント ⑵ コンベヤ関係JIS規格改正 ⑺ 事例発表 次の事例発表を行った。 ⑶ ベルトコンベヤ設備保守・点検業務に関するガイ ドラインの見直しと作成 テーマ: 「送風機納入事例の紹介」 講 師:昭和電機㈱ 技術部長 田中雅規 殿 5月20日 流通設備委員会 クレーン分科会 5月17日 汎用ポンプ委員会 特別アセスメントについて検討を行った。 次の事項について報告及び審議を行った。 5月25日 JIS Z 0110改正原案作成委員会 ⑴ 平成28年度春季総会の開催内容 ⑵ 「汎用ポンプ保守管理について」の見直し 5月18日 汎用圧縮機委員会 技術分科会 次の事項について報告及び検討を行った。 ⑴ JIS Z 0110(産業用ラック用語)改正原案 ⑵ 役員選任 次の通り選任した。 次の事項について報告及び審議を行った。 ⑴ 平成28年度春季合同総会の開催内容 ・委員長:東京都市大学 名誉教授 増井忠幸 殿 (新任) ⑵ 「メンテナンスのすすめ」の見直し 5月25日 JIS Z 0620改正原案作成委員会 5月24日 排水用水中ポンプシステム委員会 次の事項について報告及び審議を行った。 ⑴ 外部委員会等への対応 次の事項について報告及び検討を行った。 ⑴ JIS Z 0620(産業用ラック)改正原案 ⑵ 役員選任 次の通り選任した。 ⑵ 「汎用ポンプ保守管理について」の内容 ⑶ 公益社団法人 日本下水道協会「下水道施設計画・ (新任) ・委員長:東京都市大学 名誉教授 増井忠幸 殿 設計指針と解説」の改訂案 5月26日 コンベヤ技術委員会 JIS B 0140、JIS B 0141改正WG 5月26日 ポンプ技術者連盟 春季総会 次の事項について報告及び確認を行った。 JIS B 0140(コンベヤ用語-種類)、JIS B 0141(コ ⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画 ンベヤ用語-部品・付属機器ほか)改正について検討を ⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算 行った。 ⑶ 若手幹事会事業の内容 5月30日~6月5日 物流システム機器企画委員会・流 通設備委員会 ⑷ 役員改選 次の通り選任した。 ・常任幹事:㈱ 電業社機械製作所 産業システム技 術部長 飯田隆二 殿(新任) ドイツ ハノーバー国際見本市会場で開催された、セ マット2016(国際イントラロジスティクス見本市)等 に関係者を派遣し、最新の物流機器事情等の調査を行っ た。 産業機械 2016.7 P021-025_行事報告.indd 23 23 2016/07/12 10:33 行事報告 行事予定 動力伝導装置部会 書籍・報告書情報 統計資料 ⑴ 「2015年度版エコスラグ有効利用の現状とデー タ集」の内容 5月25日 減速機委員会 ⑵ 委員会パンフレットの見直し 次の事項について報告及び検討を行った。 ⑶ 自治体連絡会の企画 ⑴ 今後の業界動向 ⑷ 施設調査の企画 ⑵ 研修会の実施 ⑸ リサイクルポート推進協議会「港湾工事推奨用リ 5月25日 部会総会 サイクル便覧(案)」 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画につい 5月13日 委員会幹事会 て報告を行った。 次の事項について報告及び検討を行った。 業務用洗濯機部会 ⑴ 利用普及分科会及び標準化分科会の活動内容 ⑵ JIS A 5031(一般廃棄物、下水汚泥又はそれら 5月12日 部会総会 の焼却灰を溶融固化したコンクリート用溶融スラグ 次の事項について審議を行い、承認した。 骨材) 、JIS A 5032(一般廃棄物、下水汚泥又は ⑴ 平成27年度事業報告(案)及び平成28年度事業計 画(案) それらの焼却灰を溶融固化した道路用溶融スラグ) の改正 ⑵ 平成27年度決算報告(案)及び平成28年度収支予 算(案) ⑶ 平成27年度収支報告(案) ⑷ 平成28年度収支予算(案) ⑶ 役員選任 ⑸ 今後のスケジュール 次の通り選任した。 ・部会長:㈱稲本製作所 代表取締役社長 佐々田和 男 殿(新任) ・副部会長:㈱ 東京洗染機械製作所 代表取締役社 長 三科隆 殿(新任) 5月23日 技術委員会 「クリーニング機械の基礎技術」の改正について検討 及び審議を行った。 5月18日 利用普及分科会 次の事項について報告及び検討を行った。 ⑴ 平成27年度収支報告(案) ⑵ 平成28年度収支予算(案) ⑶ 「2015年度版エコスラグ有効利用の現状とデー タ集」の内容 ⑷ 自治体連絡会の企画 ⑸ 施設調査の企画 ⑹ 今後のスケジュール 委員会 環境委員会 5月23日 環境自主行動計画フォローアップWG(書 面審議) 平成28年度定例調査実施に際しての調査方針と調査 項目の確認を行った。また2016年度以降の廃棄物削減 対策について審議を行った。 5月27日 VOC自主管理WG 平成28年度VOC大気排出実績調査の実施に際しての 調査方針と調査項目の確認等を行った。 エコスラグ利用普及委員会 5月10日 利用普及分科会 編集WG 次の事項について報告及び検討を行った。 24 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P021-025_行事報告.indd 24 2016/07/12 10:33 行事報告 行事予定 関西支部 委員会 労務委員会 書籍・報告書情報 統計資料 ⑵ 講演会 次の講演会を行った。 テーマ: 「製造業の現状と中小企業・小規模事業 者施策について」 講 師:近畿経済産業局 産業部 製造産業課 課長 補佐 日村健二 殿 5月9日 正副委員長会議 平成28年度第1回委員会の開催について審議を行っ た。 部 会 運搬機械部会 5月23日 巻上機委員会 繊維スリング分科会 総会 及び講演会 ⑴ 総会 次の事項について報告及び確認を行った。 ① 平成27年度事業報告及び平成27年度決算報告 ② 平成28年度事業計画及び平成28年度収支予算 ③ JIS規格 産業機械 2016.7 P021-025_行事報告.indd 25 25 2016/07/12 10:33 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 平成28年度 運搬機械部会 物流システム機器企画委員会・流通設備委員会 CeMAT 2016 (海外調査) レポート 1.調査趣旨 2013年度(5年前)にロシアで海外調査を実施して以来、物流関連機器の関連としては、海外調査は行って いなかったが、2018年度は、世界最大のロジスティクスの専門展示会「CeMAT 2016(セマット)」 (会期: 2016 年5月31日(火)~6月3日(金)/ドイツ・ハノーバー)に合わせ、最新物流事情についての調査を行 った。 2.ドイツについて ・ドイツ:ドイツ連邦共和国 ・面積:35万7,124km²(日本の約94%) ・国家体制:連邦共和制 ・元首:ヨアヒム・ガウク ・首相:アンゲラ・メルケル ・人口:8,177万人(2015年、出所:ドイツ連邦統計局) ・首都:ベルリン 人口347万人(2014年、出所:ドイツ連邦統計局) ・言語:ドイツ語 ・鉱工業生産指数伸び率:1.3%(2014年) ・消費者物価上昇率:0.8%(2014年) ・失業率:5.0%(2014年) ・輸出額:1,134,767・100万ユーロ *対日輸出額 17,086・100万ユーロ(2014年) ・輸入額:915,055・100万ユーロ *対日輸入額 14,520・100万ユーロ(2014年) ・日系企業進出状況:企業数1,389社 ・在留邦人:39,902人(2014年10月1日現在) *出所:独立行政法人 日本貿易振興機構(ジェトロ) 外務省「海外在留邦人数調査統計(平成27年要約版)」 (日本人が海外に渡って興した企業を除く概数) 3.CeMAT 2016について ⑴ 概要 開催期間:2016 年5月31日(火)~6月3日(金) 開催場所:ドイツ・ハノーバー国際見本市会場 主催者:Deutsche Messe AG(ドイツメッセ㈱) 26 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P026-030_海外出張報告.indd 26 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 視察日時:2016年5月31日(火)~6月1日(水)10:00~17:00 出展者数:44ヶ国1,000 社(ドイツ企業が約55%) 展示会内容: イントラロジスティクス分野の機器・設備・技術・サービス Logistics IT(ロジスティクスIT)、Pick & Pack(ピッキング&包装)、Move & Lift(搬送&リフト) 、 Store & Load(倉庫&貨物) 、Manage & Service(マネージ&サービス)他 CeMAT 2016の位置付け: CeMATは、ドイツ・ハノーバーで開催される、世界最大のロジスティクス分野の展示会で、2016年 が5回目の開催(2014年までは3年に1度の開催、2016年より隔年開催)。 ⑵ 展示について マテハン系全体の出展内容としては、パレット系シャトル、ケース系多段シャトル、コンベヤシステム、 仕分けシステムやピッキングシステム、そして無人フォークリフトに大別される。 今回の出展されていた中には、自動倉庫についてはスタッカクレーンタイプの出展はなかったが、シャト ルによる保管が目立った(パレット系、バケット系共に) 。無人フォークリフトによるラック保管もかなり 増えてきている。目新しいものとしては、小箱保管用の軽量小型の自動倉庫が出展されていた。2台のクレ ーンがすれ違い可能なように配置されており、高能力で入出庫可能なものであった。扱うものが小さくなる ほど、物量のオーダーが増えてくるためだと思われる。 また、ロボットによるピッキングは過去にはほとんどなかったとの情報であるが、今回は数社出展してお り、ピッキングの自動化ニーズが広がりつつあるように感じた。 出所:ドイツメッセ 産業機械 2016.7 P026-030_海外出張報告.indd 27 27 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 フォークリフトについては、中国、台湾系メーカの出展が増えてきていると感じた。特にフォークリフト 用パーツ関係では多数の出展があった。中にはレーザー誘導の無人フォークリフトまで展示している中国メ ーカも1社あった。無人フォークリフトについては、人が運転できるものに、AGV用のレーザー誘導と衝 突防止の安全センサーを付加して、無人/有人の両方で使えるものが多く出展されていた。いざという時に 人が操作できるというところがポイントだと思われる。 今回のCeMAT 2016全体の展示の規模については、前回も見学している方の話を聞くと、前回と比較し て縮小傾向が見られたとのことであった。 確かに、世界マテハンサプライヤー大手のDematic、Swisslog、TGWなどの出展はなく、他の大手につ いても、小規模の出展、動作しない出展機、映像のみの出展などが目立つ印象であった。また、Hall-13の 一部には、過去にはなかったと言われる、マテハン以外のパッキング/ラベル&プリント機器のゾーンが新 たに設けられていたり、Hall-25の一部は使われていなかったりと、出展面積も縮小と見られる部分もあっ た。 その一方で、Schaefer、Knappなどは、大掛かりな出展をしており、フォークリフト系においては、 Jungheinrich、STILL、TOYOTAなどの大手が、極めて盛大と言える出展をしていた。 ⑶ 所感 今回のCeMATは、過去と比べて明らかに規模が縮小されたとの声を少なからず聞いた。これは、特に名 CeMAT 2016展示風景 28 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P026-030_海外出張報告.indd 28 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 出所:ドイツメッセ の通った大手メーカが出展規模を縮小したり、未出展であったりする傾向が見られたことに起因するからで あろう。しかしながら、出展社44ヶ国1,000社という規模は非常に大きく、まだまだ先端のロジスティッ クス技術を見聞するには見応え十分な展示会であったと感じる。