7月号

学校だより
学校教育目標「自立性を育てる」
梅雨明けに
光さし込む
平成28年7月
広島市立己斐小学校
校 長 竹 川 智 子
ぼくの部屋
6年有田壮吾
じめじめした梅雨が明け、自分の部屋に光がさし込んでいる様子を
俳句にしています。前向きさやさわやかさが感じられる俳句です。すば
らしいです。「才能あり!」
上記の俳句は、6月24日、6年4組の国語「俳句に親しもう~夏の
俳句~」という研究授業で生まれました。
本校の校内研究は図書館教育です。図書館の三機能(読書・学習
・情報)を授業に取り入れ、「心と学びを育くむ」をテーマにしています。
6年の俳句の授業も正岡子規など有名な俳句集などで調べて多くの
俳句にふれています。
⑴学校の当面する課題の解決に資するとともに、教職員の資質向上に生きる校内研修となるよう留意する。
⑵学校経営の中核に校内研修を位置付け、計画的にその充実を図ることができるようにする。
⑶特色ある学校づくりの推進に資する校内研修となるような適切な研究主題・内容を設定する。
⑷学校の全教員が共同して研究を進め、取組の方向について共通認識を図り、教育活動の活性化を促す。
⑸教員がそれぞれに創意を生かして研究を深め、その成果を交流するための評価の時間を設定する。
⑹日々の実践に生きるよう、授業研究・実践研究を中心に研究が効果的に進められるようにする。
校内研究を進める上で、次のようなことを考えています。
各学年(療育学級も含む)ごとに代表の1学級が全体公開授業をし、全体で年間7回実施します。その時は
全教員が参加できるように他学級は下校とします。公開授業以外の学級は事前に同学年で検討した授業を
先行して行い、「計画~実施~評価~実施」を繰り返し、全体授業に臨みます。
残り、3週間で夏休みに入ります。教科書を終え、テストをして、さらに習熟を図ります。担任は児童に
力をつけようと必死でがんばっております。保護者の皆さんは、学習用具をぜひ整えるようご協力をお
願いします。忘れ物があるだけでなく、不要なものや華美な物を持ってきており、学習に支障になって
おります。筆箱は学びのガイドブックを参照してください。
*下敷きを何枚も持ってきている。あるいは下敷きがない。ノートに書く字、書く習慣は一生につながり
ます。*鉛筆を1時間目から削っている。筆箱を整えるのは宿題もいい加減にしている??
なお、連絡帳は記載もれがないか、担任は確認をしていますが、それでも記
入ミスはあるかもしれません。学年だよりを参考にしてください。特に、水泳時の
親のサイン、週一回の習字道具、家庭科音楽、月曜日の上靴等。
己斐小ホームページ閲覧数6月10日に20万件を突破しました。
教育実践「響の会」代表 角田明先生による「子育て講演会」 6月24日(金)17時~18時
角田講座は今年で3年目。茨城県土浦市にお住まいの角田先生で
すが、広島の校長先生からの要請で授業指導に来られました。本校も
要請をしている一校です。全学級の
授業参観をしていただき、指導を仰
ぐと共に、17時からは保護者向けの
講演会をしていただきました。夕方
からの開催としたため、60名ほどの
参加でしたが、アットホームな感じで
お話を聴くことができ、質問も積極的にされて、とてもよい会となりました。
【講演中での角田語録】
〇演題「子どもにかける大人の生きた言葉」かけるに漢字を使うとしたら・・・。何ですか?「賭ける」です。
〇自分を賭ける。親は(子どもに)越されるのが目標でしょ。(親は)絶対負けない。自信をもって接する。
〇親がはれものにさわるように接したのではいけない。
〇これからの子育ては、(子どもと親は)対峙する。後ろ姿で見て育つのではない。(親が)振り向かないと。
〇特に、中学生になったら、子どもの言うことに「根拠は?」と親が問えること。
〇小学校6年間をないがしろにすると、家は建たない。
〇人としての生き方を学ぶのが小学校6年間です。人の弱いところに土足で入る人にしない。
〇育てたように子は育つんです。
7月8日(金)
【聴講された方のお声です】
〇親は無我夢中…仕方がないのかな…と思いました。でも、き
再び角田先生が来校されます。
っとこれでいいんだと思いながら子育てをしていきたいと思い
4校時(11:40~)
ます。中学が不安ですが、自信をもって接したいです。
6年生対象道徳の授業「心の参観日」
〇自分の子供の接し方を考えさせられました。子どもの顔色を
保護者も一緒に聴講できます。
伺いながら話をする時があるので、きちんと対峙していけたら
体育館に直接お入りください。
と思います。
〇今日は、話を聞かせていただきありがとうございました。モヤモ
ヤしたことがあり、子どもが成長していくことについていけなかったのですが、話を聞いて、自分なりに子どもと
ぶつかっていこうと思いました。
〇日々の何気ない言葉を改めて考えさせられました。もう少し自信をもって子育てしたいと思いました。