特に、IoTやIndustrie4.0などを強調した 展示が多く、それらが世界の最新トレンドであり、各マテハンメーカでの取り組みも着実に進んできている ことを実感することができたからである。 CeMATの開催は世界的に展開されてきており、現在は9ヶ国でそれぞれ開催されている。ロジスティッ クス分野が世界の産業、経済の中で一段と重要視されてきていることは間違いないと言える。 4.Deutsche Messe AG(ドイツメッセ)プレゼンテーション ⑴ 概要 開催日時:2016年6月1日(水)11:00~12:00 開催場所:ロボテーション・アカデミー内 セマット・ラウンジ プレゼン者:ドイツメッセ ヴォルフガング・ペッヒ上級副社長 ⑵ 内容について(要約) ・デジタル化によって世界経済全体は完全に塗り替えられ、eコマースやIndustrie4.0により、ロジスティ クスの更なるオートメーション化が必要不可欠となってきている。 ・製品の個別化(小ロット化、小口化など)が進むことは、サプライチェーンがより柔軟で、より高度な基 準を満たしていかねばならないことを意味している。 ・企業の垣根を越えた統合も進んでいくものと思われる。 ・スマートサプライチェーンソリューションの実現には革新的な技術とよりスマートな製品がますます重要 になってくる。 ・CeMATはロジスティクスが直面している課題に対する解決策を提案するものである。 また、高度にオートメーション化されたプロセスは、競争力を維持するための鍵であり、ソフトウェア技 産業機械 2016.7 P026-030_海外出張報告.indd 29 29 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 出所:ドイツメッセ 術に決定的に依存している。 ・モバイルインターネット及びすべてのエンドユーザーがつながっていくことは、全く新しい可能性を意味 している。 ・ロジスティックスITは物流の基幹であり、CeMATではますます複雑化するサプライチェーンのための革 新的なITソリューションを提案している。 ⑶ 所感 主催者である、ドイツメッセのプレゼンテーションは、Industrie4.0の提唱国だけあって、明確な将来像 を持った積極的な取り組みや働きかけの姿勢がうかがわれた。日本においても、Industrie4.0の取り組みに ついては、遅れることのないように推進していくことが急務であると感じた。 5.総括 CeMATは、年々開催規模が縮小しつつあるとのことであったが、現時点でも世界最大規模の展示会であり、 足早に会場を巡るだけでも数日は必要なほどスケールの大きいイベントである。 主催者であるドイツメッセのプレゼンテーションでも強調されていたが、本開催のメインテーマは“IoT”= “Industrie4.0”であり、実際の展示やデモンストレーションでもそれらを前面に押し出した出展が多く、欧 州の物流では今後これらをキーワードとした製品やサービスの開発、一般展開が主流となっていくと思われる (ちなみにドイツメッセは、早ければ5年後にも今回デモ展示した機器やサービスが一般に普及していくだろ うと述べていた) 。 業界の取組体制やアプローチの仕方は異なるものの、日本でもこれらのトレンドは近い将来間違いなく要求 されてくるものと思われる(CeMATは、次回(2018年)から、世界最大の産業技術展、ハノーバーメッセと 同時開催の予定) 。 30 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P026-030_海外出張報告.indd 30 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 8月下旬風力発電関連機器産業に関する調査研究 風水力機械部会 委員会 第1回幹事会 〃 第43回優秀環境装置表彰 審査委員会 統計資料 8月3日 メカニカルシール企画分科会 19日 真空式下水道システム委員会 委員会 第1回委員会 25日 汎用圧縮機技術分科会 15日 政策委員会 29日 汎用圧縮機委員会 21日 運営幹事会 9月上旬風力発電関連機器産業に関する調査研究 9月5日ロータリ・ブロワ委員会 6日プロセス用圧縮機委員会 部 会 9日ポンプ技術者連盟 若手幹事会 ボイラ・原動機部会 8月26日 ボイラ幹事会 9月14日 ボイラ幹事会 20日 ボイラ技術委員会 鉱山機械部会 8月上旬 骨材機械委員会 下旬ボーリング技術委員会 9月上旬 部会幹事会海外調査(韓国) 中旬骨材機械委員会 化学機械部会 9月8日 技術委員会施設調査 環境装置部会 8月上旬環境ビジネス委員会 第2回水分科会 上旬 15日送風機技術者連盟 常任幹事会 〃 3日調査委員会 9月上旬環境ビジネス委員会 第3回先端技術調 査分科会 〃 〃環境ビジネス委員会 第3回バイオマス 発電推進分科会 プラスチック機械部会 8月上旬 部会総会 〃 幹事会 ISO/TC270ブロー成形機分科会 下旬 9月上旬 特許委員会 〃 技術委員会 汎用ポンプ委員会 中旬排水用水中ポンプシステム委員会 〃汎用送風機委員会 下旬ポンプ国際規格審議会 運搬機械部会 8月上旬産業用ラック用語JIS原案作成委員会 〃コンベヤ技術委員会 コンベヤ用語JIS 改正WG 下旬流通設備委員会 クレーン分科会 9月中旬昇降機委員会 〃コンベヤ技術委員会 〃コンベヤ技術委員会 コンベヤ用語JIS 改正WG 下旬産業用ラックJIS改正原案作成委員会 〃産業用ラック用語JIS改正原案作成委員会 〃流通設備委員会 クレーン分科会 〃コンベヤ技術委員会 仕分けコンベヤ JIS改正WG 〃環境ビジネス委員会 第2回3Rリサイ クル研究会 送風機技術者連盟 技術講習会 16日メカニカルシール委員会 技術分科会 〃環境ビジネス委員会 第2回有望ビジネ ス分科会 ポンプ技術者連盟 拡大幹事会 〃流通設備委員会 建築分科会 動力伝導装置部会 8月下旬 減速機委員会 9月中旬減速機委員会 製鉄機械部会 8月上旬 部会総会 産業機械 2016.7 P031-032_行事予定.indd 31 31 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 業務用洗濯機部会 8月3日定例部会 8月上旬 エコスラグ利用普及分科会 編集WG エコスラグ利用普及委員会 幹事会 9月上旬エコスラグ利用普及分科会 施設調査 中旬エコスラグ利用普及分科会 編集WG 下旬 関西支部 ボイラ・原動機部会 エコスラグ利用普及委員会 統計資料 部 会 委員会 下旬 書籍・報告書情報 エコスラグ利用普及分科会 9月9日 定例部会、講演会 化学機械部会 9月15日 総会、施設調査 環境装置部会 8月24日 施設調査 風水力機械部会 9月7日 総会、講演会 委員会 政策委員会 9月27日 32 委員会 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P031-032_行事予定.indd 32 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 会員名簿2016 頒 価:1,080円(税込) 連絡先:総務部(TEL:03-3434-6821) 工業会会員の本社と支社所在地、取扱機種の一覧等をま とめたもの。 風力発電関連機器産業に関する調査研究報告書 頒 価:5,000円(税込) 連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-7579) 風力発電機の本体から部品などまで含めた風力発電関連 機器産業に関する生産実態等の調査を実施し、各分野に 書籍・報告書情報 統計資料 (2006年10月発行)。 メカニカル・シールハンドブック 初・中級編(改訂第3版) 頒 価:2,000円(税込) 連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730) メカニカルシールに関する用語、分類、基本特性、寸法、 材料選定等についてまとめたもの(2010年10月発行) 。 風水力機械産業の現状と将来展望 — 2016年〜2020年 — おける産業規模や市場予測、現状での課題等を分析し、 頒 価:会員/1,500円(税込) 会員外/2,000円(税込) 連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730) 本報告書にまとめた。 1980年より約5年に1度、風水力機械部会より発行し 平成26年度 環境装置の生産実績 ている報告書の最新版。本報告書は、風水力機械産業の 代表的な機種であるポンプ、送風機、汎用圧縮機、プロ 頒 価:実費頒布 連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-6820) セス用圧縮機、メカニカルシールのそれぞれの機種毎に 日本の環境装置の生産額を装置別、需要部門別(輸出含 需要動向と予測、技術動向、国際化を含めた今後の課題 む) 、 企業規模別、 研究開発費等で集計し図表化。その他、 と対応についてまとめている。風水力機械メーカはもと 前年度との比較や過去28年間における生産実績の推移 より官公庁、エンジニアリング会社、ユーザ会社等の方々 を掲載。 にも有益な内容である。 2015年度版 エコスラグ有効利用の現状と データ集 頒 価:5,000円(税込) 連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579) 化学機械製作の共通課題に関する調査研究報 告書(第8版 平成20年度版) 〜化学機械分野における輸出管理手続き〜 全国におけるエコスラグの生産状況、利用状況、分析デ 頒 価:1,000円(税込) 連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730) ータ等をアンケート調査からまとめた。また、委員会の 化学機械製作に関する共通の課題・問題点を抽出し、取 活動についても報告している(2016年5月発行)。 りまとめたもの。 道路用溶融スラグ品質管理及び 設計施工マニュアル 頒 価:3,000円(税込) 連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579) 2006年7月20日に制定されたJIS A 5032「一般廃棄 物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融個化した道路用 溶融スラグ」について、溶融スラグの製造者及び道路の 設計施工者向けに関連したデータを加えて解説した (2007年9月発行) 。 港湾工事用エコスラグ利用手引書 今回は強化されつつある輸出管理について、化学機械分 野に限定して申請手続きの流れや実際の手続きの例を示 した。実際に手続きに携わる者への参考書となる一冊。 JIMS H 3002業務用洗濯機械の性能に係る 試験方法(平成20年8月制定) 頒 価:1,000円(税込) 連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730) ユニット式ラック構造設計基準 (JIMS J-1001:2012)解説書 頒 価:800円(税込) 連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826) 頒 価:実費頒布 連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579) ユニット式ラックの構造設計を行う場合の地震動に対す エコスラグを港湾工事用材料として有効利用するため る考え方をより理解してもらうための解説書として、 に、設計・施工に必要なエコスラグの物理的・化学的特 JIMS J-1001:2012と併せた活用を前提として発行 性をまとめた。工法としては、サンドコンパクションパ した。JIMS J-1001:2012を解説・補足する位置付け。 イル工法とバーチカルドレーン工法を対象としている 産業機械 2016.7 P033-034_書籍・報告書.indd 33 33 2016/07/12 10:36 行事報告 行事予定 物流システム機器ハンドブック 頒 価:3,990円(税込) 連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826) 書籍・報告書情報 統計資料 ラック式倉庫のスプリンクラー設備の解説書 頒 価:1,000円(税込) 連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826) (1)各システム機器の分類、用語の統一 平成10年7月の消防法令の改正に伴い、 「ラック式倉庫」 (2)能力表示方法の統一、標準化 の技術基準、ガイドラインについて、わかりやすく解説 (3)各機器の安全基準と関連法規・規格 したもの。 (4)取扱説明書、安全マニュアル (5)物流施設の計画における寸法算出基準 コンベヤ機器保守・点検業務に関する ガイドライン ゴムベルトコンベヤの計算式 (JIS B 8805-1992)計算マニュアル 頒 価:1,000円(税込) 連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826) 現行JIS(JIS B 8805-1992)の内容は、ISO5048に 頒 価:1,000円(税込) 連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826) 準拠して改正されたが、旧JIS(JIS B 8805-1976) コンベヤ機器の使用における事業者の最小限の保守・点検 と計算手順が異なるため、これをマニュアル化したもの。 レベルを確保するためガイドラインとしてまとめたもの。 チェーン・ローラ・ベルトコンベヤ、 仕分コンベヤ、 垂直コンベヤ、 及びパレタイザ検査要領書 ユニバーサルデザインを活かしたエレベータ のガイドライン 頒 価:1,000円(税込) 連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826) 頒 価:1,000円(税込) 連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826) ユニバーサルデザインの理念に基づいた具体的な方法を ばら物コンベヤを除くコンベヤ機器については、検査要 ガイドラインとして提案したもの。 領の客観的な指針がないため、設備納入メーカや購入者 のガイドラインとして作成したもの。 バルク運搬用 ベルトコンベヤ設備保守・点検 業務に関するガイドライン 東京直下地震のエレベーター被害予測に 関する研究 頒 価:1,000円(税込) 連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826) 東京湾北部を震源としたマグニチュード7程度の地震が 頒 価:500円(税込) 連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826) 予測されていることから、所有者、利用者にエレベータ コンベヤ機器を利用目的に応じて、安全にかつ支障なく ーの被害状況を提示し、対策の一助になることを目的と 稼動させるには日常の保守点検は事業者にとって必須条 して、エレベーターの閉じ込め被害状況の推定を行った 件であり、義務であるが、事業者や事業内容によって保 もの。 守・点検の実施レベルに大きな差が在るのが実情である。 本ガイドラインは、この様な情況からコンベヤ機器の使 用における事業者の最小限度の保守・点検レベルを確保 するためのガイドラインとしてまとめたものである。 バルク運搬用 ベルトコンベヤ検査基準 頒 価:1,000円(税込) 連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826) バルク運搬用ベルトコンベヤの製作、設置に関する部品 プラスチック機械産業の市場動向調査報告書 (平成28年2月発行版) 頒 価:1,000円(税込) 連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826) 射出成形機、押出成形機、ブロー成形機に関する平成 27〜29年の市場動向を取りまとめたもの。 2015年度 環境活動報告書 ならびに設備の機能を満足するための検査項目、検査個 頒 価:無償頒布 連絡先:企画調査部(TEL:03-3434-6823) 所および検査要領とその判定基準について規定したも 環境委員会が会員企業を対象に実施する各種環境関連調 の。 査の結果報告の他、会員企業の環境保全への取り組み等 を紹介している。 34 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P033-034_書籍・報告書.indd 34 2016/07/12 10:36 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 産業機械受注状況(平成28年4月) 企画調査部 1.概 要 2.機種別の動向 4 月 の 受 注 高 は 2,813 億 5,500 万 円、 前 年 同 月 比 ①ボイラ・原動機 111.7%となった。 電力、その他非製造業の増加により前年同月比120.6 内需は、2,105億3,700万円、前年同月比115.6%と %となった。 なった。 ②鉱山機械 内需のうち、製造業向けは前年同月比89.4%、非製 建設の減少により同20.6%となった。 造業向けは同139.9%、官公需向けは同140.2%、代理 ③化学機械(冷凍機械を含む) 店向けは同108.7%であった。 石油・石炭、業務用機械、電力、官公需が増加したも 増加した機種は、ボイラ・原動機(137.0%)、化学 のの、化学、運輸・郵便、その他非製造業、外需の減少 機械(101.5%) 、プラスチック加工機械(148.3%) 、 により同98.4%となった。 ポンプ(104.0%) 、送風機(112.2%) 、運搬機械(104.9 ④タンク %) 、金属加工機械(105.9%) 、その他機械(147.2%) 石油・石炭、外需の減少により同25.5%となった。 の8機種であり、減少した機種は、鉱山機械(19.6%)、 ⑤プラスチック加工機械 タンク(74.2%) 、圧縮機(90.9%) 、変速機(96.2%) その他製造業の増加により同107.2%となった。 の4機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 ⑥ポンプ 外需は、708億1,800万円、前年同月比101.4%と 電力、その他非製造業、官公需、外需の増加により同 なった。 105.4%となった。 4月、プラント案件はなかった。 ⑦圧縮機 増加した機種は、ポンプ(110.5%) 、圧縮機(111.4 化学の減少により同97.7%となった。 %) 、運搬機械(160.1%) 、その他機械(193.8%)の4 ⑧送風機 機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(78.3%)、 外需の減少により同87.2%となった。 鉱山機械(55.6%) 、化学機械(88.3%) 、タンク(4月 ⑨運搬機械 の受注額がマイナスのため、比率を計上できず) 、プラ 鉄鋼、電力、外需の増加により同118.1%となった。 スチック加工機械(80.9%) 、送風機(12.9%)、変速機 ⑩変速機 (99.6%) 、 金属加工機械(35.5%)の8機種であった(括 弧の数字は前年同月比) 。 鉄鋼、はん用・生産用、業務用機械、情報通信機械、 その他輸送機械、電力の減少により同96.8%となった。 ⑪金属加工機械 外需の減少により同81.1%となった。 産業機械 2016.7 P035-041_統計資料1-受注状況.indd 35 35 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 (表1) 産業機械 需要部門別受注状況 ①製造業 ②非製造業 ③民需計 ④官公需 (一般社団法人 日本産業機械工業会調) (金額単位:百万円 比率:%) ⑤代理店 ⑥内需計 ⑦外 需 (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) 平成25年度 ⑧総 額 (金額) (前年比) (金額) (前年比) 957,925 104.6 1,101,713 116.3 2,059,638 110.5 625,079 107.8 293,640 88.9 2,978,357 107.4 1,796,987 98.8 4,775,344 104.0 26年度 1,061,676 110.8 1,436,606 130.4 2,498,282 121.3 699,550 111.9 296,944 101.1 3,494,776 117.3 2,580,415 143.6 6,075,191 127.2 27年度 1,251,327 117.9 1,437,386 100.1 2,688,713 107.6 641,159 91.7 296,220 99.8 3,626,092 103.8 1,831,576 71.0 5,457,668 89.8 平成25年 943,541 97.0 1,000,730 106.3 1,944,271 101.6 606,571 106.9 301,841 92.1 2,852,683 101.5 1,921,557 79.1 4,774,240 91.1 26年 959,391 101.7 1,227,523 122.7 2,186,914 112.5 690,679 113.9 294,419 97.5 3,172,012 111.2 2,525,574 131.4 5,697,586 119.3 27年 1,183,993 100.1 3,501,770 110.4 1,917,203 75.9 5,418,973 95.1 103.5 1,279,249 133.7 680,345 108.8 1,959,594 123.9 89.3 123.4 1,412,643 115.1 2,596,636 118.7 610,531 平成27年1~3月 342,625 142.6 654,932 146.9 997,557 145.4 206,487 104.5 75,205 4~6月 320,935 145.9 206,595 96.3 527,530 121.4 120,783 62.8 62,920 91.4 711,233 102.2 405,928 73.0 1,117,161 7~9月 263,406 102.3 257,988 77.9 521,394 88.6 168,044 98.9 79,546 105.9 768,984 92.3 461,147 48.8 1,230,131 69.1 10~12月 257,027 106.4 293,128 124.1 550,155 115.2 115,217 88.1 76,932 98.9 742,304 108.2 369,783 92.8 1,112,087 102.5 平成28年1~3月 409,959 119.7 679,675 103.8 1,089,634 109.2 237,115 114.8 76,822 102.2 1,403,571 109.7 594,718 87.4 1,998,289 102.0 H28.1~4累計 477,358 114.2 760,881 106.7 1,238,239 109.5 277,335 117.9 98,534 103.5 1,614,108 110.5 665,536 88.7 2,279,644 103.1 平成28年2月 67,911 85.9 196,203 195.2 264,114 147.1 91,141 176.7 25,041 102.9 380,296 148.9 77,086 3月 170,598 97.1 397,335 80.5 567,933 84.8 120,770 112.3 29,656 103.7 718,359 89.2 434,105 4月 67,399 89.4 81,206 139.9 148,605 140.2 21,712 108.7 210,537 115.6 70,818 111.3 88.4 294,603 40,220 62.2 457,382 120.6 195.0 1,152,464 112.1 101.4 111.7 281,355 【注】 平成23年4月より需要者分類を変更したことから、 ②非製造業③民需計④官公需の金額に不連続が発生している。