〇角田先生ご自身のご家族のお話で、先生の考えておられる事が理解しやすかったです。むずかしそうなお
話なのかな…と構えて図書室に来ましたが、とても楽しい内容であっという間の1時間でした。
〇本当に大人として親としてためになるお話を楽しく伺うことができました。今の自分を反省することがありまし
た。先生のお話を胸にこれから、真剣に(命がけで)子育てしていこうと思います。
〇可能性をつぶさないことを大事にしてきたつもりですが、声のかけ方ひとつで子どものやる気も全く違う方向
にいってしまうので発する言葉をきちんと向き合って選んでいきたいと思います。
〇楽しいお話ありがとうございました。保育士をしているので、幼少期の対応で気をつけた方がいいこともぜひ
お聞きしたかったです。
〇子どもに期待して私自身、いろいろと子どもに声かけしたりしていますが、やはり親自身がまず自分の生きざ
まを子どもに見せる。自分自身、子ども共に全力で一日一日を取り組んでいきたいと思います。この年では
ありますが、分からないことにも真剣に取り組み「謙虚」「感謝」の気持ちを忘れず、剛く子育て、そして自分
もまわりの皆様から育ててもらいたいと本日の講演を拝聴して感じた次第です。ありがとうございました。
〇「命がけ」いうコトバにドキッとしました。最近、別の場所でも聞くことがあり、自分をふりかえったところでしたが、
家の中でもできていたいのですが…できていないです…賭けてみたいと思います。
〇小、中、高の教員をされていた角田先生ならではの子育て論、とても興味深く聞かせていただきました。小
学校の6年間がとても大事。小中の基礎がしっかりしていないと上に伸びていかない。人としての生き方相
手のつらさの分かる子どもを育てる大事さを思いました。
〇親の責任、人生を賭ける、真剣にと考えさせられることが多くありました。ありがとうございました。
〇中1を頭に小5、小1と3人の女の子(孫ですが)を育てていますが、ついつい怒ってしまい顔も厳しくなって
いることが多いので、先生のおっしゃられた笑顔でしかることが出来るよう努力してみようかなと思いました。
〇大人(親)のことば1つ1つが、子どもにはすごく影響していくことを再認識しました。“笑顔で…”のことばを忘
れず、日々子育てをしていこうと思いました。“ダメ!”と注意し、にらんできたら立派というお話も“なるほど”
と思い、我が子の成長とみていかないとと気づかされました。ありがとうございました。
〇自分の育て方に自信を持つのはとても難しいです。子どもに注意して反抗される度にこれで良いのか、自問
自答することが多く悩んでいましたが、反抗できることの良さも教えていただいた気がします。ブレない気持ち
を持って子どもに賭けていきたいと思います。今日は、ありがとうございました。
〇最近、子どもに対してきちんとした言葉をかけてあげられているか考えさせられました。学年が1つあがるとで
きることも増えて、言わなくていけないことも減ってきたりすることで、口ごたえや反抗的な言葉が返ってきた
りする時もあり、悩んだりもありましたが、それも成長だと聞けたり、貴重なお話をありがとうございました。
〇本気になることなんだと改めて感じました。
〇小学校が義務教育のなかで一番大切ということ、このときに先生と親と協力して本気になってやっていくこと
なんだと感じました。
〇勉強になりました。もっとお話を聞きたいと思いました。これから、子どもに真剣に対応できるよう意識して接
していこうと思います。本当にありがとうございます。またの機会を楽しみにしています。
〇角田先生のお話をきくことができ、たくさんのすばらしい言葉を聞くことができました。子育ての中、自分が迷
っていたこと、悩んでいたことがすーと解決というか、そうだったんだと、考えさせられました。子どもには「自
分が(親)が真剣に言葉をかけないと、子どもも真剣に返してこない」とてもぐさりと心にひびきました。今まで、
すぐ思ったこと何でも口に出し注意などしてきました。今回、本当にお話きける機会をいただいてよかったで
す。ありがとうございました。
〇「賭ける」という言葉が心に残りました。
〇戦後、生きた知識を身につけ、家族を育てた祖父母と自分の父母のことを思い出しました。
〇学校保健活動を通しての子どもたちとの関わりの中で、人の痛みや悲しみが分かる心を育もうと考えていま
す。今後もよろしくお願いします。
〇子どもともっと真剣に向き合っていきたいと思います。だめなことはだめ、いいことはいいとほめるをもっとメリ
ハリをつけて、子どもが成長するように教育していきたいです。
〇教師だから子どもに言えること、親だから言えることがある。言葉を発することは責任があるを実感しました。
〇教職ではなく教員でもなく、先生でもなく子どもに命を賭けられる人にならなければと思いました。”教師”とは
そういうものなのかなと実感しました。
【角田明先生による授業指導の一コマ】