なお、 括弧の比率は前年の実績を新分類に再集計して計算している。 (表2) 産業機械 機種別受注状況 ①ボイラ・原動機 金額 前年比 ③化学機械 ②鉱山機械 金額 (冷凍機械を含む) 前年比 金額 前年比 ③-1 内 化学機械 金額 前年比 (一般社団法人 日本産業機械工業会調) (金額単位:百万円 比率:%) ④タンク 金額 ⑤プラスチック加工機械 前年比 金額 前年比 ⑥ポンプ 金額 前年比 平成25年度 1,490,041 112.4 20,999 90.6 1,271,667 93.1 888,732 88.8 99,283 358.1 181,716 109.2 335,427 100.6 26年度 1,808,803 121.4 22,597 107.6 2,097,399 164.9 1,737,117 195.5 29,958 30.2 193,808 106.7 336,423 100.3 27年度 1,822,454 100.8 25,120 111.2 1,515,795 72.3 1,119,266 64.4 37,166 124.1 201,024 103.7 362,610 107.8 平成25年 1,428,416 107.6 19,076 81.7 1,409,687 71.9 1,030,503 64.8 41,305 153.2 177,243 101.7 337,085 103.6 26年 1,562,247 109.4 21,787 114.2 2,043,526 145.0 1,691,306 164.1 79,973 193.6 187,182 105.6 331,029 98.2 27年 1,776,585 113.7 27,218 124.9 1,403,741 68.7 1,007,848 59.6 46,658 58.3 206,336 110.2 368,714 111.4 平成27年1~3月 775,179 146.6 6,971 113.1 504,057 112.0 406,481 112.7 14,743 22.8 56,002 113.4 93,713 106.1 4~6月 329,598 119.3 10,807 192.3 251,868 55.5 160,094 43.8 26,211 435.8 50,375 114.3 76,519 111.3 7~9月 280,793 65.8 5,450 112.0 399,831 45.7 286,200 36.3 2,991 57.1 49,206 105.0 101,442 120.5 108.0 10~12月 391,015 118.2 3,990 77.6 247,985 93.9 155,073 87.8 2,713 68.4 50,753 108.3 97,040 平成28年1~3月 821,048 105.9 4,873 69.9 616,111 122.2 517,899 127.4 5,251 35.6 50,690 90.5 87,609 93.5 H28.1~4累計 893,590 107.0 6,277 45.5 667,142 120.0 546,182 125.6 6,358 33.3 65,558 93.8 110,198 95.7 平成28年2月 171,474 133.8 1,396 50.0 108,236 155.1 78,519 195.8 1,705 89.1 19,983 116.6 23,020 81.4 3月 465,586 85.1 2,394 89.9 421,685 243.9 379,481 287.9 3,162 30.3 15,987 103.2 39,352 103.2 4月 72,542 120.6 1,404 20.6 51,031 98.4 28,283 99.8 1,107 25.5 14,868 107.2 22,589 105.4 会社数 18社 10社 ⑦圧縮機 金額 39社 ⑧送風機 前年比 金額 37社 ⑨運搬機械 前年比 金額 5社 ⑩変速機 前年比 金額 11社 ⑪金属加工機械 前年比 金額 前年比 19社 ⑫その他機械 金額 ⑬合計 前年比 金額 前年比 平成25年度 283,510 117.0 24,028 92.3 289,804 85.3 46,035 105.1 141,883 85.7 590,951 110.5 4,775,344 104.0 26年度 266,975 94.2 27,945 116.3 354,728 122.4 49,745 108.1 162,018 114.2 724,792 122.6 6,075,191 127.2 27年度 243,741 91.3 30,328 108.5 349,953 98.7 50,095 100.7 138,069 85.2 681,313 94.0 5,457,668 89.8 平成25年 270,381 105.7 26,110 110.8 308,640 88.4 45,154 99.5 142,674 80.9 568,569 103.3 4,774,240 91.1 26年 274,389 101.5 27,822 106.6 315,481 102.2 48,161 106.7 131,378 92.1 674,611 118.7 5,697,586 119.3 27年 261,971 95.5 29,420 105.7 377,051 119.5 51,974 107.9 177,457 135.1 691,848 102.6 5,418,973 95.1 平成27年1~3月 76,320 91.1 7,077 101.8 115,095 151.7 13,287 113.5 63,390 193.6 233,760 127.3 1,959,594 123.9 4~6月 60,506 95.8 5,747 103.7 85,979 109.1 13,127 111.7 44,037 188.0 162,387 75.9 1,117,161 89.3 7~9月 67,964 106.9 7,961 132.9 90,763 126.2 12,846 112.2 38,535 132.2 172,349 111.6 1,230,131 69.1 10~12月 57,181 89.5 8,635 92.5 85,214 95.9 12,714 95.9 31,495 68.4 123,352 100.7 1,112,087 102.5 平成28年1~3月 58,090 76.1 7,985 112.8 87,997 76.5 11,408 85.9 24,002 37.9 223,225 95.5 1,998,289 102.0 H28.1~4累計 75,146 80.1 9,497 107.8 115,793 83.5 15,264 88.4 30,524 42.7 284,297 104.3 2,279,644 103.1 平成28年2月 19,020 85.9 3,207 175.3 25,822 77.4 4,116 95.0 6,564 64.2 72,839 122.6 457,382 120.6 3月 25,394 79.0 2,805 78.2 47,594 73.9 3,771 80.2 9,716 73.5 115,018 93.2 1,152,464 112.1 4月 17,056 97.7 1,512 87.2 27,796 118.1 3,856 96.8 6,522 81.1 61,072 157.8 281,355 111.7 会社数 17社 9社 23社 5社 13社 38社 207社 【注】⑫その他機械には、業務用洗濯機、メカニカルシール、ごみ処理装置等が含まれているが、そのうち業務用洗濯機とメカニカルシールの受注金額は次の通りである。 業務用洗濯機:1,041百万円 メカニカルシール:2,151百万円 36 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P035-041_統計資料1-受注状況.indd 36 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 (表3) 平成28年4月 需要部門別機種別受注額 (一般社団法人 日本産業機械工業会調) (単位 : 100万円) ※平成23年4月より需要者分類を改訂しました。 機種別 需要者別 冷凍機械 プラスチック 加工機械 タンク ポンプ 圧縮機 送風機 運搬機械 金属加工 機 械 変速機 その他 合 計 製 民 品 工 業 438 0 727 168 10 3 71 241 5 1,014 58 0 508 3,243 維 工 業 121 0 27 67 0 201 25 48 5 26 12 0 234 766 紙・ パ ル プ 工 業 276 0 167 63 0 15 70 22 11 55 50 0 64 793 化 業 871 36 3,236 379 15 974 314 774 40 453 260 29 618 7,999 石油・石炭製品工業 4,598 学 工 業 336 0 2,306 253 1,078 60 83 383 2 32 22 0 43 石 75 361 241 74 0 1 9 16 1 17 48 93 30 966 業 894 7 782 128 0 0 352 460 180 2,508 250 2,570 844 8,975 土 鋼 造 非 鉄 金 属 1,142 0 93 127 0 0 10 20 5 261 11 22 18 1,709 金 属 製 品 24 0 113 66 0 0 5 39 0 92 108 643 146 1,236 はん用・生産用機械 93 37 130 1,686 0 93 193 3,053 29 971 240 387 791 7,703 械 0 0 868 1,418 0 55 16 6 1 4 0 0 245 2,613 械 926 0 1,063 1,279 0 332 23 62 14 129 61 20 127 4,036 情 報 通 信 機 械 12 0 42 149 0 25 377 2 0 163 152 30 973 1,925 業 務 間 電 用 気 自 動 機 機 車 業 業 42 0 157 443 0 1,074 13 171 106 1,318 208 1,215 1,331 6,078 業 1,122 0 329 91 0 0 13 243 1 482 52 42 85 2,460 その他輸送機械工業 22 0 0 1 0 9 30 5 2 8 34 1 581 693 そ の 他 製 造 業 610 134 2,124 0 0 4,907 317 100 10 221 779 125 2,279 11,606 造 工 船 需 非 製 製 造 業 計 7,004 575 12,405 6,392 1,103 7,749 1,921 5,645 412 7,754 2,345 5,177 8,917 67,399 農 林 漁 業 42 0 3 74 0 0 1 44 3 57 7 0 22 253 鉱業・採石業・砂利採取業 48 480 120 0 0 0 8 13 0 31 3 1 6 710 建 設 業 32 164 47 57 0 0 63 409 3 82 29 14 826 1,726 電 力 業 33,266 0 2,510 ▲2 0 0 1,066 171 177 1,701 69 0 5,282 44,240 運 輸 業・ 郵 便 業 40 0 138 211 0 0 23 29 12 926 160 3 109 1,651 業 291 0 0 22 0 0 0 0 0 28 0 0 1 342 卸 売 業・小 売 業 17 0 88 520 0 0 1,246 189 53 3,735 0 22 689 6,559 金 融 業・保 険 業 通 信 造 要 807 0 0 64 0 0 12 27 ▲1 235 0 0 0 1,144 業 0 0 ▲ 101 3 0 0 ▲ 15 6 0 11 15 0 1 ▲ 80 情 報 サ - ビ ス 業 51 0 22 67 0 0 0 0 3 0 1 0 3 147 業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 そ の 他 非 製 造 業 15,606 0 1,414 492 0 3 2,719 316 130 1,398 47 65 2,324 24,514 非 50,200 644 4,241 1,508 0 3 5,123 1,204 380 8,204 331 105 9,263 81,206 57,204 1,219 16,646 7,900 1,103 7,752 7,044 6,849 792 15,958 2,676 5,282 18,180 148,605 不 動 業 リ 間 産 ー 製 需 ス 造 要 業 合 計 計 官 運 輸 業 0 0 0 0 0 0 99 0 261 10 0 0 0 370 防 衛 省 647 0 ▲ 36 93 0 0 0 0 0 3 0 0 282 989 公 国 家 公 務 165 0 103 0 0 0 1,803 12 7 1 56 1 12 2,160 地 方 公 務 650 0 4,107 127 11 1 2,366 77 7 644 0 4 24,150 32,144 需 そ の 他 官 公 需 官 公 外 代 受 化学機械 繊 鉄 海 鉱山機械 食 窯 民 ボイラ・ 原動機 需 需 理 注 額 合 計 522 0 1,233 128 0 0 627 61 1 870 278 1 836 4,557 1,984 0 5,407 348 11 1 4,895 150 276 1,528 334 6 25,280 40,220 70,818 要 13,174 104 4,989 6,004 ▲7 6,843 5,353 6,483 56 8,985 670 1,005 17,159 店 180 81 1,241 8,496 0 272 5,297 3,574 388 1,325 176 229 453 21,712 計 72,542 1,404 28,283 22,748 1,107 14,868 22,589 17,056 1,512 27,796 3,856 6,522 61,072 281,355 産業機械 2016.7 P035-041_統計資料1-受注状況.indd 37 37 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 産業機械輸出契約状況(平成28年4月) 企画調査部 1.概 要 ④プラスチック加工機械 4月の主要約70社の輸出契約高は、631億6,500万 北アメリカの減少により、前年同月比78.4%とな 円、前年同月比105.1%となった。 った。 4月、プラント案件はなかった。 ⑤風水力機械 単体は631億6,500万円、前年同月比119.2%とな アジアの増加により、前年同月比115.0%となった。 った。 ⑥運搬機械 地域別構成比は、アジア72.2%、北アメリカ12.4%、 アジアの増加により、前年同月比177.5%となった。 ヨーロッパ7.4%、オセアニア2.7%、中東2.7%、南ア ⑦変速機 メリカ1.2%となっている。 ヨーロッパが増加したものの北アメリカの減少によ り、前年同月比99.7%となった。 2.機種別の動向 ⑧金属加工機械 ⑴ 単体機械 アジアの減少により、前年同月比20.9%となった。 ①ボイラ・原動機 ⑨冷凍機械 ア ジ ア、 オ セ ア ニ ア の 増 加 に よ り、 前 年 同 月 比 ア ジ ア、 ヨ ー ロ ッ パ の 増 加 に よ り、 前 年 同 月 比 113.8%となった。 125.2%となった。 ②鉱山機械 ⑵ プラント アジアの減少により、前年同月比19.6%となった。 4月、プラント案件はなかった。 ③化学機械 アジア、ヨーロッパ、北アメリカの減少により、前 年同月比58.9%となった。 (表1) 平成28年4月 産業機械輸出契約状況 機種別受注状況 (一般社団法人 日本産業機械工業会調) (金額単位:百万円) 単 体 機 械 ①ボイラ・原動機 金額 38 前年比 ②鉱山機械 金額 ③化学機械 前年比 金額 ④プラスチック加工機械 前年比 金額 前年比 ⑤風水力機械 金額 前年比 ⑥運搬機械 金額 前年比 ⑦変速機 金額 前年比 ⑧金属加工機械 金額 前年比 平成25年度 405,562 98.7 4,128 45.0 293,374 118.1 99,978 118.1 211,792 120.8 70,937 63.4 6,851 95.4 64,205 120.1 26年度 419,940 103.5 3,906 94.6 197,635 67.4 99,236 99.3 177,879 84.0 88,201 124.3 7,432 108.5 52,759 82.2 27年度 339,756 80.9 1,486 38.0 353,700 179.0 95,602 96.3 168,730 94.9 75,878 86.0 7,780 104.7 34,933 66.2 平成25年 461,854 104.8 2,907 30.2 273,868 173.0 95,021 101.5 209,943 119.0 88,211 81.0 6,798 81.9 57,345 82.0 26年 352,600 76.3 4,052 139.4 203,384 74.3 97,092 102.2 180,831 86.1 70,934 80.4 6,819 100.3 47,998 83.7 27年 391,069 110.9 2,725 67.3 333,267 163.9 102,797 105.9 193,184 106.8 93,335 131.6 8,148 119.5 45,790 95.4 平成27年1~3月 140,080 192.6 1,596 91.6 131,175 95.8 29,895 107.7 59,484 95.3 35,539 194.5 2,272 136.9 17,936 136.1 4~6月 76,335 78.1 553 45.6 29,003 83.2 25,640 118.3 42,820 109.3 17,568 99.6 2,090 120.3 8,585 132.1 7~9月 51,321 98.2 278 37.7 142,224 ー 21,281 89.3 54,334 142.2 19,578 116.6 2,087 120.2 12,037 119.1 10~12月 123,333 95.0 298 83.0 30,865 97.6 25,981 108.9 36,546 89.1 20,650 113.2 1,699 100.7 7,232 39.7 平成28年1~3月 88,767 63.4 357 22.4 151,608 115.6 22,700 75.9 35,030 58.9 18,082 50.9 1,904 83.8 7,079 39.5 H28.1~4累計 100,720 66.9 387 22.1 155,185 113.1 28,239 76.4 45,066 66.1 26,301 65.5 2,574 87.4 7,549 37.4 平成27年11月 16,049 28.3 126 42.3 12,629 388.9 6,985 101.8 10,289 75.1 9,766 195.8 555 102.2 3,398 86.1 12月 57,979 170.4 73 228.1 12,971 54.5 11,320 111.2 13,021 72.9 5,773 61.1 566 105.4 2,526 82.0 平成28年1月 14,096 43.1 12 3.0 18,763 16.6 7,260 51.4 8,906 65.8 2,642 77.5 650 98.2 1,910 24.3 2月 5,036 15.8 143 81.7 4,840 79.3 11,114 121.7 10,841 65.8 9,272 76.7 594 90.3 2,166 47.0 3月 69,635 92.3 202 19.7 128,005 1,066.4 4,326 65.3 15,283 51.9 6,168 30.8 660 69.3 3,003 54.8 4月 11,953 113.8 30 19.6 5,539 78.4 10,036 115.0 8,219 177.5 670 99.7 470 20.9 3,577 58.9 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P035-041_統計資料1-受注状況.indd 38 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 単 体 機 械 ⑨冷凍機械 金額 ⑩その他 前年比 金額 ⑫プラント ⑪単体合計 前年比 金額 前年比 平成25年度 56,655 86.5 122,435 127.8 1,335,917 26年度 56,264 99.3 133,693 109.2 1,236,945 105.8 金額 統計資料 ⑬総 計 前年比 金額 前年比 333,494 73.7 1,669,411 97.4 92.6 1,210,208 362.9 2,447,153 146.6 27年度 69,744 124.0 166,384 124.5 1,313,993 106.2 395,946 32.7 1,709,939 69.9 平成25年 56,529 84.9 111,593 117.5 1,364,069 111.2 436,343 39.9 1,800,412 77.6 26年 58,193 102.9 137,163 122.9 1,159,066 85.0 1,231,059 282.1 2,390,125 132.8 27年 67,582 116.1 173,773 126.7 1,411,670 121.8 376,640 30.6 1,788,310 74.8 平成27年1~3月 15,648 89.0 37,700 91.6 471,325 119.8 173,878 89.3 645,203 109.7 4~6月 12,494 79.6 52,089 176.7 267,177 100.6 103,045 39.7 370,222 70.5 7~9月 21,805 169.1 35,794 112.6 360,739 191.5 67,387 9.3 428,126 46.8 10~12月 17,635 146.6 48,190 138.8 312,429 100.3 32,330 64.0 344,759 95.2 平成28年1~3月 17,810 113.8 30,311 80.4 373,648 79.3 193,184 111.1 566,832 87.9 H28.1~4累計 23,784 116.5 47,008 102.5 436,813 83.3 193,184 106.7 629,997 89.3 平成27年11月 6,080 188.5 10,724 96.1 76,601 73.2 16,624 135.4 93,225 79.8 12月 6,797 152.9 15,076 92.0 126,102 105.3 15,706 41.1 141,808 89.7 平成28年1月 6,131 110.5 9,455 99.0 69,825 34.8 4,899 4.1 74,724 23.3 2月 5,454 111.6 9,642 84.4 59,102 60.6 10,120 58.9 69,222 60.3 3月 6,225 119.4 11,214 67.1 244,721 141.5 178,165 480.6 422,886 201.4 4月 5,974 125.2 16,697 204.9 63,165 119.2 0 ー 63,165 105.1 (表2) 平成28年4月 産業機械輸出契約状況 機種別・世界州別受注状況 (一般社団法人 日本産業機械工業会調) (金額単位:百万円) ( 単 体 機 械) ア ジ ①ボイラ・原動機 件数 金額 ②鉱 山 機 械 前年同月比 件数 金額 ③化 学 機 械 前年同月比 件数 金額 ④プラスチック加工機械 前年同月比 件数 金額 ⑤風 水 力 機 械 前年同月比 件数 金額 前年同月比 ア 18 6,580 238.7% 11 12 9.4% 97 2,799 86.7% 50 3,526 105.3% 1,088 7,866 東 1 377 204.9% 0 0 ー 8 92 39.5% 3 12 14.5% 171 932 82.6% ヨーロッパ 3 ▲ 16 ー 2 3 ー 6 457 27.5% 16 447 152.6% 112 375 121.8% 北アメリカ 7 3,720 77.1% 0 0 ー 7 161 22.2% 56 1,285 43.8% 254 388 35.0% 南アメリカ 1 110 54.5% 1 1 20.0% 3 59 268.2% 2 151 62.1% 37 246 59.9% ア フ リ カ 1 25 156.3% 2 5 250.0% 3 6 600.0% 2 15 71.4% 20 136 230.5% オセアニア 12 4 9 450.0% 1 2 ー 1 4 40.0% 10 34 850.0% ロシア・東欧 1 23 2.1% 0 0 ー 2 1 0.5% 6 99 73.9% 9 59 7.5% 44 11,953 113.8% 20 30 19.6% 127 3,577 58.9% 136 5,539 78.4% 1,701 10,036 115.0% 中 合 計 ( 単 体 機 械) ア ジ 1,134 12,600.0% ⑥運 搬 機 械 件数 金額 ⑦変速機 前年同月比 件数 金額 ⑧金属加工機械 前年同月比 件数 金額 ⑨冷 凍 機 械 前年同月比 件数 金額 159.8% ⑩そ の 他 前年同月比 件数 金額 前年同月比 ア 52 7,304 185.5% 26 394 100.3% 52 244 12.2% 4 2,188 137.0% 174 14,983 東 0 0 ー 0 0 ー 0 0 ー 1 316 129.0% 6 ▲3 ー ヨーロッパ 25 75 22.9% 9 130 151.2% 5 164 16,400.0% 5 2,394 122.5% 105 675 54.6% 北アメリカ 9 840 297.9% 8 118 75.2% 30 46 20.0% 2 324 82.0% 106 954 142.4% 南アメリカ 0 0 ー 2 23 104.5% 1 16 106.7% 1 83 129.7% 4 85 70.8% ア フ リ カ 0 0 ー 0 0 ー 0 0 ー 1 131 129.7% 0 0 ー オセアニア 0 0 ー 1 5 35.7% 0 0 ー 1 538 129.6% 1 3 150.0% 中 ロシア・東欧 合 計 0 0 ー 0 0 ー 0 0 ー 0 0 ー 0 0 ー 86 8,219 177.5% 46 670 99.7% 88 470 20.9% 15 5,974 125.2% 396 16,697 204.9% ⑪単 体 合 計 件数 ア ジ 中 ア 1,572 金額 ⑫プ ラ ン ト 前年同月比 件数 金額 ⑬総 計 前年同月比 件数 金額 前年同月比 構成比 45,896 163.0% 0 0 ー 1,572 45,896 130.1% 72.7% 2.7% 東 190 1,726 91.2% 0 0 ー 190 1,726 91.2% ヨーロッパ 288 4,704 64.6% 0 0 ー 288 4,704 64.6% 7.4% 北アメリカ 479 7,836 69.2% 0 0 ー 479 7,836 69.2% 12.4% 南アメリカ 52 774 66.7% 0 0 ー 52 774 66.7% 1.2% ア フ リ カ 29 318 148.6% 0 0 ー 29 318 148.6% 0.5% オセアニア 31 1,729 364.0% 0 0 ー 31 1,729 364.0% 2.7% ロシア・東欧 18 182 7.4% 0 0 ー 18 182 7.4% 0.3% 2,659 63,165 119.2% 0 0 ー 2,659 63,165 105.1% 100.0% 合 計 255.9% 産業機械 2016.7 P035-041_統計資料1-受注状況.indd 39 39 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 環境装置受注状況(平成28年4月) 企画調査部 2.装置別の動向(前年同月との比較) 4月の受注高は、421億5,500万円で、前年同月比 ①大気汚染防止装置 170.1%となった。 海外向け排煙脱硝装置の減少により、89.9%とな 1.需要部門別の動向(前年同月との比較) った。 ①製造業 ②水質汚濁防止装置 化学向け汚泥処理装置、鉄鋼向け事業系廃棄物処理 官公需向け下水汚水処理装置、し尿処理装置の増加 装置、機械向け大気汚染防止装置関連機器の増加によ により、147.4%となった。 り、134.1%となった。 ③ごみ処理装置 ②非製造業 官公需向け都市ごみ処理装置、電力向け事業系廃棄 電力向け排煙脱硝装置、事業系廃棄物処理装置の増 物処理装置の増加により、200.4%となった。 加により、574.5%となった。 ④騒音振動防止装置 ③官公需 その他製造業向け騒音防止装置、振動防止装置の減 都市ごみ処理装置の増加により、163.8%となった。 少により、85.7%となった。 ④外需 排煙脱硝装置、大気汚染防止装置関連機器の減少に より、36.5%となった。 (表1) 環境装置の需要部門別受注状況 (一般社団法人 日本産業機械工業会調) (金額単位:百万円 比率:%) ①製造業 ②非製造業 ③民需計 ④官公需 ⑤内需計 ⑥外需 ⑦合計 (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) 40 平成25年度 46,231 86.7 40,943 146.0 87,174 107.1 412,955 110.9 500,129 110.3 15,475 43.1 515,604 105.3 26年度 55,062 119.1 48,826 119.3 103,888 119.2 506,221 122.6 610,109 122.0 39,189 253.2 649,298 125.9 27年度 75,571 137.2 66,023 135.2 141,594 136.3 435,429 86.0 577,023 94.6 35,088 89.5 612,111 94.3 平成25年 48,924 91.3 32,559 91.9 81,483 91.6 412,746 112.5 494,229 108.4 29,583 63.8 523,812 104.3 26年 49,881 102.0 33,080 101.6 82,961 101.8 474,586 115.0 557,547 112.8 26,579 89.8 584,126 111.5 27年 61,197 122.7 61,329 185.4 122,526 147.7 404,751 85.3 527,277 94.6 44,428 167.2 571,705 97.9 平成27年1~3月 17,407 142.4 31,779 198.2 49,186 174.1 145,067 127.9 194,253 137.1 14,923 645.2 209,176 145.3 4~6月 13,530 122.0 10,862 183.9 24,392 143.5 85,767 55.7 110,159 64.4 13,082 101.5 123,241 67.0 7~9月 13,675 87.3 7,856 154.6 21,531 103.8 117,007 98.4 138,538 99.2 7,534 240.5 146,072 102.3 10~12月 16,585 152.2 10,832 178.7 27,417 161.7 56,910 64.5 84,327 80.2 8,889 107.9 93,216 82.2 平成28年1~3月 31,781 182.6 36,473 114.8 68,254 138.8 175,745 121.1 243,999 125.6 5,583 37.4 249,582 119.3 H28.1~4累計 36,261 174.8 44,809 134.8 81,070 150.2 204,106 125.7 285,176 131.8 6,561 37.3 291,737 124.7 平成28年2月 3,714 75.6 20,081 502.4 23,795 267.1 76,348 203.8 100,143 215.9 837 34.5 100,980 206.9 3月 10,612 104.4 12,122 46.7 22,734 62.9 85,213 109.8 107,947 94.9 3,819 204.6 111,766 96.7 4月 4,480 134.1 8,336 574.5 12,816 267.4 28,361 163.8 41,177 186.3 978 36.5 42,155 170.1 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P035-041_統計資料1-受注状況.indd 40 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 (表2) 環境装置の装置別受注状況 (一般社団法人 日本産業機械工業会調) (金額単位:百万円 比率:%) ①大気汚染防止装置 (金額) ②水質汚濁防止装置 (前年比) (金額) ③ごみ処理装置 (前年比) (金額) ④騒音振動防止装置 (前年比) (金額) ⑤合計 (前年比) (金額) (前年比) 平成25年度 42,575 81.5 178,749 99.0 291,890 114.6 2,390 127.1 515,604 105.3 26年度 57,424 134.9 197,413 110.4 392,728 134.5 1,733 72.5 649,298 125.9 27年度 85,874 149.5 181,930 92.2 342,866 87.3 1,441 83.2 612,111 94.3 平成25年 47,281 93.6 196,223 102.3 278,261 107.9 2,047 104.1 523,812 104.3 111.5 26年 41,737 88.3 191,533 97.6 348,723 125.3 2,133 104.2 584,126 27年 61,487 147.3 162,207 84.7 346,506 99.4 1,505 70.6 571,705 97.9 平成27年1~3月 29,244 215.7 43,601 115.6 135,915 147.9 416 51.0 209,176 145.3 4~6月 13,142 77.5 28,135 80.1 81,789 62.2 175 42.7 123,241 67.0 7~9月 11,039 192.9 44,309 75.6 90,346 116.0 378 77.9 146,072 102.3 10~12月 8,062 146.5 46,162 76.9 38,456 81.1 536 127.0 93,216 82.2 平成28年1~3月 53,631 183.4 63,324 145.2 132,275 97.3 352 84.6 249,582 119.3 H28.1~4累計 57,226 172.1 71,717 145.5 162,388 107.6 406 84.8 291,737 124.7 平成28年2月 19,978 984.6 34,608 367.2 46,270 124.3 124 103.3 100,980 206.9 3月 14,851 56.2 20,983 139.6 75,821 102.6 111 58.4 111,766 96.7 4月 3,595 89.9 8,393 147.4 30,113 200.4 54 85.7 42,155 170.1 (表3) 平成28年4月 環境装置需要部門別受注額 (一般社団法人 日本産業機械工業会調) (単位:100万円) 需要部門 民 間 造 業 製 機種 集 食品 じ 官 公 需 非 製 造 業 石油 化学 化学 窯業 鉄鋼 非鉄 金属 機械 その他 小計 電力 鉱業 その他 小計 地方 その他 自治体 計 要 外需 小計 合計 大気汚染防止装置 置 9 1 9 1 13 36 88 137 29 94 67 484 0 0 39 39 523 7 1 8 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 排 煙 脱 硫 装 置 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 0 4 4 0 0 0 34 38 排 煙 脱 硝 装 置 0 0 0 0 13 2 0 0 0 7 0 22 2,003 0 0 2,003 2,025 0 0 0 419 2,444 排ガス処理装置 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 0 0 2 2 5 47 0 47 0 52 関 器 0 0 0 0 0 0 0 0 0 483 33 516 0 0 0 0 516 5 6 11 0 527 9 1 9 1 26 38 88 137 29 584 103 1,025 2,007 0 41 2,048 3,073 59 7 66 456 3,595 産業廃水処理装置 318 1 62 37 4 136 27 258 11 732 562 2,148 158 3 42 203 2,351 62 2 64 568 2,983 下水汚水処理装置 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 2 1,574 847 2,421 0 2,423 し 尿 処 理 装 置 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1,849 0 1,849 0 1,849 汚 泥 処 理 装 置 0 2 0 0 0 363 0 0 0 0 2 367 0 0 0 0 367 209 246 455 0 822 小 装 パルプ 石油 ・紙 石炭 要 重・ 軽 油 脱 硫 装 置 連 ん 繊維 需 機 計 水質汚濁防止装置 海洋汚染防止装置 関 連 小 機 器 計 534 ごみ処理装置 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 1 15 1 0 0 0 12 0 0 0 2 3 33 0 0 19 19 52 1 2 3 260 315 567 2,548 158 3 63 224 2,772 3,696 1,097 4,793 828 8,393 0 0 858 858 847 4,879 0 327 5,206 333 4 62 37 4 511 27 258 11 734 都市ごみ処理装置 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 事業系廃棄物処理装置 1 0 0 0 0 0 0 771 0 32 43 関 0 0 5 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 5 0 0 1 0 771 0 32 43 騒 音 防 止 装 置 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 54 54 0 0 0 0 54 0 0 0 0 54 振 動 防 止 装 置 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 関 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 54 54 0 0 0 0 54 0 0 0 0 54 合 計 343 5 76 38 30 550 連 小 器 計 騒音振動防止装置 連 小 機 機 器 115 1,166 40 1,350 0 6 0 853 4,879 767 4,480 7,044 0 0 0 0 1,185 6,064 858 22,649 6,053 0 6 76 6,917 22,725 777 23,426 ▲ 308 23,976 0 0 2 6,055 0 76 0 82 777 23,502 ▲ 306 30,113 3 1,289 8,336 12,816 26,480 1,881 28,361 978 42,155 産業機械 2016.7 P035-041_統計資料1-受注状況.indd 41 41 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 産業機械機種別生産実績(平成28年4月) (指定統計第11号) 付月間出荷在庫高(経済産業省 大臣官房調査統計グループ 鉱工業動態統計室調) 生産 製品名 数量 (台) 容量 金額(百万円) ボイラ及び原動機(自動車用、二輪自動車用、鉄道車両用及び航空機用のものを除く) 79,725 ボイラ 4,388 一般用ボイラ 809 2,872t/h 2,572 水管ボイラ 766 2,828t/h 2,212 2t/h未満 629 261t/h 473 2t/h以上35t/h未満 134 321t/h 456 2 126t/h 583 35t/h以上490t/h未満 490t/h以上 1 2,120t/h 700 その他の一般用ボイラ(煙管ボイラ、鋳鉄製ボイラ、丸ボイラ等) 43 44t/h 360 舶用ボイラ 19 159t/h 190 ボイラの部品・付属品(自己消費を除く) … … タービン 1,626 10,774 蒸気タービン 9,563 一般用蒸気タービン 15 1,372千kW 3,693 舶用蒸気タービン 53 110千kW 1,116 蒸気タービンの部品・付属品(自己消費を除く) … … 4,754 ガスタービン 内燃機関 9 27 1,211 305,702 7,559千PS 64,563 生産 製品名 数量 (台) 重量 (t) 金額(百万円) 土木建設機械、鉱山機械及び破砕機 鉱山機械(せん孔機、さく岩機) 1,335 1,549 15 154 破砕機 製品名 生産 数量(台) 化学機械及び貯蔵槽 化学機械 8,643 金額 (百万円) 15,194 混合機、かくはん機及び粉砕機 7,788 ろ過機器 86 214 分離機器 571 498 2,202 塔槽機器 2,375 753 1,620 乾燥機器 422 1,025 とう(套)管式熱交換器 107 405 その他の熱交換器 315 619 熱交換器 生産 数量 (台) 重量 (t) 金額(百万円) 16,020 4,165 集じん機器 42 重量 (t) 製品名 719 反応用機器 1,808 貯蔵槽 501 固定式 1,307 その他の貯蔵槽 221 718 3,617 52 3,938 3,975 104 281 313 334 363 940 67 854 827 60 635 637 7 220 190 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P042-046_統計資料2-生産実績.indd 42 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 書籍・報告書情報 統計資料 生産 製品名 数量 (台) 重量 (t) 製紙機械・プラスチック加工機械 金額(百万円) 10,342 製紙機械 13,709 ー ー ー プラスチック加工機械 1,172 10,342 13,709 射出成形機(手動式を除く) 1,027 9,682 10,849 313 782 1,696 型締力100t未満 〃 100t以上200t未満 412 2,396 3,279 〃 200t以上500t未満 247 3,817 3,360 〃 500t以上 55 2,687 2,514 押出成形機(本体) 21 120 1,074 押出成形付属装置 77 66 340 ブロウ成形機(中空成形機) 47 474 1,446 製品名 生産 数量(台) 販売 重量 (t) ポンプ、圧縮機及び送風機 ポンプ (手動式及び消防ポンプを除く) 金額 (百万円) 数量 (台) 月末在庫 重量 (t) 28,856 金額 (百万円) 数量 (台) 重量(t) 30,105 190,770 6,384 15,836 220,242 6,902 16,777 264,696 6,356 うず巻ポンプ(タービン形を含む) 38,655 4,001 7,540 37,757 3,955 7,538 49,242 2,416 単段式 30,081 2,425 3,694 29,511 2,384 3,662 43,412 1,668 多段式 8,574 1,576 3,846 8,246 1,571 3,875 5,830 748 軸・斜流ポンプ 15 160 485 14 178 521 7 34 回転ポンプ 22,959 321 737 21,992 308 748 9,251 211 耐しょく性ポンプ 67,520 382 3,071 71,776 397 3,231 41,370 152 水中ポンプ 36,296 961 1,678 60,035 1,488 2,367 129,381 3,185 汚水・土木用 33,833 867 1,358 58,080 1,399 2,051 124,919 2,943 2,463 94 320 1,955 89 316 4,462 242 25,325 558 2,325 28,668 575 2,371 35,445 358 5112 … 3,401 5,194 … 3,662 1,490 … 圧縮機 17,217 3,581 7,135 20,334 3,400 7,112 12,730 2,863 往復圧縮機 14,268 1,214 3,107 17,562 1,184 3,178 10,237 711 可搬形 13,311 410 608 16,614 407 662 10,048 306 その他の水中ポンプ(清水用を含む) その他のポンプ 真空ポンプ 定置形 957 804 2,499 948 777 2,516 189 405 回転圧縮機 2,928 2,271 3,412 2,751 2,120 3,317 2,493 2,153 可搬形 1,450 1,267 1,388 1,326 1,145 1,340 1,544 1,418 定置形 1,478 1,004 2,024 1,425 975 1,977 949 735 遠心・軸流圧縮機 送風機 (排風機を含み、電気ブロワを除く) 21 96 617 21 96 617 ー ー 22,425 1,571 2,484 21,646 1,523 2,555 14,711 1,039 回転送風機 7,129 371 932 7,063 344 841 1,403 353 遠心送風機 13,716 1,075 1,325 12,484 1,038 1,453 11,925 494 軸流送風機 1,580 125 226 2,099 141 261 1,383 192 産業機械 2016.7 P042-046_統計資料2-生産実績.indd 43 43 2016/07/12 10:34 行事報告 製品名 行事予定 書籍・報告書情報 生産 数量(台) 重量 (t) 運搬機械及び産業用ロボット 統計資料 生産 製品名 金額 (百万円) 数量 (台) 37,588 クレーン 天井走行クレーン 7,954 557 1,329 チェーンコンベヤ 2,221 1,548 2,158 ローラーコンベヤ 22,210 2,041 1,694 その他のコンベヤ 542 3,426 2,773 2,011 16,091 13,323 ベルトコンベヤ 296 1,363 1,142 1,699 橋形クレーン 50 2,473 1,221 車両搭載形クレーン 1,295 1,474 1,334 ローダ・アンローダ 1 8 19 92 1,800 38,065 チェーンブロック 7,572 5,796 6,511 1,906 舶用ウインチ 30,769 9,024 15 巻上機 コンベヤ 1,749 ジブクレーン (水平引込、塔型を含み、脚部の橋 形を除く) その他のクレーン エレベータ (自動車用エレベータを除く) エスカレータ 97 … 1,407 機械式駐車装置 188 … 1,039 1,096 自動立体倉庫装置 199 … 2,579 産業用ロボット 75 … 897 37,990 … 1,682 シーケンスロボット 307 … 1,134 プレイバックロボット 9,139 … 20,722 数値制御ロボット 2,804 … 15,560 124 … 387 … … 4,269 部品・付帯装置 生産 数量(台) 動力伝導装置 (自己消費を除く) 重量 (t) 32,622 固定比減速機 415,230 12,348 17,376 モータ付のもの 205,460 6,399 5,948 モータなしのもの 209,770 5,949 11,428 製品名 重量 (t) 液圧プレス(リベッティングマシンを含み プラスチック加工用のものを除く) 数値制御式(液圧プレス内数) 10,002 4,252千m 4,872 5,243 数量 (台) 月末在庫 重量 (t) 金額 (百万円) 数量(台) 重量(t) 168 23 178 143 … … … … … … … 25 … … … … … 3,107本 6,828 3,831 3,056本 6,704 3,798 500本 … 第二次金属加工機械 ベンディングマシン(矯正機を含む) 6,296 3,999 圧延機械 鉄鋼用ロール 金額 (百万円) 金額(百万円) 14,409 金属一次製品製造機械 圧延機械の部品(ロールを除く) スチールチェーン 重量(t) 13,076 販売 金属加工機械及び鋳造装置 圧延機械(本体又は一式のもの)及び 同付属装置(シャーはせん断機に含む) 数量 (千個) 歯車 (粉末や金製品を除く) 生産 数量(台) 生産 製品名 金額 (百万円) 23,515 4,775 42,072 知能ロボット 8,184 7,277 45 431 520 44 395 456 3 2 104 1,548 1,659 104 1,363 1,510 304 3,317 80 871 711 84 823 776 250 2,826 機械プレス 188 3,658 4,671 193 2,797 3,805 133 3,099 100t未満 161 1,707 2,583 171 1,974 2,854 123 1,813 24 809 933 21 776 909 7 144 3 1,142 1,155 1 47 42 3 1,142 100t以上500t未満 500t以上 44 金額(百万円) 79,660 運搬機械 製品名 重量(t) INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P042-046_統計資料2-生産実績.indd 44 2016/07/12 10:34 行事報告 製品名 行事予定 書籍・報告書情報 生産 数量(台) 統計資料 販売 重量 (t) 金額 (百万円) 数量 (台) 月末在庫 重量 (t) 金額 (百万円) 数量 (台) 重量(t) 金属加工機械及び鋳造装置つづき 数値制御式(機械プレス内数) 45 737 729 66 1,051 1,035 112 1,766 せん断機 7 56 64 7 … 64 1 … 鍛造機械 13 396 843 12 … 1,015 6 … 18 … 427 ー … ワイヤーフォーミングマシン 18 175 427 133 2,232 2,226 ダイカストマシン 52 940 1,087 … … … … … 鋳型機械 14 228 584 … … … … … 砂処理・製品処理機械及び装置 67 1,064 555 … … … … … 鋳造装置 製品名 生産 数量 (台) 冷凍機及び冷凍機応用製品 重量 (t) 販売 金額 (百万円) 数量 (台) 188,123 重量 (t) 月末在庫 金額 (百万円) 数量(台) 153,716 冷凍機 1,791,243 34,068 1,648,737 32,897 1,112,155 圧縮機(電動機付を含む) 1,784,401 27,642 1,640,963 27,207 1,102,922 424,688 9,573 234,728 4,095 744,784 1,359,713 18,069 1,406,235 23,112 358,138 24 706 22 685 15 229 1,562 212 1,422 24 6,589 4,158 7,540 3,583 9,194 冷凍機応用製品 1,837,865 150,679 1,560,705 117,655 2,729,876 エアコンディショナ 1,758,323 133,325 1,469,876 101,189 2,584,619 電気により圧縮機を駆動するもの 1,167,625 104,519 868,387 70,886 2,511,960 セパレート形 1,165,604 101,844 866,869 68,769 2,508,279 2,021 2,675 1,518 2,117 3,681 11,083 5,206 14,802 5,710 25,598 579,615 23,600 586,687 24,593 47,061 20,904 6,380 20,686 6,875 35,392 5,833 1,220 10,990 1,259 14,327 除湿機 40,478 1,323 44,454 1,215 79,404 製氷機 6,831 1,289 6,485 1,269 9,548 チリングユニット(ヒートポンプ式を含む) 1,190 3,137 843 2,767 1,257 冷凍・冷蔵ユニット 4,306 4,005 7,371 3,081 5,329 補器 8,730 2,556 8,431 2,410 7,722 625 820 593 754 656 一般冷凍空調用 乗用車エアコン用(トラック用を含む) 遠心式冷凍機 吸収式冷凍機(冷温水機を含む) コンデンシングユニット シングルパッケージ形(リモートコンデンサ形を含む) エンジンにより圧縮機を駆動するもの 輸送機械用 冷凍・冷蔵ショーケース フリーザ (業務用冷凍庫を含む) 冷凍・空調用冷却塔 産業機械 2016.7 P042-046_統計資料2-生産実績.indd 45 45 2016/07/12 10:34 行事報告 行事予定 製品名 書籍・報告書情報 統計資料 生産 数量 (台) 重量 (t) 自動販売機、自動改札機・自動入場機 及び業務用洗濯機 販売 金額 (百万円) 数量 (台) 7,161 重量 (t) 月末在庫 金額 (百万円) 数量(台) 6,666 自動販売機 23,053 6,138 18,419 5,728 40,377 飲料用自動販売機 22,067 5,563 17,371 5,053 38,844 たばこ自動販売機 33 8 52 20 383 切符自動販売機 112 77 112 77 8 その他の自動販売機 841 490 884 578 1,142 65 97 49 83 29 582 926 528 855 513 自動改札機・自動入場機 業務用洗濯機 製品名 生産 数量 (t) 金額 (百万円) 鉄構物及び架線金物 鉄構物 132,326 38,644 鉄骨 88,641 18,429 軽量鉄骨 15,245 3,738 橋りょう(陸橋・水路橋・海洋橋等) 20,528 10,730 鉄塔(送配電用・通信用・照明用・広告用等) 3,897 1,285 水門(水門巻上機を含む) 2,057 2,888 鋼管 (ベンディングロールで成型したものに限る) 1,958 1,574 架線金物 12,527 (千個) 3,669 この統計にある記号は、下記の区分によります。 —印:実績のないもの …印:不詳 末尾を四捨五入している為、積上げと合計が合わない場合があります。 46 INDUSTRIAL MACHINERY 2016.7 P042-046_統計資料2-生産実績.indd 46 2016/07/12 10:34 送信先 発信元 一般社団法人 日本産業機械工業会 編集広報部 行 FAX:03-3434-4767 貴社名: 所属・役職: 氏名: TEL: FAX: 「産業機械」をご購読いただき、誠にありがとうございます。定期購読の希望、送付先の変更・追加等が ございましたら、お手数ですが下記にご記入の上、ご返信下さいますようお願い申し上げます。 1 「産業機械」定期購読申し込みについて 新たに定期購読を希望される方は、下記に送付先をご記入の上、ご返信下さい。受け取り次第、請求書を送付い たします(購読料は前納制です。お支払は振込にてお願い申し上げます) 。 購読料 定価1部:756円 年間購読料:9,072円 ▶平成 年 月号から購読を希望します。 住 所 〒 貴 社 名 部課名・お役職 ご 氏 名 TEL・FAX 2 「産業機械」の送付先変更について 締切りの関係上、次号送付に間に合わない場合がございます。何卒ご了承ください。 旧送付先 3 新送付先 住 所 〒 住 所 〒 貴社名 貴社名 部課名・お役職 部課名・お役職 ご氏名 ご氏名 「産業機械」新規送付先について 貴部署の他にも送付のご希望がございましたら、ご記入ください。 (当会会員会社は購読料が会費に含まれておりますので、冊数が増えても購読料の請求はございません) 宛 先 〒 (部数 ) 産業機械 2016.7 P047_定期購読.indd 47 47 2016/07/12 10:34 記事募集のご案内 当誌では、会員企業の相互の理解をより深め、会員各社のご活躍の様子を広く読者に紹介するという趣旨の下、各種 トピックスを設けており、会員の皆様からのご寄稿を募集しております(掲載料無料) 。ぜひ貴社のPRの場としていただ けると幸いに存じます。ご寄稿に関するお問い合わせにつきましては下記までご連絡ください。 (お問い合わせ先) 一般社団法人 日本産業機械工業会 編集広報部 TEL:03-3434-6823 FAX:03-3434-4767 E-mail:[email protected] 編集後記 ■7月号は、平成27年度に当工業会が実施した研究事 業「風力発電関連機器産業に関する調査研究」について、 その概要を紹介させていただきました。風力発電関連機 器産業に関する調査研究委員会の皆様にはご多忙のとこ ろ当研究事業にご協力いただき、この場を借りて深く御 礼申し上げます。 ◎今月号の伝統工芸品は「小石原焼」 (こいしわらやき) です。 (歴史) 1682年、黒田藩3代藩主である光之公が、肥前伊万 里の陶工を招き、中国風の磁気を伝え、この頃すでに小 石原にあった高取焼と交流することにより、小石原焼は 形成されていきました。皿山を中心に、8戸の共同窯に より昭和初期まで大型かめ、壺、鉢、摺鉢、徳利などの 生活雑記を焼いていました。その後、民陶ブームの到来 (作り方) で生活の器へと転換し、その素朴な温かさで多くの人に 17世紀後半に確立した飛びかんな、化粧掛け、刷毛 親しまれ愛されています。 目などの加飾の技術を施し、素焼きを行わずに釉薬をか (特徴) け、焼き上げます。 小石原焼特有の技法は、飛びかんな、刷毛目、化粧掛 (作り手から一言) け、櫛目、指描、打ち掛け、流し掛けなどの装飾法に特 私たちの日常生活に親しみやすい、素朴で健康的な陶 徴があり、現在もこの技法で大壺、大皿、花器、食器な 器です。ぜひ使ってみてください。 どが作られています。 (主要製造地域) 福岡県/朝倉郡小石原村 (指定年月日) 昭和50年5月10日 産業機械 No.790 Jul 平成28年7月12日印刷 平成28年7月20日発行 2016年7月号 発行人/一般社団法人 日本産業機械工業会 田中 信介 ホームページアドレス http://www.jsim.or.jp 発行所・販売所/本部 (機械振興会館4階) 〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5番8号 TEL: (03)3434-6821 FAX: (03)3434-4767 販売所/関西支部 (堂ビル2階) 〒530-0047 大阪市北区西天満2丁目6番8号 TEL: (06)6363-2080 FAX: (06)6363-3086 編集協力/株式会社 ダイヤ・ピーアール TEL: (03)6716-5299 FAX: (03)6716-5929 株式会社 アズワン TEL: (03)3266-0081 FAX: (03)3266-5966 印刷所/株式会社 内外リッチ ■本誌は自然環境保護のため再生紙を使用しています。 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